300〜400Lの安い冷蔵庫おすすめ7機種|削られた機能と電気代の差【2026年】

冷蔵庫

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300〜400Lで価格を抑えたいなら、主要5社の現行モデルで候補は7機種です。電気代を最優先するならシャープ SJ-PT32R(317L・313kWh/年)、冷凍室を最優先するならシャープ SJ-X374R(374L・冷凍室97L)、奥行600mmに収めたいならパナソニック NR-C37ES2(365L)か NR-C33ES2(326L)。この7機種のなかに、300〜400L帯16機種で最も電気を使わない機種と、最も電気を使う機種の両方が入っています。「安いから電気代が高い」も「安いから電気代が安い」も、この容量帯では成立しません。

この記事で分かること

  • 年間消費電力量の最少(313kWh)も最多(354kWh)も、この安い7機種のなかにある。グレードでは電気代を判断できない
  • 7機種のうち5機種には「寸法も各室容積も同じ上位機」があり、そのうち3機種は上位機と電気代が1kWhも変わらない
  • 幅54cm級は本体幅だけで計算すると入らない。SJ-PT32Rは本体544mmでも設置に584mm必要
  1. 300〜400Lの「安いグレード」とは何か
    1. なぜこの容量帯だけ「冷蔵室側」でグレードを分けるのか
    2. この基準は300〜400L帯だけのもの
    3. この記事は「2026年8月時点の現行機」だけを扱う
    4. 7機種の横並び比較表
  2. 結論:安いから電気代が高い、とは限らない
    1. 7機種の年間電気代を並べる
    2. 省エネ基準を「ぎりぎり満たしただけ」の2機種
    3. ただし容量帯そのものが不利:300L台は450L級より電気を食う
  3. 同じ箱の「1つ上」と何が違うのか
    1. 寸法も各室容積も同じ上位機がある5機種
    2. 電気代で価格差を取り返せるのは2機種だけ
    3. 残り3機種は「電気代0円差」=上乗せは機能そのものの対価
    4. そもそも上位版が存在しない2機種
  4. 冷凍室で選ぶなら
    1. 冷凍室が最も大きいのは、安いグレードの SJ-X374R(97L)
    2. 同じメーカーで容量を上げても、冷凍室は増えない
    3. その代わり何が小さくなるのか
  5. 置けるかどうかで、選べる機種が決まる
    1. 幅54cm級を狙うと、いちばん損をする
    2. 上方のすきまは50mm〜100mmで2倍の開きがある
    3. 奥行600mmで買えるのはパナソニックの2機種だけ
    4. 三菱電機 MR-C33M のすきまは、仕様表ではなく取扱説明書に書いてある
    5. ドアの開き方と、野菜室の位置
  6. 7機種を1機種ずつ:選ぶ理由と、選ばない理由
    1. シャープ SJ-X374R(374L)|冷凍室97Lは7機種で最大。ただし電気代も最大
    2. パナソニック NR-C37ES2(365L)|奥行600mm・野菜室81L。冷凍は7機種で最小クラス
    3. 東芝 GR-Y36SC(356L)|冷凍82L・3段冷凍室。上位機と電気代が同じ
    4. 三菱電機 MR-C33M(330L)|運転音の公式値は約17dB。ただし電気代は下から2番目
    5. 東芝 GR-Y33SC(326L)|326Lで冷凍82L。高さ1,643mmは7機種で最も低い
    6. パナソニック NR-C33ES2(326L)|奥行600mm・野菜室81L・322kWh。バランスがよい
    7. シャープ SJ-PT32R(317L)|313kWhで容量帯最省エネ。幅544mm。ただし条件が厳しい
  7. 結局どれを買うか
    1. ①電気代を最優先/幅54cm級に収めたい → シャープ SJ-PT32R
    2. ②冷凍室を最優先 → シャープ SJ-X374R
    3. ③奥行600mmに収めたい → パナソニック NR-C37ES2 または NR-C33ES2
    4. この容量帯で買わないほうがよい場合
    5. 前年モデル(SJ-X373P/SJ-PT32P)をどう考えるか
  8. よくある質問
    1. Q. 300L台の安い冷蔵庫は、電気代が高くなりますか?
    2. Q. 安いモデルは冷凍室が小さいですか?
    3. Q. 幅54cmのすき間に冷蔵庫は置けますか?
    4. Q. 上位モデルとの価格差は、電気代で取り返せますか?
    5. Q. 手動製氷のモデルは不便ですか?
  9. まとめ
  10. 出典・参考(一次情報)

300〜400Lの「安いグレード」とは何か

300〜400Lのベーシックグレードとは、冷蔵室に氷点下・微凍結の専用室(三菱電機の氷点下ストッカーD A.I./氷点下ストッカールーム、パナソニックのサクッと切れる微凍結)も、冷蔵室側の追加モード(日立のサッと急冷却、東芝の速鮮チルドモード、シャープの低温新鮮モード)も持たない機種のことです。当サイトはこの機能の有無でグレードを分けており、価格では分けていません。主要5社の300L以上400L未満の現行16機種のうち、これに該当するのが次の7機種です。

  • シャープ SJ-X374R(374L)…7機種で冷凍室が最大の97L。ただし354kWh/年でこの容量帯16機種の最下位、製氷は手動
  • パナソニック NR-C37ES2(365L)…奥行600mm。野菜室81Lは7機種で最大。冷凍室は72Lで比率は最下位
  • 東芝 GR-Y36SC(356L)…冷凍室82L・3段冷凍室。同じ寸法の中グレード GR-Y36SV と年間消費電力量が同じ
  • 三菱電機 MR-C33M(330L)…運転音の公式値が約17dB。ただし342kWh/年で、7機種のうち2番目に電気を使う
  • 東芝 GR-Y33SC(326L)…326Lで冷凍室82L。容積に対する冷凍の比率25.2%は7機種で2位
  • パナソニック NR-C33ES2(326L)…奥行600mm・野菜室81L。322kWh/年で7機種のなかで2番目に少ない
  • シャープ SJ-PT32R(317L)…313kWh/年・省エネ基準達成率108%で、この容量帯16機種の最省エネ。幅544mm

そもそも300L台で足りるのか、400L以上にすべきかを決めきれていない場合は、人数別に必要な容量を決める記事を先に読むと、この先の比較が読みやすくなります。

300から400L帯の主要5社16機種を3グレードに分けた図。ハイ5機種、中4機種、低7機種で本記事は低の7機種。低は冷蔵室に氷点下・微凍結の専用室も冷蔵室側の追加モードも持たない機種。該当はシャープSJ-X374R 374LとSJ-PT32R 317L、パナソニックNR-C37ES2 365LとNR-C33ES2 326L、東芝GR-Y36SC 356LとGR-Y33SC 326L、三菱電機MR-C33M 330L
この記事で比較するのは「低(ベーシック)」の7機種。主要5社の現行16機種を、冷蔵室側の機能で3段階に区分した。区分は搭載機能の構成によるもので、価格では分けていない(数値は本文と同じ・2026年8月1日確認)

なぜこの容量帯だけ「冷蔵室側」でグレードを分けるのか

グレードとは、当サイトではメーカー公式ページに掲載された搭載機能の構成で決めた区分のことです。価格や発売年では分けていません。価格は販売店と時期で動くため、記事を書いた翌週には基準として使えなくなるからです。

ただし、当サイトが400L台・500L以上で使ってきた「各社の看板の鮮度保持技術を持つか」という基準は、この容量帯では使えません。300L台には、各社の看板技術がほとんど降りてきていないからです。2026年8月1日に5社の公式ページで確認した結果は次のとおりでした。

メーカー 上位帯の看板技術 300〜400L帯での搭載状況
日立 まるごとチルド/真空チルド/デリシャス冷凍/新鮮スリープ野菜室 該当機能の欄がこの帯の2機種とも「ー」表記
東芝 氷結晶チルド/Deliチルド/おいしさ密封急冷凍 機能ページに記載を確認できず
シャープ うるおいチルド/パラパラ冷凍/味しみ冷凍/COCORO HOME AI ラインアップ情報の機能欄で非搭載
三菱電機 切れちゃう瞬冷凍A.I.(瞬冷凍室) 各室定格内容積に瞬冷凍室の欄がない。氷点下ストッカーD A.I. は MR-CX37M・MR-CX33M の2機種に搭載(MR-CX30M は「氷点下ストッカールーム」で D A.I. の表記なし)
パナソニック クーリングアシストルーム/熱いまま急速冷凍 非搭載。サクッと切れる微凍結(パーシャル)は搭載機あり

この基準をそのまま当てると、日立・東芝・シャープが全機種「低」に落ちてしまい、比較になりません。そこでこの容量帯では「冷蔵室側に何を持つか」で3段階に分けました。冷凍室側の急速冷凍(一気冷凍・急凍機能・おいそぎ冷凍)は16機種のほとんどが持っているため、分類の軸になりません。

グレード 300〜400L帯での定義 判定に使った公式の機能名 機種数
ハイ(上位) 冷蔵室に「凍らせずに氷点下・微凍結で保存する専用室」を持つ 三菱電機「氷点下ストッカーD A.I.」(MR-CX30M のみ部屋名は「氷点下ストッカールーム」で、D A.I. の表記はありません)/パナソニック「サクッと切れる微凍結(パーシャル)」 5機種
中(ミドル) 専用室はないが、チルド室に加えて冷蔵室側の追加モードを公式に持つ 日立「サッと急冷却」/東芝「速鮮チルドモード+解凍モード」/シャープ「低温新鮮モード」 4機種
低(ベーシック) チルド室だけで、上の専用室・追加モードをどちらも持たない 上記がいずれも記載されていない機種 7機種(本記事)

