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加湿器の「適用床面積(何畳まで)」は、印象で決めた数字ではありません。1時間に出せる水の量(加湿量・mL/h)から、業界規格JEM1426の計算で決まります。その加湿量を、多くのメーカーが型番にそのまま入れています。そこで当サイトは6社12機種の公式ページを開いて加湿量を書き出し、その数字で3段に分けました。段ごとの第1は〜500mL/h(木造〜8.5畳)が象印、550〜750mL/h(木造9〜12.5畳)がダイニチです。
先に3行で
- 小部屋向け(〜500mL/h=木造〜8.5畳)は象印。スチーム式でフィルターを使わず、公式が「トリプル安心設計」と呼ぶ安全機構が3つそろいます
- 中〜広い部屋向け(550〜750mL/h=木造9〜12.5畳)はダイニチ。タンク6.3Lだけが4Lを超えます(順位をつけた4機種の中で。他3機種は約4.0L)
- 大容量(1,200mL/h=木造20畳)は、収録6社の中で1社1機種しかなく、メーカーを言い切れません。詳しくは3段目に書きます
加湿器シリーズ(全6本)/この記事は6本目です
- 加湿器はどの方式を選べばいい?スチーム・気化・超音波・ハイブリッドを公式数値だけで比較
- メーカー別の機能解説 ①(準備中)
- メーカー別の機能解説 ②(準備中)
- 「ハイブリッド式加湿器」は2種類ある——同じ名前で中身が正反対(準備中)
- 加湿器の「適用床面積」は何の数字?木造とプレハブで畳数が倍近く違う理由(準備中)
- この記事:部屋の広さの段ごとに、どのメーカーかを言い切る
まず答え:加湿量の段ごとに、当サイトが選ぶメーカー

| 段(加湿量/木造和室の適用床面積) | 第1に(総合) | 第2に | 第3に | 順位をつけていない機種 |
|---|---|---|---|---|
| 小部屋向け 〜500mL/h 木造〜8.5畳 |
象印 フィルターを使わない 構造+安全機構3つ (EE-DE50/EE-DE35) |
コロナ 電気代を公式が円で公表 (順位4機種で唯一) (UF-H5026R) |
スリーアップ ヒーターオフで1時間 約0.68円(順位4機種で最安) (HB-T2581) |
スリーアップ HFT-1624 (定格の記載なし・参考) パナソニック FE-KX05D (公式「9月中旬発売」 /当サイト確認日2026年9月12日) |
| 中〜広い部屋向け 550〜750mL/h 木造9〜12.5畳 |
ダイニチ タンク6.3Lが4L超 (順位4機種で唯一) (HD-RXT725) |
シャープ 電気代を時間単価まで 公式公開(順位4機種で唯一) (HV-T55/HV-T75) |
コロナ セルフドライ+ ロータリー加湿フィルター (UF-H7226R) |
パナソニック FE-KX07D (公式「9月中旬発売」 /当サイト確認日2026年9月12日) |
| 大容量 1,200mL/h 木造20畳 |
当サイトはメーカーを言い切れません。収録6社でこの加湿量に達するのはダイニチ1社1機種だけのためです | |||
第2・第3の根拠はこのあと段ごとに書きます。香りの心地よさや使用感は入っていません(当サイトは1台も使用していないため)。右端の列の機種に順位はつけていません(公式の表記が「9月中旬発売」で、発売済みかを確認できていないため)。
この記事の材料
数値はすべて各メーカーの公式ページで確認しました。2026年9月12日に出典欄の15件すべてを開き直し、型番・適用床面積・加湿量・消費電力・タンク容量・電気代・清潔機能の名前を1つずつ照合しています。電気代は「消費電力(W)÷1000×31円/kWh」(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・2022年7月22日改定)で計算。公式が円を公表している4社(ダイニチ・シャープ・パナソニック・コロナ)は公式値を先に書き、計算値と一致するかを確かめています。象印とスリーアップは公式記載がなく、金額はすべて「編集部計算」です。本体価格はいずれもオープン価格で一次情報を持っていません。アイリスオーヤマは公式ページから型番・仕様を取得できず、本記事に含まれていません(取得できていないだけで、存在しない意味ではありません)。
