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卓上IHをカタログで見比べようとして、山善の製品ページが何枚もあり型番の違いが分かりにくい、と感じたことはないだろうか。山善の卓上IH調理器は「YEA-140」「YEU-S140」「YEN-S140」「YEP-CS140」「YEP-S100」「EER-S100」という現行6型番があり、消費電力・使える鍋の直径・保温の温度・急速加熱の有無が型番ごとに異なる。当サイトは2026年9月26日に山善公式「YAMAZEN BOOK」の一覧・製品ページ6枚・取扱説明書PDFを開いて確認し、6型番の機能を1つずつ確かめた。この記事は、山善の卓上IHがどの機能をどの型番に持っているのかを確認する回である。当サイトはこの6型番を1台も所有・使用しておらず、加熱の仕上がり・使い勝手の評価は行っていない。
先に3行で
- 山善の「IHクッキングヒーター」一覧は全11件で、そのうち1口の卓上型は6型番(YEA-140・YEU-S140・YEN-S140・YEP-CS140・YEP-S100・EER-S100)です。残り5件は2口・脚付き・専用台の製品で、この記事の対象外です
- 6型番の違いは最大の消費電力(1400Wか1000Wか)・使える鍋の直径・保温の温度・急速加熱とコード収納の有無です。急速加熱は製品ページの記載があるのはYEA-140だけ、本体にコードを収納できるのはYEP-CS140だけです
- 保証は取説・製品ページで確認できた型番すべて1年間です。補修用性能部品の最低保有期間は、取説で読めた4型番とも「製造打切り後6年」です
鍋の卓上コンロシリーズの目次
鍋の卓上コンロ(カセットコンロ・卓上IH)シリーズ/この記事は山善の卓上IHの機能の回です
まず1枚:型番でどう違うか

前提:この記事の範囲(山善の卓上IH・1口6型番だけ)
入口記事「鍋の卓上コンロ、カセットとIHどっち?」は、鍋の卓上コンロをカセットこんろと卓上IHの2タイプに分けている。結論編「カセットコンロと卓上IHの段ごとに、第1の1台を言い切る」の卓上IHの段で商品カードがあるのはパナソニックKZ-PH34・山善YEU-S140・山善YEA-140の3台で、このうち2台が山善である。この記事はその中の山善という1社に絞り、6型番の機能を掘り下げるものである。
パナソニックを対象に含めない理由は、公式の卓上IHがKZ-PH34の1型番だけ(panasonic.jp/ihで確認)で、「機能が型番でどう違うか」という表を作れないためである。KZ-PH34の機能は結論編の記事がすでに詳しく書いている。なお、アイリスオーヤマは機種一覧の公式ページが確認できなかった(未検証)ため、この記事の材料にしていない。
山善の卓上IHは現行6型番です
当サイトが2026年9月26日に山善公式「YAMAZEN BOOK」のIHクッキングヒーター一覧(book.yamazen.co.jp/product/cook/?sid=16)を確認した範囲では、一覧の件数は「全11件」である。内訳は、EER-S100・YEA-140・YEU-S140・YEP-S100・YEP-CS140・YEN-S140の1口・卓上型6型番と、KES-WL1456E・YEM-W1456・YES-WL1456・YET-W1452の2口製品(一部は脚付き)、専用台のIHW-5232である。この記事では1口の卓上型6型番だけを対象にする。
一覧の区分名は公式の表記どおりで、YEA-140・YEU-S140は「卓上IH調理器」、YEP-CS140は「IHクッキングヒーター(コード収納ボックス付き)」、YEN-S140・YEP-S100・EER-S100は「IHクッキングヒーター」となっている。6ページとも「生産終了」「販売終了」という表示は見当たらなかった。ただし、YEU-S140の製品ページには販売店へのリンクが無く、YEA-140のページにある「オンラインショップで商品を見る」というリンク先(山善ビズコムのIHカテゴリ)にも2026年9月26日時点でYEA-140は掲載がなく、実際の販売状況(在庫の有無)は今回の確認範囲では分からない(未確認)。
型番ごとの仕様(製品ページの表記どおり)
下の表は、各製品ページの表記をそのまま並べたものである。YEU-S140の火力5段階の中身は、取扱説明書の「弱300W・中弱600W・中900W・中強1100W・強1400W」という記載による。
| 型番 | 消費電力 | 加熱 | 揚げ物 | 保温 | 使える鍋の直径 | 寸法・重さ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| YEA-140 | 「1400W(±10%)」 | 「火力調節5段階(300W/600W/900W/1100W/1300W)」+「急速加熱モード搭載」 | 160℃~200℃ | 60℃~80℃ | 12~24cm(揚げ物18~22cm) | 幅300×奥行335×高さ58mm・2.2kg |
