暖房器具は方式の段ごとにどれがいい? セラミックファン・オイル系・電気ストーブで選ぶ機種【15機種】

暖房器具を方式の段ごとにどの機種を選ぶかまとめた結論編記事のアイキャッチ。家電えらびのサイト名を記載 暖房器具

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この記事は、暖房器具の「方式」の段ごとに、当サイトが選ぶ機種を言い切ります。方式は入口記事と同じ4つ(セラミックファンヒーター・オイル系・電気ストーブ・パネルヒーター)です。材料は15機種(セラミックファン7・オイル系2・電気ストーブ6・パネルヒーター0)の公式仕様。ただし言い切れた段と、言い切れなかった段があります。その理由も含めて書きます。

先に3行で

  • 脱衣所・トイレなど狭い場所を速く暖めたいならセラミックファンヒーターの段。当サイトの第1はシャープ HX-TS1。人感センサーがあり、畳数目安の根拠が業界統一基準で、弱運転550Wは収録7機種でいちばん小さい数字だからです(加湿も要るならシャープ HX-TK12、室温を数値で決めたいなら山善 DSF-VN124)
  • 寝室や8〜13畳の部屋を風なしでじんわり暖めたいならオイル系の段。8〜10畳はデロンギ RHJ21F0812-WH、10〜13畳はデロンギ MDHU15-PB。ただし当サイトが収録できたのはデロンギの2機種だけです
  • 体を直接すぐ暖めたいなら電気ストーブの段。当サイトの第1はコロナ DH-1226R。パネルヒーターは収録0機種のため、当サイトはこの段の機種を言い切れません

暖房器具シリーズ(全6本)/この記事は6本目です

  1. 電気暖房器具はどれを選ぶ?4方式の違い
  2. ダイニチの暖房器具の機能(準備中)
  3. コロナの暖房器具の機能(準備中)
  4. 電気ヒーター6社の人感センサー翻訳表(準備中)
  5. オイルヒーターの電気代は本当に高い?(準備中)
  6. この記事:方式の段ごとに、どのメーカーかを言い切る

まず答え:方式の段ごとに、当サイトが選ぶ機種

4方式・第1候補機種の最大消費電力(W)の比較。セラミックファン=シャープHX-TS1 強1200W、オイル系=デロンギRHJ21F0812-WH 1200W・MDHU15-PB 1500W、電気ストーブ=コロナDH-1226R 1150W、パネルヒーターは収録0機種。収録機種数はセラミックファン7・オイル系2・電気ストーブ6・パネルヒーター0。
4方式・第1候補機種の最大消費電力(W)の比較(収録機種数:セラミックファン7・オイル系2・電気ストーブ6・パネルヒーター0)
方式 第1に(総合) 第2に 第3に
セラミックファンヒーター
速暖・スポット
シャープ HX-TS1
弱550Wが7機種で最小
シャープ HX-TK12
加湿量が最大
山善 DSF-VN124
室温を数値で決めたい人
オイル系
風なし・部屋全体
デロンギ RHJ21F0812-WH
8〜10畳・価格を抑えたい人
デロンギ MDHU15-PB
10〜13畳の広い部屋
収録2機種のみのため
第3はありません
電気ストーブ(遠赤)
体を直接
コロナ DH-1226R
省エネセンサー搭載
アラジン CAH-2G10G
立ち上がりが最速
コロナ DH-C926
予算を抑えたい人
パネルヒーター
風なし・薄型
当サイトはメーカー・機種を言い切れません。この方式の機種を1台も収録していないためです(進め方は後述)

