パソコンの「サポート期限」は会社ごとに違う|Windows・ChromeOS・Apple・国内メーカーで確認

パソコンの「サポート期限」は会社ごとに違う|Windows・ChromeOS・Apple・国内メーカーで確認 パソコン

「サポート期限」という同じ言葉でも、Microsoft・Google・Apple・国内メーカーでは意味がまったく違います。Windowsはバージョンごとの更新の終了日、ChromeOSはプラットフォームのリリース日から10年、Appleは販売店への供給が終わった日を起点にした修理受付期間、富士通・NEC・dynabookの国内3社は製造終了後の修理部品の保有期間です。起点も年数の数え方も会社ごとに違うため、この記事ではそれぞれの公式ページに書かれている定義だけを、出典を添えて並べます(確認日 2026-09-27。当サイトはパソコンの実機を持っていないため、公式ページに書かれている範囲だけを扱います)。

先に3行で

  • Windows 11は版ごとに終了日が決まっています。今使っているパソコンで特に注意が必要なのが24H2で、Microsoft公式のライフサイクルページでは「10/14/2026 6:59:59 AM」(太平洋標準時)と表記されています。同じMicrosoftの別ページ(英語のリリース情報)ではISO形式で2026-10-13です。
  • Office 2021も、24H2と同じ「10/14/2026 6:59:59 AM」が廃止日として表記されています。Office 2021を使い続けている家庭のパソコンは、この日が近づいています。
  • サポートが終わることの中身は会社ごとに違います。ChromeOSはリリース日から10年、Appleは販売店への供給終了から最低5年間の修理、国内3社は製造終了後の部品保有期間(富士通6年・dynabook5年・NECは保証書記載のとおり)です。買った日を起点にしている会社は、この記事で確認した範囲ではありません。

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1本目では4社を1枚の表で比べました。この記事では、その表にあった「サポート期限」という言葉を、会社ごとの定義まで掘り下げます。

同じ「サポート」でも4種類ある

この記事で確認した範囲では、「サポート期限」の起点と年数の数え方は次の4種類に分かれます。

会社 何のサポートか 起点 年数・期限の定義
Microsoft(Windows・Office) 更新プログラムの提供 バージョンごとの提供開始日 バージョンごとに決まった終了日
Google(ChromeOS) OSの自動更新 プラットフォームのリリース日 リリース日から10年
Apple(Mac) ハードウェアの修理・部品供給 Appleが製品を販売店に供給した最終日 最低5年間、在庫次第で最長7年間(Macノートブックのバッテリーのみ最長10年間)
富士通・NEC・dynabook(国内3社) 修理部品の保有 製造終了後(富士通・dynabook)/保証書記載(NEC) 富士通6年、dynabook5年、NECは保証書記載のとおり

共通しているのは、どの会社も購入した日を起点にしていないという点です。Windowsはバージョンの提供開始日、ChromeOSはその機種のプラットフォームがリリースされた日、Appleは自分が買った日ではなく販売店への供給が終わった日、国内3社は製造終了後を起点にしています。同じ機種を後から買った人ほど、期限までの残り時間は短くなります。

Microsoft起点:提供開始日版ごとの終了日Google起点:リリース日10年間Apple起点:供給終了日最低5年間国内3社起点:製造終了後富士通6年・dynabook5年出典:各社公式サイト(確認日 2026-09-27)

Windows 11――バージョンごとに終了日が決まっている

Microsoft公式のライフサイクルページには次のように書かれています。

「Windows 11 Home と Pro は、モダン ライフサイクル ポリシーに従います。」「サポートの日付は、太平洋標準時ゾーン (PT) – Redmond、WA、USA で表示されます。」

同じページのバージョン別の表には、次の終了日(廃止日)が示されています。

バージョン 開始日 終了日
23H2(Home/Pro) 10/31/2023 11/12/2025 6:59:59 AM(終了済み)
24H2 10/1/2024 8:00:00 AM 10/14/2026 6:59:59 AM
25H2 9/30/2025 8:00:00 AM 10/13/2027 6:59:59 AM
26H1 2/10/2026 8:00:00 AM 3/15/2028 6:59:59 AM

同じMicrosoftの別ページ(英語のリリース情報)は、24H2の終了日をISO形式で「2026-10-13」と表記しています。「10/14/2026 6:59:59 AM」と「2026-10-13」は1日ずれて見えますが、Microsoftはこのずれの理由を説明しておらず、当サイトも理由を推測しません。26H1については、英語のリリース情報のページで、2026年はじめに出る新しいパソコン向けのバージョンで、24H2・25H2を使っている既存のパソコンへの上書き更新としては配られない、という趣旨の説明があります。

