DJI Power シリーズの機能を公式情報で解説|2つの充電モード・AC出力の自動オフ・保管の指示

DJI Power シリーズの機能を公式情報で解説|2つの充電モード・AC出力の自動オフ・保管の指示 ポータブル電源

本記事はアフィリエイト広告(楽天・Amazon)を含みます。

DJI Power シリーズの機能のうち、停電に備える人が先に確かめたいのは、停電時に自動で切り替わる機能、急速と標準の2つの充電モード、AC出力の自動オフ、容量の拡張、保管の指示です。DJI JAPAN が公式サイトと取扱説明書に書いている文言と条件を、機種ごとに並べました。確かめたのは DJI Power 500・1000・1000 Mini・1000 V2・2000 の5機種です(公式仕様・2026年10月1日確認)。うち Power 1000 は、DJI 公式ストアでは在庫切れの表示でした(2026年10月1日確認)。

先に3行で

  • 停電時に自動で切り替わる機能の秒数は、機種で違います。DJI の FAQ の表記は、Power 1000・500 が「0.02秒以内」、Mini・V2・2000 が「0.01秒以内」です。取扱説明書には「0 ms 切り替えのサポートはしません」などの注意書きがあります。
  • 充電時間は、見出しの数字だけで比べないでください。V2 の「56分で完全充電」は製品ページの見出しの表記で、測定条件の注記は当サイトでは確認できませんでした。DJI は取扱説明書で、バッテリーセルの寿命を延ばすには標準充電モードの使用をすすめています。
  • AC出力は、何もつないでいない状態が30分続くと自動でオフになります。冷蔵庫のような機器をつなぐときは、DJI は AC ボタンの長押しを指示しています。当サイトは実機を1台も持っていません。

ポータブル電源シリーズ

  1. 停電に備えるポータブル電源の選び方|容量(Wh)・AC出力(W)・保管の条件を公式仕様で確かめる
  2. Jackery(ジャクリ)のポータブル電源の機能を公式情報で解説|停電時の自動切り替え・保管向けの2つのモード・保証の条件
  3. Anker Solix のポータブル電源の機能を公式情報で解説|急速充電・SurgePad・保証の条件
  4. DJI Power シリーズの機能を公式情報で解説|2つの充電モード・AC出力の自動オフ・保管の指示(この記事)
  5. ポータブル電源の保管・保証・捨て方|会社ごとに違う充電量の指示と回収の条件
  6. ポータブル電源は容量で選ぶ|5つの容量帯ごとに当サイトが選んだ第1候補

この記事で確かめた範囲

機種 公式の型番(仕様ページの表記) 読んだ取扱説明書
DJI Power 500 「DYM500L/DYM500H」 Power 1000 と共通の取扱説明書(v1.06)
DJI Power 1000 「DYM1000L/DYM1000H」 Power 500 と共通の取扱説明書(v1.06)
DJI Power 1000 Mini 「DYM1000M」 v1.00
DJI Power 1000 V2 「DYM1000V2L」「DYM1000V2H」 v1.0
DJI Power 2000 「DYM2000L/DYM2000H」 v1.02

確かめたのは、DJI JAPAN の公式サイトの製品ページ・仕様ページ・FAQ、上の取扱説明書、Power 1000 V2 の安全ガイドライン、保証のページ、回収サービスのPDFです。Power 1000 と Power 500 の取扱説明書は、著作権表示が2024年です。DJI 公式ストアでは、Power 1000 は在庫切れの表示でした(2026年10月1日確認)。Power 500 は同じ日に、購入できる表示でした。商品カードは、5機種のうち Mini・V2・2000 の3機種に置いています。DJI の公式の製品ページに発売日の欄はありません(当サイト確認)。金額は載せていません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。

ドローンのバッテリーを急速充電する機能は、この記事では扱いません。当サイトは実機を持っていないので、使い心地・音・実際の充電時間は書けません。書くのは、公式が書いている文言と、その条件です。何時間使えるか、何回充電できるか、という形の使用例は、当サイトが読んだ範囲の DJI のページでは見つけられませんでした(製品ページの読み込み後に表示される部分は未確認です)。ほかの会社との優劣は書きません。