なぜこの段で分けたのか——型番の加湿量で切りました

段を切る材料に使ったのは、各社が型番に入れている加湿量の数字です。収録12機種のうち9機種で、型番の数字が公式の加湿量と対応します——コロナは公式が「UF-H5026R〈500mLタイプ〉」「UF-H7226R〈720mLタイプ〉」と呼び、HV-T55=強550、HV-T75=強750、HD-RXT725=700、HD-LX1225=1,200、FE-KX05D=強500、FE-KX07D=強700、EE-DE35=定格350mL/h。EE-DE50だけ定格480mL/hとややずれ、スリーアップの2機種は型番に加湿量が入っていません。
12機種の加湿量を小さい順に並べると350・350※・420※・480・500・500・550・700・700・720・750・1,200(※は「最大」表記)。隣り合う差がいちばん大きいのは750|1,200の450、次が550|700の150で、当サイトが切った500|550の差は50です。
では、なぜ差の大きい550|700ではなく500|550で切ったのか。木造和室の畳数がまとまる位置(〜8畳台/9〜12.5畳/20畳)に合わせたからです(畳数は加湿量から決まります。パナソニックの公式注記「適用面積の目安は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき」)。550mL/hのHV-T55が木造9畳=2段目の先頭です。入口記事(#1)の早見表も畳数順に並べているだけで、名前のついた段は作っていません。
この3段は公式の区分ではなく、当サイトが収録12機種を並べて切ったものです。また境目の機種を「第1に」には選んでいません(象印EE-DE50は480mL/h、ダイニチHD-RXT725は700mL/h)。
【小部屋向け・加湿量〜500mL/h/木造〜8.5畳】の段

この段は6機種=順位をつけた3社4機種(象印EE-DE50・EE-DE35/コロナUF-H5026R/スリーアップHB-T2581)と順位をつけていない2機種(HFT-1624・FE-KX05D)です。
第1に(総合):象印 EE-DE50/EE-DE35
理由は2つ。①フィルターという部品そのものがありません。スチーム式のため目詰まり・交換・乾燥という管理の対象が存在せず、公式も「フィルターがなく、さらにフッ素加工の広口容器でお手入れが簡単です」と書いています。手入れは「クエン酸洗浄モード」で行います。②公式が「トリプル安心設計」と呼ぶ安全機構が3つそろっています。逐語は「チャイルドロック」「ふた開閉ロック」「転倒湯もれ防止構造」(湿度を自動調整する「デュアルセンサー」は安全機構ではなく加湿量の制御機能です)。
EE-DE50は定格480mL/h、木造〜8畳(13㎡)・プレハブ〜13畳(22㎡)、タンク4.0L、連続加湿時間は強8・中16・弱32時間。消費電力は湯沸かし立ち上げ時985W・加湿時410W(公式値)で、410Wなら1時間あたり約12.7円(編集部計算)。EE-DE35は定格350mL/h、木造〜6畳(10㎡)・プレハブ〜10畳(16㎡)、タンク3.0L、加湿時305Wで約9.5円(編集部計算)です。
気になる点:①蒸気そのものが熱く、小さな子どもが手を伸ばせる場所には向きません。②電気代の公式記載がなく、金額はすべて当サイトの計算です。順位をつけた4機種の中で公式が円を公表しているのはコロナだけで、象印はここで劣ります。③985Wは湯沸かし立ち上げ時だけの数値です。