この線引きにした理由は、読者がこの容量帯で実際に迷うのが「肉や魚をどう保存できるか」であり、そこがきれいに3段階に分かれるからです。5社すべてが2つ以上のグレードにまたがるため、どのグレードの記事も5社比較として成立します。

この基準は300〜400L帯だけのもの

重要な注意です。この線引きは300〜400L帯専用で、当サイトの他の容量帯の記事とは中身の基準が違います。

たとえば400L台の安い冷蔵庫6機種を比較した記事でも「低グレード」という言葉を使っていますが、あちらは「各社の看板の鮮度保持技術を持つか」で分けています。同じ言葉でも、判定に使っている機能が違います。

したがって容量帯をまたいで「この機種は低グレードだ」と言い切ることはできません。本記事で「低」「ベーシック」「安いグレード」と書くときは、すべて「300〜400L帯のなかでは」という限定がついています。

この記事は「2026年8月時点の現行機」だけを扱う

冷蔵庫の型番は、世代違い・グレード違いが末尾1文字しか変わらないことがよくあります。「300L 安い おすすめ」で検索して出てくる情報には、前年以前のモデルや別グレードが混ざりやすく、読者が型落ちを現行と思って買ったり、安いグレードを上位グレードと思って買ったりする原因になります。

本記事は2026年8月2日にメーカー公式のラインアップで現行として確認できた7機種だけを扱います。紛らわしい型番の見分け方を先に示します。

本記事が扱う型番 1〜2文字しか違わない型番 違いの読み方
SJ-X374R(シャープ・低) SJ-X373P シャープは末尾の1文字が世代。R が本記事の対象、P は前年のモデル
SJ-PT32R(シャープ・低) SJ-PT32P 同じく R が対象、P は前年のモデル
SJ-PW37R(シャープ・中) X と PW でグレードが違う。PW は低温新鮮モード・自動製氷を持つ中グレードで、本記事の対象外
GR-Y36SC(東芝・低) GR-Y36SV 東芝は末尾 SC が低、SV が中。数字の前の「Y」が現行世代
GR-Y33SC(東芝・低) GR-W33SC など 同じ SC でも、数字の前の1文字が世代を表す
MR-C33M(三菱電機・低) MR-CX33M 「C」と「CX」は別グレード。CX は氷点下ストッカーD A.I. を持つ上位機で、本記事の対象外
NR-C37ES2 / NR-C33ES2(パナソニック・低) NR-C37WS2 / NR-C33JS2 パナソニックはES が本記事の対象、WS・JS が上位。末尾の数字は世代

本記事は現行7機種の仕様のみを各社公式ページで確認しています。上の表に挙げた「似た型番」のうち、SJ-X373P・SJ-PT32P・SJ-PW37R・GR-Y36SV・MR-CX33M・NR-C37WS2・NR-C33JS2 以外の型番については仕様を確認していないため、性能の優劣は判断できません。本記事はあくまで「現行型番はこれです」という提示にとどめます。

7機種の横並び比較表

数値はすべて各社公式の製品仕様ページによります(いずれも2026年8月1日に取得し、2026年8月2日にページの到達を再確認)。

項目 シャープ
SJ-X374R
パナ
NR-C37ES2
東芝
GR-Y36SC
三菱
MR-C33M
東芝
GR-Y33SC
パナ
NR-C33ES2
シャープ
SJ-PT32R
定格内容積 374L 365L 356L 330L 326L 326L 317L
冷蔵室 207L 212L 204L 180L 174L 173L 183L
冷凍室 97L 72L 82L 80L 82L 72L 73L
容積に対する冷凍の比率
(当サイト計算値)
25.9% 19.7% 23.0% 24.2% 25.2% 22.1% 23.0%
野菜室 70L 81L 70L 70L 70L 81L 61L
600mm 600mm 600mm 600mm 600mm 600mm 544mm
奥行 650mm 600mm 665mm 656mm 665mm 600mm 647mm
高さ 1,755mm 1,850mm 1,757mm 1,698mm 1,643mm 1,695mm 1,770mm
最小必要設置スペース(幅) 610mm 610mm
(当サイト計算値)
610mm 610mm
(当サイト計算値)
610mm 610mm
(当サイト計算値)
584mm
上方に必要なすきま 50mm 50mm以上 50mm 50mm以上 50mm 50mm以上 100mm
年間消費電力量 354kWh/年 330kWh/年 330kWh/年 342kWh/年 325kWh/年 322kWh/年 313kWh/年
年間電気代の目安
(31円/kWh換算)
10,974円 10,230円 10,230円 10,602円 10,075円 9,982円 9,703円
省エネ基準達成率 100% 105% 公式に記載なし 100% 公式に記載なし 105% 108%
製氷 手動 自動 自動 自動 自動 自動 手動
ドア オートクローズ
どっちもドア
右開き
(左開き型番あり)
3ドア 片開き3ドア 3ドア 右開き
(左開き型番あり)
片開き

この表の読み方の注意(列によって出典の形が違います)。最小必要設置スペースは、シャープ2機種は公式仕様表に数値で掲載されているもの、東芝2機種は公式の設置寸法図から読み取ったもの、パナソニック2機種は公式の「左右各5mm以上」という記載から当サイトが計算した値です。三菱電機 MR-C33M は、公式の取扱説明書PDF(4ページ)に「周囲を左右0.5cm以上、上部5cm以上あけることができる所」と文章で明記されているため、そこから当サイトが計算した値ですhttps://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/wink/D_MENT_DOC/mr-c33m.pdf・2026年8月5日確認)。省エネ基準達成率は、東芝2機種について公式仕様ページ(/gr-y36sc/spec//gr-y33sc/spec/)を2026年8月1日に確認しましたが「省エネ基準達成率」という項目そのものが存在しなかったため空欄にしています。推測では埋めていません。製氷方式は、MR-C33M については公式の製品仕様ページに「製氷室|ダイレクト給水式自動製氷|冷蔵室内のタンクから、直接製氷皿に給水して、自動で氷を作ります。」と明記されています(https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/product/mr-c33m/spec/・2026年8月7日確認。公式の取扱説明書の「自動製氷機」の章と給水タンク約1.1Lの記載とも一致)。「手動」「自動」と断定しているのは、いずれも公式に明記のある機種だけです。容積に対する冷凍の比率は、公式の冷凍室容量を定格内容積で割った当サイトの計算値です。

結論:安いから電気代が高い、とは限らない

「エントリーモデルは電気代で損をする」という説明をよく見かけますが、300〜400L帯では成立しません。この容量帯16機種のうち、年間消費電力量が最も少ない機種と最も多い機種は、どちらも本記事の7機種のなかにあるからです。

順位(16機種中) 型番 グレード 年間消費電力量 年間電気代の目安 省エネ基準達成率
1位(最少) SJ-PT32R(317L) 313kWh/年 9,703円 108%
(参考)3位 NR-C33ES2(326L) 322kWh/年 9,982円 105%
(参考)6位 GR-Y33SC(326L) 325kWh/年 10,075円 公式に記載なし
(参考)8位 NR-C37ES2(365L)/GR-Y36SC(356L) 330kWh/年 10,230円 105%/公式に記載なし
15位 MR-C33M(330L) 342kWh/年 10,602円 100%
16位(最多) SJ-X374R(374L) 354kWh/年 10,974円 100%

最少の SJ-PT32R と最多の SJ-X374R の差は41kWh/年=年1,271円、10年で12,710円です(41kWh×31円/kWh)。この幅は、300〜400L帯16機種全体の幅とまったく同じで、それが安い7機種のなかだけで発生しています。

7機種の年間電気代を並べる

300から400L帯の低グレード7機種の年間電気代を高い順に並べた棒グラフ。シャープSJ-X374Rが354kWhで10,974円と最も高く、シャープSJ-PT32Rが313kWhで9,703円と最も安い。間は三菱MR-C33M 342kWh 10,602円、パナソニックNR-C37ES2と東芝GR-Y36SCが330kWh 10,230円、東芝GR-Y33SC 325kWh 10,075円、パナソニックNR-C33ES2 322kWh 9,982円。最多と最少の差は年1,271円
同じ低グレードの7機種でも、年間電気代の目安は9,703円から10,974円まで開く。差は年1,271円(41kWh)で、10年では12,710円になる。電気代は年間消費電力量×31円/kWhで当サイトが計算した目安であり、契約する小売電気事業者とプランによって実際の金額は変わる(各社公式の年間消費電力量より当サイト集計・2026年8月2日確認)

年間電気代の目安は「年間消費電力量 × 31円/kWh」で当サイトが計算した値です。単価は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価31円/kWh(税込・令和4年7月22日改定。https://www.eftc.or.jp/qa/・2026年8月2日確認)を使っています。実際の電気料金は契約中の小売電気事業者とプランによって変わるため、この金額を保証するものではありません。

年間消費電力量の測定条件はJIS C 9801-3:2015で、5社とも同じ規格を公式に明示しています。この点で7機種の比較が崩れることはありません。数字の読み方をもっと詳しく知りたい方は、年間消費電力量の読み方と電気代の計算方法をまとめた記事をご覧ください。

省エネ基準を「ぎりぎり満たしただけ」の2機種

省エネ基準達成率とは、国が定める省エネ基準に対して、その機種がどれだけ達成しているかを百分率で示した値です。100%は基準をちょうど満たした状態を意味します。

300〜400L帯16機種の達成率は100〜108%に固まっており、110%を超える機種はありません(当サイトが2026年8月1日に主要5社の公式ページで確認した16機種の範囲)。500L以上の帯では最高120%の機種があるので、上位機に載る省エネ技術がこの容量帯には降りてきていない、という見方ができます。

