ヘアアイロンのプレート名「翻訳表」|6社7通りの名前を、公式の説明と試験条件で並べた

ヘアアイロンのプレート名「翻訳表」|シルクプレート・シルキーモイスト…各社の公式の説明と試験条件のアイキャッチ ヘアアイロン

当サイトが2026年9月19日に確認した範囲では、「シルクプレート」「シルクコーティング」「シルキーモイスト加工」といった名前は、それぞれ別の会社が公式ページで使っている別の名前です。名前が同じ技術を指すか、髪への効果が同じかどうかは、各社の公式ページに書かれていないため、当サイトは判定していません。

ヘアアイロンシリーズ(全7本)/この記事は5本目です

  1. ヘアアイロンの選び方|絹女・パナソニック・リファ・テスコム・サロニア・コイズミ6社の違いを公式仕様で比べる
  2. テスコムのヘアアイロンの看板機能8つを公式情報で解説
  3. コイズミのヘアアイロンの看板機能8つを公式情報で解説
  4. 絹女(KINUJO)のヘアアイロンの看板機能8つを公式情報で解説
  5. この記事:シルクプレート・シルクコーティング・シルキーモイスト…全部別物?プレート名の「翻訳表」
  6. ヘアアイロンはタイプごとにどれがいい? ストレートはテスコムが第1【5機種】
  7. ヘアアイロンの新製品(2026年7月以降)|ReFa・SALONIAを公式情報で比べる

先に3行で

  • 公式サイトで名前を確認できた6社7通りのプレート・コーティングの名前は、すべて別の表記です。「シルク」という言葉そのものを含む名前は絹女・テスコムの2社、「シルキー」という言葉を含む名前はコイズミ・パナソニックの2社にありますが、同じ素材・技術かどうかは公式に書かれていないため、当サイトは判定していません(絹女は「独自素材」、リファは「独自技術」と公式に書いています)。
  • 「翻訳表」は、名前が違う技術を「同じ」または「別物」と当サイトが判定した表ではありません。
  • 髪への効果(水分量・ツヤ・退色の抑制など)の数字を公式に出しているのは6機種中3機種(絹女・テスコム・コイズミ)で、しかもその数字は他社の製品名を挙げて比べたものではありません(絹女の水分保持はメーカー不明のプレートとの比較、テスコム・コイズミは自社製品どうしの比較です)。

まず1枚で確認:プレート・コーティング名「翻訳表」

絹女シルクプレート・パナソニックスムースシルキープレート・テスコムシルクコーティングプレート・リファカーボンレイヤープレート・サロニアチタニウムコーティングとセラミックコーティング・コイズミシルキーモイスト加工の6社の名前を型番とともに並べた対訳表
6社のプレート・コーティング名の対訳(各社公式・2026年9月19日確認)

下の表は、入口記事「ヘアアイロンの選び方」が代表機種にしている6社6機種について、公式の製品ページ・仕様ページに載っているプレート・コーティングの名前と、公式が「何でできている・何のためか」と説明している文を、当サイトが2026年9月19日に開いて確認したものです。