まず1枚:DJI Power の看板機能と、書かれている機種

機能 DJI の説明(公式の文言) 書かれている機種(確かめた5機種のうち)
停電時に自動で切り替わる機能 「DJI Power 1000 V2は、0.01秒以内に、接続されている機器に給電し始めることができます。」(V2 の FAQ) 5機種のFAQに書かれています。秒数は機種で違います
2つの充電モード 「急速充電モード:充電電力が大きく、日常の充電に適しています。」「標準充電モード:充電電力が小さく、動作音も低くなるため、夜間の充電に適しています。」(V2 の取扱説明書) 5機種の取扱説明書に書かれています。書き方は機種で違います
急速充電が続くと自動で標準充電へ V2 の取扱説明書に、急速充電を5回連続で行うと、6回目の後に自動で切り替わる説明があります V2・2000 と、Power 1000・500 の取扱説明書。Mini の取扱説明書は、6回連続のあとに「メンテナンス充電」を行うという別の書き方です
AC出力の自動オフと、長押しで自動オフにしない設定 「ポータブル電源がAC出力ポート経由でデバイスを一つも充電していない状態が30分間続くと、節電のためにAC出力が自動的にオフになります。」(V2 の FAQ) 5機種のFAQに書かれています
容量の拡張 V2 と 2000 は拡張バッテリーをつなげる説明があります。Mini は「できません」と書かれています V2・2000(Mini は不可)

停電時に自動で切り替わる機能:秒数は機種名とセットで読む

コンセントにつないだままにしておき、停電したときに本体の電気へ自動で切り替わる機能です。DJI の取扱説明書では「無停電電源装置」の節に書かれています。V2 の FAQ には、「ポータブル電源のACボタンを押し、AC出力インジケーターが点灯していることを確認すると」この機能の状態になると書かれていて、「使用している機器によって、このモードを使用するかどうか選択することができます。」とも書かれています。

機種 FAQ の表記 取扱説明書の注意書き
DJI Power 500 「DJI Power 500は、0.02秒以内に、接続されている機器に給電し始めることができます。」 Power 1000 と共通の取扱説明書に、「バッテリー供給電源に自動で切り替え」る時間として「20ミリ秒以内」と書かれています。「0ミリ秒での切り替えには対応していません。」
DJI Power 1000 「DJI Power 1000は、0.02秒以内に、接続されている機器に給電し始めることができます。」 Power 500 と同じ取扱説明書の文です
DJI Power 1000 Mini 「DJI Power 1000 Miniは、0.01秒以内に、接続されている機器に給電し始めることができます」。注記は「記載のデータは、制御されたラボ環境下で測定されたものです。」 「0 ms 切り替えのサポートはしません」
DJI Power 1000 V2 「DJI Power 1000 V2は、0.01秒以内に、接続されている機器に給電し始めることができます。」 「0 ms 切り替えのサポートはしません」
DJI Power 2000 「DJI Power 2000は、0.01秒以内に、接続されている機器に給電し始めることができます。」 「0 ms 切り替えのサポートはしません」

Mini の取扱説明書には、アプリで「AC 出力自動復旧」を有効にすると、停電後に充電量が5%に達した時点で自動的にAC出力を再開する、という趣旨の説明があります。ほかの4機種の取扱説明書では、同じ内容の文を確認できませんでした。

2つの充電モード:時間は条件とセットで読む

2つの充電モードは、本体をコンセントから充電するときの切り替えです。V2 の取扱説明書は、「バッテリーセルの寿命を延ばすには標準充電モードの使用をお勧めします。」と書いています。Power 1000・500 の取扱説明書にも、「標準充電モードで充電すれば、バッテリーセルの寿命を延ばすことができます。」とあります。充電時間の表記を、条件ごとに並べます。

機種 公式の充電時間の表記 公式の条件・注記
DJI Power 500・1000 取扱説明書の急速充電モードの説明で、80%まで約50分、100%まで約70分 「換気の良い、室温25℃の環境下で測定。この測定値はあくまで参照用です。」。標準充電モードは、取扱説明書に「このモードで、パワーステーションを100%まで充電するには約2時間かかります。」とあります
DJI Power 1000 Mini 製品ページの見出し「わずか58分で0%から」「80%まで充電」 見出しの注記は、当サイトでは確認できませんでした
DJI Power 1000 V2 製品ページの見出し「56分で完全充電」 見出しの注記は、当サイトでは確認できませんでした
DJI Power 2000 製品ページ本文「AC電源使用時はわずか85分で80%まで急速充電可能。」 測定条件の注記は、当サイトでは確認できませんでした

Power 500 の仕様ページには、充電電力についての注記があります。その主語が、Power 500 ではなく「DJI Power 1000は」になっています。同じ文は Power 500 の FAQ の充電時間の質問への回答にもあります。このため、当サイトは Power 500 の充電電力(W)の数字を載せていません。

