エアコンは畳数の段ごとにどこがいい? 6畳用は日立、14畳用はパナソニック【27型番実数】

エアコンを畳数の段ごとにどのメーカーを選ぶかまとめた結論編記事のアイキャッチ。27型番の実数で選ぶという要点と家電えらびのサイト名を記載 エアコン

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この記事は、畳数の段ごとにメーカーを1つ選びます。当サイトが第1に挙げるのは、6畳用(2.2kW)は日立、14畳用(4.0kW)はパナソニックです。2026年8月25日に6社の公式ページを開き、27型番(6畳用12・14畳用15)のAPF・期間消費電力量・低温暖房能力・電源・寸法を書き写し、その公式値だけで選びました。

先に3行で

  • 6畳用(2.2kW)は日立。収録12型番で、APFが最高の機種も期間消費電力量が最小の機種も日立でした
  • 14畳用(4.0kW)はパナソニック。外気2℃の低温暖房能力9.0kWを、条件の注記なしで公表する唯一の機種です
  • どの段でも本体だけでは終わりません。工事が要り、当サイトは工事費の金額を持っていないので「標準工事◯円」は出てきません

エアコンシリーズ(全6本)/この記事は6本目です

  1. エアコンのメーカーはどこがいい? 6社を6畳用と14畳用でそろえて比較(公開ずみ)
  2. メーカー別の機能解説 ①:日立の機能解説
  3. メーカー別の機能解説 ②:パナソニックの機能解説
  4. 「冷房6〜9畳」の6と9って何が違うの?エアコンの畳数表示の読み方(公開ずみ)
  5. ダイキンの「水内部クリーン」と日立の「凍結洗浄」は同じもの? エアコンの清潔機能まるごと対訳(公開ずみ)
  6. この記事:畳数の段ごとに、どのメーカーかを言い切る

まず答え:畳数の段ごとに、当サイトが選ぶメーカー

段別の年間電気代の帯グラフ。6畳用は約17,700円〜約22,200円(うち最上位級6機種は約17,700〜19,500円)、14畳用は約31,700円〜約47,900円。期間消費電力量(kWh)×31円/kWhで計算(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・令和4年7月22日改定)。6畳用と14畳用は畳数クラスが違うため優劣の比較ではないと注記。出典は各社公式サイト。
畳数の段 第1に(総合) 第2に 第3に
6畳用
冷房2.2kW
日立
APFと期間消費電力量が
収録中で最良
(RAS-XR2226S)
パナソニック
省エネ基準達成率が
確認できた中で最大
(CS-X226D)
ダイキン
加湿もしたい人
(AN226ARS-W)
14畳用
冷房4.0kW
パナソニック
低温暖房9.0kWを
注記なしで公表
(CS-X406D2)
三菱電機
カタログの数字は
収録中で最良
(MSZ-FZ4026S・⛔要確認)
ダイキン
加湿もしたい人
(AN406ARP-W)
8・10・12・18畳など
その他の畳数
当サイトはメーカーを言い切れません。この段の機種を1台も収録していないためです(進め方は後述)

第4・第5の選択肢と根拠は、このあと段ごとに書きます。効き・静かさ・風の心地よさは入っていません(当サイトは1台も買っておらず、運転もしていないため)。

この記事の材料

数値はすべて各メーカーの公式ページで確認(2026年8月25日)。電気代は「期間消費電力量 × 31円/kWh」です(例:570kWh × 31円 = 17,670円 → 約17,700円。単価の出どころは末尾の「注記」)。当サイトは本体価格も工事費も調べていません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。

なぜこの段で分けたのか

2.2kW・4.0kWというクラスは、メーカーが型番の中の数字で分けているものです。ダイキン AN226ARS-W と AN406ARP-W、日立 RAS-XR2226S と RAS-XR4026D。収録した6社すべてで、この数字が 2.2kW と 4.0kW を指していました。ただしその2つの段だけを収録したのは、当サイトの判断です。入口記事「エアコンのメーカーはどこがいい?」も「6社を横並びで比較するため」この2クラスに絞っており、この記事はその段にそろえました。

ここで1つ、はっきり断っておきます。「2.2kW=冷房6畳、4.0kW=冷房14畳」という全メーカー共通の対応表を、当サイトは持っていません。4本目のエアコンの畳数表示の読み方では、日立 RAS-D22D の仕様表で「冷房6〜9畳の正体は冷房能力2.2kW」という組み合わせを1つだけ確かめていますが、同じ記事でこう断っています。