会社 型番 プレート・コーティングの名前(公式表記) 公式が「何でできている・何のため」と書いているか(確認できた範囲)
絹女 LM-225 シルクプレート® 「シルクプレート®は200℃でも水蒸気爆発が起こらず、優れた保湿力で髪の水分を守ります。」製品ページの図には、水分保持「最大約3倍」・退色「約57%制御」という数字があります(試験条件は次章の表に記載)。「摩擦による髪への負担※2が少なく」の※2の中身は注記に記載
パナソニック EH-HN50 スムースシルキープレート 仕様表の「コーティング(プレート)」欄にこの名前が載っています。製品ページの図には「髪にムラなく熱を伝える温度均一プレート」という説明がありますが、この図の説明が「スムースシルキープレート」という名前を指しているかどうかは、当サイトが開いたページでは明記されていませんでした(うるおい・ツヤの説明は、プレートではなくナノイー機能に対するものです)。
テスコム NIS500B シルクコーティング™プレート 「髪すべりがなめらかなシルクコーティング™プレートを搭載。髪の水分の蒸発を抑制することで、髪に残る水分量が約25%アップ(※1)。ヘアカラーの退色を約66.7%低減(※2)します。」
リファ BEAUTECH STRAIGHT IRON カーボンレイヤープレート 「ReFaの独自技術「カーボンレイヤープレート」はプロのダメージ軽減をテクノロジーで再現しました。高密度炭素とヒーターと低反発コートの三層構造が、アイロンの水・熱・圧のダメージを抑えながら、髪を美しく整えます。」
サロニア ストレートヘアアイロン(15/24/35mm) チタニウムコーティング(ブラック・グレー・ネイビー)/セラミックコーティング(ホワイト・ベージュ) 「チタニウムコーティング(ブラック、グレー、ネイビー):滑らかで耐久性の良い仕様で、しっかりとしたスタイリングに仕上がります。」「セラミックコーティング(ホワイト):引っかかりにくい滑らかな仕様で、アレンジをスムーズに行うことができます。」ベージュの扱いは注記に記載
コイズミ KHS-8780 シルキーモイスト加工 「絹のように織り込まれたシルキーモイスト加工のプレート表面素材が、水分の蒸発・沸騰を抑えてうるおいをキープ。熱ダメージから髪を守ります。」製品ページの図には、保湿「うるおいキープ力 約3倍へup」という数字があります(試験条件は次章の表に記載)。退色は「色落ちや退色を抑える」というグラフはありますが、数字(%)の表記は当サイトが確認した範囲では見当たりませんでした

まとめると:6社6機種で確認できたプレート・コーティングの名前は7通りで、1つも同じ表記がありません(サロニアは色によって「チタニウムコーティング」「セラミックコーティング」の2通りがあるため、6機種で7通りになります)。

同じ会社でも、機種によって名前が変わる例

パナソニックEH-HN50のスムースシルキープレートとEH-HS9Jのスムースグロスコーティングを並べた図
パナソニックの中でも、機種でコーティング名が違う(パナソニック公式・2026年9月19日確認)

プレート名が「全部別物か」を考えるうえで、1機種で見た名前を、同じ会社の他の機種にまで広げないことも大切です。パナソニックのストレートアイロンには、この記事の代表機種であるEH-HN50のほかにEH-HS9Jという機種があり、公式の仕様表ではコーティングの名前が別に書かれています。EH-HN50の仕様表は「スムースシルキープレート」の1行だけですが、EH-HS9Jの仕様表は「スムースグロスコーティング〔髪への効果〕」として、摩擦低減・色落ち抑制・ツヤ感・しっとり感・まとまり感という5つの効果が箇条書きで添えられています。「パナソニックならスムースシルキープレート」と決めつけると、この機種で外します。

サロニアも、チタニウムコーティングとセラミックコーティングは同じストレートヘアアイロンという製品の中でも色によって使い分けられており、1つの機種名の中に2つのコーティング名が存在します。「サロニアのストレートはチタニウムコーティング」と1つに決めつけると、ホワイトを選んだときに外します。

比べられない点(公式の数字と試験条件がバラバラ)

プレート・コーティングの効果として公式が数字を出しているのは、確認できた6機種のうち3機種(絹女・テスコム・コイズミ)です。絹女・コイズミの数字は製品ページの図(画像)の中に、テスコムの数字は本文テキストの中にあります。残る3機種は、数字を伴わない説明文か、比較の対象・方法の記載が見当たりませんでした。