第2に(電気代を公式の数字で確かめたい人):コロナ UF-H5026R
公式の記載は「ハイブリッド(温風気化)式」で、ロータリー加湿フィルターとセルフドライ機能が看板。加湿能力500mL/h、木造8.5畳(14㎡)・プレハブ14畳(23㎡)、180W、タンク約4.0L、連続加湿時間は約25.0時間。180Wなら1時間あたり約5.6円(編集部計算)。
順位をつけた4機種の中で、電気代を公式が円で公表しているのはこの機種だけです(順位をつけていないパナソニックFE-KX05Dも公表しています)。逐語は「ecoモードで1日約4円」と「パワフルモードでも1シーズン(6ヵ月)で約670円」、試算条件も「500mLタイプで1日8時間ecoモード消費電力15W(60Hz)で運転。電力料金目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]」と明記。当サイトの計算式に入れると15W÷1000×31円/kWh×8時間=約3.7円/日、6ヵ月(180日)で約670円となり、公式の2つの数字とどちらも一致します。
気になる点:①「パワフルモードでも1シーズン約670円」の見出しの下に、試算条件として「ecoモード消費電力15W」と書かれています。見出しと条件がねじれており、パワフルで6ヵ月使った金額とは読めません。当サイトは670円をecoモードの金額として読むべきだと考えます。②仕様表の消費電力は180Wの1つだけで、モード別に分かれていません(ecoの15Wは特長ページ側にだけあります)。③JEM1426の規格名も加湿量の測定条件の注記も、当サイトが開いたページには見当たりませんでした(「準拠していない」という意味ではありません)。
第3に(ヒーターを切って安く使いたい人):スリーアップ HB-T2581
超音波+ヒーターの系統で、加湿量は「最大」表記420mL/h(ヒーターオフ時310mL/h)。この「最大」はJEM1426の定格ではないため、上の2社の定格値と同じ土俵には並べていません。木造7畳・プレハブ11畳、消費電力120W(ヒーターオフ時22W)、タンク4.0L、連続使用時間 約9時間(ミスト最大時)。ヒーターオン時なら1時間あたり約3.7円、ヒーターオフなら約0.68円(いずれも編集部計算)=順位をつけた4機種の中で最安の運転です。公式の安全装置は温度ヒューズ・空焚き防止機能・水位感知センサーの3つ。
気になる点(紹介倫理として必ず書きます):超音波式は水を振動で霧にするため、タンク内の水そのものが清潔かどうかが衛生の要になります。公式は抗菌カートリッジ(付属品)を備えていますが、給水のたびにタンクを洗う手間は、フィルターを持たない象印より増える可能性があります。手入れの頻度を軽く見て選ぶ機種ではありません。電気代の公式記載もありません。
順位をつけていない機種 ①:スリーアップ HFT-1624
最大加湿量350mL/h・消費電力75W(1時間あたり約2.3円・編集部計算)・タンク3.5L・連続運転時間10時間(ミスト最大時)。順位をつけていない理由は2つ。①加湿量が「最大350mL/h」の表記のみで、JEM1426の定格加湿能力が公式にありません。②公式の適用床面積は「10畳」の1つだけで、木造かプレハブかの区分がありません。他社の木造の畳数と直接は比べられないため、加湿量を手がかりにこの段へ置き、順位からは外しました。
順位をつけていない機種 ②:パナソニック FE-KX05D(公式の表記は「9月中旬発売」)
公式の加湿機トップページの新着情報(2026年08月03日付)に「ヒーターレス気化式加湿機 中小容量タイプ FE-KX05D 9月中旬発売」とあり、製品ページ・仕様ページに発売状況の表記はありません(当サイト確認日:2026年9月12日)。発売済みかを当サイトは確認できないため、順位には入れず数値だけを残します。