ただしこれはこの1機種で確認した対応であって、全メーカー共通の対応表として当サイトが確認したものではありません。

ですからこの記事で「6畳用」「14畳用」と呼んでいるのは、型番の数字が指す能力(2.2kW・4.0kW)のことだと読んでください。部屋に必要な能力は畳数だけでは決まりません(木造なら小さい数字、鉄筋なら大きい数字を読みます)。それは4本目の領分です。

【6畳用・冷房2.2kW】寝室・子ども部屋・ワンルームの段

6畳用エアコン・室内機の大きさ比べ(寸法を取得できた9型番の範囲)。幅728〜799mm、高さ249〜295mm、奥行225〜389mmの横帯。ダイキンR・ダイキンE・日立Eの3型番は寸法未取得と明記。出典は各社公式サイト。

収録12型番(6社×最上位級と普及帯の各1)。APFは5.8〜7.3、期間消費電力量は570〜717kWh=年およそ17,700〜22,200円(最上位級6機種なら約17,700〜19,500円)。日立を除く5社の普及帯はすべて717kWh(年約22,200円)・APF 5.8で完全に横並びでした(省エネ基準達成率も、確認できた4社ぶんは87%で同じ。富士通ゼネラル AS-C226T だけは別PDFで未到達です)。

第1に(総合):日立 RAS-XR2226S(白くまくん Xシリーズ)

理由は2つ。①APF 7.3 は、収録12型番を並べ直していちばん高い数字(次がパナソニック CS-X226D の 7.0)。②期間消費電力量 570kWh も12型番中いちばん小さい(年約17,700円)。外気2℃の低温暖房能力4.5kWは収録中の最大と並びます。清潔機能は公式表記で「凍結洗浄」「ファンお掃除ロボ」「Premiumプラズマ空清」。室内機は幅798×高さ295×奥行385mm。

気になる点:①省エネ基準達成率(2027年度)を、当サイトは日立の仕様ページで見つけられませんでした(記載が無いという意味ではありません)。②APFが高いことは、部屋が早く冷えるという意味ではありません。

第2に(達成率で確かめたい人):パナソニック CS-X226D(エオリア Xシリーズ)

省エネ基準達成率106%は、6畳用で達成率を確認できた8型番中でいちばん高い数字です(次がダイキン AN226ARS-W と三菱電機 MSZ-ZW2226 の104%)。594kWh(年約18,400円)は12型番中2番目に小さく、低温暖房能力4.5kWは最大と並びます。清潔機能は「フィルターお掃除ロボット」「ナノイーX(48兆)」。気になる点:「48兆」は公式の仕様ロゴ表記です。効果と試験条件は、パナソニック公式が項目ごと(カビ菌・花粉・ニオイなど)に試験空間・時間・試験機関を分けて公表しており「実使用空間での実証効果ではありません」とも明記しています。この記事では順位づけに使わず、3本目(パナソニックの機能解説)で扱います。

第3に(加湿もしたい人):ダイキン AN226ARS-W(Rシリーズ うるさらX)

公式が「無給水加湿(うるる加湿)」と呼ぶ機能が付きます。収録6社でこれを持つのはダイキンだけでした。APF 6.9・603kWh(年約18,700円)・達成率104%・低温暖房能力4.5kW(パワフル設定時)。

ここが落とし穴です。この機種の電源は単相100V 20A。6畳用でアンペアまで確認できた5型番のうち20Aはこの1台だけでした。日立の公式FAQは 100V 20A のプラグを「アイエル(IL)型」=「ふたつの穴のうち、いずれかがエル(L)字に曲がっているタイプ」、15A を「平行型」=「縦の穴がふたつ並んでいるタイプ」と説明しています。いまのコンセントが平行型なら、この機種はそのままでは使えません。

ほかに気になる点ダイキンの室内機の寸法を取得できていません(仕様ページが画像表記のため)。低温暖房能力の「パワフル設定時」という注記が、他社の外気2℃の値と同条件かも確認できていません。

第4に・第5に:富士通ゼネラル AS-C226T(小ささ)/三菱電機 MSZ-GE2226(薄さ)