そのうえで注目すべきは、達成率がちょうど100%=基準をぎりぎり満たしただけの機種が16機種中2つしかなく、その2つが MR-C33M(342kWh)と SJ-X374R(354kWh)だという点です。この2機種はそのまま年間消費電力量の下位2つでもあります。どちらも本記事の低グレードです。

ただしこれを「安いグレードは達成率が低い」と一般化することはできません。同じ低グレードの SJ-PT32R は108%で16機種の最高値だからです。低グレードのなかで二極化している、というのがこの容量帯の正しい理解です。

低グレード7機種の省エネ基準達成率の分布図。108パーセントはシャープSJ-PT32Rで16機種の最高値。105パーセントはパナソニックNR-C37ES2とNR-C33ES2。100パーセントは三菱電機MR-C33MとシャープSJ-X374Rで基準ぎりぎり、16機種でこの2つだけ。東芝GR-Y36SCとGR-Y33SCは公式仕様ページに項目そのものがなく記載なし
達成率100%ちょうど=基準をぎりぎり満たしただけの機種は、16機種でこの2つ(MR-C33M・SJ-X374R)だけ。一方で最高値108%の SJ-PT32R も同じ低グレード。「安いグレードだから達成率が低い」は成立せず、低グレードのなかで二極化している(各社公式ページで2026年8月1日に確認した範囲)

ただし容量帯そのものが不利:300L台は450L級より電気を食う

7機種のなかで比べる前に、知っておいたほうがよい事実があります。「小さい冷蔵庫にすれば電気代が下がる」は成立しません。

容量帯 その帯で最も省エネな機種 年間消費電力量 年間電気代の目安
(31円/kWh換算)
300〜400L(本記事) SJ-PT32R(317L) 313kWh/年 9,703円
400〜500L SJ-MF43R(429L) 247kWh/年 7,657円
500L以上 R-HZC54Y(540L) 252kWh/年 7,812円

317Lの SJ-PT32R より、540Lの R-HZC54Y のほうが年61kWh(年1,891円)少なくて済みます。容積は223L大きいのにです。さらに、当サイトが集計した400〜500L帯の28機種のうち26機種が313kWh未満で、この容量帯でいちばん省エネな1機種より少ない値です。

つまり300L台を選ぶ理由は「置ける場所」と「本体価格」であって、電気代ではありません。置き場所に余裕があるなら、400L台の安い冷蔵庫6機種を比較した記事のほうが、電気代の面では有利な選択肢がそろっています。

同じ箱の「1つ上」と何が違うのか

この記事の中核はここです。7機種のうち5機種には、外形寸法も各室容積もまったく同じ上位グレード機が存在します。箱が同じで中身の機能だけが違う、という関係です。だから「上位機に上乗せして払う金額が、何に対する対価なのか」を正確に切り分けられます。

寸法も各室容積も同じ上位機がある5機種

本記事の機種 同じ箱の上位機 まったく同じ項目 上位機で増える機能(公式の名称) 年間消費電力量の差 年間電気代の差 10年の差
SJ-X374R
(354kWh)
SJ-PW37R
(333kWh・中)
374L/冷蔵207L・冷凍97L・野菜70L/600×650×1,755mm/最小必要設置スペース 低温新鮮モード(冷蔵室・チルド・冷凍室・野菜室)/プラズマクラスター/自動製氷(おいそぎ製氷・約100個) 21kWh 651円 6,510円
MR-C33M
(342kWh)
MR-CX33M
(325kWh・ハイ)
330L/冷蔵180L・冷凍80L・野菜70L/600×656×1,698mm/ワイドチルド〈10L〉 7Lの区画がワイドチルドから氷点下ストッカールーム〈7L〉に替わる(ワイドチルド〈10L〉は両機とも共通) 17kWh 527円 5,270円
GR-Y36SC
(330kWh)
GR-Y36SV
(330kWh・中)
356L/冷蔵204L・冷凍82L・野菜70L/600×665×1,757mm/冷凍・製氷・省エネ機能 速鮮チルドモード/解凍モード。ただし機能表以外にも違いがあり、SV には「ガラスドア」の記載があるがSCには無い。製品質量77kg/72kg、据付必要奥行677mm/681mm、カラー展開も別系統 0kWh 0円 0円
NR-C37ES2
(330kWh)
NR-C37WS2
(330kWh・ハイ)
365L/冷蔵212L・冷凍72L・野菜81L/600×600×1,850mm サクッと切れる微凍結(パーシャル)/ナノイーX/奥まで見えるフルオープン野菜室/壁際設置/フルフラットガラスドア 0kWh 0円 0円
NR-C33ES2
(322kWh)
NR-C33JS2
(322kWh・ハイ)
326L/冷蔵173L・冷凍72L・野菜81L/600×600×1,695mm サクッと切れる微凍結(パーシャル)/ナノイーX/奥まで見えるフルオープン野菜室 0kWh 0円 0円

表の中の山かっこ(〈 〉)の数字について。三菱電機の〈10L〉〈7L〉のように山かっこで書かれた数字は「食品収納スペースの目安」で、定格内容積とは算出の基準が違います。同じ行に並ぶ冷蔵室・冷凍室・野菜室の容量は定格内容積なので、山かっこの数字と足し引きして比べないでください。東芝の2機種は本体の外形寸法(600×665×1,757mm)は同じですが、据付必要奥行は SV 677mm/SC 681mm と4mm違います(東芝公式の仕様ページ・2026年8月6日確認)。

同じ箱の低グレード機を上位機に変えたときの年間電気代の差を示した横棒グラフ。シャープSJ-X374RからSJ-PW37Rは21kWh差で年651円、三菱MR-C33MからMR-CX33Mは17kWh差で年527円。残る3組、東芝GR-Y36SCからGR-Y36SV、パナソニックNR-C37ES2からNR-C37WS2、NR-C33ES2からNR-C33JS2はいずれも0kWh差で0円のため棒の長さが0で、0の位置に0円と表示している
上位機に上げたときの年間電気代の差は、5組のうち3組が0円だった。東芝・パナソニックの3組は上位機でも年間消費電力量がまったく同じで、棒の長さが0になる。この3組では価格差を電気代で取り返すことはできず、上乗せ分は機能そのものの対価になる(各社公式の年間消費電力量より当サイト集計・2026年8月2日確認)

電気代で価格差を取り返せるのは2機種だけ

上位機のほうが本体価格は高くなります。その差額を電気代で取り返せるかどうかは、次の式で判断できます。

(安いグレードのkWh − 同じ箱の上位機のkWh)× 31円 × 使う年数 = 電気代で吸収できる本体価格の差

本記事では価格を書きません。販売店と時期で変わるうえ、当サイトは価格の一次情報を持っていないからです。代わりに店頭で価格差だけ確認して、この式に当てはめてください。式の答えより上乗せが小さければ、上位機のほうが合理的です。

  • SJ-X374R と SJ-PW37R を10年使う場合…(354−333)×31×10=6,510円。店頭で SJ-PW37R の上乗せが6,510円以内なら、電気代だけで価格差を吸収したうえで、低温新鮮モード・プラズマクラスター・自動製氷が付いてきます
  • MR-C33M と MR-CX33M を10年使う場合…(342−325)×31×10=5,270円。上乗せが5,270円以内なら、7Lのワイドチルドが氷点下ストッカールーム〈7L〉に替わるぶんが、実質ゼロ円で手に入る計算になります

この2機種については、安いグレードを選ぶ判断に「本当にそれで得か」を確認する余地があります。

残り3機種は「電気代0円差」=上乗せは機能そのものの対価

一方で、GR-Y36SC・NR-C37ES2・NR-C33ES2 の3機種は、同じ箱の上位機と年間消費電力量が1kWhも変わりません。上の式に当てはめると答えは0円です。

これは「上位機のほうが省エネだから長い目で見れば得」という理屈が、この3組ではまったく使えないことを意味します。上位機に払う上乗せは、100%が機能の対価です。

言い換えると、この3機種を選ぶ判断はシンプルになります。

  • GR-Y36SC…速鮮チルドモードと解凍モードの2つを使うかどうか。ただし GR-Y36SV とはこの2機能のほかに、扉(SVには「ガラスドア」の記載あり)・製品質量(77kg/72kg)・据付必要奥行(677mm/681mm)・カラー展開も違います。冷える性能と容量、年間消費電力量は同じです
  • NR-C37ES2 / NR-C33ES2…サクッと切れる微凍結(パーシャル)とナノイーX、野菜室のフルオープンを使うかどうか。冷える性能や容量に差はない

これらの機能を使わないなら、安いグレードを選ぶことに一切の不利がありません。逆に、肉や魚をよく買い置きするなら、微凍結の専用室は毎日使う機能です。使う人にとっては、電気代の理屈抜きに払う価値があります。

そもそも上位版が存在しない2機種

残る GR-Y33SC と SJ-PT32R には、「同じ箱の上位機」がありません。

  • GR-Y33SC(326L)…東芝の中グレードにあたる SV シリーズは、当サイトが2026年8月1日に東芝公式のラインアップページで確認した範囲では356Lの GR-Y36SV のみで、326Lには上位版がありません
  • SJ-PT32R(317L・幅544mm)…シャープの幅544mm級について、当サイトが2026年8月1日に公式のラインアップ情報で確認した範囲では、上位グレードに相当する現行機がありません(SJ-PT32P は同じ幅の前年モデルです)