気化式で熱源を持たず、消費電力は強8W、加湿量は強500mL/h、木造8.5畳(14㎡)・プレハブ14畳(23㎡)、タンク約4.2L、連続加湿時間 約8.4時間。電気代は公式が円で公表し、1時間あたり強約0.25円・1か月では強約60円(公式条件:31円/kWh・1日8時間×30日・当社調べ)。当サイトの計算でも8W÷1000×31円/kWh=約0.25円で一致。清潔にかかわる機能は「ナノイー」(公式仕様表に「『ナノイー』○」と記載)・除菌ユニット・フィルター清潔モードで、加湿フィルターは月1回の押し洗いで約10年使えると公式に明記されています。
価格と在庫は販売ページで変わるので、購入前に確認してください。
【中〜広い部屋向け・加湿量550〜750mL/h/木造9〜12.5畳】の段

この段は5機種——順位をつけた3社4機種(ダイニチHD-RXT725/シャープHV-T55・HV-T75/コロナUF-H7226R)と順位をつけていない1機種(パナソニックFE-KX07D)です。
第1に(総合):ダイニチ HD-RXT725
第1に選んだ根拠は、タンク容量です。順位をつけた4機種の公式のタンク容量はダイニチ6.3L/シャープHV-T55・HV-T75 各約4.0L/コロナUF-H7226R 約4.0Lで、4Lを超えるのはダイニチだけです(順位をつけた4機種の中で)。加湿量は700・720・750mL/hとほぼ横並びで、同じくらい出しながらタンクが1.5倍以上あるぶん、給水のために立つ回数が少なくなります。ただし公式の連続加湿時間は、コロナUF-H7226Rの約20.0時間がこの4機種で最長です(ダイニチ標準9.0時間/シャープ静音各19時間)。コロナの20.0時間はどの運転モードの値か公式に書かれていないため、当サイトは連続時間を順位の根拠に使わず、タンク容量という1つの公式数字で第1を決めました。
公式呼称は「気化式×温風気化式ハイブリッド式加湿器」。標準時700mL/h、木造12畳(20㎡)・プレハブ19畳(32㎡)。消費電力は標準290W・eco18〜20Wで、標準290Wなら1時間あたり約9.0円(編集部計算)、公式が公表するeco運転時の電気代は約133円/月(1日8時間×30日・31円/kWh・50Hz)。清潔にかかわる機能は公式が「キレイにうるおう4つの抗菌加工」としてAg+抗菌アタッチメントEX・抗菌フラットトレイ・抗菌気化フィルター・抗菌エアフィルターの4つを挙げています。
気になる点(ほかの条件では別のメーカーが上に来ます):①公式が挙げる清潔関連の項目は、ダイニチ4つに対しコロナは6つです。ただし社ごとに数え方が違うため、当サイトはこの数で順位をつけていません。以前この記事で「清潔機能が収録6社で最多」と書いていたのは誤りでした。②電気代の公表の細かさではシャープに劣ります(公表はeco運転時の月額1つだけ)。③公式ページにJEM1426という規格名の記載はありません。ただし「加湿量は室温20℃、湿度30%の場合」という測定条件の注記があり(2026年9月12日に再確認)、同じ条件で測っていることは分かります。④気化式の系統に共通して、フィルターの手入れと交換が必要です(公式の交換めやすは「1シーズンを6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)、月に1回クエン酸洗浄した場合」)。
第2に(電気代を時間単価まで確かめたい人):シャープ HV-T55/HV-T75