富士通ゼネラル AS-C226Tは室内機が幅728×高さ250×奥行285mm。幅728mmは、寸法を取得できた9型番の中でいちばん狭い数字です(ほかの8型番は770〜799mm)。高さ250mmもシャープ AY-U22RS の249mmに次ぐ低さ。普及帯なのに「熱交換器加熱除菌」(熱交換器を55℃以上に加熱する機能)が載ります。三菱電機 MSZ-GE2226は奥行225mmが同じ9型番中でいちばん薄い数字です(最上位級は301〜389mm。ただしシャープ AY-U22RS だけは最上位でも301mmと薄めです)。ただし幅だけ、奥行だけで選ぶと外します。AS-C226T は幅が最小でも奥行は三菱電機より60mm厚く、MSZ-GE2226 は奥行が最薄でも、幅799mmは収録中でいちばん広い数字と並びます。

気になる点:2台とも普及帯で、APF 5.8・717kWh(年約22,200円)は横並び。日立 RAS-XR2226S との差は年約4,500円です。省エネ基準達成率は、三菱電機 MSZ-GE2226 が87%、AS-C226T は別PDFで未到達で、2台を達成率で比べることはできません。AS-C226T は低温暖房能力3.0kWと最上位級の4.5kWより小さい点も見ておいてください。MSZ-GE2226 の数値は目視照合が済んでいません(末尾の注記)。

この5台に当てはまらない人へ。プラズマクラスターならシャープ AY-U22RS ですが、同じ「プラズマクラスター搭載」でも普及帯のDGは7000でグレードが違います。また三菱電機のフラッグシップ FZ にも、富士通ゼネラルの最上位 nocria X にも、6畳用がありません(どちらも14畳用から)。この2社の6畳の実質最上位は MSZ-ZW2226 と AS-Z226T(ともにAPF 6.9・603kWh)です。

この段の商品カードについて(正直に書きます)

当サイトが6畳用で用意できている商品カードは、上に置いた6台(RAS-XR2226S/CS-X226D/AN226ARS-W/AY-U22RS/MSZ-ZW2226/AS-Z226T)です。第4・第5に挙げた富士通ゼネラル AS-C226T と三菱電機 MSZ-GE2226 のカードは用意できていないため、この2台には購入先のリンクを置いていません。型番は上のとおりですので、公式ページか販売店でご確認ください。

6台のうち4台は、販売店の商品名に「本体のみ」または「配送のみ/設置工事なし」と書かれています(RAS-XR2226S・AN226ARS-W・AY-U22RS・MSZ-ZW2226)。取り付け工事は別の手配が要ります。メーカーの性格から選び直すなら入口記事「エアコンのメーカーはどこがいい?」へ。

【14畳用・冷房4.0kW】リビングの段(主戦場)

14畳用エアコン・室内機の大きさ比べ(寸法を取得できた10型番の範囲)。幅728〜890mm、高さ250〜295mm、奥行は最大396mm(富士通ゼネラルAS-X406T2)で最小値はこの記事では確認できていないと明記。三菱電機MSZ-FZ4026Sの幅890mmが突出していることを示す。ダイキン3型番・日立E・富士通ゼネラルZの5型番は寸法未取得と明記。出典は各社公式サイト。

収録15型番(ダイキンRは200V版と100V版を別に数えています)。APFは4.9〜7.4、期間消費電力量は1,022〜1,544kWh=年およそ31,700〜47,900円で、この段だけで約1.5倍違います。しかも15型番のうち13型番が単相200V収録15型番の中で100Vのまま買えるのは富士通ゼネラル AS-C406T と、うるさらXの100V版 AN406ARS-W の2台でした。⛔ ただし収録後(2026年9月12日)に確認したところ、エオリアXシリーズの14畳用には、第1に挙げた CS-X406D2(200V)のほかに単相100Vの CS-X406D があります。

第1に(総合):パナソニック CS-X406D2(エオリア Xシリーズ)

  • 外気2℃の低温暖房能力9.0kW。収録15型番を並べ直すと9.0kWはこの機種とダイキン AN406ARP-W の2台だけで、注記なしで公表しているのはパナソニックだけです(ダイキンには「パワフル設定時」の注記が付きます)
  • APF 7.1・1,066kWh(年約33,000円)・省エネ基準達成率107%・室内機は幅799×高さ295×奥行385mm