急速充電を続けたとき:取扱説明書の説明は機種で違う

V2 の取扱説明書(2000 も同じ文です)には、5回連続のサイクルで「高速充電モードでの充電を行ったら」、「バッテリーメンテナンスのため」6回目の高速充電の後に「自動的に標準充電モードに切り替わります。」と書かれています(この文では、取扱説明書は「高速充電モード」と書いています)。同じ取扱説明書には、「急速充電モードで温度の異常が発生した場合」に「実際の充電電力が低下することがあります。」という注意もあります。Power 1000・500 の取扱説明書にも、「急速充電モードで5回連続充電すると、バッテリーメンテナンスのために」6回目の急速充電の後に「標準充電モードに自動的に切り替わります。」とあり、「メンテナンス処理は約20分間続きます。」と書かれています。Mini の取扱説明書は書き方が違い、「6 回連続で急速充電サイクルを行うと」次の充電のときに自動的に「メンテナンス充電」を行う、という説明です。

AC出力の自動オフと、冷蔵庫についての公式の指示

5機種の FAQ は、AC ボタンを1回押した状態では、AC出力に何もつないでいない状態が30分間続くとAC出力が自動でオフになると書いています。Power 1000・500 の取扱説明書には、これとは別に「AC出力が無効で、パワーステーションが1時間どのデバイスにも充電していない状態であれば、自動的に電源がオフになります。」という文もあります。

機種 AC出力の自動オフ(FAQ) 自動オフにしない方法(公式の文言)
DJI Power 500・1000 「パワーステーションがAC出力ポート経由でどのデバイスも充電していない状態が30分間続くと、節電のためにAC出力が自動的にオフになります。」 「ACボタンを長押ししてAC出力を有効にすると、AC出力インジケーターは常時点灯し、AC出力は自動的にオフにならなくなります。」
DJI Power 1000 Mini・1000 V2 「ポータブル電源がAC出力ポート経由でデバイスを一つも充電していない状態が30分間続くと、節電のためにAC出力が自動的にオフになります。」 「ACボタンを長押しすると、AC出力インジケーターは常時点灯し、AC出力は自動的にオフにならなくなります。」
DJI Power 2000 V2 と同じ「30分間続くと」の文 「ACボタンを押し続けると、そのインジケーターが点灯し、AC出力は自動的にオフにならなくなります。」
AC ボタンの押し方とAC出力(DJI の FAQ の説明)ACボタンを1回押す→デバイスを一つも充電していない状態が30分間続くとAC出力が自動的にオフになるACボタンを長押し→AC出力は自動的にオフにならなくなる出典:各社公式サイト(2026年10月1日確認)。DJI Power 2000 の FAQ は「押し続ける」と書いています
V2 の FAQ にある説明を、図にしたものです。

冷蔵庫:DJI の取扱説明書と安全ガイドラインの文

お手持ちの冷蔵庫が DJI Power で動くかどうかを、当サイトは判断しません。DJI の文言を引用します。

  • V2・2000・Mini の取扱説明書:「冷蔵庫のように断続的に動作する機器に電源ステーションを接続する際は」、ACボタンを長押しして連続的に電源を供給するよう書かれています。
  • Power 1000・500 の取扱説明書:ACボタンの長押しの説明に続けて、「これにより、冷蔵庫などの断続的に動作する外部デバイスへ、AC電源を連続して供給できます。」とあります。
  • V2 の安全ガイドライン(22番):「パワーステーションが冷蔵庫に接続されている場合、電力の変動によりパワーステーションが自動停止する可能性があります。」「必ず電源状態を監視し、電力不足にならないようにしてください。」

容量の拡張・車・太陽光からの充電:機種で対応が違う

機種 容量の拡張 車からの充電 太陽光からの充電
DJI Power 500・1000 FAQ の SDC ポートの説明に、拡張バッテリーの記載は確認できませんでした FAQ に「DJI Power 車内電源ソケット – SDC 電源ケーブル (12V/24V)を使用して」とあります FAQ に「ソーラーパネル アダプターモジュール (MPPT)とソーラーパネルは別売です。」
DJI Power 1000 Mini FAQ に「DJI Power Expansion Battery 2000を使用した容量拡張もできません」 「エンジン車のバッテリーから最大400WでDJI Power 1000 Miniを急速充電します。」 「ソーラーパネルから最大400WでDJI Power 1000 Miniを急速充電します。」
DJI Power 1000 V2 「最大5つの拡張バッテリーを接続して最大11,264 Whまで容量を拡張できます。」 「最大1000Wの車内電源でポータブル電源を充電できます。」 「最大400Wの太陽光でポータブル電源を充電できます。」
DJI Power 2000 「最大10個の拡張バッテリーを接続して最大22528 Whまで拡張できます。」 「最大1000 Wの車内電源でポータブル電源を充電します。」 「最大400 Wの太陽光発電でポータブル電源を充電します。」