今すぐ買い替えが必要という意味ではありません。Microsoftのサポート技術情報KB5054156には次のように説明されています。

「Windows 11、バージョン 24H2 と 25H2 は、共通のコア オペレーティング システムと同じシステム ファイルのセットを共有します。」「Windows Update または Windows Server Updates Services (WSUS) から直接更新プログラムを受け取るバージョン 24H2 デバイスの場合、デバイスは、機能更新プログラムをバージョン 25H2 Windows 11インストールすることで、有効化パッケージを自動的に取得します。」

つまり、Windows Updateから直接更新を受け取っている24H2のパソコンには、25H2へ切り替えるための小さな更新(有効化パッケージ)が自動的に届き、1回の再起動で切り替わる仕組みです。切り替えた後の25H2の終了日は、切り替えた日から数えるのではなく、あらかじめ決まった「10/13/2027 6:59:59 AM」です。

Office 2021――24H2と同じ日に終了日を迎える

Office製品にもバージョンごとの終了日があります。Microsoft公式のライフサイクルページには、Office 2021(Home & Business、Home & Business for Mac、Home & Student、Home & Student for Mac、Professionalが対象)の廃止日として「10/14/2026 6:59:59 AM」とあります。これは24H2の終了日とまったく同じ日付です。Office 2024の廃止日は「10/10/2029 6:59:59 AM」で、こちらは先の話です。Microsoftの別ページには次の説明もあります。

「Windows 11 を実行しているデバイスでは、Office 2021 と Office LTSC 2021 は 2026 年 10 月まで引き続きサポートが提供されます。」「Windows 11 を実行しているデバイスでは、Office 2024 と Office LTSC 2024 は 2029 年 10 月まで引き続きサポートが提供されます。」

2026年10月14日は、24H2の終了日とOffice 2021の終了日が重なる日です。Office 2021を使っている家庭は、パソコンのWindowsのバージョンとあわせて、この日が近いことを覚えておく必要があります。

Windows 10とESU――サポートはすでに終了している

Windows 10のサポートは、Microsoft公式によれば次のとおりすでに終了しています。

「2025 年 10 月 14 日に、Windows 10 のサポートは終了しました。お使いの PC を Windows 11 にアップグレードできない場合は、新しい PC を購入して Windows 11 に移行できます。」

それでもセキュリティ更新を受け取り続けたい場合、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)という有償・無償の選択肢があります。

「Windows 10 のサポートは終了しました。 2027 年 10 月 12 日にプログラムが終了するまで、いつでも ESU に登録できます。」

費用は3つの方法から選べます。

「PC 設定を同期している場合は、追加費用なし。」「1,000 Microsoft Rewards ポイントと交換する。」「1 回限りの購入で、$30 USD または現地通貨の相当額に適用税金を加えた金額となる。」

登録には条件もあります。

「デバイスは、Windows 10、バージョン 22H2 Home、Professional、Pro Education、または Workstations エディションを実行している必要があります。」「Microsoft アカウントは子供用のアカウントであってはなりません。」

ESUで届く更新の範囲も限られています。

「Windows 10 バージョン 22H2 を実行しているデバイス向けの Microsoft セキュリティ レスポンス センター (MSRC) で定義されている「緊急」および「重要」の セキュリティ更新プログラム へのアクセスを提供することにより、マルウェアやサイバーセキュリティ攻撃のリスクを軽減します。」「ESU への登録により、その他の種類の修正、機能向上、製品の改良は提供されません。また、技術的なサポートも提供されておりません。」

Microsoft公式はESUに登録しない場合について「登録前はデバイスがより脆弱になり、ウイルスやマルウェアの影響を受けやすくなります。」とも説明しています。これはMicrosoftの言葉としてそのまま伝えるにとどめ、当サイトの言葉で危険性を付け足すことはしません。

Windows 11を使うための最小要件

Windows 11を動かすための公式の最小要件には、次のものが含まれます。

「4 GB の RAM」「TPM バージョン 2.0」

今のパソコンでWindows 11が動いているかどうかは、この最小要件を満たしているかどうかがまず確認するポイントです。

ChromeOS――リリース日から10年

Googleの案内には、ChromeOSの自動更新期限について次のように説明されています。

「ChromeOS デバイスの自動更新期限は 10 年です。」「プラットフォームのリリース日から 10 年間セキュリティと安定性が自動的に強化されるので、Chromebook をより長期にわたり有効活用できます。」