この2機種は「割り切って買う」以外の選択肢がそもそも存在しないということです。逆に言えば、上位機と比べて迷う余地がないぶん、判断は速く済みます。

低グレード7機種と同じ箱の上位機との関係を3グループに分けた図。電気代で取り返せるのはSJ-X374RからSJ-PW37Rの10年6510円ぶんと、MR-C33MからMR-CX33Mの10年5270円ぶんの2機種。電気代0円差はGR-Y36SC、NR-C37ES2、NR-C33ES2の3機種で、上位機と年間消費電力量が1kWhも変わらない。GR-Y33SCとSJ-PT32Rの2機種には上位機が存在しない
7機種は「同じ箱の上位機との関係」で3グループに分かれる。電気代の差=(安いグレードのkWh−上位機のkWh)×31円/kWh×使う年数。0円差の3機種では、上位機への上乗せは100%が機能そのものの対価になる(各社公式の年間消費電力量より・確認日は本文に記載)

冷凍室で選ぶなら

冷凍室の容量は、300〜400L帯では5社の公表値をそのまま横に並べて比べられます。5社とも製氷スペースを独立した容量として公表しておらず、冷凍室の数字に最初から含めているからです(当サイトが2026年8月1日に5社の公式仕様を確認した結果。全16機種で「冷蔵室+冷凍室+野菜室=定格内容積」が一致することも検算済み)。

ただし400L以上に上がると事情が変わります。上の容量帯では、メーカーによって製氷室を冷凍室に含める社と別枠にする社があり、公表値をそのまま比べると順位が入れ替わります。容量帯をまたいで検討している方は、冷凍室の容量表記と冷凍室で選ぶときの考え方をまとめた記事を先に読んでおくと間違えません。

冷凍室が最も大きいのは、安いグレードの SJ-X374R(97L)

型番 冷凍室 容積に対する比率
(当サイト計算値)
野菜室 何を選んだことになるか
SJ-X374R(374L) 97L 25.9% 70L この容量帯16機種で冷凍室が最大。ただし354kWh/年で電気代も最大、製氷は手動
GR-Y33SC(326L) 82L 25.2% 70L 326Lで冷凍82L。容積のわりに冷凍が広い。高さ1,643mmで7機種で最も低い
MR-C33M(330L) 80L 24.2% 70L 330Lで冷凍80L。ただし342kWh/年で下から2番目
GR-Y36SC(356L) 82L 23.0% 70L 356Lに増えても冷凍室は326L機と同じ82L。増えたのは冷蔵室30Lだけ
SJ-PT32R(317L) 73L 23.0% 61L(7機種で最小) 幅544mmと最省エネを選んだ代償が野菜室
NR-C33ES2(326L) 72L 22.1% 81L(7機種で最大) 野菜室を優先した構成。奥行600mm
NR-C37ES2(365L) 72L 19.7% 81L 365Lもあるのに冷凍室は326L機と同じ72L。比率はこの容量帯16機種でも最下位
低グレード7機種の冷凍室容量を棒、定格内容積に占める比率を折れ線で示した複合グラフ。シャープSJ-X374Rが97Lで25.9パーセントと最大、東芝GR-Y36SCが82Lで23.0パーセント、東芝GR-Y33SCが82Lで25.2パーセント、三菱MR-C33Mが80Lで24.2パーセント、シャープSJ-PT32Rが73Lで23.0パーセント、パナソニックNR-C37ES2が72Lで19.7パーセントと比率が最も低く、パナソニックNR-C33ES2が72Lで22.1パーセント。定格365LのNR-C37ES2は定格326LのNR-C33ES2と冷凍室が同じ72Lで、比率だけが下がっている
冷凍室が最も大きいのは、安いグレードのシャープ SJ-X374R の97L。一方、定格365Lのパナソニック NR-C37ES2 は、定格326Lの NR-C33ES2 と同じ72Lしかなく、比率は19.7%まで下がる。本体が大きい機種ほど冷凍室の比率が高いとは限らない。比率は「冷凍室容量÷定格内容積」で当サイトが計算した値(各社公式スペックより当サイト集計・2026年8月2日確認)

この容量帯で冷凍室が最も大きいのは、安いグレードのシャープ SJ-X374R の97Lです。グレードが低いことと冷凍室が狭いことは、まったく関係がありません。

同じメーカーで容量を上げても、冷凍室は増えない

これは本記事で最も実用的な発見かもしれません。同じメーカーのなかで1サイズ大きい機種に上げても、増えるのは冷蔵室だけで、冷凍室と野菜室は据え置きです。

メーカー 小さいほう 大きいほう 冷凍室 野菜室 増えたのは
パナソニック NR-C33ES2(326L) NR-C37ES2(365L) 72Lで同じ 81Lで同じ 冷蔵室 173→212L(+39L)だけ
東芝 GR-Y33SC(326L) GR-Y36SC(356L) 82Lで同じ 70Lで同じ 冷蔵室 174→204L(+30L)だけ

同じことが上位グレードでも起きています(三菱電機の MR-CX33M 330L → MR-CX37M 365L でも冷凍80L・野菜70Lは同じで、冷蔵室だけが180→215Lに増えます)。

つまり「冷凍室を広げたいから、同じメーカーで1サイズ上げる」という考え方は、この容量帯では意味がありません。上げても冷蔵室が広くなるだけで、冷凍のスペースは1リットルも増えません。冷凍を広げたいなら、次のどちらかです。

  • メーカーを変える…7機種のなかでは SJ-X374R の97Lが最大。NR-C37ES2 の72Lとは25Lの差があり、この差はメーカーをまたがないと作れません
  • 400L以上へ上げる…容量帯そのものを変える

その代わり何が小さくなるのか

冷凍室を優先すれば、どこかが小さくなります。7機種の場合、そのしわ寄せは野菜室に出ます。

  • 野菜室が最も大きいのはパナソニック2機種の81L。ただし冷凍室は72Lで7機種の最小です
  • 野菜室が最も小さいのは SJ-PT32R の61L。幅544mmという本体サイズと、313kWh/年という省エネ性能を取った結果です
  • SJ-X374R・GR-Y36SC・GR-Y33SC・MR-C33M の4機種は野菜室70Lで横並びです

野菜を箱買いする家庭なのか、まとめ買いして冷凍する家庭なのか。この容量帯では、その違いがそのまま機種の違いになります。両方を取ることはできません。

置けるかどうかで、選べる機種が決まる

最小必要設置スペースとは、冷蔵庫の本体寸法に、放熱のために空けるべきすきまを加えた、設置に必要な空間の寸法のことです。本体が入る幅があっても、この寸法が確保できなければ設置できません。

そして300〜400L帯では、「本体幅+10mm」という一般的な目安が通用しません。

幅54cm級を狙うと、いちばん損をする

型番 本体幅 最小必要設置スペース(幅) 奥行(本体→設置に必要な奥行) 上方のすきま 出典の形
SJ-PT32R 544mm 584mm +40mm(左右各20mm) 647→675mm(+28mm) 100mm 公式仕様表に数値で掲載
SJ-X374R 600mm 610mm +10mm(左右各5mm) 650→650mm 50mm 公式仕様表に数値で掲載
GR-Y36SC/GR-Y33SC 600mm 610mm +10mm(左右各5mm) 665→681mm(+16mm) 50mm
(背面は10mm)
幅・上方は公式の設置寸法図から読み取り/奥行は公式仕様表の「据付必要奥行寸法」
NR-C37ES2/NR-C33ES2 600mm 610mm
(当サイト計算値)
+10mm(左右各5mm以上) 600mm 50mm以上 公式の平文「左右各5mm以上」から計算
MR-C33M 600mm 610mm
(当サイト計算値)
+10mm(左右各5mm以上) 656→660mm(+4mm) 50mm以上 幅・上方は公式の取扱説明書PDFの平文「左右0.5cm以上、上部5cm以上」から計算/奥行は公式仕様表の「据付必要奥行」

SJ-PT32R は本体544mmですが、設置には584mm必要です。「幅54cmの隙間があるから入るはず」と本体幅だけで計算すると、40mm足りずに設置できません。奥行も本体647mmに対して設置には675mm必要です。奥行に増分が要るのはこの機種だけではありません。東芝2機種は本体665mmに対して据付必要奥行681mm(+16mm)、三菱電機 MR-C33M は本体656mmに対して据付必要奥行660mm(+4mm)です(いずれも公式仕様表の記載)。増分がないのはシャープ SJ-X374R とパナソニック2機種の3機種だけで、+28mmの SJ-PT32R が7機種で最も余分に奥行を要求します。

この表の「出典の形」について。数値の在りかは社によって違いますが、この帯の主要5社は、いずれもメーカー自身が必要なすきまを公表しています。「公表していないメーカーがある」わけではありません。パナソニックは仕様ページに「設置においては本体の左右各5mm以上、上方向に50mm以上のスペースを確保してください」と明記しており(NR-C37ES2・NR-C33ES2 とも2026年8月6日確認)、610mmはこの記載から計算した値です。
さらに三菱電機・パナソニック・シャープの3社は、「設置条件により若干異なることがありますので、10mm程度余裕をとってください」という注記も、まったく同じ文言で併記しています(三菱電機は製品仕様ページの据付スペース欄で2026年8月7日、他2社は2026年8月6日に確認)。実際に採寸するときは、表の最小必要設置スペースにさらに10mm足しておくと安全です。幅600mmのパナソニック機なら、610mmではなく620mm程度を見ておく、という意味になります。
また、パナソニックの NR-C37ES2・NR-C33ES2 には「壁際に設置され冷蔵室ドアが十分あけられないときは、壁から15mm以上のスペースが必要です」という記載があります(同日確認)。これは背面ではなく、ドア側の壁との間隔です。シャープの「壁ぎわ設置した場合の壁からのスペース 20mm以上」も同じ性格の値で、東芝の10mm(背面)とは意味が違います。