| YEU-S140 | 「1400W(±10%)」 | 約300W~1400W(5段階) | 約160℃~200℃ | 約60℃~80℃ | 12~24cm(揚げ物18~22cm) | 幅約282×奥行約327×高さ約56mm・約1.95kg |
| YEN-S140 | 1400W | 「6段階(300W-1400W)」 | 「温度調整6段階(150度-200度)」 | 「保温は3段階」(製品ページ)/取説は40℃/60℃/80℃ | 120mm〜260mm(揚げ物180mm〜220mm) | 幅29×奥行35×高さ4.8cm・2.5kg |
| YEP-CS140 | 1400W | 「5段階(300W~1400W)」 | 5段階(160度〜200度) | 3段階(60度/70度/80度) | 12〜26cm(揚げ物18〜22cm) | 幅30×奥行33.5×高さ5.8cm・2.2kg |
| YEP-S100 | 1000W | 5段階(200/400/600/800/1000W) | 5段階(160/170/180/190/200度) | 3段階(60/70/80度) | 12〜20cm(揚げ物 最大18cm) | 幅21.3×奥行25.3×高さ5.8cm・1.4kg |
| EER-S100 | 1000W | 5段階(200W/400W/600W/800W/1000W) | 5段階(160/170/180/190/200℃) | 3段階(40/60/80℃) | 12~22cm(揚げ物12~18cm) | 幅285×奥行240×高さ50mm・1.7kg |
重さだけを見ると、6型番の中でもっとも軽いのはYEP-S100の約1.4kg、次いでEER-S100の1.7kgである。結論編がYEU-S140を「軽さ」の理由に挙げているのは、結論編がカードを付けている3台(KZ-PH34・YEU-S140・YEA-140)の中で比べた話であり、山善6型番全体で見るとYEU-S140より軽い型番が2つある点は変わらない。
また、YEA-140の「1400W(±10%)」という消費電力の表記は、5段階の火力調節の最大値(1300W)とは別に、急速加熱モード(3分間だけ作動)を使ったときの数値である。
機能が「どの型番だけか」

製品ページ・取扱説明書の記載を確認した範囲では、次の機能はそれぞれ1つか2つの型番に限られている。
| 機能・条件(公式の呼び名) | 当てはまる型番 | 出典 |
|---|---|---|
| 「急速加熱モード搭載」 | YEA-140だけ | 製品ページ |
| 「底面にコード収納可能」 | YEP-CS140だけ | 製品ページ |
| 安全機能の列挙「電源切り忘れ防止自動OFF、鍋検知センサー機能、鍋なし自動OFF、小物発熱防止自動OFF、空焚き防止自動OFF」 | YEP-CS140の製品ページだけ | 製品ページ |
| 使える鍋の直径が26cmまで | YEN-S140・YEP-CS140 | 製品ページ |
| 最大1000W(1400Wでない) | YEP-S100・EER-S100 | 製品ページ |
| 保温40℃がある | YEN-S140・EER-S100 | YEN-S140=取説(製品ページは「保温は3段階」のみ)/EER-S100=製品ページ・取説 |
安全機能の行は注意が要る。「電源切り忘れ防止自動OFF」以下5つを列挙しているのはYEP-CS140の製品ページだけだが、これは他の5型番に安全機能が無いという意味ではない。他の5型番の製品ページには、この形式でまとめて列挙した記載が見当たらなかった、というだけである。ただしYEU-S140・YEA-140の取扱説明書には、どちらも同じ5項目(電源切り忘れ防止・鍋検知センサー・鍋なし・小物発熱防止・空だき防止)を挙げた「安全機能」の表があり、この2型番の間に差は確認できていない。この記事では確認できた事実だけを書き、「他の型番は安全機能が少ない」という比較はしない。
マグネットプラグ(足を引っ掛けても外れるプラグ)は、呼び名はページごとに違うものの、6型番すべての製品ページに記載がある。製品ページに3色(ブラック・ホワイト・ブラウン)の記載があるのはYEN-S140・EER-S100である。
IH用土鍋を使える型番と、使ってはいけない型番
この記事でもっとも注意が要るのが、IH用土鍋の扱いである。取扱説明書で確認できた範囲では、この扱いは型番によって正反対である。
- YEU-S140・YEA-140:取扱説明書は、使える材質としてIH用土鍋を挙げている(火力「中」以下での使用が前提)。
