生ゴミ処理機シリーズ
まず1枚:3機種の位置づけと仕様の違い
シマ株式会社(旧・島産業)のパリパリキューは、2026年9月27日時点でPPC-15・PCL-35・PPC-51の3機種です。公式サイトは、この3機種をそれぞれ違う位置づけで紹介しています。当サイトが公式仕様を確認したところ、違いは次のとおりです。
| 項目 | PPC-15 | PCL-35(ライト) | PPC-51(アルファ) |
|---|---|---|---|
| 公式の位置づけ | 「高品質のスタンダードモデル」 | 「お手頃価格のエントリーモデル」 | 「デザイン賞受賞のハイエンドモデル」 |
| 消費電力 | 「300W」 | 「150W」 | 「350W」 |
| 処理量(乾燥しにくいもの) | 「約500g(約1.4L)~最大約1,000g/回(約2.8L)」 | 「約400g/回(約1.2L)~最大約700g/回(約2.0L)」 | 「約500g(約1.4L)~約1,000g/回(約2.8L)」 |
| 外形寸法 | 「幅230mm×奥行270mm×高さ270mm」 | 「Φ215mm×高さ283mm」 | 「幅210mm×奥行276mm×高さ317mm」 |
| 本体質量 | 「約4.1kg」 | 「約2.1kg」 | 「約5.4kg」 |
この記事の根拠
この記事の数値・引用は、シマ株式会社の公式サイト(トップページ・仕様ページ・新着情報)と、3機種の取扱説明書PDFだけを根拠にしています。確認日は2026年9月27日です。当サイトはこの3機種の実機を購入・使用しておらず、使用感やにおいの取れ方を比較していません。
公式が位置づけを分けている理由:スタンダード・エントリー・ハイエンド
公式サイトのトップページは、3機種を「Paris Paris Cue」=「高品質のスタンダードモデル」、「Paris Paris Cue Lite」=「お手頃価格のエントリーモデル」、「Paris Paris Cue α」=「デザイン賞受賞のハイエンドモデル」と紹介しています。実際にPCL-35(ライト)は消費電力「150W」・質量「約2.1kg」ともっとも軽量小型で、PPC-51(アルファ)は「約5.4kg」ともっとも重く、外形も大きめです。PPC-51は「2024グッドデザイン・ベスト100受賞記念先行販売」のほか、公式サイトに「German Design Award 2026」「Red Dot Design Award in 2025」の受賞歴が記載されています。
処理量の違い:PCL-35だけひとまわり少ない
1回あたりの処理量(乾燥しにくいもの)は、PPC-15とPPC-51が「約500g(約1.4L)~最大約1,000g/回(約2.8L)」でほぼ同じ、PCL-35は「約400g/回(約1.2L)~最大約700g/回(約2.0L)」とひとまわり少なくなっています。運転音は、PPC-15とPCL-35が「約36dB」(試験機関は香川県産業技術センター)、PPC-51が「約38dB」(社内試験時)です。3機種とも、公式は「温風乾燥だから分別不要。骨や貝殻、爪楊枝等が入っても心配がありません。」としています。ただし取扱説明書は、油・アルコール・石油類・火薬・小麦粉などの粉と、それらが付いた紙や布を入れることを禁じています(火災の恐れ)。
年間の消耗品代を計算する
3機種とも脱臭フィルターが消耗品で、公式によると交換目安は「1個あたりの交換目安時期は4~9ヶ月」で共通です。フィルターの価格(公式ストア・税込・2個入)は、PCL-35が4,290円、PPC-15が6,600円、PPC-51が7,700円です。年間費用は、フィルター1個あたりの価格を交換目安の月数で割り、12か月をかけて当サイトが計算しました。
| 機種 | フィルター価格(2個入) | 1個あたり | 交換目安 | 年間費用(当サイトの計算) |
|---|---|---|---|---|
| PCL-35 | 4,290円 | 2,145円 | 「4~9ヶ月」 | 約2,860円~約6,435円 |
| PPC-15 | 6,600円 | 3,300円 | 「4~9ヶ月」 | 約4,400円~約9,900円 |
| PPC-51 | 7,700円 | 3,850円 | 「4~9ヶ月」 | 約5,133円~約11,550円 |
3機種とも屋内専用
設置場所については、3機種とも取扱説明書に「本製品は屋内専用です。必ず屋内に設置してください。」とあり、屋外(軒下、カーポートなど)には設置できません。保証期間も3機種共通で、取扱説明書によると「保証期間はお買上げ日より1年間」、補修用性能部品の保有期間は「製造打ち切り後、6 年間です。」としています。
旧型番との関係:PPC-11→PPC-15、PCL-33→PCL-35
シマの新着情報によると、「「PPC-15」を2026年2月に発売いたします。」「本製品は、従来モデル「PPC-11」の後継モデルとして、スイッチ周りのデザインを一新。」とあります。旧型のPPC-11は、現在はPPC-15に置き換わっています。PCL-35についても、公式仕様は「PCL-35-AC33は、旧型番「PCL-33-AC33」でも互換性があり、正常にご使用いただけます。」としており、フィルターの互換だけが明記されています。購入を検討する場合は、現行のPPC-15・PCL-35・PPC-51であることを確認してください。
デメリット・向いていない人
3機種とも屋内専用のため、屋外に置きたい場合はほかの機種を検討する必要があります。脱臭フィルターは消耗品で、機種によっては年間1万円を超える継続費用がかかります。PCL-35は処理量がひとまわり少なく、まとめて多くの生ゴミを処理したい家庭には向きません。PPC-51は質量が3機種の中でもっとも重く、設置場所や持ち運びのしやすさを重視する場合は不利になります。
買わなくてよい人
まとめて多くの生ゴミを1回で処理したい場合は、PCL-35は処理量の面で不向きです。デザインや受賞歴を重視しない場合は、PPC-51にこだわる必要はありません。フィルター交換のような継続的な出費を避けたい場合は、3機種とも消耗品が必要な方式のため、購入前によく検討することをおすすめします。
まとめ
シマのパリパリキュー3機種は、公式がスタンダード・エントリー・ハイエンドという位置づけを分けており、実際に消費電力・処理量・質量・受賞歴に違いがあります。脱臭フィルターの年間費用は、PCL-35が約2,860円~約6,435円、PPC-15が約4,400円~約9,900円、PPC-51が約5,133円~約11,550円と、当サイトの計算では機種によって差が出ました。3機種とも屋内専用で、保証条件は共通です。この記事の内容は、公式ページと取扱説明書にもとづく当サイトの整理であり、実機を使った比較ではありません。
出典
シマ株式会社 パリパリキュー トップページ https://www.parisparis.jp/ ・仕様 https://www.parisparis.jp/spec/ ・新着情報(PPC-15) https://www.parisparis.jp/news/1676/ (2026年9月27日確認)
シマ株式会社 PPC-15取扱説明書 https://www.parisparis.jp/pdf/PPC-15_manual.pdf ・PCL-35取扱説明書 https://www.parisparis.jp/pdf/PCL-35_manual.pdf ・PPC-51取扱説明書 https://www.parisparis.jp/pdf/PPC-51_manual.pdf (2026年10月3日確認)


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