Mini の FAQ には、「DJI Power 1kW車内超急速充電器およびDJI Power 1.8kWソーラー/車内超急速充電器には対応しておらず」とも書かれています。V2 の取扱説明書には、アクセサリーについて「特に指定がない限り」「アクセサリーは別途ご購入いただく必要があります」とあります。

サイクル寿命:70%と80%を並べて比べない

サイクル寿命は、回数の数字を見ても比べられません。DJI の表記は、何%の容量を維持するかと、測定の条件が機種で違います。Power 1000・500 は、仕様ページと取扱説明書で数字が違います。

機種 公式の表記 測定の条件(公式)
DJI Power 500 仕様ページ「4000サイクル以降は、70%以上のバッテリー容量を維持します。」/取扱説明書「3000サイクル以降は、80%以上のバッテリー容量を維持」 仕様ページ「25℃の室温環境下で、270 W 標準充電モードで充電し、500 Wの出力時に測定した値です。」
DJI Power 1000 仕様ページ「4000サイクル以降は、70%以上のバッテリー容量を維持します。」/取扱説明書「3000サイクル以降は、80%以上のバッテリー容量を維持」 仕様ページ「25℃の室温環境下で、600 W 標準充電モードで充電し、1000 Wの出力時に測定した値です。」
DJI Power 1000 Mini 「4000サイクル以降は、80%以上のバッテリー容量を維持します。」 「25°Cの実験室環境において、DJI Power 1000 Miniを標準モードで充電し、外部デバイスに400 Wの出力電力で放電する条件でテストを実施しました。」
DJI Power 1000 V2 「4000サイクル以降は、80%以上のバッテリー容量を維持します。」 「25℃の室温環境下で、標準充電モードで充電し、1000 Wの出力時に測定した値です。」
DJI Power 2000 「4000サイクル以降は、80%以上のバッテリー容量を維持します。」 「25℃の室温環境下で、標準充電モードで充電し、2000 Wの出力時に測定した値です。」

Power 500 の FAQ には、寿命の年数についての説明もあります。「製品を正しく使用しながら、ほぼ毎日1回完全に充放電した場合、DJI Power 500は、約10年のバッテリー寿命を実現します。このデータはあくまで参考用です。」当サイトが年数を計算したものではありません。電池の種類について、仕様ページには5機種とも「LFP電池(リン酸鉄リチウムイオン電池)」と書かれています。電池の種類による寿命や安全性の優劣は、当サイトは判断しません。

保管:取扱説明書と FAQ で、書き方が違う

長期間しまっておくときの充電量について、DJI の文は文書によって違います。

どこに書かれているか 保管についての公式の文言
V2・2000 の取扱説明書 「パワーステーションのバッテリー残量を60%まで放電することをお勧めします。」「完全に放電した後で、パワーステーションを長期間保管しないでください。」「バッテリーの性能を確保するために」、6ヶ月に1回の充電と放電を指示しています。
5機種の FAQ(Mini の取扱説明書にも同じ趣旨の文) 「長期間保管する場合、製品のバッテリー残量を50%~70%(理想的には60%程度)に維持することをお勧めします。」「保管中は、3~4ヶ月ごとにバッテリー残量を確認し、必要に応じて充電することをお勧めします。」「また、約6ヶ月に1回、充放電を行ってください。」
Power 1000・500 の取扱説明書 「パワーステーションのバッテリー残量を60%まで放電することをお勧めします。」「バッテリーの性能を確保するために」、4ヶ月に1回の充電と放電を指示しています。

保管環境温度は、5機種の仕様ページに「-10℃~45℃」と書かれています。保管の充電量について、どの指示が正しいかを当サイトは決めません。買った機種の取扱説明書を見て、その指示に合わせてください。