- YEN-S140・EER-S100:取扱説明書に「市販の土鍋は「IH用」と表示されていても使わないでください。」と明記されている。
- YEP-CS140・YEP-S100:取扱説明書が画像形式のため、今回は文字を読み取れておらず未確認である。
「山善の卓上IHはIH用土鍋が使える」という一律の書き方は、YEN-S140・EER-S100の取扱説明書の注記と食い違う。手元の型番でIH用土鍋を使いたい場合は、必ずその型番の取扱説明書で確認する必要がある。
保証・部品(取説で確認できたもの)
保証期間は、取扱説明書・製品ページで確認できた型番すべてで「1年間」である。表記は取扱説明書と製品ページで文言が異なる場合がある。
| 型番 | 保証 | 補修用性能部品の最低保有期間 |
|---|---|---|
| YEU-S140 | 「保証期間はお買上げ日より1年間です。」(取扱説明書) | 製造打切り後6年 |
| YEA-140 | 同じ文(取扱説明書) | 製造打切り後6年 |
| YEN-S140 | 「保証期間はお買い上げ日より1年間です。」(取扱説明書)/製品ページ「メーカー保証:1年間」 | 製造打切り後6年 |
| EER-S100 | 同じ文(取扱説明書) | 製造打切り後6年 |
| YEP-CS140・YEP-S100 | 製品ページ「メーカー保証:1年間」 | 未確認(取扱説明書が画像のため今回未読) |
YEU-S140・YEA-140の取扱説明書は、あわせて「販売証明書またはレシート紛失の場合は有料となります。」とも案内している。なお、YEP-S100の製品ページは「※2023年1月より型番をYER-S100(B)→YEP-S100(B)に変更しております」とし、続けて【仕様変更点】としてデザインの変更、操作部への加熱強キーの追加、保温温度を40/60/80度から60/70/80度の3段階へ変えたことを挙げている。この記事でも「後継」「新製品」という言い方はしていない。
山善の卓上IHが向かない人
- 15Aのコンセントを単独で使えない人:YEN-S140・EER-S100の取扱説明書は「交流100V・定格15A以上のコンセントを単独で使用する」「他の機器と併用すると、発熱による火災の原因になります。」としている
- 長時間つけっぱなしで煮込みたい人:YEU-S140の取扱説明書は「120分(揚げ物60分)以上加熱していませんか」→「切り忘れ防止機能が働いた為です」としており、一定時間で自動的に加熱が止まる
- 底がそっている鍋しか持っていない人:YEN-S140の製品ページは「加熱調理の場合そりが3mm以下のもの」としている
- アルミ・銅・耐熱ガラス・陶磁器の鍋しか無い人(YEN-S140・EER-S100を検討している場合):この2型番の取扱説明書では、これらの材質は使えない鍋として案内されている(YEU-S140・YEA-140の取扱説明書は「IH対応アルミ鍋」を使える材質に挙げており、山善全型番でアルミが使えないわけではない)
- 直径22cmを超える鍋を使いたい人:YEP-S100(〜20cm)・EER-S100(〜22cm)は対象外で、これより大きい鍋を使うにはYEN-S140・YEP-CS140(〜26cm)など別の型番を検討する必要がある
- IH用土鍋を使いたい人のうちYEN-S140・EER-S100を検討している人:この2型番の取扱説明書は「IH用」表示の土鍋も使わないよう明記している
楽天(公式サイトからのリンクの有無)
山善の製品ページに楽天市場の商品リンクが載っているのは、確認できた範囲でYEN-S140・YEP-CS140・YEP-S100の3型番である。ただし、EER-S100の製品ページに載っている楽天リンクは、YEP-S100と同じ商品ページのURLになっており、EER-S100自体の楽天出品は今回の確認では分からない(未確認)。YEU-S140・YEA-140の製品ページには楽天市場への商品リンクが見当たらなかった(未確認)。結論編の商品カードの販売店は、結論編の担当が別途確認している。
結論編との接続
結論編「カセットコンロと卓上IHの段ごとに、第1の1台を言い切る」は、卓上IHの段で第1にパナソニックKZ-PH34、第2に山善YEU-S140を挙げている。理由の芯は、YEU-S140の保温(約60〜80℃)と軽さ(約1.95kg)にある。山善YEA-140は、公式の数字でYEU-S140を上回る点が確認できないため「参考」の扱いで、カードの無い山善の型番としてEER-S100・YEP-S100・YEP-CS140・YEN-S140の型番名だけが挙げられている。この記事は山善6型番の機能を確認したものであり、結論編のこの推薦の順位を動かすものではない。