プラズマクラスターを搭載したハイブリッド式で、公式仕様ページに「加湿の適用床面積(目安)は日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき」と規格名が明記されています。HV-T55は強550・静音200・エコ(強)390mL/h、木造9畳(15㎡)・プレハブ15畳(25㎡)、強190W・静音12W・エコ(強)24Wで、電気代は1時間あたり強約5.9円・静音約0.37円・エコ(強)約0.74円とモード別の円換算まで公式に明記(当社の計算でも190W÷1000×31円/kWh=約5.9円で一致)。HV-T75は強750・エコ(強)480mL/h、木造12.5畳(21㎡)・プレハブ21畳(35㎡)、強335W・エコ(強)34Wで、強約10円・静音約0.37円・エコ(強)約1.1円。タンクは各約4.0L、連続加湿時間は強で7.2時間・5.3時間、静音は各19時間。
気になる点:①1時間あたりの単価をモード別に明記しているのは、収録6社ではシャープとパナソニックの2社、順位をつけた4機種の中ではシャープだけです。この「分かりやすさ」を軸にするかで判断は変わります。②タンクが約4.0Lで、ダイニチの6.3Lより小さいぶん、同じ時間使うなら給水の回数は増えます。③公式の「主な機能」の清潔・手入れ関連はフィルター乾燥・お手入れランプ・プラズマクラスター空気浄化運転で、当サイトが開いたページには「抗菌」と名のついた部品の記載はありません。
第3に(止めている間もフィルターを濡らしたくない人):コロナ UF-H7226R
加湿能力720mL/h、木造12畳(20㎡)・プレハブ20畳(33㎡)、345W、タンク約4.0L、345Wなら1時間あたり約10.7円(編集部計算)。第3に選んだ根拠は、公式が看板に掲げる2つの機能です。①セルフドライ機能=公式の逐語「停止中はフィルターが水平になり、水に浸からないため清潔です」。②ロータリー加湿フィルター=同じく「フィルターは抗菌・防カビ仕様」。数の比較ではなく、公式の記載の有無で判断しました(シャープの公式にも「フィルター乾燥」はありますが、止めている間に水から出す機構は、当サイトが開いたページには見当たりませんでした)。ほかに抗菌水槽・フィルター乾燥機能・マルチクリーンフィルター・銅イオン除菌も挙げています。
気になる点:①電気代の公式の金額は500mLタイプ(UF-H5026R)の条件でしか公表されていません。「1日約4円」も「1シーズン約670円」も注記が「500mLタイプで」と限定しており、720mLタイプの金額も、計算に必要なecoのW値も確認できていません。②仕様表の消費電力は345Wの1つだけ。③規格名(JEM1426)も加湿量の測定条件の注記も、当サイトが開いたページには見当たりませんでした。数字の出どころの分かりやすさでは第2のシャープに劣ります。
順位をつけていない機種:パナソニック FE-KX07D(公式の表記は「9月中旬発売」)
小部屋向けの段と同じく、公式の新着情報(2026年08月03日付)に「ヒーターレス気化式加湿機 中小容量タイプ FE-KX07D 9月中旬発売」とあり、製品ページ・仕様ページに発売状況の表記はありません(当サイト確認日:2026年9月12日)。発売済みかを確認できないため順位には入れず、数値だけを残します。
加湿量は強700mL/h、消費電力は強でもわずか14W=象印EE-DE50の加湿時410Wの約30分の1。木造12畳(20㎡)・プレハブ19畳(32㎡)、タンク約4.2L、連続加湿時間 約6.0時間。電気代は公式値で1時間あたり強約0.44円・1か月では強約106円(公式条件:31円/kWh・1日8時間×30日・当社調べ)。同じ条件で計算すると0.44円×8時間×30日=約105.6円で一致。清潔にかかわる機能はFE-KX05Dと同じく「ナノイー」・除菌ユニット・フィルター清潔モードです。強・標準運転の中では段内5機種で最安ですが(シャープの静音12W=約0.37円のほうが安い)、いま買えるかを先に確認してください。
【大容量・加湿量1,200mL/h/木造20畳】言い切れない段

この段について、当サイトはメーカーを1社に言い切れません。収録6社12機種の中で加湿量1,200mL/h(木造20畳)に達するのはダイニチHD-LX1225の1機種だけで、比べる相手がいないためです。そのかわり、該当機種と進め方を書きます。