期限を過ぎたあとも、端末が完全に使えなくなるわけではありません。

「Chromebook の自動更新期限を過ぎた後も、セキュアモードは引き続きご利用いただけます。」

Windowsのようにバージョンごとに終了日が変わるのではなく、その機種のプラットフォームがリリースされた日を起点に10年間、という決め方です。購入前に自分が検討している機種の自動更新期限を確認しておくことをGoogleは案内しています。

Apple Mac――修理を受けられる期間まで公式に定義がある

Appleのサポートページには、修理を受けられる期間の定義が次のように書かれています(ページの公開日表示は2026年09月15日)。

Appleによると、Appleがその製品を販売店に供給した最終日から最低5年間は、Appleのサービスプロバイダで修理を受けたり部品を手に入れたりできます。部品の在庫次第では、それより長い期間(法定期間または最長7年間)修理や部品の入手ができる場合もある、とされています。

Macノートブックのバッテリーについては、さらに長い期間が案内されています。

「Macノートブックについては、部品の在庫次第では、その製品が販売店に最後に供給された日から最長10年間まで、バッテリーのみの修理を受けられる期間が延長される場合があります。」

期限を過ぎた製品については、次のように明記されています。

「Appleでは、今後オブソリート製品のハードウェア修理サービスは提供しません。」

起点が「販売店に供給した最終日」であり、自分が購入した日ではない点に注意が必要です。型落ちのモデルを後から購入した場合、修理を受けられる期間はその分短くなります。

国内メーカー――修理部品の保有期間という考え方

富士通・NEC・dynabookの国内メーカーは、Appleのような「修理を受けられる期間」という言い方ではなく、修理に使う部品をいつまで持っているかという形で期限を案内しています。富士通の案内(2026年2月現在の表記)には次のようにあります。

「下記製品の補修用性能部品の保有期間は「製造終了後6年」となっております。ただし、一部の製品(パソコン本体・添付品・オプション・周辺機器)につきましては異なる場合があります。」「修理対応期間の目安(補修用性能部品の保有期間)を終了している製品については、修理のご依頼をお受けできない場合がございます。」

dynabookの案内には次のようにあります。

「2019年12月以前に発表したモデル」「製品発表月から6年6か月」「2020年1月以降に発表したモデル」「製品の製造終了後から5年」

NECは富士通・dynabookのように年数そのものを公開ページに書いていません。

「当社における補修用性能部品の保有期間につきましては、対象機器に添付の保証書記載のとおりとなります。」「補修用性能部品の保有期間の終了をもって、当該対象機器の修理対応は終了となります。」

NECの年数を知りたい場合は、当サイトが確認した公式ページの案内どおり、自分のパソコンに添付されている保証書を確認する必要があります。富士通・dynabookは「目安」という言葉を使っており、実際の対応が多少前後する可能性を残しています。あわせて、dynabookはWindows 10のサポート終了について次のように案内しています。

「Windows 10は、2025年10月14日(米国時間)にサポートが終了となりました。サポートが終了してもWindows 10を搭載したパソコンは使えますが、マイクロソフト社からのセキュリティ更新プログラムの配布が終了するため、セキュリティリスクが増大します。」

サポートが終わることは、この文のとおり使えなくなることではなく、セキュリティリスクが増大するという範囲までです。当サイトもこの範囲を超えて煽る書き方はしません。

自分のパソコンで確認する方法

公式ページには、自分のパソコンが対象かどうかを調べる手順も用意されています。dynabookの修理部品のページには「営業型番から保守満了日を検索」という案内があり、「営業型番は保証書またはパソコン本体底面をご確認ください。」とあります。富士通は型番でWindows 11への対応可否を調べる一覧ページ、NECも型番を入力して調べるページをそれぞれ用意しています。パソコンのバージョンを確認する方法としては、Windowsの「設定」→「Windows Update」を開き、いま入っているバージョンと更新の状況を確認することが、今日できる最初の一歩です。

向いていない人

サポートが切れたらすぐ使えなくなると思い込んで慌てて買い替える必要がある人は、この記事で確認した範囲ではいません。24H2を使っていても25H2への更新が順調に届いていれば、買い替えは必須ではありません。Windows 10のままでも、ESUに登録すれば2027年10月12日までセキュリティ更新は続きます。反対に、Office 2021を使い続けていて2026年10月14日以降のサポートについて何も調べていない人、NEC製パソコンの保証書を保管しておらず修理部品の保有期間を確認する手段がない人には、この記事の内容が向いています。画面サイズごとの結論は、6本目の結論編(準備中)でまとめます。