5機種の仕様表

機種 容量 AC出力(仕様ページの表記) 重さ
Power 500 「512 Wh」 「DYM500L: 100〜120 V、50/60 Hz、最大連続出力:1000 W」。条件は「最大連続出力電力は、製品のバッテリー残量が20%以上の時に利用可能です。」 「約7.3 kg」
Power 1000 「1024 Wh」 「最大連続出力:2200 W*、最大出力:2600 W(合計)**、ピーク出力:4400 W」。注記は「日本国内では、電圧が100 Vであるため、日本版の最大連続出力電力は2000 Wになります。」 「約13 kg」
Power 1000 Mini 「1008 Wh(標準)」 「AC 100~120 V、50/60 Hz、最大電流10 A、最大1000 W(連続800 W)」 「約11.5 kg」
Power 1000 V2 「1024 Wh」 「DYM1000V2L:AC 100~120 V、50/60 Hz、最大電流:20 A」。W の数字は、仕様ページに書かれていません 「約14.2 kg」
Power 2000 「2048 Wh」 「DYM2000L:AC 100~120 V、25 A、50/60 Hz」。W の数字は、仕様ページに書かれていません 「約22 kg」

公式の中で数字が分かれている箇所があります。Power 1000 の取扱説明書の仕様表は、定格が1800W、最大連続出力が2200Wで、Power 500 は定格が800W、最大連続出力が1000Wです。V2 と 2000 は、製品ページの見出しに W の表記があります。V2 は「2600 W」「安定出力」(注記は当サイトでは確認できませんでした)、2000 は「2700Wの高出力で」です。2機種とも日本向けの値かどうかを当サイトは確認できていないため、出力は W で書いていません。

5機種を1台ずつ:弱みと、向いていない人

DJI Power 500(512Wh・約7.3kg)。サイクル寿命は、仕様ページが「70%以上」、取扱説明書が「80%以上」と分かれています。充電電力の注記の主語が別の機種名のため、充電電力の数字は載せていません。

DJI Power 1000(1024Wh・約13kg)。日本版の最大連続出力は仕様ページで「2000 W」、取扱説明書の定格は1800Wと、数字が分かれています。FAQ の保証の回答は日本語以外の文で表示されているため、引用していません。DJI 公式ストアでは在庫切れの表示でした(2026年10月1日確認)。

DJI Power 1000 Mini(1008Wh・約11.5kg)。AC出力は「最大1000 W(連続800 W)」です。容量の拡張は FAQ で「できません」と書かれています。見出しの「わずか58分で0%から」の条件は確認できませんでした。

DJI Power 1000 V2(1024Wh・約14.2kg)。仕様ページの出力は電流の表記(20 A)で、W の数字は確認できていません。充電時間の「56分で完全充電」は製品ページの見出しの表記で、測定条件の注記は確認できませんでした。

DJI Power 2000(2048Wh・約22kg)。仕様ページの出力は電流の表記(25 A)で、W の数字は確認できていません。約22kgは、確かめた5機種(7.3/13/11.5/14.2/22kg)の中でいちばん重い数字です。低温についての FAQ の文は、2000 が「低温環境下では、給電機能が影響を受け、入出力電力が低下します。」、V2 が「出力電力が低下します」です。ひんぱんに動かす人には向きません。

医療機器:当サイトは可否を判断しません

在宅で使う医療機器にポータブル電源が使えるかどうかを、当サイトは判断しません。DJI の文言は次のとおりです。

  • V2 の安全ガイドライン(20番):「個人の安全に関連する緊急医療機器への電力供給のために、本機器を使用することは推奨しません。」「医師の指示に従い、該当機器の使用制限については製造元にお問い合わせください。」
  • Power 1000・500 の取扱説明書:「医療用装置、データサーバー、重要なデータを保管しているワークステーションなどの0ミリ秒UPSを必要とするデバイスにパワーステーションを接続しないでください。」

お使いの医療機器のメーカー・主治医・医療機器の事業者に確認してください。

回収・廃棄:DJI JAPAN の回収サービス

DJI JAPAN は、ポータブル電源の回収サービスを出しています。回収サービスのPDFには、次のように書かれています。

  • DJI JAPAN は、「不要となったDJI ポータブル電源を自主回収するサービスを提供いたします。」と書いています。
  • 対象は本体で、「ソーラーパネル、ケーブル等のアクセサリー品は回収対象外です」。費用は無料で、「送料はお客様のご負担となります」。
  • 荷物の品名には、「リチウムイオン電池」と書くよう指示があります。「※着払いにて発送された場合はお受け取りができかねますため、予めご了承ください。」
  • 「お客様のお住まいの自治体にて廃棄可能な場合、自治体での廃棄をお願いいたします。」