気になる点:①APF 7.1 はこの段の最高ではありません(三菱電機 MSZ-FZ4026S の7.4、ダイキン AN406ARP-W の7.3、富士通ゼネラル AS-Z406T2 の7.2が上)。それでも第1に置いたのは、低温暖房能力9.0kWが注記なしで公表されている点をAPFの0.1〜0.3の差より重く見たからです。②電源は単相200Vで、100Vの部屋では電源の工事が別に要ります(同じXシリーズの14畳用には単相100Vの CS-X406D もあります。収録外のため順位づけには使っていません)。③低温暖房能力は「外気2℃のときに出せる能力」であって、部屋が暖まる速さではありません。

第2に(カタログの数字で決めたい人):三菱電機 MSZ-FZ4026S(霧ヶ峰 FZシリーズ)

APF 7.4 と期間消費電力量1,022kWh(年約31,700円)は、収録15型番中でいちばん良い数字です。省エネ基準達成率112%も、達成率を確認できた10型番の中でいちばん高い数字でした(日立2型番と富士通ゼネラル3型番は達成率を確認できていないため、この5型番は比べる相手に入っていません)。低温暖房能力8.5kW、室内機は幅890×高さ285×奥行358mm。

気になる点は大きいので、はっきり書きます。この機種が現行機なのか次に出る機種なのか、当サイトは確定できていません。三菱電機の公式トップに「2026年10月初旬発売」という表記があり、掲載機がどちらを指すのか切り分けられませんでした。買う前に販売店か公式で確かめてください。②暖房能力の範囲は取得できておらず、目視照合も未了です。③室内機の幅890mmは、寸法を取得できた10型番中でいちばん広い。買い替えで「同じ場所に付くはず」と考えている人は、先に測ってください。

第3に(加湿もしたい人):ダイキン AN406ARP-W(うるさらX・200V)

6畳用と同じく「無給水加湿」が付きます。APF 7.3・1,036kWh(年約32,100円)はどちらも収録15型番で2番目・達成率110%・低温暖房能力9.0kW(パワフル設定時)・単相200V 20A。気になる点:室内機の寸法を取得できていません。

そして、ここは当サイトが今回いちばん驚いた場所です。同じ「うるさらX」の14畳用でも、200V版(AN406ARP-W)はAPF 7.3・1,036kWh・低温暖房9.0kW、100V版(AN406ARS-W)はAPF 6.6・1,146kWh・低温暖房5.7kW。シリーズ名も畳数も同じなのに公式値がここまで違います(電気代で年およそ3,400円の差)。シリーズ名だけで選ぶと外します。型番の末尾まで見てください。

第4に(200Vの工事をしたくない人):富士通ゼネラル AS-C406T(nocria Cシリーズ)

14畳クラスなのに単相100V 20A(ILプラグ)で使えます。収録15型番のうち200Vの工事なしで買える2台のうち、普及帯にあるのがこの機種です(もう1台は前述のうるさらX 100V版 AN406ARS-W。収録外では CS-X406D も100V機です)。室内機は幅728×高さ250×奥行285mm、「熱交換器加熱除菌」も付きます。ただし代償が数字にはっきり出ます。APF 5.0・1,513kWh(年約46,900円)・低温暖房能力4.6kW。4.6kWは収録15型番中でいちばん小さい数字です(最大9.0kWのおよそ半分)。1,513kWhはパナソニック CS-X406D2 より447kWh多く、31円/kWhなら年およそ13,900円の差です。

気になる点:当サイトはこの差を「200V工事の費用より得か損か」と比べられません(工事費の金額を持っていないためです)。日立の公式FAQは電気工事に「第二種電気工事士の資格が必要です」と書いており、電源の工事は自分ではできません。見積りで確かめてください。

第5に(清潔機能で選ぶ人):日立 RAS-XR4026D(白くまくん Xシリーズ)

公式表記は「凍結洗浄」「ファンお掃除ロボ」「Premiumプラズマ空清」。APF 7.1・1,066kWh(年約33,000円)・低温暖房能力8.9kW・幅798×高さ295×奥行385mm。6畳用では第1の日立ですが、14畳用では数字の首位ではありません。気になる点:①6畳用と同じく省エネ基準達成率を仕様ページで見つけられませんでした。清潔機能の名前が多いことは、掃除が要らなくなるという意味ではありません(後述の「買わなくてよい人」)。呼び名の対訳はエアコンの清潔機能まるごと対訳へ。