ダイニチ HD-LX1225:加湿量1,200mL/h(eco600)、木造20畳(34㎡)・プレハブ33畳(55㎡)、タンク7.0L、連続加湿時間は標準5.8時間・eco11.7時間。消費電力は標準665〜675W・eco23〜28Wで、標準時なら1時間あたり約20.6〜20.9円(編集部計算)、公式のeco運転時の電気代は約171円/月(1日8時間×30日・31円/kWh・50Hz)。清潔にかかわる機能は公式が「キレイにうるおう4つの抗菌加工」として4つを挙げ、HD-RXT725とは1つだけ中身が違います(RXT725は抗菌エアフィルター、LX1225はかんたんフィルタークリーナー〈抗菌仕様〉)。数は同じ4つです。
- まず本当に20畳クラスかを確かめてください。プレハブ・鉄筋なら、中〜広い部屋向けの段(木造9〜12.5畳=プレハブ15〜21畳)でも足りる可能性があります。
- 「下の段でこのメーカーが良かったから大容量でも同じはず」とは考えないでください。この記事でも段によって第1が入れ替わっています。
- ダイニチ以外の1,200mL/hクラスが公式に存在するかは、収録範囲では確認できていません。見つけ次第この段を更新します。
部屋の広さが合わないときに見る場所
当サイトは本体価格を調べていません(各社オープン価格で一次情報がないため)。そのかわり、段が合わないときに動かせる場所を2つ挙げます。
- 方式そのものを見直す。電気代を最優先するなら気化式(パナソニック)ですが、収録した2機種とも発売状況を確認できていません。構造の清潔さならスチーム式(象印)ですが、加湿量〜500mL/hまでしか収録がありません。方式ごとの違いは入口記事「加湿器はどの方式を選べばいい?」にまとめています。
- 木造かプレハブ・鉄筋かをもう一度確かめる。同じ機種でもプレハブのほうが1.5〜1.7倍ほど広い畳数まで表示されます。理由は「加湿器の『適用床面積』は何の数字?」で扱う予定です。
買わなくてよい人
当サイトの結論は「買ってください」ではありません。次のどれかに当てはまる人は、いま買わなくてよいと考えます。
- いまの加湿器が動いていて、不満が「なんとなく」の人。当サイトは1台も使用しておらず、買い替えで効き方が良くなるとは書けません
- 電気代だけを理由に方式やメーカーを変える人。象印の加湿時410Wとパナソニックの強14Wでは1時間あたり約12円の差がありますが、実際の差額は使う時間と月数で変わります。まずどれだけ使うかを先に決めてください
- 部屋の広さをまだ測っていない人。木造かプレハブ・鉄筋かで、同じ機種でも表示される畳数が1.5〜1.7倍違います。先に構造を確認してからこの記事の1枚表を使ってください
- 超音波式のタンク手入れを毎回できる自信がない人。タンク内の水がそのまま霧になるため、こまめな手入れが前提です。手間をかけたくないなら、フィルター不要の象印が向いています
よくある質問
Q. パナソニックの2機種はなぜ順位に入っていないのですか?
A. 公式サイトの表記が「9月中旬発売」だからです(新着情報・2026年08月03日付。製品ページ・仕様ページに発売状況の表記はありません)。2026年9月12日の時点で、発売済みかを当サイトは確認できませんでした。いま買えるかが確認できない機種を「第1に」「第2に」と並べないのが当サイトの決まりです。仕様の数値は各段の枠に残しており、発売が確認できしだい順位をつけ直します
Q. この記事の機種で全部ですか?
A. いいえ。2社ぶん欠けています。①アイリスオーヤマは公式ページから型番・仕様を取得できず、1機種も収録できていません。②パナソニックのラインアップにはFE-KX05D・FE-KX07Dのほかに FE-KF07D もありますが、収録していません(新着情報の表記は同じく「9月中旬発売」)。本記事の「第1に」「唯一」は、収録した6社12機種の中での話です