機種 公式が示す根拠 比較の対象・条件
NIS500B(テスコム) 髪に残る水分量が約25%アップ・ヘアカラーの退色を約66.7%低減(数字あり) 設定温度200℃のヘアアイロンNIS500A・NIS500Bを使用し、水分量は健常毛1束に30cmあたり4秒間×10回のストロークで各コーティングの施術前後を計測。退色はカラー処理毛1束に15cmあたり2秒間×10回のストロークで施術前後の色差を計測。使っているのはテスコム自社の2機種で、他社製品との比較は書かれていません(「各コーティング」が具体的に何と何を指すかは、当サイトが開いたページでは明記されていませんでした)
LM-225(絹女) 水分保持が図で「最大約3倍」、退色が図で「約57%制御」(数字あり) 水分保持は消費科学研究所調べで、Aセラミック製・Bチタン製のプレートとの水分残量の比較です(A・Bがどの会社の製品かは書かれていません)。退色は新潟県工業技術総合研究所素材応用技術センターの試験で、ブリーチ、カラー処理毛髪に180℃設定のシルクプレート®加工あり・なしをそれぞれ20回あてた色差の比較です
KHS-8780(コイズミ) 保湿が図で「約3倍へup」(数字あり)・退色は「色落ちや退色を抑える」(グラフのみ・数字なし) 水に浸した毛束の重量を測定し、200℃設定のアイロンをあてた前後の水分残留率を比較(検査機関:消費科学研究所)。図では、シルキーモイスト無=当社従来品KHS-8220、シルキーモイスト有=KHS8760同等性能品と、比べた2機種がKHS-8780自体ではなく別の型番になっています。他社製品とは比較していません
BEAUTECH STRAIGHT IRON(リファ) 「水蒸気爆発を起こしにくい」「つぶれていない髪」(顕微鏡による観察・数字なし) いずれも未処理毛にカーボンレイヤープレートあり・なしを180℃設定で使用した後、分析走査電子顕微鏡で毛髪断面を観察する自社比較ですが、条件が違います。水蒸気爆発の観察は50回(10日間相当)・水を噴霧してから使用、つぶれの観察は300回(1ヶ月間相当)で、水を噴霧する工程は原文に書かれていません
ストレートヘアアイロン(サロニア) 「滑らかで耐久性の良い仕様」「引っかかりにくい滑らかな仕様」(数字なし) 試験方法・比較の対象を説明する文は当サイトが開いたページでは見つけられませんでした
EH-HN50(パナソニック) 製品ページの図に「髪にムラなく熱を伝える温度均一プレート」(数字なし) 試験条件の記載は当サイトが開いたページでは見つけられませんでした

絹女・テスコム・リファ・コイズミの4機種は、測定する項目(水分量・色差・電子顕微鏡による断面観察・水分残留率)や比較の相手が違うため、数字どうしを並べて優劣を比べることはできません。絹女の退色とリファは「加工あり・なし」、コイズミは自社の別型番どうしの比較と明記されていますが、絹女の水分保持は比較相手のメーカーが書かれておらず、テスコムは自社の2機種(NIS500A・NIS500B)を使ったとだけ書かれていて「あり・なし」の比較かどうかは当サイトが開いたページでは明記されていませんでした。サロニア・パナソニックの2機種は、当サイトが開いたページに試験条件そのものが見当たりませんでした。

プレートの名前で選ぶと外す人

シルクプレート・スムースシルキープレート・シルクコーティングプレート・カーボンレイヤープレート・チタニウムコーティング(サロニア)・セラミックコーティング(サロニア)・シルキーモイスト加工の7つの名前を並べ、名前が同じ技術を指すか効果が同じかは比べられないと示す図
プレート名だけで選ぶと起きる誤解(2026年9月19日確認)

次のどれかに当てはまる読み方をしている方は、いったん立ち止まることをおすすめします。

  • 「シルク」「シルキー」と名前に付いていれば、どれも同じような効果のはずと考えている人。同じ素材・技術かどうかは公式に書かれていないため、当サイトは判定していません。
  • 「公式が数字を出していないプレートは、効果が低い」と考えている人。確認できた6機種のうち数字を出しているのは3機種(絹女・テスコム・コイズミ)で、残り3機種は数字を出していないだけで、効果が低いと書かれているわけではありません。
  • 「同じ会社なら、どの機種にも同じプレート名が付いている」と思っている人。パナソニックのように、機種によってコーティングの名前自体が違う例があります。

型番を決めて選びたい方は、当サイトが公式の温度調節と段階数だけで段ごとに言い切った結論編「ヘアアイロンはタイプごとにどれがいい? ストレートはテスコムが第1【5機種】」をご覧ください。