この5台に当てはまらない人へ。3つ挙げます。①三菱電機 MSZ-ZW4026S(霧ヶ峰 Zシリーズ)。APF 6.6・1,146kWh(年約35,500円)・達成率100%・低温暖房能力8.0kW・幅799×高さ295×奥行389mm。第2に挙げたFZの「現行機か次期機か分からない」問題を避けたい人の受け皿です(そのぶんAPFは7.4から6.6に下がり、電気代は年およそ3,800円増えます)。②富士通ゼネラル AS-X406T2(nocria X・最上位)。APF 6.9・1,097kWh(年約34,000円)・低温暖房能力8.4kW・幅798×高さ293×奥行396mm。同じ富士通ゼネラルでも、14畳用のAPFは最上位のXより2番手のZシリーズ(AS-Z406T2・7.2)のほうが高い数字です。Xは気流(デュアルブラスター)に振った設計と読めます。⛔ 達成率はX・Zとも別PDFで未到達です。③シャープ AY-U40RL2(Rシリーズ・最上位)。プラズマクラスター25000が要るならこれで、APF 6.6・1,146kWh・達成率100%・低温暖房能力7.2kW・幅798×高さ295×奥行387mm。⛔ シャープの数値は目視照合が済んでいません(末尾の注記)。

この段の商品カードについて(正直に書きます)

14畳用(4.0kW)の商品カードは0台です。この段に挙げた型番には購入先のリンクを置いていません。型番は上のとおりですので、公式ページか販売店でご確認ください。どの型番を選んでも本体価格だけでは終わりません。工事で何が足されるのかは、当サイトの別記事で扱います(準備中)。

【8・10・12・18畳など】言い切れない段

カタログの「畳数のめやす」の読み方を示す図。1台のカタログに、木造平屋南向き(和室)なら6畳まで、鉄筋マンション中間階(洋室)なら9畳までという2つの答えが並ぶことを示す。6と9の間の7畳・8畳という数字はカタログに書かれていないと注記。kWと畳数の全メーカー共通の対応表ではないことも明記。

この段について、当サイトは1台も収録していません。6社を同じ条件で並べるために、6畳用と14畳用に機種をそろえたからです。だから「8畳なら◯◯」とは書けません。数字を持たないものを推薦すれば推測になります。

そのかわり進め方を書きます。

  1. カタログの「畳数のめやす」欄で、自分の部屋が入る機種を探す。めやすは「木造なら小さい数字、鉄筋なら大きい数字」という2つの答えの形で書かれています → エアコンの畳数表示の読み方。⛔ 当サイトは「8畳=◯kW」のような全メーカー共通の対応表を持っていません。4本目でも1機種ぶん(冷房6〜9畳=2.2kW)を確かめただけで、全社共通とは確認していないと断っています。能力(kW)から逆算するのではなく、めやすの欄から探してください。
  2. 見つかった機種の型番の数字を見る。収録6社すべてで、型番の中の数字は能力(kW×10)を指していました(AN226=2.2kW、AN406=4.0kW)。同じメーカーで別の畳数のグレード違いを探すときの手がかりになります。
  3. その型番の公式仕様で、APF・期間消費電力量・電源・寸法を確かめる。ここは上の2段と同じやり方です

そして「6畳用でこのメーカーが良かったから、18畳用でも同じはず」とは考えないでください。この記事でも6畳用の第1は日立、14畳用の第1はパナソニックで入れ替わっています。

予算が合わないときに見る場所

予算を下げたいときに動かせる3か所の分岐図(①グレードを1段下げる ②畳数を上げる前に確認 ③買い替え時期を確認)。6畳用はグレードを下げても省エネで差がつかない(普及帯5社がAPF5.8・717kWhで横並び、達成率も確認できた4社ぶんは87%で同じ)、14畳用は年およそ16,200円の差が出る(普及帯1,544kWh・最上位級1,022kWh)ことを対比。出典は各社公式サイト。