Q. なぜ加湿器には炊飯器やエアコンのような決まった段がないのですか?
A. 加湿量という形では、段に近いものがあります(コロナの「500mLタイプ」「720mLタイプ」など)。ただし各社でそろえた共通の段は、当サイトが確認できた範囲では見つかりませんでした(業界規格JEM1426は有償で原典を持っておらず、段の区切りが規格にあるともないとも断定できません)。そのため本記事では、収録12機種の加湿量を並べて独自に3段へ区切ったことを明記しています
まとめ
- 小部屋向け(〜500mL/h=木造〜8.5畳)は象印(フィルターという部品がない構造+公式が「トリプル安心設計」と呼ぶ安全機構3つ。ただし電気代の公式記載はなくすべて編集部計算)。中〜広い部屋向け(550〜750mL/h=木造9〜12.5畳)はダイニチ(タンク6.3L=順位をつけた4機種で唯一4Lを超える。ただし連続加湿時間ならコロナ約20.0時間、電気代の公表の細かさならシャープが上)。大容量(1,200mL/h=木造20畳)は言い切れません(収録6社の中で1社1機種しかないため)
- 段は当サイトが思いついた区切りではなく、各社が型番に入れている加湿量で切りました(収録12機種のうち9機種で型番の数字が公式の加湿量と対応)
- パナソニック(FE-KX05D/FE-KX07D)は強モードどうしなら両段とも最安ですが、公式の表記は「9月中旬発売」で、2026年9月12日時点で発売済みかを確認できていません。そのため順位をつけていません
今日やることは1つだけ。自宅が木造かプレハブ・鉄筋かと、置きたい部屋の畳数をメモしてください。推薦は、その2つが分かって使えます。
注記:数字の条件
- 適用床面積の測り方。畳数はJEM1426(日本電機工業会規格)にもとづき、室温20℃・湿度30%で1時間あたりに放出できる水分量(加湿量)から算出されます。加湿の速さは含まれません。規格名を製品ページで明記しているのは象印・シャープ・パナソニックの3社。ダイニチは規格名の記載はありませんが「加湿量は室温20℃、湿度30%の場合」と測定条件を明記。コロナは規格名・測定条件とも表記が見当たりませんでした(「非準拠」ではなく、当サイトが開いたページで確認できなかったという意味です)
- スリーアップの加湿量は「最大」表記で、JEM1426の定格記載がありません(定格勢と同じ土俵で並べていません)。HFT-1624の「10畳」には木造/プレハブの区分もありません
- 公式の電気代は各社で条件がそろっていません。ダイニチ=1日8時間×30日・50Hz・ecoの月額/シャープ=1時間あたりのモード別/パナソニック=1時間あたりと月額/コロナ=500mLタイプで1日8時間・60Hz・eco(15W)の1日と1シーズン。金額だけを横に並べて大小を言わないでください
- 象印の「985W」は湯沸かし立ち上げ時の数値です。電気代の計算には加湿時(410W/305W)を使っています
- 清潔にかかわる機能は、各社が公式ページで挙げている項目をそのまま並べただけで、当サイトは数の多さで順位をつけていません。社ごとに何を1つと数えるかが違い(例:コロナの「フィルター乾燥機能」とシャープの「フィルター乾燥」)、機能1つあたりの効き目も比べられないためです
- 「確認できず」は、当サイトが開いたページに記載を見つけられなかったという意味で、その項目が存在しない意味ではありません。購入前に最新のカタログと取説でご確認ください
出典(15件すべて2026年9月12日に当サイトが開いて確認)
- 象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-DE」商品ページ
- ダイニチ工業「HD-RXT725」製品ページ/「HD-LX1225」製品ページ
- シャープ「HV-T55 仕様」/「HV-T75 仕様」
- コロナ「UF-Hシリーズ ラインアップ(UF-H5026R/UF-H7226R)」/「UF-Hシリーズ 特長・機能」(電気代の逐語と試算条件の出典)
- パナソニック「加湿機(加湿器)」トップ(新着情報の「9月中旬発売」の出典)/「FE-KX05D」製品ページ/「FE-KX05D 仕様・詳細情報」(「ナノイー」搭載の出典)/「FE-KX07D」製品ページ/「FE-KX07D 仕様・詳細情報」
- スリーアップ「HB-T2581」/「HFT-1624」
- 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」Q7(電力料金の目安単価31円/kWh・令和4年7月22日改定)
数値・引用文は、上記のページを当サイトが開いて確認したものです。当サイトはこれらの加湿器を購入・使用しておらず、使用感の評価も価格の比較もしていません。


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