この容量帯の測り方そのものは、設置スペースと搬入経路の測り方をまとめた記事で解説しています。設置スペースが足りないと、届いた冷蔵庫を返品することになります。機種を決める前に、必ず実測してください。

上方のすきまは50mm〜100mmで2倍の開きがある

上方に必要なすきまは、7機種すべてを公式で確認した結果50mm〜100mmと2倍の開きがありました。

  • 50mm…SJ-X374R、GR-Y36SC、GR-Y33SC
  • 50mm以上…NR-C37ES2、NR-C33ES2、MR-C33M(公式は「50mm以上」「5cm以上」という表現)
  • 100mmSJ-PT32R だけが倍の100mm

「冷蔵庫の上は5cm空ければよい」と一律に書いている情報を見かけますが、SJ-PT32R ではその倍が必要です。上に吊り戸棚がある、電子レンジ用のラックがあるといった場合、この10cmが決め手になります。

低グレード7機種の上方に必要なすきまの比較図。50mmはシャープSJ-X374Rと東芝GR-Y36SC・GR-Y33SCの3機種で、東芝の背面は10mm。50mm以上はパナソニックNR-C37ES2・NR-C33ES2と三菱電機MR-C33Mの3機種で、公式の表現は50mm以上・5cm以上。100mmはシャープSJ-PT32Rの1機種だけで他の機種の倍
「冷蔵庫の上は5cm空ければよい」は一律には使えない。SJ-PT32R だけが倍の100mmを要求する。上に吊り戸棚や電子レンジ用のラックがあるなら、この10cmが決め手になる(7機種すべて各社公式で確認・確認日は本文に記載)

奥行600mmで買えるのはパナソニックの2機種だけ

奥行 本記事の該当機種
600mm NR-C37ES2(365L)/NR-C33ES2(326L)
647mm SJ-PT32R
650mm SJ-X374R
656mm MR-C33M
665mm GR-Y36SC/GR-Y33SC

当サイトが収集した300L〜735Lの3つの容量帯(主要5社・全87機種)を通しても、奥行がちょうど600mmなのはパナソニックの4機種だけで、そのうち2機種が本記事の安いグレードです(500L以上の帯で最も薄いのはシャープの630mm)。

しかもパナソニックの2機種は「据付必要奥行寸法」も600mmで、本体の奥行から増えません(公式仕様表の記載)。奥行665mmの東芝2機種が設置には681mm必要なことと比べると、実際に必要な奥行の差は81mmになります。

キッチンの通路が狭い、カウンターから出っ張らせたくない、といった事情があるなら、この2機種が現実的な第一候補になります。安いグレードのほうが選択肢として有利になる、めずらしいケースです。

三菱電機 MR-C33M のすきまは、仕様表ではなく取扱説明書に書いてある

MR-C33M の必要なすきまを調べるときは、探す場所が他社と違います。製品仕様ページには「据付スペース(単位:mm)」の欄がありますが、図が画像なので数値を拾えません。仕様表(WIN2K)にも数値の記載はありません。

数値が文章で書かれているのは、公式の取扱説明書PDFの4ページです。設置場所の条件として、こう明記されています。

周囲を左右0.5cm以上、上部5cm以上あけることができる所

出典:三菱電機 MR-C33M 取扱説明書 4ページ https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/wink/D_MENT_DOC/mr-c33m.pdf(2026年8月5日確認)

つまり本体幅600mmに対して設置には610mm(左右各5mm以上)、上方には50mm以上が必要ということです。奥行は公式仕様表の「据付必要奥行660mm」なので、本体656mmから+4mmになります。

この数値は三菱電機の同帯4機種(MR-CX37M・MR-CX33M・MR-C33M・MR-CX30M)で共通です。各機種の取扱説明書に同じ文言が載っています。幅540mmの MR-CX30M であれば、設置に必要な幅は550mmです。

ここは読者が損をしやすい場所です。仕様表と据付図しか見ないと「三菱は必要なすきまを公表していない」と誤解しますが、実際は公表されています。メーカーによって、同じ情報が載っている場所が違うとだけ覚えておいてください。

ドアの開き方と、野菜室の位置

設置に関わるもう2つの要素です。

この容量帯には観音開き(フレンチドア)が1機種もありません。当サイトが2026年8月1日に主要5社の現行16機種の公式ページで確認した範囲では、すべて片開きか「どっちもドア」でした。上の容量帯がフレンチドア主流なのと真逆です。

開き方 本記事の該当機種 置き場所を変える可能性がある場合
オートクローズどっちもドア(左右どちらからでも開く) SJ-X374R 最も自由度が高い。買い替え後に配置を変えても困らない
右開き(左開きの型番が公式にある) NR-C37ES2(NR-C37ES2L)/NR-C33ES2(NR-C33ES2L) 購入時にどちらかを選ぶ。あとから変更はできない
3ドア(公式に「左開きもあります」の記載あり) GR-Y36SC/GR-Y33SC 公式ページに左開きの型番の記載を確認できなかったため、販売店で型番を確認してください
片開き MR-C33M/SJ-PT32R MR-C33M の左開き型番の有無は確認できませんでした(三菱電機の他機種には左開き型番が存在します)

もう1つ、7機種すべて野菜室が真ん中にあります。この容量帯16機種を確認した範囲でも、冷凍室が真ん中にある機種は1つもありませんでした。

「冷凍室をよく使うから、かがまずに開けられる真ん中に欲しい」という方は、この容量帯では選べません。その条件を満たしたいなら400L以上へ上げる必要があります。ここは明確な分岐点です。

7機種を1機種ずつ:選ぶ理由と、選ばない理由

ここまでの数字を、機種ごとにまとめ直します。7機種すべてに「選ばない理由」を書きます。どれか1つを勧めるための記事ではないからです。

シャープ SJ-X374R(374L)|冷凍室97Lは7機種で最大。ただし電気代も最大

この容量帯16機種で最も容積が大きい部類(374L)で、冷凍室97Lは16機種を通じて最大です。容積に対する比率も25.9%で7機種のトップ。まとめ買いして冷凍する家庭には、この容量帯で最も合った1台です。

ドアは「オートクローズどっちもドア」で、左右どちらからでも開けられます。7機種のなかでこの構造を持つのはこの1台だけで、引っ越しや模様替えで置き場所が変わる可能性があるなら大きな利点です。運転音は公式値で約20dB。奥行650mm、高さ1,755mm、設置に必要な幅は610mm(本体600mm+左右各5mm)、上方のすきまは50mmです。

シャープSJ-X374Rの扉を開けた公式画像と各室定格内容積。冷蔵室207L、丸かっこ内166L。チルドルーム16L。野菜室70L、丸かっこ内42L。冷凍室97L、丸かっこ内57L。下部に、丸かっこは食品収納スペースの目安です、との凡例がある
出典:シャープ「SJ-X374R」製品ページ(2026-08-19確認)。374Lの内訳が冷蔵室207L+冷凍室97L+野菜室70Lであることを示す公式の図で、本文の数値と同じです。図中の「チルドルーム16L」は冷蔵室207Lの中の部屋です(公式仕様でもチルドルームは冷蔵室の欄に記載)。( )内は食品収納スペースの目安(凡例は画像内に記載)。画像は改変していません。

選ばない理由

  • 354kWh/年(年10,974円)で、この容量帯16機種の最下位です。最省エネの SJ-PT32R(313kWh・年9,703円)とは年1,271円、10年で12,710円の差になります
  • 省エネ基準達成率100%。基準をちょうど満たしただけの、16機種で2つしかない機種のうちの1つです
  • 製氷が手動です。自動製氷を当たり前と思っている方は、店頭で必ず確認してください
  • 同じ箱の中グレード SJ-PW37R が、21kWh少なく(333kWh)、しかも自動製氷・低温新鮮モード・プラズマクラスターを持っています。10年の電気代差は6,510円。店頭での上乗せがこの金額以内なら、SJ-PW37R を選ぶほうが合理的です

パナソニック NR-C37ES2(365L)|奥行600mm・野菜室81L。冷凍は7機種で最小クラス

奥行600mm。本記事の7機種のなかで NR-C33ES2 と並ぶ最薄で、当サイトが調べた3つの容量帯87機種のなかでもパナソニックの4機種しかない寸法です。キッチンの通路が狭い、冷蔵庫だけカウンターから出っ張るのが気になる、という場合の答えになります。

野菜室81Lは7機種で最大。冷蔵室212Lも7機種で最大です。搭載機能はチルドルーム11L・急凍機能・AIエコナビ・わけられるん棚・シャキシャキ野菜室。省エネ基準達成率105%、330kWh/年(年10,230円)。右開きで、左開きの型番(NR-C37ES2L)が公式にあります。発売時期は公式ページに「2025年7月下旬発売」と明記されています。

パナソニックNR-C37ES2の公式の定格内容積の図。本体写真の右に365Lの内訳として、冷蔵室212L、山かっこ内172Lうちチルドルーム11L、野菜室81L、山かっこ内51L、冷凍室72L、山かっこ内45Lと記載されている
出典:パナソニック「NR-C37ES2」製品ページ(2026-08-19確認)。365Lの内訳が冷蔵室212L+冷凍室72L+野菜室81Lであることを示す公式の図で、本文の数値と同じです。図中の「チルドルーム11L」は冷蔵室212Lの中の部屋です。〈 〉内の数値は食品収納スペースの目安(パナソニック公式の凡例「内容積表記中〈 〉内の数値は、食品収納スペースの目安です。」による。凡例は画像に写っていないため、ここで補っています)。画像は改変していません。