  • Windows 11の24H2は、Microsoftのライフサイクルページで「10/14/2026 6:59:59 AM」、別ページのISO形式では「2026-10-13」です。Office 2021の廃止日も同じ「10/14/2026 6:59:59 AM」です。
  • 24H2から25H2へは、条件を満たせば1回の再起動で更新でき、買い替えは必須ではありません。25H2の終了日は「10/13/2027 6:59:59 AM」です。
  • Windows 10はすでにサポートが終了していますが、ESUに登録すれば2027年10月12日までセキュリティ更新を受け取れます。PC設定を同期していれば追加費用はかかりません。
  • ChromeOSはリリース日から10年、Appleは販売店への供給終了から最低5年間の修理、国内3社は製造終了後の部品保有期間(富士通6年・dynabook5年・NECは保証書記載のとおり)です。起点はいずれも購入日ではありません。
  • サポートが終わることは、使えなくなることではなく、セキュリティリスクが増大するという範囲までです。

よくある質問

Q. Windows 11のサポートはいつまでですか?

A. バージョンによって終了日が違います。今使っているパソコンで多いと見られる24H2は、Microsoftのライフサイクルページで「10/14/2026 6:59:59 AM」(太平洋標準時)、同じMicrosoftの別ページ(英語のリリース情報)ではISO形式で「2026-10-13」とされています。

Q. 24H2の終了日が来たら、今のパソコンは使えなくなりますか?

A. Microsoftの説明によれば、24H2と25H2は「共通のコア オペレーティング システムと同じシステム ファイルのセット」を共有しており、条件を満たせば1回の再起動で25H2に更新できます。更新が正常に届いていれば、24H2の終了日をもって使えなくなるわけではありません。

Q. Windows 10のパソコンはもう使えませんか?

A. サポート自体は2025年10月14日に終了していますが、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)に登録すれば、2027年10月12日にプログラムが終了するまでセキュリティ更新を受け取れます。PC設定を同期している場合は追加費用がかかりません。

Q. Officeにもサポート期限はありますか?

A. あります。Office 2021の廃止日はMicrosoftのライフサイクルページで「10/14/2026 6:59:59 AM」、Windows 11を実行しているデバイスでは2026年10月まで引き続きサポートが提供されるとされています。Office 2024の廃止日は「10/10/2029 6:59:59 AM」です。

Q. Apple製品と国内メーカーでは、サポート期限の考え方はどう違いますか?

A. Appleは「販売店に供給した最終日から最低5年間」という修理を受けられる期間の定義を公式に持っています。富士通・NEC・dynabookの国内3社は、修理に使う部品をいつまで持っているかという保有期間の考え方で、富士通は製造終了後6年、dynabookは製造終了後5年、NECは保証書記載のとおりです。どちらも購入した日を起点にはしていません。

注記:数字の細かい条件

日付表記のずれ:Microsoftのライフサイクルページは米国日付(MM/DD/YYYY)と太平洋標準時で表記し、英語のリリース情報のページはISO形式(YYYY-MM-DD)で表記しています。24H2はそれぞれ「10/14/2026 6:59:59 AM」「2026-10-13」で、1日ずれて見えますが、Microsoftは理由を説明しておらず、当サイトも理由を推測していません。

サポートが終わることの範囲:dynabook公式の「サポートが終了してもWindows 10を搭載したパソコンは使えますが、マイクロソフト社からのセキュリティ更新プログラムの配布が終了するため、セキュリティリスクが増大します。」という説明の範囲までを、この記事でもサポートが終わることの意味としています。すぐ使えなくなるとは書いていません。

修理部品の保有期間の目安:富士通・dynabookとも「目安」であり、公式ページに「実際の修理対応期間と若干異なる場合がございます」といった趣旨の注意書きが添えられています。何年経っても必ず修理できると保証するものではありません。

NECの年数が書かれていない理由:当サイトが確認したNECの公開ページには、富士通・dynabookのような年数の記載がなく、「保証書記載のとおり」とされています。年数が無いという意味ではなく、公開ページには書かれていないという意味です。

ESUの条件:無料での登録には「PC 設定を同期している場合」という条件があり、対象はWindows 10バージョン22H2、Microsoftアカウントは子供用アカウント不可などの条件も公式に明記されています。

出典

当サイトはこの記事で紹介したパソコンの実機を持っていません。本文の数字・引用はすべて上記の公式ページで確認したものです(確認日 2026-09-27)。

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