当サイトは価格も工事費も調べていないので「◯万円以下ならこれ」とは書けません。そのかわり予算を下げたいときに動かせる場所を3つ。

  1. グレードを1段下げる。ただし6畳用では、下げても省エネでは差がつきません(日立を除く5社の普及帯はAPF 5.8・717kWhが同じ数字。達成率も確認できた4社ぶんは87%で同じです)。差がつくのは清潔機能と気流です。14畳用は違い、普及帯(1,544kWh)と最上位級(1,022kWh)で年およそ16,200円の差が出ます
  2. 畳数を上げる前に部屋の条件を確かめる(木造か鉄筋かで読む数字が変わります) → エアコンの畳数表示の読み方
  3. そもそも買い替え時期なのかを確かめる(内閣府『消費動向調査』の平均使用年数は「買い替えた世帯だけ」の数字です) → 「家電の寿命10年」は本当か

買わなくてよい人

エアコンのコンセント4種の絵(当サイトの自作図)。100V15Aは平行型(縦の穴がふたつ)、100V20Aはアイエル(IL)型(ふたつの穴のうちいずれかがL字)、200V15Aは3つの穴、200V20Aは3つの穴で片側がL字。日立公式FAQの説明文をもとに当サイトが作図(公式画像の転載はなし)。

当サイトの結論は「買ってください」ではありません。次のどれかに当てはまる人は、いま買わなくてよいと考えます。

  • 日本冷凍空調工業会が挙げる3つが、どれも当てはまらない人。同会は「こんなときエアコンが少々疲れ気味、このまま使い続けると…」として「最近冷えが悪くなってきた、寒い朝は暖房が弱い」「以前より電気代が増えたように感じる」「運転音が高くて、テレビの音量を上げたことがある」の3つを挙げています。どれも無いなら、当サイトは買い替えをすすめる材料を持っていません。なお同会のページに年数の目安はありませんでした(見つけられなかったという意味です)
  • 電気代だけを理由に6畳用を買い替える人。6畳用の差は年およそ4,500円。当サイトは本体価格も工事費も持っていないため、何年で取り返せるかを計算できません。
  • 置き場所とコンセントをまだ見ていない人。見るのは室内機の幅・高さ・奥行と、コンセントの穴の形。日立の公式FAQによると、穴が2つで縦に並んでいれば100V 15A、穴が2つでどちらかがL字なら100V 20A、穴が3つなら200V(3つのうち片側がL字なら200V 20A)です。合わないと、選んだ機種はそのままでは使えません
  • 清潔機能が付けばエアコン掃除が要らなくなると思っている人。ダイキンの公式FAQは「すでに発生してしまったカビやニオイは、内部クリーンでは除去できません」と書いています。各社の清潔機能は、汚れを落とすものではなく付きにくくするものです

よくある質問

Q. エアコンの電気代は年間いくらですか? 6畳用と14畳用を比べていいですか?
A. 期間消費電力量を確認できた機種で計算すると、6畳用が約17,700〜22,200円(うち最上位級6機種は約17,700〜19,500円)、14畳用が約31,700〜47,900円です(31円/kWh換算)。ただし6畳用と14畳用を並べて優劣は決められません。JIS C 9612:2013 の測定条件は畳数クラスごとに違い、同じクラスの中なら各社の数字をそのまま並べてよく、またぐと比べられないからです

Q. 8畳や10畳の部屋は、どのメーカーを選べばいいですか?
A. 当サイトは言い切れません。この段の機種を1台も収録していないためです。そして「8畳用」という区切りの商品があるわけでもありません。4本目で確かめたとおり、7畳・8畳という数字は、そもそもカタログの畳数のめやすに書かれていません。書かれているのは「木造ならここまで」「鉄筋ならここまで」の2点だけです。木造の8畳の部屋なら、木造で8畳以上に対応する機種(=小さいほうの数字が8以上のもの)を探すことになります → エアコンの畳数表示の読み方

Q. 200Vの工事は自分でできますか?
A. できません。日立の公式FAQに「屋内の電気工事には、第二種電気工事士の資格が必要です」と書かれています。14畳用は収録15型番のうち13型番が単相200Vで、いまのコンセントが100Vなら工事が要ります。当サイトは工事費の金額を持っていないので、「工事代◯円」も「200Vにしたほうが得か損か」も書けません。販売店の見積りで確かめてください。200Vの工事を避けたい場合の受け皿は、本文の第4(富士通ゼネラル AS-C406T)とうるさらXの100V版(AN406ARS-W)の2台、収録外ではパナソニック CS-X406D(単相100V)です

Q. 本体を買えば、それで使えますか?
A. いいえ。エアコンは工事が要ります。当サイトは工事費の金額を持っていないので、この記事に金額は出てきません。電源の工事には「第二種電気工事士の資格が必要です」と日立の公式FAQにあり、自分ではできません