根拠は、このあと段ごとに書きます。暖かさの体感・使用感は入っていません。1台も購入・使用していないからです。

この記事の材料

数値はすべて各メーカーの公式ページ・公式ストアで確認しました(2026年8月27日に書き写し、2026年9月12日に全ページを開き直して当て直しています)。電気代は「最大消費電力W × 1時間 × 31円/kWh」で計算します(例:1200W × 1時間 × 31円/kWh = 37.2円 → 約37円。単価の出どころは末尾の「注記」)。電気ヒーターは方式が違っても、投入した電力(W)はほぼそのまま熱になります。そのため「この方式は電気代が安い」という書き方はしません(効率差ではなく、使い方=運転時間と間欠運転の差だからです)。電気代の読み方は冷蔵庫でも書いています → 冷蔵庫の年間電気代の読み方。価格は、デロンギの2機種を除き調べていません。

なぜこの4段で分けたのか

この4段は、当サイトが決めたものではありません。入口記事「電気暖房器具はどれを選ぶ?」が、同じ4方式で読者を振り分けています。段の中で機種を絞り込む基準は適用畳数と最大消費電力Wです。ただし適用畳数の記載があるのは収録15機種のうち6機種だけ(デロンギ2・ダイニチ2・シャープ2)で、方式をまたいで畳数だけで比べることはできません。畳数表示がメーカーや用途でどう変わるかは、エアコンで同じ問題を扱っています → エアコンの畳数表示の読み方

【セラミックファンヒーター】速暖・スポットの段

収録7機種(ダイニチ2・パナソニック2・シャープ2・山善1)。最大消費電力は1170〜1250W(50Hz)で、7機種とも1200W前後にそろっています。畳数の記載があるのは4機種(ダイニチ2・シャープ2)で、パナソニック2機種と山善は記載自体がありません(スポット暖房として設計されているためで、性能が劣る意味ではありません)。

第1に(総合):シャープ HX-TS1

公式で全機種そろって確認できる条件を並べたのが次の表です(弱運転のWは、収録7機種すべてが公表しています)。第1・第2・第3は、この表のセルだけを根拠に決めています。

型番 人感センサー 畳数目安 強W(50Hz) 弱W(50Hz) 加湿 自動オフ
ダイニチ EF-P1200H 省エネセンサー 4段階 1200 670 なし 8時間(センサー運転時23時間)
ダイニチ EF-H1200H 省エネセンサー 4段階 1200 670 480mL/h 8時間(センサー運転時23時間)
シャープ HX-TS1 人感センサー 4段階 1200 550 なし 8時間
シャープ HX-TK12 なし(Wセンサーは温度・湿度) 4段階 1200 620 650mL/h 8時間
パナソニック DS-FZX1200 ひとセンサー 記載なし 1170 640 なし 8時間
パナソニック DS-FKX1206 ひとセンサー 記載なし 1250 670 600mL/h 8時間
山善 DSF-VN124 人感センサー 記載なし 1200 650 なし 5時間

理由は3つ。①人感センサーがあります(公式の説明は「人感センサー搭載で、面倒な電源ON/OFF 操作も不要でかしこく節電できます」)。②畳数の目安が4段階あり、その根拠も公式に書かれています(「暖房の適用床面積の目安は、一般社団法人日本電機工業会の統一基準によります。」)。根拠を公式に書いている点はダイニチ2機種も同じです(そちらは「自社調べ」)。メーカーをまたいで同じものさしで読めるため、当サイトは統一基準を明記している側を上に置きました。当サイトの判断であって、公式が優劣を示しているわけではありません。③弱運転が550Wで、収録7機種の中でいちばん小さい数字です(1時間あたり約17円。シャープ公式の仕様ページも「弱 約17円」と試算)。強は1200W(約37円)。安全機能は[防災対応型]二重安全転倒OFFスイッチ・チャイルドロック・温度過昇防止器・電流ヒューズ・S-JET認証・切り忘れ防止機能8時間の6項目が公式に明記されています。プラズマクラスター7000も搭載。

気になる点:①加湿機能はありません(欲しい人は第2へ)。②畳数の4段階の数字自体は収録7機種のうち4機種が同値で、この機種だけのものではありません。③価格はオープン価格で、実売価格は調べていません。