よくある質問
Q. 急速加熱ができるのはどの型番ですか?
A. 製品ページで急速加熱モードの記載があるのはYEA-140だけです。5段階の火力調節の最大は1300Wで、1400Wは急速加熱モードを使ったときの値です。
Q. コードを本体に収納できる型番はありますか?
A. YEP-CS140だけです。製品ページに「底面にコード収納可能」と記載されているのはこの型番のみです。
Q. IH用土鍋を使えますか?
A. 型番によって違います。YEU-S140・YEA-140は使える材質としてIH用土鍋を挙げていますが、YEN-S140・EER-S100の取扱説明書は「市販の土鍋は「IH用」と表示されていても使わないでください。」と明記しています。YEP-CS140・YEP-S100は取扱説明書が画像のため未確認です。
Q. YEU-S140とYEA-140はどちらが安全機能が多いですか?
A. 取扱説明書の「安全機能」の表では同じです。YEU-S140・YEA-140の取扱説明書は、どちらも電源切り忘れ防止・鍋検知センサー・鍋なし・小物発熱防止・空だき防止の5項目を挙げています。
まとめ
- 山善の卓上IHは現行6型番です。一覧全11件のうち、2口製品・専用台を除いた1口の卓上型がこの6型番です
- 急速加熱は製品ページの記載があるのはYEA-140だけ、底面へのコード収納はYEP-CS140だけの機能です。最大の消費電力は1400Wが4型番、1000Wが2型番です
- IH用土鍋の扱いは型番で正反対です。YEU-S140・YEA-140は使える材質に挙げていますが、YEN-S140・EER-S100の取扱説明書は使用を明確に禁じています
- 保証は確認できた型番すべて「1年間」です。結論編の推薦(第1=KZ-PH34、第2=YEU-S140)は、この記事で変えていません
注記:数字の条件
- 消費電力・保温温度・鍋の直径は各製品ページの表記をそのまま使っています
- YEP-CS140・YEP-S100の取扱説明書は画像形式のため文字を読み取れておらず、土鍋の扱い・補修用性能部品の年数は「未確認」としています
- 販売状況(在庫の有無)は、販売店リンクが無い場合でも「生産終了」の表示自体が無いため、未確認として扱っています
- 価格はこの記事では書いていません
- 当サイトはこの6型番を購入・使用しておらず、加熱の仕上がり・使い勝手の評価は行っていません
出典(2026年9月26日に当サイトが確認)
- 一覧 book.yamazen.co.jp/product/cook/?sid=16
- 製品ページ:YEA-140・YEU-S140・YEN-S140・YEP-CS140・YEP-S100・EER-S100
- 取扱説明書:YEU-S140・YEA-140・YEN-S140・EER-S100(YEP-CS140・YEP-S100の取扱説明書は取得したが画像形式のため未読)
- パナソニック IH トップ panasonic.jp/ih(卓上はKZ-PH34のみ=この記事で対象に含めなかった理由)
- 入口記事「鍋の卓上コンロ、カセットとIHどっち?」
- 関連記事「イワタニのカセットこんろの機能」・「カセットボンベの選び方と使用期限」
- 結論編「カセットコンロと卓上IHの段ごとに、第1の1台を言い切る」


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