選ばない理由

  • 冷凍室72L・容積に対する比率19.7%は、この容量帯16機種で最下位です。365Lもあるのに、326Lの NR-C33ES2 と冷凍室の容量がまったく同じです
  • 高さ1,850mmで7機種のなかで最も高く、上に50mm以上のすきまが必要です。上に吊り戸棚がある場合は要注意
  • サクッと切れる微凍結(パーシャル)もナノイーXもありません
  • 同じ箱のハイグレード NR-C37WS2 と、年間消費電力量が1kWhも変わりません(どちらも330kWh)。「上位機のほうが省エネだから長い目で得」という理屈はここでは使えません。店頭の価格差が小さいなら、微凍結とナノイーXが付く上位機を選ぶ理由があります

東芝 GR-Y36SC(356L)|冷凍82L・3段冷凍室。上位機と電気代が同じ

356Lで冷凍室82L。冷凍室が3段に分かれているため、開けるたびに全部が冷気にさらされる構造ではありません。搭載機能はチルドルーム15L・まんなか野菜室・一気冷凍(オートパワフル冷凍・プレクール)・かってに氷(自動製氷、一気製氷は約1時間)・Ag+抗菌製氷皿。公式が「通常運転より約25%の節電」と表示する省エネ運転(「とってもエコ」)と、約10〜20%の自動節電も搭載しています。330kWh/年(年10,230円)。

東芝GR-Y36SCの各部屋容量を示す公式の図。冷蔵室204L、山かっこ内164Lうちチルドルーム15L。野菜室70L、山かっこ内43Lで2段式。冷凍室82L、山かっこ内54Lで3段式
出典:東芝ライフスタイル「GR-Y36SC」製品ページ(2026-08-19確認)。356Lの内訳が冷蔵室204L+冷凍室82L+野菜室70Lであること、冷凍室が3段式であることを示す公式の図で、本文の数値と同じです。〈 〉内の数値は食品収納スペースの目安(東芝公式仕様ページの凡例「〈 〉内の数値は食品収納スペースの目安です。」による。凡例は画像に写っていないため、ここで補っています)。画像は改変していません。

選ばない理由

  • 省エネ基準達成率が分かりません。公式仕様ページ(/gr-y36sc/spec/)を2026年8月1日に確認しましたが、「省エネ基準達成率」という項目そのものがありませんでした。他社と同じ土俵で省エネ性能を比べたい方には情報が足りません
  • 速鮮チルドモードと解凍モードがありません(中グレード GR-Y36SV との機能上の違いはこの2つですが、違いはそれだけではありません。SV の機能ページにある「ガラスドア」の記載がSCにはなく、製品質量77kg/72kg、据付必要奥行677mm/681mm、カラー展開も別系統です。東芝公式の仕様ページ・機能ページで2026年8月6日に確認)
  • 同じ箱の GR-Y36SV と年間消費電力量が同じ330kWhです。電気代で価格差を取り返す計算は成立しません
  • 奥行665mmで7機種のなかで最も深く、狭い通路には向きません
  • 公式製品ページに発売時期の表示がありません。これは「生産終了」でも「発売前」でもなく、単に表示がないという事実です。店頭での在庫状況は販売店で確認してください

三菱電機 MR-C33M(330L)|運転音の公式値は約17dB。ただし電気代は下から2番目

330Lで冷凍室80L(比率24.2%)、野菜室70L、冷蔵室180L。公式が示す運転音は約17dBです。7機種のなかで運転音を公式に確認できたのは三菱電機とシャープだけですが、その範囲では最も小さい値でした(シャープは SJ-X374R が約20dB、SJ-PT32R が約23dB。パナソニックと東芝については、今回参照した公式ページで運転音の数値を確認していません)。ワンルームや寝室に近い場所に置く場合、この差は効きます。高さ1,698mm、奥行656mm。発売日は仕様表に「2025年5月23日」と明記されています。

三菱電機MR-C33Mと上位機MR-CX33Mの比較図。2機種は定格内容積330L、冷蔵室180L、冷凍室80L、野菜室70L、外形1698×600×656mm、質量63kgが同一の同じ箱。MR-C33Mは冷蔵室の下段がワイドチルド下7Lで年342kWh、MR-CX33Mは下段が氷点下ストッカールーム7Lに替わり年325kWhで17kWh少ない。10年の電気代差は5270円
MR-C33M と上位機 MR-CX33M の違いは、実質「下段7Lの部屋」の1点だけ。しかも電気は上位機のほうが年17kWh少ない(10年で5,270円ぶん)。店頭の上乗せがこの金額以内なら MR-CX33M のほうが合理的(〈 〉は食品収納スペースの目安。三菱電機公式の仕様ページ・取扱説明書で確認、確認日は本文に記載)

選ばない理由

  • 342kWh/年(年10,602円)で、SJ-X374R に次いで7機種で2番目に電気を使います。省エネ基準達成率も100%ちょうど。SJ-PT32R とは年899円、10年で8,990円の差になります
  • 設置に必要な奥行が660mmで、パナソニック2機種(600mm)より60mm余分に要ります。奥行に余裕のない台所では、これだけで候補から外れます。なお設置に必要な幅610mm・上方50mm以上は、他の幅600mm機と同じです(公式取扱説明書4ページ)
  • 氷点下ストッカーD A.I. がありません。これが「低」に分類した根拠です。ワイドチルドは〈上10L〉〈下7L〉の2つを持っています(公式取扱説明書の仕様表。山かっこ内は食品収納スペースの目安で、定格内容積とは算出の基準が違います)。チルドは要るが氷点下保存は要らない、という方には過不足のない構成です
  • 同じ箱のハイグレード MR-CX33M との違いは、実質この1点だけです。MR-CX33M は7Lのワイドチルドが氷点下ストッカールーム〈7L〉に替わり、325kWhで17kWh少なくなります(容積330L・冷蔵180L・冷凍80L・野菜70L・外形1,698×600×656mm・質量63kgはどちらも同一)。10年の電気代差は5,270円。上乗せがこの金額以内なら、MR-CX33M のほうが合理的です

東芝 GR-Y33SC(326L)|326Lで冷凍82L。高さ1,643mmは7機種で最も低い

326Lという容量で冷凍室82Lを確保しており、容積に対する比率25.2%は7機種で2位です。冷凍室の容量は356Lの GR-Y36SC とまったく同じ。つまり冷凍の広さだけが目的なら、30L小さいこちらで足ります。325kWh/年(年10,075円)で GR-Y36SC より5kWh少なく済みます。

高さ1,643mmは7機種で最も低い寸法です。背の低い方でも最上段に手が届きやすく、上に吊り戸棚がある場合にも有利です。機能構成は GR-Y36SC と同型(チルドルーム15L・まんなか野菜室・3段冷凍室・かってに氷)で、容量が小さいだけです。

東芝GR-Y33SCの各部屋容量を示す公式の図。冷蔵室174L、山かっこ内140Lうちチルドルーム15L。野菜室70L、山かっこ内43Lで2段式。冷凍室82L、山かっこ内54Lで3段式
出典:東芝ライフスタイル「GR-Y33SC」製品ページ(2026-08-19確認)。326Lの内訳が冷蔵室174L+冷凍室82L+野菜室70Lであること、冷凍室82Lと3段式が356Lの GR-Y36SC とまったく同じであることを示す公式の図で、本文の数値と同じです。〈 〉内の数値は食品収納スペースの目安(東芝公式仕様ページの凡例「〈 〉内の数値は食品収納スペースの目安です。」による。凡例は画像に写っていないため、ここで補っています)。画像は改変していません。

選ばない理由

  • 冷蔵室174Lは、NR-C33ES2(173L)に次いで7機種で2番目に小さい値です。作り置きや飲み物のストックが多い家庭には冷蔵室が足りません
  • 省エネ基準達成率が公式に記載されていません(GR-Y36SC と同じ状況)
  • 同じ箱の上位機が存在しません。東芝の中グレード SV シリーズは、2026年8月1日に確認した公式ラインアップページの範囲では356Lの1機種のみでした。「もう少し機能が欲しい」と思ったとき、東芝のなかに行き先がありません
  • 奥行665mmで、GR-Y36SC と並んで7機種で最も深い寸法です
  • 公式製品ページに発売時期の表示がありません(GR-Y36SC と同じ)

パナソニック NR-C33ES2(326L)|奥行600mm・野菜室81L・322kWh。バランスがよい

奥行600mm、野菜室81L、322kWh/年(年9,982円)。7機種のなかで「置きやすさ」「野菜室」「電気代」の3つを同時に満たしている唯一の機種です。省エネ基準達成率105%。高さ1,695mmで、NR-C37ES2(1,850mm)より155mm低く、上の空間に余裕がない場合も検討できます。発売時期は公式ページに「2025年7月下旬発売」と明記されています。右開きで、左開きの型番(NR-C33ES2L)が公式にあります。

パナソニックNR-C33ES2の公式の定格内容積の図。本体写真の右に326Lの内訳として、冷蔵室173L、山かっこ内137Lうちチルドルーム11L、野菜室81L、山かっこ内51L、冷凍室72L、山かっこ内45Lと記載されている
出典:パナソニック「NR-C33ES2」製品ページ(2026-08-19確認)。326Lの内訳が冷蔵室173L+冷凍室72L+野菜室81Lであることを示す公式の図で、本文の数値と同じです。野菜室81Lと冷凍室72Lが365Lの NR-C37ES2 とまったく同じである(本文「同じメーカーで容量を上げても、冷凍室は増えない」)ことも、この図と NR-C37ES2 の図を並べると確認できます。〈 〉内の数値は食品収納スペースの目安(パナソニック公式の凡例「内容積表記中〈 〉内の数値は、食品収納スペースの目安です。」による。凡例は画像に写っていないため、ここで補っています)。画像は改変していません。