畳数のものさしは、メーカーで違います。シャープは上の逐語のとおり業界の統一基準、ダイニチは「暖房の目安は自社調べによるものです。室内外温度差15℃の地区で、1畳=1.65m²として(50Hzを基準)算出しています。」と書いています。同じ「木造3畳」でも、ものさしが業界統一基準か自社基準かが違うということです。メーカーをまたいで畳数を比べるときは、この差を知ったうえで見てください。

第2に(加湿もしたい人):シャープ HX-TK12

最大加湿量650mL/h(50Hz・強+加湿)は、加湿一体型3機種(ダイニチ EF-H1200H 480mL/h・パナソニック DS-FKX1206 600mL/h・シャープ HX-TK12 650mL/h)の中でいちばん多い数字です。3機種とも室温20℃・湿度30%という同じ条件の値です(シャープはこれを日本電機工業会規格 JEM1426 によると明記。ダイニチ・パナソニックは条件のみで規格名の記載はありません)。暖房の畳数目安は第1と同じ4段階、加湿の目安はプレハブ洋室18畳・木造和室11畳、タンク容量は約3.1L。空気清浄はプラズマクラスター7000を搭載します。安全機能は第1と同じ6項目が公式に明記されており、切り忘れ防止機能の説明も「運転中、8時間操作がないと自動的に停止します」と同じ逐語です。

気になる点:①この機種に人感センサーはありません。公式仕様の「主な機能」に載っているのは「温度・湿度のWセンサー」で、機能ページにも「Wセンサーによるエコ自動運転で節電 室内の温度と湿度をセンサーで感知」と書かれています。人がいるかどうかを見るセンサーではありません。人の出入りで自動ON/OFFさせたい人は第1か第3です。②弱運転は620W(1時間あたり約19円。シャープ公式の試算も「約19円」)です。

第3に(室温を数値で決めたい人):山善 DSF-VN124

人感センサー(人の動きを感知して自動でON/OFF)に加えて、設定温度を16/19/22/25/28℃の5段階から数値で選べるのは、収録7機種でこの1台だけです。ただし「室温を一定に保つ機能」そのものは、ほかの機種にもあります(ダイニチは室温22℃、シャープ HX-TK12 は約22℃になるよう自動で強・弱を切り換え、パナソニック DS-FZX1200 は室温センサーを搭載)。ほかは温度が決め打ちで、山善は数値を選べる違いです。弱運転は650W(1時間あたり約20円)、強は1200W。転倒オフスイッチ・サーモスタット・温度ヒューズもあります。

気になる点:①畳数の記載はありません。②自動オフは5時間で、収録7機種の中でいちばん短い設定です(ほかの6機種は8時間、ダイニチは省エネセンサー運転中23時間)。長時間つけっぱなしにしたい人には向きません。③加湿はありません。

第4に挙げるのはダイニチ EF-P1200H と EF-H1200H です。省エネセンサーと4段階の畳数を持ち、自動オフは8時間・省エネセンサー運転中は23時間と、収録7機種でいちばん長い設定。弱670W(1時間あたり約21円)。EF-H1200H は加湿480mL/h・タンク4.0Lが付きます。つけっぱなしを長く許してほしい人は、この2機種です。パナソニックの2機種は畳数の記載がないかわりにひとセンサーを積み、DS-FKX1206 は強1250Wで7機種中いちばん大きく(1250W × 1時間 × 31円/kWh = 38.75円 → 1時間あたり約39円)、加湿600mL/h・タンク約2.8L・ナノイーX搭載、DS-FZX1200 は強1170Wで7機種中いちばん小さく弱640Wです。呼び名が違うセンサー名の読み替えは、洗濯機で同じ整理をしています → 洗濯機の機能名、5社でこんなに違う

価格と在庫は販売ページで変わるので、購入前に確認してください。

【オイル系】風なし・部屋全体の段

収録2機種(いずれもデロンギ)。適用畳数を「日本電機工業会自主基準」と「デロンギ自社実験(外気温5℃・5面接触)」の2本立てで公式に明記しています(小さい数字が業界基準、大きい数字が自社実験)。畳数の根拠を公式に確認できるのはこの段だけ、ではありません(前の段のダイニチ=自社調べ、シャープ=統一基準)。2機種とも風を使わず、輻射と自然対流で部屋全体をゆっくり暖める設計です。