Q. この記事の機種で全部ですか? 商品カードが無い機種があるのはなぜですか?
A. 全部ではありません。アイリスオーヤマとハイセンスは1機種も収録できていません(前者は公式サイトが読み取れず、後者は型番と数値を取得できませんでした)。収録は6畳用と14畳用だけで、「最大」「最小」は27型番中での話です。商品カードは6畳用の6台ぶんしか用意できていません。用意できていない機種にリンクだけ足すことはしないので、その機種は公式ページか販売店でご確認ください

まとめ

今日やること2つのチェックリスト。①エアコンを付ける壁の幅・高さ・奥行を測る、②コンセントの穴の形を見る(縦に2つ=100V15A/2つで片方がL字=100V20A/3つ=200V)。上のコンセント4種の図と絵柄をそろえている。
  • 6畳用は日立 RAS-XR2226S(APF 7.3も570kWhも収録12型番中で最良。ただし達成率は確認できていません)。14畳用はパナソニック CS-X406D2(低温暖房能力9.0kWを注記なしで公表。ただしAPF 7.1はこの段の最高ではありません)。8・10・12・18畳などは、1台も収録しておらず言い切れません
  • 条件が1つでも強いなら、そちらが優先です。加湿=ダイキン、室内機を小さく=富士通ゼネラル、奥行を薄く=三菱電機GE、カタログの数字=三菱電機FZ(現行機か要確認)、清潔機能=日立。同じシリーズ名でも中身は変わります(うるさらXの14畳用は200V版がAPF 7.3・100V版が6.6)

今日やることは2つ。①エアコンを付ける壁の「幅」「高さ」「奥行」を測る。②コンセントの穴の形を見る(縦に2つ/2つで片方がL字/3つ)。この記事の推薦は、その4つが分かって初めて使えます。

注記:数字の条件

  • APF・期間消費電力量は JIS C 9612:2013 で測定条件が決められています。同じ畳数クラスの中なら各社の数字をそのまま横並びにしてよく、クラスが違う機種どうしは比較できません。規格の条件で計算した値で、実際の使用量ではありません。電気代=期間消費電力量(kWh)× 31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・令和4年7月22日改定)。百円単位に丸めています
  • 低温暖房能力は外気2℃のときの値で、ダイキンだけ「パワフル設定時」の注記が付いており、他社と条件が完全に同一とは断定できません省エネ基準達成率は2027年度基準の値で、日立は仕様ページに記載を見つけられず、富士通ゼネラルは別PDFで到達できていません。この記事で達成率の順位に触れている箇所は、すべて確認できた型番の中での話です(6畳用は12型番中8型番、14畳用は15型番中10型番)
  • シャープと三菱電機の数値は、公式ページに画像表記の箇所があり、当サイトは目視照合を終えていません。三菱電機 MSZ-FZ4026S は現行機か次に出る機種かも確定できていません(公式トップに「2026年10月初旬発売」の表記があるため)
  • 室内機の寸法は、ダイキンの全機種・日立Eシリーズ・富士通ゼネラル AS-Z406T2 で取得できていません。「最小」「最大」は取得できた範囲での話です(6畳用は9型番、14畳用は10型番)。除菌・脱臭の「99%」系の数字は、試験条件つきで公表しているメーカーもありますが、試験空間・時間・試験機関が項目ごとに違い、6社を同じ条件で並べられないため扱っていません(機能解説の回で扱います)。機種別の必要な設置スペースも据付説明書側にあり、取得できていません
  • 「畳数のめやす」と能力(kW)の全メーカー共通の対応表を、当サイトは持っていません。4本目で1機種ぶん(冷房6〜9畳=冷房能力2.2kW)を確かめただけです
  • 「確認できず」は、当サイトが開いたページに記載を見つけられなかったという意味で、その項目が存在しないという意味ではありません。購入前に最新のカタログと据付説明書でご確認ください

出典(機種の数値は2026年8月25日確認。※は2026年8月13日、†は2026年9月11日、‡は2026年9月12日確認)

数値・引用文は上記のページを当サイトが開いて確認したもので、引用は原文どおりです。これらのエアコンを購入・設置・使用しておらず、効き・静かさ・風の心地よさは評価していません。

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