選ばない理由

  • 冷凍室72Lは7機種で最小です(NR-C37ES2 と同じ)。まとめ買いして冷凍する家庭には向きません。SJ-X374R の97Lとは25Lの差があります
  • 冷蔵室173Lは7機種で最小です
  • サクッと切れる微凍結(パーシャル)もナノイーXもありません
  • 同じ箱のハイグレード NR-C33JS2 と年間消費電力量が同じ322kWhです。電気代では価格差を1円も取り返せません。逆に言えば、店頭の上乗せが小さければ、微凍結とナノイーXが実質的な追加費用だけで手に入ります

シャープ SJ-PT32R(317L)|313kWhで容量帯最省エネ。幅544mm。ただし条件が厳しい

313kWh/年(年9,703円)・省エネ基準達成率108%で、300〜400L帯16機種のなかで最も電気を使いません。達成率108%も16機種で最高値です。加えて本体幅544mm。この容量帯16機種のうち幅600mm未満はわずか3機種で、残る2機種(幅540mm)は中グレードとハイグレードなので、安いグレードで幅60cm未満を選べるのはこの1機種だけです。プラズマクラスターを搭載しており、これは同じシャープの SJ-X374R にはない装備です。

シャープSJ-PT32Rの扉を開けた公式画像と各室定格内容積。冷蔵室183L、丸かっこ内153L。チルドルーム13L。野菜室61L、丸かっこ内37L。冷凍室73L、丸かっこ内50L。下部に、丸かっこは食品収納スペースの目安です、との凡例がある
出典:シャープ「SJ-PT32R」製品ページ(2026-08-19確認)。317Lの内訳が冷蔵室183L+冷凍室73L+野菜室61Lであることを示す公式の図で、本文の数値と同じです(野菜室61Lは7機種で最小)。図中の「チルドルーム13L」は冷蔵室183Lの中の部屋です。( )内は食品収納スペースの目安(凡例は画像内に記載)。画像は改変していません。

選ばない理由(3つとも重要です)

  • 設置条件が7機種で最も厳しいです。本体544mmに対して設置には584mm(+40mm)、奥行は本体647mmに対して675mm(+28mm)、そして上方に100mm。他の機種の倍のすきまが必要です。壁ぎわに置いて冷蔵室ドアが十分開けられないときは、壁から20mm以上のすきまも要ります(シャープ公式の項目名は「壁ぎわ設置した場合の壁からのスペース」で、背面ではなくドア側の壁との間隔です)。「幅54cmの隙間に収めたい」という動機で選ぶと、いちばん失敗しやすい機種です
  • 野菜室61Lは7機種で最小です。細さと省エネを取った代償がここに出ています
  • 製氷が手動です(公式に明記あり)
  • 運転音は公式値で約23dB。7機種のなかで公式値を確認できた機種のうちでは最も大きい値です
  • 同じ箱の上位機が存在しません。シャープの幅544mm級には、2026年8月1日に確認した公式ラインアップ情報の範囲では上位グレードの現行機がありません。この機種を選ぶことは「割り切る」ことと同義です

結局どれを買うか

7機種を全部覚える必要はありません。次の3つのどれに当てはまるかで、候補は1〜2機種に絞れます。

300から400Lの低グレードの結論の分岐図。電気代を最優先または幅54cm級に収めたいならシャープSJ-PT32R 317L・年313kWh。冷凍室を最優先ならシャープSJ-X374R 374L・冷凍室97L。奥行600mmに収めたいならパナソニックNR-C37ES2かNR-C33ES2。幅650mm以上の余裕があるなら400L台の安いグレードへ、肉や魚を凍らせず長く保存したいなら同じ箱の上位機MR-CX33M・NR-C37WS2・NR-C33JS2へ
7機種を全部覚える必要はない。3つの条件のどれに当てはまるかで、候補は1〜2機種に絞れる。それぞれの「ただし」(設置寸法・手動製氷・冷凍室の小ささ)は本文の各機種の節で必ず確認を(数値は各社公式・確認日は本文に記載)

①電気代を最優先/幅54cm級に収めたい → シャープ SJ-PT32R

313kWh/年(年9,703円)は300〜400L帯16機種で最少、省エネ基準達成率108%も最高です。10年使えば、最も電気を使う SJ-X374R との差は12,710円になります。

ただし選ぶ前に必ず実測してください。幅584mm・奥行675mm・上方100mm・背面20mm以上。本体寸法だけで判断すると設置できません。野菜室61Lで7機種最小、製氷は手動という条件も受け入れられるかを確認してください。

②冷凍室を最優先 → シャープ SJ-X374R

冷凍室97L・比率25.9%は300〜400L帯16機種で最大です。「同じメーカーで容量を上げても冷凍室は増えない」というこの容量帯の性質を考えると、冷凍を広げたいならメーカーを変えるしかなく、その答えがこの機種です。オートクローズどっちもドアで置き場所の自由度も高くなります。

ただし354kWh/年(年10,974円)で16機種の最下位、製氷は手動です。そして同じ箱の SJ-PW37R が21kWh少なく、自動製氷まで付いています。10年の電気代差6,510円を店頭の価格差と比べて、上乗せが6,510円以内なら SJ-PW37R を選んでください。そのほうが得です。

③奥行600mmに収めたい → パナソニック NR-C37ES2 または NR-C33ES2

奥行600mmはこの2機種(と同社の上位2機種)だけです。野菜室81Lも7機種で最大。冷蔵室を広く使いたいなら365Lの NR-C37ES2、電気代と高さを抑えたいなら326Lの NR-C33ES2 です。

ただし冷凍室72Lは7機種で最小です。そしてどちらも同じ箱の上位機と年間消費電力量が1kWhも変わりません。店頭の価格差が小さいなら、微凍結(パーシャル)とナノイーXが付く NR-C37WS2・NR-C33JS2 を検討する価値があります。

この容量帯で買わないほうがよい場合

正直に書きます。次に当てはまる方は、300〜400Lの安いグレードを選ばないほうが満足できます。

  • 置き場所に幅650mm以上の余裕がある方…電気代で確実に損をします。400〜500L帯の28機種のうち26機種が313kWh未満で、この容量帯で最も省エネな1機種よりも少ない値です。容量が増えて電気代が減るなら、上の帯を選ばない理由がありません
  • 冷凍室を真ん中(腰の高さ)で使いたい方…この容量帯16機種には冷凍室が真ん中の機種が1つもありませんでした。400L以上へ上げてください
  • 観音開き(フレンチドア)が欲しい方…同じく、この容量帯16機種には1機種もありませんでした
  • 肉や魚を凍らせずに長く保存したい方…微凍結・氷点下の専用室を持たないのが安いグレードの定義です。この機能を使う予定があるなら、同じ箱の上位機(MR-CX33M・NR-C37WS2・NR-C33JS2)を選ぶべきです。特にパナソニックの2組は電気代が同じなので、上位機を避ける理由が価格しかありません

容量帯そのものを決め直したい方は人数別に必要な容量を決める記事を、400L以上の安いグレードを見たい方は400L台の安い冷蔵庫6機種の比較500L以上の安い冷蔵庫6機種の比較をご覧ください。

前年モデル(SJ-X373P/SJ-PT32P)をどう考えるか

シャープは前年以前のモデルも公式のラインアップ情報に併記しているため、店頭で見かける可能性があります。本記事の比較表には含めていませんが、値引き幅によっては合理的な選択になり得るので、違いだけ整理しておきます。

前年モデル 発売年 容積 年間消費電力量 省エネ基準達成率 現行機との違い
SJ-X373P 2025年 374L 354kWh/年 100% SJ-X374R の前年モデル。オートクローズが付かない「どっちもドア」。手動製氷・プラズマクラスターなしは同じ
SJ-PT32P 2024年 317L 315kWh/年 107% SJ-PT32R の前年モデル。外形寸法と各室容積は同一。年間消費電力量が2kWh多く、達成率が1ポイント低い

SJ-PT32P と SJ-PT32R の電気代の差は、年62円(2kWh×31円/kWh)です。10年でも620円にしかなりません。店頭で SJ-PT32P が620円以上安いなら、電気代の面では前年モデルのほうが得です。

SJ-X373P と SJ-X374R は年間消費電力量が同じ354kWhなので、電気代の差はゼロ。違いは「ドアが自動で閉まるかどうか」だけです。

注意点:前年モデルは在庫限りである可能性があります。また、当サイトはこの2機種について公式ラインアップ情報に掲載されている数値のみを確認しており、現行機ほど詳しく仕様を確認していません。購入を検討する場合は、店頭で在庫と価格、保証条件を確認してください。

よくある質問

Q. 300L台の安い冷蔵庫は、電気代が高くなりますか?

機種によります。「安いグレードだから高い」という関係はありません。300〜400L帯16機種のうち最も電気を使わないのはシャープ SJ-PT32R(313kWh/年・年9,703円・31円/kWh換算)で、これは安いグレードです。同時に、最も電気を使う SJ-X374R(354kWh/年・年10,974円)も安いグレードです。差は年1,271円、10年で12,710円になります。

むしろ注意すべきは容量帯そのものです。当サイトが集計した400〜500L帯28機種のうち26機種は313kWh未満で、300L台の最も省エネな1機種よりも少ない値です。置き場所に余裕があるなら、大きいほうが電気代は安くなります。