第1に(8〜10畳・価格を抑えたい人):デロンギ RHJ21F0812-WH(オイルヒーター)

畳数目安8〜10畳(8畳=日本電機工業会自主基準/10畳=デロンギ自社実験)。最大消費電力1200W(1時間あたり約37円)。表面温度は平均約80℃で、公式に「やけどしにくい安全設計」と明記。タイマーは30分ごとのON/OFF設定式。表示価格は26,800円(2026年9月12日時点)です。

気になる点:①速暖性はありません。部屋全体をゆっくり暖める設計のため、脱衣所などですぐ暖まりたい場面には向きません。②転倒時自動オフ・チャイルドロックの記載を、公式ストアの商品ページで確認できませんでした(無いという意味ではありません)。

第2に(10〜13畳・広い部屋):デロンギ MDHU15-PB(マルチダイナミックヒーター)

畳数目安10〜13畳(10畳=日本電機工業会自主基準/13畳=デロンギ自社実験)。最大消費電力1500W(1時間あたり約47円)。公式が「ゼロ風暖房」と呼ぶ方式で、表面温度は約60℃とRHJ21F0812-WHより低く抑えられています。タイマーは24時間デジタル式。公式ストアの表示価格は94,800円(2026年9月12日時点)です。

気になる点:①表示価格が大きく離れているため、10畳以下の部屋なら第1のRHJ21F0812-WHで足ります。②この機種も転倒時自動オフ・チャイルドロックの記載を確認できていません。この段は収録2機種のみのため、第3はありません。

【電気ストーブ(遠赤)】体を直接暖める段

収録6機種(コロナ3・アラジン3)。6機種すべてで畳数の記載がありません。スポット暖房として設計されているためです。当サイトが収録した6機種の最大消費電力は900〜1150Wでした(アラジンの公式一覧には CAH-G42GG 400W・AEH-GF80B 800W など、より小さい機種もあります。「電気ストーブの下限は900W」という意味ではありません)。

第1に(総合):コロナ DH-1226R

公式の比較表で省エネセンサーの搭載が明記されています。比較表のこの機種の欄にあるのは「〇(微弱運転後、停止)」の一行だけで、動作の説明は機能ページにあり「人がいないことを人感センサーで検知して省エネ運転。」と書かれています。発熱部は、ステンレスヒーター管に高輻射ブラックセラミックコーティングを施したものです。消し忘れ防止タイマーは6時間、最大消費電力は当サイトが収録した6機種の中でいちばん高い1150W(1時間あたり約36円)です。温度調節は11段階(H+10段階)。転倒OFFスイッチ・過熱防止装置・停電時安全装置・チャイルドロックも備えます。

気になる点:①畳数の記載はありません。②安全機能の詳細はコロナのシリーズ共通の機能ページによる情報で、下位機種(DH-926R・DH-C926)に同じ機能が個別に搭載されているかは確認できていません。③比較表で省エネセンサー欄に「〇」が付いているのはDH-1226R だけで、ほかの5機種の欄は空欄です。空欄の意味は公式に説明がないため、「ほかの機種は非搭載」とは書きません。

第2に(立ち上がりの速さで選ぶ人):アラジン CAH-2G10G

熱源はアラジン独自の「グラファイトヒータ®」で、公式は「どんなに寒い環境でも、0.2秒で立ち上がるところが特長です」と説明しています(2灯管の「グラファイトeヒータ」は輻射温度を均一に保つ技術で、別の説明です)。電動での縦横ローテーション+自動首振りにも対応。安全面では「シャットオフセンサー」(公式の説明は「カーテンなどの障害物が赤外線センサーをさえぎると、自動的に電源がOFFに」)を搭載。収録6機種の中でこの機能が付いているのは CAH-2G10G と CAH-1G9E の2機種だけです。公式の一覧表にはチャイルドロック・光センサー式転倒オフスイッチ・8時間で自動オフも記載されています。最大消費電力1000W(1時間あたり約31円)。