よくある質問

Q. プレートの名前が違っても、効果は同じですか?
A. 当サイトは判定していません。試験条件を確認できた4社(絹女・テスコム・リファ・コイズミ)の数字・観察結果は、いずれも他社の製品名を挙げて比べた一次情報ではありません(絹女の水分保持は比較相手のメーカーが不明、テスコム・リファ・コイズミは自社製品どうしの比較です)。残る2社(サロニア・パナソニック)は、当サイトが開いたページに試験条件の記載が見当たりませんでした。

Q. 「シルク」「シルキー」と名前に付く4社は、同じ素材を使っているのですか?
A. 当サイトは判定していません。絹女は独自素材の「シルクプレート®」、テスコムは「シルクコーティング™プレート」、コイズミは「シルキーモイスト加工」、パナソニックは「スムースシルキープレート」と、それぞれ公式に別の名前が付いていますが、素材・技術が同じか別かは公式に書かれていません。

Q. 髪への効果を数字で比べられる機種はありますか?
A. 確認できた6機種のうち、数字を公式に出しているのは3機種(絹女・テスコム・コイズミ)でした。絹女・コイズミは製品ページの図(画像)の中、テスコムは本文テキストの中にある数字です。比較の相手はテスコム・コイズミが自社製品どうし、絹女は退色がシルクプレート®加工あり・なし、水分保持はメーカー不明のプレートで、いずれも他社の製品名を挙げて比べた数字ではありません。

Q. サロニアのホワイトはチタニウムコーティングですか?
A. いいえ。公式の仕様「材質」欄によると、セラミックコーティングはホワイト・ベージュに、チタニウムコーティングはブラック・グレー・ネイビーに割り当てられています。

まとめ

  • 6社6機種で確認できたプレート・コーティングの名前は7通り(サロニアは色で2通り)で、1つも同じ表記がありませんでした。「シルク」を含む名前が絹女・テスコムの2社、「シルキー」を含む名前がコイズミ・パナソニックの2社にあります。名前・素材・効果が同じか別物かは公式に書かれていないため、当サイトは判定していません。
  • 同じ会社の中でも、機種によって名前が変わります。パナソニックのEH-HN50とEH-HS9Jはコーティングの名前が違い、サロニアは色によってコーティングの名前が分かれています。
  • 髪への効果を数字で示しているのは6機種中3機種(絹女・テスコム・コイズミ)です。絹女・コイズミの数字は製品ページの図の中、テスコムは本文テキストの中にあり、いずれも他社の製品名を挙げて比べたものではありません。ほかの3機種は数字のない説明文、または試験条件そのものが見当たりませんでした。

注記:確認できなかったこと・数字の条件

  • 絹女LM-225の「摩擦による髪への負担※2が少なく」という文にある注記号「※2」の定義は、本文ではなく製品ページの画像の中にありました(「自社提携工場による検査 シルクプレート®:0.2、チタン:0.6、セラミックス:0.5〜1.1、アルミ:0.8」)。
  • サロニアのストレートヘアアイロンの「ベージュ」は、仕様の「材質」欄の色区分「▼その他」(ホワイト・ベージュ)に含まれ、セラミックコーティングです。
  • サロニアのストレートヘアアイロンは、プレート・コーティングの試験方法や比較の対象を説明する文が、当サイトが開いたページでは見つけられませんでした。パナソニックEH-HN50は、製品ページの図に「髪にムラなく熱を伝える温度均一プレート」という説明がありますが、試験方法や比較の対象は見つけられませんでした。
  • コイズミの注記「シルキーモイスト加工でない商品との水分蒸発量の比率」は、保湿の図にある「うるおいキープ力 約3倍へup」に付いた注です。
  • 「記載が見つかりませんでした」は、当サイトが開いたページに記載が無かったという意味で、その機能・説明が存在しないという意味ではありません。購入前に最新の公式ページでご確認ください。
  • 絹女・テスコム・リファ・コイズミの数字・観察結果は、いずれも各社公式が明記する比較条件つきの内容で、当サイトの独自測定ではありません(絹女の水分保持の比較相手はメーカーが書かれていません)。

出典(すべて2026年9月19日に当サイトが開いて確認)

引用は原文どおりです。当サイトはこれらのヘアアイロンを購入・使用しておらず、髪への効果の評価は行っていません。

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