Q. 安いモデルは冷凍室が小さいですか?

いいえ。300〜400L帯では逆です。この容量帯16機種で冷凍室が最も大きいのは、安いグレードのシャープ SJ-X374R の97L(容積に対する比率25.9%・当サイト計算値)です。

ただし7機種のなかでは差があります。最小はパナソニックの2機種(NR-C37ES2・NR-C33ES2)の72Lで、SJ-X374R とは25Lの開きがあります。特に NR-C37ES2 は365Lという容量にもかかわらず冷凍室が72Lで、容積に対する比率19.7%はこの容量帯16機種で最下位です。「容量が大きい機種を選べば冷凍室も広い」という思い込みは、この容量帯では成立しません。

Q. 幅54cmのすき間に冷蔵庫は置けますか?

本体幅だけで判断すると入りません。本記事の7機種で幅54cm級はシャープ SJ-PT32R(本体544mm)ですが、設置には584mm必要です(左右各20mm)。奥行も本体647mmに対して675mm、上方には100mm、背面には20mm以上のすきまが要ります。

幅600mmの機種でも、設置には610mmが必要です(左右各5mm)。冷蔵庫は放熱のためのすきまが必要なので、必ず「最小必要設置スペース」で判断してください。測り方は設置スペースと搬入経路の測り方をまとめた記事で解説しています。

Q. 上位モデルとの価格差は、電気代で取り返せますか?

7機種のうち2機種だけ取り返せます。残りは取り返せません。

計算式は「(安いグレードのkWh − 同じ箱の上位機のkWh)× 31円 × 使う年数」です。10年で計算すると次のようになります。

  • SJ-X374R → SJ-PW37R:(354−333)×31×10=6,510円
  • MR-C33M → MR-CX33M:(342−325)×31×10=5,270円
  • GR-Y36SC → GR-Y36SV:0円(どちらも330kWh)
  • NR-C37ES2 → NR-C37WS2:0円(どちらも330kWh)
  • NR-C33ES2 → NR-C33JS2:0円(どちらも322kWh)

つまりこの容量帯では、上位グレードに払う上乗せは「電気代で取り返す投資」ではなく「機能そのものの対価」です。5組のうち3組では、電気代で1円も取り返せません。上位機を選ぶかどうかは、その機能を使うかどうかだけで判断してください。

Q. 手動製氷のモデルは不便ですか?

使い方によります。本記事でシャープの2機種(SJ-X374R・SJ-PT32R)が手動製氷であることは公式に明記されています。製氷皿に水を入れて冷凍室に置き、できた氷を自分で取り出す方式です。

氷を毎日たくさん使う家庭では手間になりますが、氷をほとんど使わない家庭では、給水タンクの掃除が不要になるという利点もあります。自動製氷が必須なら、同じ箱の SJ-PW37R(SJ-X374R の中グレード版・自動製氷/おいそぎ製氷 約100個)が選択肢になります。

なお三菱電機 MR-C33M は自動製氷です。公式の製品仕様ページに「製氷室|ダイレクト給水式自動製氷|冷蔵室内のタンクから、直接製氷皿に給水して、自動で氷を作ります。」と明記されています(2026年8月7日確認)。本記事で手動製氷なのは、シャープの2機種だけです。

まとめ

  • 300〜400Lの安いグレードは主要5社の現行モデルで7機種。「冷蔵室に氷点下・微凍結の専用室も、冷蔵室側の追加モードも持たない機種」という基準で分類しており、価格では分けていない。この線引きは300〜400L帯専用で、400L台・500L以上の記事とは基準が違う
  • 年間消費電力量の最少(SJ-PT32R 313kWh・年9,703円)も最多(SJ-X374R 354kWh・年10,974円)も、この安い7機種のなかにある。差は年1,271円、10年で12,710円。「安いから電気代が高い」も「安いから電気代が安い」も成立しない。ただし容量帯そのものは不利で、400〜500L帯28機種のうち26機種が313kWh未満=300L台の最省エネ機より少ない。300L台を選ぶ理由は「置ける場所」と「本体価格」であって、電気代ではない
  • 7機種のうち5機種には寸法も各室容積も同じ上位機があり、そのうち3機種(GR-Y36SC・NR-C37ES2・NR-C33ES2)は上位機と年間消費電力量が1kWhも変わらない。この3組で上位機に払う上乗せは、100%が機能の対価になる
  • 冷凍室が最も大きいのは安いグレードの SJ-X374R(97L)。一方で同じメーカー内で容量を上げても冷凍室と野菜室は据え置きで、増えるのは冷蔵室だけ(パナソニック326L→365Lでも冷凍72L・野菜81Lは同じ)。冷凍を広げたいならメーカーを変えるか400L以上へ上げる
  • 「本体幅+10mm」はこの容量帯では通用しない。SJ-PT32R は本体544mmに対して設置に584mm(+40mm)、上方に100mm必要。他の機種の上方は50mm(パナソニック2機種は公式の表現が「50mm以上」)で、SJ-PT32R だけが倍を要求する。奥行も本体寸法のままでは足りず、東芝2機種は665mm→681mm、三菱電機 MR-C33M は656mm→660mmが公式の据付必要奥行。なお MR-C33M のすきまは仕様表や据付図ではなく取扱説明書の4ページに文章で書かれており、幅610mm・上方50mm以上

容量・サイズ・ドア・機能・省エネを含めた冷蔵庫選びの全体像は、冷蔵庫の選び方7ステップの総論記事で解説しています。この容量帯の中グレード・ハイグレードの比較は、別の記事で公開予定です。

出典・参考(一次情報)

  • 本記事で扱った7機種の公式仕様ページ(いずれも2026年8月1日に数値を取得し、2026年8月2日にページの到達を再確認):
    シャープ SJ-X374Rパナソニック NR-C37ES2東芝 GR-Y36SC三菱電機 MR-C33M東芝 GR-Y33SCパナソニック NR-C33ES2シャープ SJ-PT32R
  • 搭載機能の有無の確認に使ったページ(いずれも2026年8月1日確認):
    東芝の機能ページ https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/refrigerators/gr-y36sc/function//gr-y33sc/function/パナソニックの機能比較表
    シャープのラインアップ情報 https://jp.sharp/reizo/lineup/data/products.json
    三菱電機の仕様表 https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/wink/ssl/displayProductSpec.do?pid=354325
  • MR-C33M の製氷方式「ダイレクト給水式自動製氷」:三菱電機公式 製品仕様ページ https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/product/mr-c33m/spec/(2026年8月7日確認)
  • MR-C33M の設置に必要なすきま(4ページ「周囲を左右0.5cm以上、上部5cm以上あけることができる所」)、ワイドチルド〈上10L〉〈下7L〉:三菱電機 MR-C33M 取扱説明書 https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/wink/D_MENT_DOC/mr-c33m.pdf(2026年8月5日確認)
  • MR-CX33M の氷点下ストッカールーム〈7L〉・ワイドチルド〈10L〉:三菱電機 MR-CX33M/MR-CX37M 取扱説明書 https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/wink/D_MENT_DOC/mr-cx33_37m.pdf(2026年8月5日確認)
  • パナソニック2機種の設置すきま(「本体の左右各5mm以上、上方向に50mm以上」)、10mm程度の余裕の注記、壁ぎわ15mm以上:パナソニック公式 https://panasonic.jp/reizo/products/NR-C37ES2/spec.html/NR-C33ES2/spec.html(2026年8月6日確認)
  • シャープ2機種の10mm程度の余裕の注記と「壁ぎわ設置した場合の壁からのスペース 20mm以上」:シャープ公式 https://jp.sharp/reizo/products/sjx374r/spec//sjpt32r/spec/(2026年8月6日確認)
  • 東芝 GR-Y36SV/GR-Y36SC のガラスドアの記載・製品質量(77kg/72kg)・据付必要奥行(677mm/681mm)・カラーラインアップ:東芝ライフスタイル公式 https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/refrigerators/gr-y36sv/spec//gr-y36sc/spec//gr-y36sv/function//gr-y36sc/function/(2026年8月6日確認)
  • 比較のために型番と数値だけを参照した「同じ箱の上位機」の公式ページ(いずれも2026年8月1日確認):
    シャープ SJ-PW37R三菱電機 MR-CX33M
    東芝 GR-Y36SV https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/refrigerators/gr-y36sv/function/パナソニック NR-C37WS2
    パナソニック NR-C33JS2(同社の製品データベースおよび製品ページ)
  • 電気料金の目安単価:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」(目安単価31円/kWh・税込。令和4年7月22日改定。2026年8月2日確認)
  • 年間消費電力量の測定条件:JIS C 9801-3:2015。5社とも公式に同じ規格を明示しています
  • 「300〜400L帯の16機種」「400〜500L帯の28機種」は、主要5社(パナソニック・三菱電機・日立・東芝・シャープ)の公式製品ページに掲載されている現行機種を当サイトが集計したものです(2026年8月1日確認、2026年8月2日に増減がないことを再確認。色違い・左開きの派生型番は代表型番にまとめています)。アクア・アイリスオーヤマ・ハイセンス・ハイアール・ツインバードなど主要5社以外のメーカーは、本記事の集計と比較表の対象外です。

本記事の数値はすべて上記の各社公式ページによるもので、当サイトが実機を購入・使用して測定したものではありません。容積に対する冷凍の比率、年間電気代、パナソニック2機種と三菱電機 MR-C33M の最小必要設置スペースは、公式の数値をもとに当サイトが計算した値です。年間電気代は実際の電気料金を保証するものではありません。「公式に記載なし」「確認できず」と書いた項目については、確認した対象を本文中に明記しています。仕様・ラインアップは変更される場合があるため、購入前に必ず最新の公式ページをご確認ください。

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