気になる点:①畳数の記載はありません。②人の動きを検知して自動でON/OFFする人感センサーは、公式ページに記載がありません。シャットオフセンサーは障害物を検知する安全機能で、人感センサーとは別物です。

第3に(予算を抑えたい人):コロナ DH-C926

遠赤外線(カーボン)方式の「スリムカーボン」で、最大消費電力900Wは、当サイトが収録した6機種の中でいちばん小さい帯です(1時間あたり約28円)。ただしこの900Wという数字は、コロナ DH-926R・アラジン CAH-1G9E と並ぶ3機種同率で、DH-C926だけが単独最小というわけではありません。温度調節は10段階。スリムなカーボン発熱体という設計が、価格を抑えたい人への理由です。気になる点は大きいので、はっきり書きます。公式の比較表で、この機種の省エネセンサー欄は空欄です。DH-1226Rのように「省エネセンサー搭載」とは書けません(非搭載と公式に書かれているわけでもなく、表に何も書かれていないということです)。畳数の記載もありません。

この3台に当てはまらない人へ。アラジン AEH-G1000B は1000W(1時間あたり約31円。CAH-2G10Gと同率)で切替は1000/750/500/250Wの4段階。ボール式の転倒オフはありますが、公式の一覧表ではシャットオフセンサーと自動オフタイマーの欄が「×」、その他安全装置の欄も「×」です。コロナ DH-926R(900W)は比較表の省エネセンサー欄がDH-C926と同じく空欄で、搭載の有無を書けません。

【パネルヒーター】言い切れない段

この段について、当サイトは1台も収録していません。専業メーカー(±0・ドウシシャなど)の公式情報を、まだ一次で確認できていないからです。だから「パネルヒーターなら◯◯」とは書けません。数字を持たないものを推薦すれば推測になります。方式が存在しないという意味ではなく、当サイトがまだ実査できていないだけです。

そのかわり、進め方を書きます。

  1. 方式の性格だけは、他の3方式と同じ考え方で見られます。薄い板状の発熱体から輻射熱を出す方式で、風が出ず薄型のため足元やデスク下に置きやすいのが一般的な特徴です(個別機種で確認した数値ではなく、方式そのものの説明です)
  2. 公式の畳数目安・消費電力・安全機能を、購入前に個別のページで確認してください。消費電力=発熱量に近いため、W数を横並びで見る考え方はそのまま使えます
  3. 迷ったら、収録できている3方式から近い性格のものを検討してください。風なし・薄型という点では、この記事のオイル系の段が近い性格です

「セラミックファンヒーターでこの機種が良かったから、パネルヒーターでも同じはず」とは考えないでください。方式が違えば熱の届け方も安全の作り込みも別です。

段別・機種別の1時間あたり電気代の帯。セラミックファン=約17〜39円(弱550W〜強1250W)、オイル系=約37円(1200W)〜約47円(1500W)、電気ストーブ=約28〜36円(900〜1150W)。計算式は各方式の弱〜強の消費電力W×1時間×31円/kWh、単価の出どころは全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(2022年7月22日改定)。
段別・機種別の1時間あたり電気代の帯(各方式の弱〜強の消費電力W×1時間×31円/kWhで計算)

この帯の下限は、弱運転の値です(セラミックファンの約17円は、シャープ HX-TS1 の弱550Wの数字)。強どうしで比べるときは、帯の上端を見てください。

予算が合わないときに見る場所

当サイトは価格をほとんど調べていません(確認できたのはデロンギの2機種のみ。表示価格で26,800円と94,800円、2026年9月12日時点。税の別の記載なし → 理由は末尾の注記「デロンギ2機種の価格表示」)。「◯万円以下ならこれ」とは書けません。そのかわり予算を下げたいときに動かせる場所を3つ挙げます。

