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低温調理器・ヨーグルトメーカーシリーズ
- 低温調理器とヨーグルトメーカーは何が違う? 4社の公式仕様を「保てる温度」で1枚にした
- BONIQ 3.0の「プリセット」と「ステップ加熱」は何をする機能か|公式仕様で読み解く(この記事)
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まず答え:BONIQ 3.0の看板機能は、食材の厚みと温度から加熱時間をアプリが設定するプリセット
低温調理器をBONIQに決めかけていて、「2.0と3.0とPro 2はどう違うのか」「アプリは必須なのか」で迷っている方に向けた記事です。当社が公式ページを確認したところ、BONIQの現行機種はBONIQ 3.0(単体・スターターセット・Save Your Food Set)だけで、2.0は3.0の前身、Pro 2は生産終了でした(2026年9月26日確認)。BONIQ 3.0の看板は、公式が「食材の厚みとお好みの温度を入力したら、自動で安全な加熱時間を設定。」と説明するプリセット機能です(アプリで使う機能で、加熱時間の安全は当社では確かめていません)。この記事では、公式が説明する看板機能が実際に何をする機能なのかを、公式の言葉のまま確認していきます。
この記事の数値・引用は、BONIQ公式ストア(株式会社葉山社中)の製品ページと、初代BNQ-01の取扱説明書(公式サイトで公開されているPDF)だけを根拠にしています。確認日は2026年9月26日です。当社はBONIQの実機を購入・使用しておらず、使用した感想は書いていません。加熱の温度・時間が安全かどうかは、当社では判定しません。
BONIQとは何者か
BONIQは株式会社葉山社中が展開する低温調理器のブランドです。公式ストアによると、現行のBONIQ 3.0は使用環境について「家庭使用のみ(業務使用不可(保証外))」としており、「飲食店での使用は保証外となります。BONIQ Proシリーズをお求めください。」と説明しています(2026年9月26日確認)。製造国は中国、使用地域は日本国内専用です。製品保証は「出荷より1年間有効」としています。付属品は取扱説明書と低温調理ガイドブックです。
看板機能①:プリセット——厚みと温度から加熱時間を機械が決める
プリセット機能について、公式は次のように説明しています。
「BONIQ推奨の安全な加熱基準があらかじめセットされた機能。食材の厚みとお好みの温度を入力したら、自動で安全な加熱時間を設定。」
食品安全委員会は、加熱時間の決め方について次のように述べています。
「『ローストビーフなら100分』というような覚え方ではなく、肉の重量や厚みを考慮して、低温調理器メーカーのマニュアルや、指定するレシピにしたがって加熱時間を設定し、さらに肉が大きい場合には、中心温度を確認して、必要な時間、加熱することが大切です。」(内閣府 食品安全委員会、2026年9月11日確認)
食品安全委員会は、肉の重量や厚みを考慮し、低温調理器メーカーのマニュアルや指定するレシピにしたがって加熱時間を設定し、肉が大きい場合は中心温度も確認するよう述べています。BONIQのプリセットは、公式の説明では、食材の厚みと温度を入力すると加熱時間をアプリが設定する機能です。ただし、これはメーカーの説明であり、当社が加熱時間の安全性を確かめたものではありません。実際にどの加熱基準が使われているかは、当社では確認できていません。使用する際は、公式アプリの案内と、お使いの機種の取扱説明書に従ってください。
看板機能②:ステップ加熱——最大5段階まで温度を切り替えられる
プリセットとは別に、自分で温度と時間を指定する「マニュアル調理」もあります(アプリの機能として説明されています)。公式は次のように説明しています。
「自分でお好みの温度と時間をセット可能。また、最大5段階までのステップ加熱が可能」
公式が挙げている使用例は次の2つです。
「STEP1:63℃ 30分(温玉 完了)、STEP2:63℃ 30分(胸肉 完了)、STEP3:63℃ 1時間(豚肉 完了)」
「STEP1:80℃ 1時間30分(甘味を最大化)、STEP2 95℃ 15分(食物繊維を破壊)」