購入した店が正規店かどうか、中古かどうかによる条件は、このPDFには書かれていません(当サイト確認)。取扱説明書(V2)には、「通常の廃棄コンテナにパワーステーションを入れて、廃棄しないでください。」とあります。消費者庁は、ポータブル電源の注意点として「製造・販売元がはっきりしている製品を選び、また回収・リサイクルに対応しているか確認しましょう。」と書いています。

保証:保証ページの表は5機種とも60ヶ月

どこに書かれているか 公式の文言
保証ページ(アフターサービスポリシー)の表 「DJI Power 1000 Mini / DJI Power 1000 V2 / DJI Power 2000 / DJI Power 1000 / DJI Power 500」の行に「60ヶ月」。「DJI Power Expansion Battery 2000」も「60ヶ月」。電源ケーブル(「AC電源ケーブル」)は「12ヶ月」
V2・2000・Power 500 の FAQ 「公式保証期間は5年間です。ただし、一部のアクセサリーは、5年保証の対象外となります。」
Mini の FAQ 「公式保証期間は5年間です。ただし、巻き取り式ケーブルモジュールなどの一部のアクセサリーは、5年保証の対象外となります。」

保証期間の延長や、購入後の登録が要るかどうかは、当サイトでは確認できませんでした。買う前に、DJI に確かめてください。

リコールを調べた結果と、買う前に自分で確かめること

当サイトが2026年10月1日に消費者庁リコール情報サイトと経済産業省の製品別リコール情報を会社名で調べた範囲では、DJI のポータブル電源の回収情報は見つかりませんでした。NITE(製品評価技術基盤機構)の事故情報の検索は、当サイトは確認できていません。消費者庁はポータブル電源の注意点として「リコール対象製品となっていないか確認しましょう。」と書いています。買う直前に、同じ2つのページで型番を調べ直してください。

向いていない人

  • 停電時の切り替えを、医療機器やデータサーバーのために使いたい人。取扱説明書に「0 ms 切り替えのサポートはしません」などの注意書きがあります。
  • 充電時間の数字を、条件を見ずに機種どうしで比べたい人。V2 の「56分で完全充電」も Mini の「わずか58分で0%から」も製品ページの見出しの表記で、測定条件の注記は確認できませんでした。
  • AC出力の W の数字を、V2 や 2000 で比べたい人。仕様ページの表記は電流(20 A・25 A)で、日本向けの W は確認できていません。
  • 容量の拡張を使いたい人は、Mini を選べません。Mini の FAQ に「容量拡張もできません」と書かれています。
  • 約22kgの本体を、ひんぱんに動かす人。2000 の重さの数字です。

よくある質問

Q. 停電時の切り替えは、何秒ですか?
A. 機種で書き方が違います。FAQ は Power 1000・500 が「0.02秒以内」、Mini・V2・2000 が「0.01秒以内」です。取扱説明書は、Power 1000・500 が「20ミリ秒以内」です。取扱説明書には、5機種とも0ミリ秒での切り替えには対応していない旨の注意書きがあります。

Q. V2 の「56分で完全充電」は、いつでもその時間ですか?
A. 当サイトは「はい」とは言えません。「56分で完全充電」は製品ページの見出しの表記で、測定条件の注記を当サイトは確認できませんでした。Power 1000・500 の取扱説明書は、充電時間の測定値を「あくまで参照用です」と書いています。

Q. 保管のとき、充電量は60%ですか?
A. 取扱説明書(V2・2000・Power 1000・500)は「60%まで放電」、FAQ は「50%~70%(理想的には60%程度)」と書いています。買った機種の取扱説明書で確かめてください。

まとめ

  • DJI Power の看板機能は、数字より条件を先に読んでください。停電時の切り替えは機種名とセットの秒数、充電時間は測定の条件つき(条件の注記を確認できなかった機種もあります)、サイクル寿命は何%まで維持するかの条件つきです。
  • 確かめた5機種の中で、容量を拡張できると FAQ に書かれているのは V2 と 2000 で、Mini は「できません」と書かれています。V2 と 2000 の出力は、仕様ページが電流の表記で、W は確認できていません。
  • 保管・保証・回収の文言は、文書ごとに違います。買う機種の取扱説明書と保証ページで確かめてください。医療機器につなぐかどうかは、医療機器のメーカー・主治医・医療機器の事業者に確認してください。

出典(すべて2026年10月1日確認)

コメント

タイトルとURLをコピーしました