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プリンターシリーズ
まず答え:方式(カートリッジか大容量タンクか)の違いがいちばん効く
家庭用プリンターを選ぶとき、最初に確認したいのは、インクがカートリッジ方式か大容量タンク方式かという違いです。当サイトが今回、キヤノンの公式仕様を確認したところ、同じキヤノンの中でも、A4カラー文書のコストは大容量タンクのギガタンクG3390が約1.0円、カートリッジのTS5630が約22.3円と、20倍以上ひらいていました(いずれも2026年9月現在)。写真か文書かで比べる項目を変え、そのうえで自動両面印刷やスキャン方式、置き場所を確認するという順番で選ぶと、迷いにくくなります。
| 順番 | 確認すること |
|---|---|
| ①方式 | カートリッジ方式か大容量タンク方式か |
| ②用途 | 写真が多いか、文書(学校のプリントなど)が多いか |
| ③機能 | 自動両面印刷・ADFの有無・無線対応 |
| ④置き場所 | 本体の寸法・質量 |
この記事の根拠
この記事は、キヤノン・エプソン・ブラザー・HP(日本HP)の公式ページの仕様だけを根拠にしています。確認日は2026年9月27日です。当サイトはこれらの機種の実機を購入・使用しておらず、印刷も行っていません。本体価格は販売店によって変わるため、この記事では価格を基準にしていません。
①方式:カートリッジか大容量タンクか
プリンターのインクには、決まった容量のインクカートリッジを交換していく方式と、ボトルからインクタンクに補充する大容量タンク方式があります。キヤノンでは、G3390・G1330・GX1030がギガタンク(大容量タンク)に区分され、それ以外のPIXUS(XK・TS・TR)はカートリッジ方式です。エプソンでは、EW-M873TやEP-M476Tなどのエコタンクシリーズが大容量タンク方式、カラリオシリーズはカートリッジ方式です。ブラザーは、DCP-J1270N・DCP-J4250N・MFC-J4950DNが「ファーストタンク」と呼ばれる大容量カートリッジ方式で、タンクにボトルで補充する方式とは仕組みが異なります。HPのSmart Tankシリーズはインクタンク方式、Envyシリーズはカートリッジ方式です。
EP-887AW はエプソンの公式で「在庫限り」です(2026年10月3日確認)。同じ6色で印刷コストも同じ EP-889AW が2026年10月29日に発売予定です。
②用途:写真が多いか、文書が多いか
写真中心か文書中心かで、コストの差の出方が変わります。同じエプソンの中で比べると、L判写真(インク・用紙合計)はエコタンクのEP-M476Tが約8.2円、カラリオのEP-887AWが増量インクで約26.2円で約3倍、A4カラー文書は約0.9円と約14.8円で約16倍です(いずれも2026年10月1日時点のエプソンダイレクトショップ掲載価格が基準)。写真の差は、文書の差ほどには開きません。会社をまたいだ1枚あたりの価格の比較は、価格の基準日や測定条件が会社ごとに異なるため、この記事では行っていません。
③機能:自動両面印刷・ADF・無線対応
自動両面印刷は、機種によって普通紙のみ対応だったり、公式に記載なしだったりと、対応範囲が分かれます。たとえばHP Smart Tank 5105の仕様表は「手動両面印刷」(Windowsのドライバーのみ)で、上位のSmart Tank 6005・7005・7305は自動両面(A4・B5)に対応しています。スキャンは、原稿を1枚ずつ置く原稿台のみのタイプと、複数枚を自動で読み込むADF(自動原稿送り装置)付きのタイプがあります。ブラザーのDCP-J929N-Wや家庭向けファクス付き機の多くはADF(最大20枚)を備えていますが、DCP-J529Nは原稿台のみです。無線LANの規格も機種によって異なり、11a/b/g/n/acに対応する機種と11b/g/nまでの機種があります。
④置き場所:本体の寸法・質量
設置スペースが限られている場合は、本体寸法と質量を先に確認します。キヤノンのXK510・XK140は約372×345×142mm・約6.6kgで同じ筐体を使っており、TS3730は約435×327×145mm・約4.0kgとより軽量です。ブラザーの電話・ファクス付きのMFC-J742DNは、W390×D343×H148.5mm・約6.3kgで、ファクスなしのDCP-J529Nと同じ本体寸法です。
デメリット・向いていない人
純正以外のインクについては、キヤノン・エプソン・ブラザーの3社が保証期間内でも有償修理になる場合があるという趣旨の注意を公式に出しており、HPも同様に非純正インクに起因する不具合は有償対応になるとしています。ADFがない機種は、複数枚の書類を連続でスキャンする用途には向きません。
買わなくてよい人
今使っているプリンターの印刷コストに不満がなく、印刷枚数もそれほど多くない場合は、方式の違いにこだわって買い替える必要はありません。写真も文書もたまにしか印刷しない場合は、コストよりも置き場所や機能を優先して選んでも問題はなさそうです。
まとめ
家庭用プリンターは、①方式(カートリッジか大容量タンクか)②用途(写真か文書か)③機能(自動両面・ADF・無線)④置き場所(寸法・質量)の順で確認すると選びやすくなります。当サイトが確認した範囲では、同じキヤノンの中でもA4カラー文書のコストが約1.0円から約22.3円まで20倍以上ひらいており、方式の違いが与える影響の大きさがうかがえました。この記事の内容は、実機を使った比較ではなく、公式情報から当サイトが判断したものです。
出典
キヤノン PIXUS 一覧 https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/lineup ・G3390仕様 https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/lineup/g3390/spec ・TS5630仕様 https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/lineup/ts5630/spec ・XK140仕様 https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/lineup/xk140/spec ・XK510仕様 https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/lineup/xk510/spec ・TS3730仕様 https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/lineup/ts3730/spec (2026年9月27日確認)
エプソン カラリオ一覧 https://www.epson.jp/products/colorio/ ・エコタンク一覧 https://www.epson.jp/products/ecotank/ (2026年9月27日確認)・印刷コスト算出条件 https://www.epson.jp/products/printer/sokutei.htm (2026年10月3日確認)
ブラザー PRIVIO一覧 https://www.brother.co.jp/product/printer/inkjet/index.aspx ・DCP-J929N-W仕様 https://www.brother.co.jp/product/printer/inkjet/dcp-j929n/spec/ ・DCP-J529N仕様 https://www.brother.co.jp/product/printer/inkjet/dcp-j529n/spec/ (2026年9月27日確認)
日本HP 一覧 https://jp.ext.hp.com/printers/personal/inkjet/ ・Smart Tank 5105 https://jp.ext.hp.com/printers/personal/inkjet/smart-tank5105/ (2026年9月27日確認)


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