1つ目の例は、3つの食材を同時に入れ、開始から30分・1時間・2時間でアラームを鳴らす使い方です(STEP2の30分は胸肉の加熱時間ではありません)。この例に肉の厚みは書かれていません。食品安全委員会の実測では、約300g・厚さ約3cmの鶏ムネ肉を63℃で加熱すると「調理に計100分ほど」かかります。この例の時間を加熱時間の目安にしないでください。肉の加熱時間については、食品安全委員会の実測を引用している低温調理器とヨーグルトメーカーは何が違う? 4社の公式仕様を「保てる温度」で1枚にしたと低温調理器・ヨーグルトメーカーは、作りたいもの別にこの機種|公式仕様から出した結論もあわせてご覧ください。2つ目の例は温度そのものを80℃から95℃へ切り替える使い方です。どちらも公式が挙げている例であり、当社がこの時間・温度の妥当性を確かめたものではありません。
看板機能③:インジケーターランプ——4色で状態が分かる
本体の状態は、ランプの色で確認できます。公式は次のように説明しています。
「【停止時 = 赤】【0–49℃ = 白】【50–75℃ = 青】【76–95℃ = 緑】と温度を一目で確認可能。」
安全設計
本体の安全機構についての公式の説明です。
「リレー制御による温度管理、空焚き防止センサー、さらには2段階のヒューズを搭載することで、熱暴走のリスクもしっかりガード。」
防水の説明には、次の但し書きがあります。
「水まわりでも安心して調理できる防水仕様。ただし、強い衝撃や過度な水圧によって水が内部に入り、故障リスクを高める場合があります。」
防水の等級(IPX等の数値)は、当社が確認した公式ページには記載がありませんでした。
アプリ対応
BONIQ 3.0は専用アプリに対応しています。公式の説明は次のとおりです。
「専用アプリを使用することでプリセット機能やマイレシピ管理、ステップ加熱など、多彩な機能が活用できます。」
つまり、プリセットやマイレシピ管理、ステップ加熱は、公式が専用アプリで使う機能として説明しているものです(本体だけで使えるかどうかは、公式ページに記載がありません)。Wi-Fiは「IEEE802.11b/g/n(2.4GHz、5GHz)」に対応していますが、公式は次のように但し書きを添えています。
「アプリの接続は、本体に加えてWiFi環境、スマホ仕様など複数の要因が関わるため、すべてのスマホで繋がることを確約することはできません。」
アプリでの操作を前提に検討している場合は、この但し書きを踏まえておく必要があります。
現行BONIQ 3.0の仕様表
| 項目 | 公式表記 |
|---|---|
| 温度設定範囲 | 「5℃~95℃(温度誤差検知精度:+/- 0.1℃ 冷却機能は有りません。)」 |
| 湯煎容量 | 「容量5ℓ〜15ℓ」 |
| 消費電力 | 定格電力「100V / 50-60Hz(最大1000W)」 |
| タイマー | 設定時間「1分〜99時間59分」 |
| サイズ | 「(約)高さ 31.5 cm × 直径 5.5 cm × 奥行き 10 cm(ホルダー含む)」 |
| 重さ | 「(約)1 kg」 |
| 電源コード | 「1.5m」 |
| 保証 | 製品保証「出荷より1年間有効」 |
| 使用環境 | 「家庭使用のみ(業務使用不可(保証外))」 |
型番(BNQ-◯◯のような形式)は製品ページに記載がありませんでした。記事では「BONIQ 3.0」という製品名で扱います。
初代BNQ-01との違い
BONIQには、現行の3.0より前に、初代BNQ-01という機種がありました。BNQ-01は旧機種であり、数値は現行のBONIQ 3.0とは異なります。この記事では、BNQ-01の数値を使うときは必ず「初代BNQ-01の取扱説明書によると」と明記し、現行3.0の数値とは混ぜません。
| 項目 | 初代BNQ-01の取扱説明書によると | 現行BONIQ 3.0 |
|---|---|---|
| 定格電力 | 最大800W(100V) | 最大1000W |
| 温度範囲 | 最低温度:室温5℃・最高温度:100℃ | 5℃~95℃ |
| 循環ポンプ | 最大8.50LPM | 公式に記載なし |
| 最大湯煎容量 | 15L | 容量5ℓ〜15ℓ |
| 質量 | 約1.2kg | (約)1 kg |
| 保証期間 | お買い上げ日より1年間 | 出荷より1年間有効 |
初代BNQ-01の取扱説明書には、次のような指示があります。
初代BNQ-01の取扱説明書(2026年9月11日確認)には、高温対応の密封式ジップ袋を使うこと、食品ラップ等を使わないこと、定格15A以上・交流100Vのコンセントを単独で使うこと、タコ足配線や延長コードを使わないこと、水からではなく40℃程度のお湯から始めることを勧める記載があります。
これらは初代BNQ-01の取扱説明書に書かれている指示であり、現行のBONIQ 3.0の取扱説明書に同じ記載があるかは、当社では確認できていません。現行機種を使う場合は、お使いの機種の取扱説明書で電源の条件を確認してください。