  1. 加湿機能をあきらめられないか確かめる。セラミックファンヒーターは、加湿一体型3機種よりも、加湿なしの4機種(ダイニチEF-P1200H・パナソニックDS-FZX1200・シャープHX-TS1・山善DSF-VN124)のほうが機能がシンプルです
  2. 畳数を1段階下げられないか確かめる。オイル系では、8〜10畳のRHJ21F0812-WH(26,800円)と10〜13畳のMDHU15-PB(94,800円)で表示価格が大きく離れています
  3. そもそも買い替え時期なのかを確かめる。内閣府『消費動向調査』の平均使用年数は「買い替えた世帯だけ」の数字です → 「家電の寿命10年」は本当か

方式そのものから選び直したい人は、この記事の「まず答え」の表に戻り、4つの段のどれが自分の使い方に近いかを先に決めてください(方式の違いから知りたい場合は、入口記事「電気暖房器具はどれを選ぶ?」で説明しています)。部屋全体を主暖房として暖めたい場合は、電気ヒーターより効率で別格のエアコンも検討候補です → エアコンのメーカーはどこがいい?

買わなくてよい人

当サイトの結論は「買ってください」ではありません。次のどれかに当てはまる人は、いま買わなくてよいと考えます。

  • 電気ヒーターで部屋全体をしっかり主暖房として暖めたい人。投入した電力がほぼそのまま熱になるだけで、ヒートポンプ式のエアコンのような増幅はありません。主暖房が目的なら、エアコンのほうが効率で別格です
  • 「方式によって電気代が大きく変わる」と思っている人。最大消費電力は900〜1500Wに収まり、1時間あたり約28円(900W)〜約47円(1500W)で差は約19円です。差が出るのは方式ではなく、何Wで・何時間・つけっぱなしか間欠かという使い方です
  • 置き場所とコンセントの容量をまだ確認していない人。この記事の機種は900〜1500Wで、1200W級が多く含まれます。他の家電と同じコンセント・延長コードで使うとタコ足配線になり、発熱・発火のリスクが高まります
  • パネルヒーターを名指しで選びたい人。当サイトはこの方式の機種を1台も収録しておらず、推薦できる材料を持っていません

よくある質問

Q. 脱衣所やトイレにはどれがいいですか?
A. すぐに暖まりたい狭い場所なので、セラミックファンヒーターの段が向いています。当サイトの第1はシャープ HX-TS1です(人感センサーあり・畳数目安あり・弱550Wが収録7機種で最小)。加湿も必要ならシャープ HX-TK12。コンセントの容量を先に確認してください

Q. オイル系の8〜10畳と10〜13畳はどちらを選べばいいですか?
A. 部屋の畳数で選んでください。8〜10畳ならデロンギ RHJ21F0812-WH(1200W・表示価格26,800円)、10〜13畳ならデロンギ MDHU15-PB(1500W・表示価格94,800円)です。10畳以下ならRHJ21F0812-WHで足ります

Q. シャープの「Wセンサー」は人感センサーですか?
A. 違います。HX-TK12 の公式仕様の「主な機能」には「温度・湿度のWセンサー」と書かれており、機能ページも「室内の温度と湿度をセンサーで感知」と説明しています。人がいるかどうかを見るセンサーではありません。シャープで人感センサーが付いているのは HX-TS1 のほうです

Q. パネルヒーターのおすすめはありますか?
A. ありません。当サイトはこの方式の機種を1台も収録できていないためです(専業メーカーの一次情報が未確認)。追加で調査ができ次第、この記事に機種を追記します

Q. 電気ストーブは小さな子どもやペットがいても大丈夫ですか?
A. 発熱部が高温になる方式のため、転倒時オフに加えて、障害物を検知して電源が切れる「シャットオフセンサー」の有無を確認してください。アラジンの公式一覧表では CAH-2G10G・CAH-1G9E が「○」、AEH-G1000B は「×」です