BONIQ Pro 2・2.0との違い(いずれも現行ではない)
BONIQには、3.0のほかにPro 2、2.0という機種名も存在します。公式ストアの商品一覧で「低温調理器 本体」として扱われているのは、BONIQ 3.0(単体・スターターセット・Save Your Food Set)だけです(2026年9月26日確認)。Pro 2は商品一覧に無く、製品ページのカラー表示は「コスモブラック(生産終了)」「ノーブルシルバー(生産終了)」で、「SOLD OUT」とも表示されています。Pro 2は生産終了であり、当社はこの記事でPro 2を現行機種として推していません。業務用途については、BONIQ 3.0の製品ページに「飲食店での使用は保証外となります。BONIQ Proシリーズをお求めください。」とあります。ただし、当社が確認できたProシリーズの製品ページ(Pro 2)は生産終了・SOLD OUTの表示で、いま購入できるProシリーズの機種は公式ストアの商品一覧では確認できませんでした(2026年9月26日確認)。
2.0については、BONIQ 3.0の製品ページに「BONIQ 2.0の後継機種として」という記載があります。つまり3.0は2.0の後継機種にあたり、2.0は現行では扱われていません。
別売品(消耗品)
BONIQ公式ストアには、本体とは別に購入できる消耗品があります。低温調理用耐熱袋「BONI BAG」について、公式は「一度使ったらその便利さに手放せなくなるBONIQオリジナルの低温調理用耐熱袋。」と説明しています。真空パック用の「BONIQ Vacuum Bag」は「Sサイズ (胸肉1枚分) Mサイズ (胸肉2枚分) Lサイズ (胸肉3枚分)」の3サイズがあります。真空パック器「BONIQ Vacuumer」は「液体完全対応 真空パック器」としています。価格は変わる可能性があるため、この記事では書いていません。
袋の交換の目安(何回使ったら交換するか)は、BONIQの公式ページでは見つけられませんでした。なお、アイリスオーヤマのLTC-01(旧機種)の取扱説明書には「調理に使用するビニール袋は毎回新しいものを使用してください」という記載がありますが、これはアイリスオーヤマの旧機種についての記載であり、BONIQの袋の交換目安を示すものではありません。
向いていない人・買わなくてよい人
飲食店や業務で使う予定の方には、BONIQ 3.0は向いていません。公式が「業務使用不可(保証外)」としているためです。すでに低温調理や発酵のメニューがある調理家電をお持ちの場合は、その取扱説明書で設定できる温度を先に確かめてください。低温調理器を新たに買わなくても目的を果たせる可能性があります。アプリでの操作を重視したい場合は、公式が「すべてのスマホで繋がることを確約することはできません」と明記している点も踏まえたうえで検討することをおすすめします。
まとめ
BONIQ 3.0の看板機能は、食材の厚みと温度を入力すると加熱時間を機械が自動で計算してくれる点にあります。ただし、プリセットの加熱基準はメーカーの説明であり、当社が安全性を確かめたものではありません。加熱の温度と時間については、必ずお使いの機種のメーカー公式の取扱説明書・公式レシピに従ってください。当社は安全な加熱条件を判定しません。
出典
BONIQ公式ストア(株式会社葉山社中) https://boniq.store/products/boniq-30 (2026年9月26日確認)
BONIQ公式ストア 商品一覧 https://boniq.store/products (2026年9月26日確認)
BONIQ Pro 2 製品ページ https://boniq.store/products/boniq-pro-2 (2026年9月26日確認)
BONIQ初代BNQ-01 製品仕様ページ http://boniq.jp/spec (2026年9月11日確認)
BONIQ初代BNQ-01 取扱説明書PDF https://boniq.jp/pdf/manual.pdf (2026年9月11日確認)
内閣府 食品安全委員会「肉を低温で安全においしく調理するコツをお教えします!」 https://www.fsc.go.jp/foodsafetyinfo_map/shokuhniku_teionchouri.html (2026年9月11日確認)


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