まとめ

  • セラミックファンヒーターはシャープ HX-TS1(人感センサーあり・畳数目安の根拠は業界統一基準・弱550Wが収録7機種で最小)。加湿も要るならシャープ HX-TK12、室温を数値で決めたいなら山善 DSF-VN124。オイル系は畳数で分かれます(8〜10畳はデロンギ RHJ21F0812-WH、10〜13畳はデロンギ MDHU15-PB。収録は2機種のみ)。電気ストーブはコロナ DH-1226R(省エネセンサー搭載・消し忘れ防止タイマー6時間)。パネルヒーターは収録0機種のため言い切れません
  • 条件が1つでも強いなら、そちらが優先です。加湿量=シャープHX-TK12、室温を数値で管理=山善、自動オフの長さ=ダイニチ、広い部屋=デロンギMDHU15-PB、立ち上がりの速さ=アラジン。電気代で方式は決まりません(同じW数なら方式が違っても電気代は同じです)

今日やることは1つだけ。使う部屋の広さと、その部屋のコンセントの容量を確認してください。この記事の推薦は、その2つが分かって使えます。

注記:数字の条件

  • 最大消費電力の測定条件。50Hz・60Hzで値が異なる機種があります(DS-FKX1206は1250W/1220W、HX-TK12は1200W/1150W、DS-FZX1200は1170W/1130W)。本文では50Hzの値を代表値として使っています。特記のない機種は公式ページの表記どおり最も強い設定時の値です
  • 電気代の計算式。最大消費電力(W)× 1時間 × 31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・2022年7月22日改定)。1円未満を四捨五入しています。実際の電気料金は契約プランで変わります
  • 適用畳数の根拠は、メーカーで違います。デロンギは「日本電機工業会自主基準」と「デロンギ自社実験」の2本立て、ダイニチは「自社調べ」、シャープは「一般社団法人日本電機工業会の統一基準」と、それぞれ公式に明記しています。パナソニック・山善・コロナ・アラジンは畳数の記載自体がありません
  • デロンギ2機種の価格表示。公式ストアの表示は「26,800円」「94,800円」で、どちらのページにも税込・税抜の別が書かれていません(ページ内の「原則税抜価格が対象です」はポイント付与の注記で、価格の表記ではありません)。そのため当サイトは2つの価格の差額を出していません。税の基準がそろっているか確認できない数字どうしを引き算すると、誤った差額を伝えることになるためです
  • ダイニチ EF-H1200G について。当サイトが2026年8月27日に収録した加湿モデル EF-H1200G は、公式ページに「この製品は生産終了しております。」と表示されています(2026年9月12日確認)。そのためこの記事では現行の後継機 EF-H1200H に置き換えて数えています。W・加湿量・畳数・タンク容量は、公式の仕様表で見るかぎり同じ値です
  • コロナの安全機能について。シリーズ共通の機能ページに基づく情報で、DH-926R・DH-C926ごとの搭載有無は確認できていません。比較表の省エネセンサー欄に「〇」が付いているのはDH-1226Rのみで、ほかの5機種の欄は空欄です
  • デロンギの出典が公式Yahoo!店である事情。公式サイト(delonghi.com)は調査時点で403エラーとなり開けなかったため、直営の公式Yahoo!ショッピング店を出典としています。ネット上で見かける「約63%節電」等の数字は、公式ストアの商品ページに記載がなく未確認のため書いていません
  • 「確認できず」は、当サイトが開いたページに記載を見つけられなかったという意味で、その項目が存在しないという意味ではありません。購入前に最新のカタログと取扱説明書でご確認ください

出典(2026年8月27日に確認し、2026年9月12日に全ページを開き直しました)

数値・引用文は、上記のページを当サイトが実際に開いて確認したものです。引用は原文どおりです。当サイトはこれらの暖房器具を購入・使用しておらず、暖かさの体感評価は行っていません(価格の確認日は2026年9月12日時点です)。

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