ロボット掃除機が通れる高さと、基地を置く場所

ロボット掃除機

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ロボット掃除機を検討していると、「ソファやベッドの下に入るのか」「基地(ステーション)をどこに置けばいいのか」という、性能とは別の疑問にぶつかります。本体の高さを確かめずに買って家具の下に入らなかった、基地の周りに物を置いて自動で戻れなかった、という失敗はどちらも設置条件を先に測っておけば防げます。

この記事は、当サイトが商品カードを用意できた8機種(iRobot 4機種・Anker(Eufy) 3機種・SwitchBot 1機種)について、公式ページと取扱説明書で確認できた「本体の高さ」「基地まわりの空き」「置ける場所の条件」「乗り越えられる段差」をまとめた、設置条件だけを扱う回です。どの機種がおすすめかは結論編「基地に任せる段ごとに、第1の1台を言い切る」で扱っており、この記事では順位を付けません。

買う前に測る5か所

  1. 置きたい場所(ソファ・ベッド・テレビ台の下など)の高さ
  2. 基地を置く場所の左右の空き(メーカーの指定は0.46m〜0.5m)
  3. 基地の前方の空き(メーカーの指定は1.22m〜1.5m)
  4. 基地を棚の下に置くなら、上方の空き(確認した範囲では数値を明記しているのはSwitchBotだけ)
  5. 部屋の入り口の段差と、敷いているラグ・カーペットの厚さ

この記事の根拠

2026年9月22日に、当サイトが商品カードを用意できた8機種(iRobot 4機種・Anker(Eufy) 3機種・SwitchBot 1機種)について、各社の公式ページ(store.irobot-jp.com・www.ankerjapan.com・www.switchbot.jp)と公式の取扱説明書(PDF)を開き直して数字を書き写しました。ロボロック・ECOVACSは商品カードが無いため対象外です。記事内の商品カードの価格は販売店の表示で日々変わります。

本体の高さと、家具の下のすきま

本体の高さは8機種とも公式の仕様表に数値があります。低い順に、Auto-Empty C10の約7.2cmが最も低く、次に9.2cm前後(Roomba Mini・K11+ Pro)、10.4〜10.5cm(105 Combo・775 Combo・715 Vac)、最も高いのが約11.1cm(Omni C28・Omni E25)です。

ただし「本体の高さ+何cmあれば入るか」を公式が数値で示しているのは、8機種の中でOmni C28だけです。Omni C28の製品ページの「ご注意」には「本体が途中で動作しなくなることを防ぐため、高さ12cm未満の場所には進入しない仕様となっております」とあります(本体の高さは約11.1cm)。ほかの7機種は本体の高さの数値は載っていますが、必要なすきまの数値は見つけられませんでした。SwitchBot K11+ Proの取扱説明書は逆に「本体の高さに近い家具が引っかかる可能性がある」ため、アプリで進入禁止エリアを設定するよう注意しています。家具の下に入れたい場合は、本体の高さより余裕を持たせてメジャーで実測することをおすすめします。

ロボット掃除機8機種の本体の高さを比較した横棒グラフ。低い順にAuto-Empty C10が約7.2cmで最も低く、Roomba Mini + AutoEmptyとK11+ Proが9.2cm、Roomba 105 Combo + AutoEmptyとMax 775 Combo + AutoWashが10.4cm、Max 715 Vac + AutoEmptyが10.5cm、Omni C28とOmni E25が約11.1cmで最も高い。Omni C28には「高さ12cm未満の場所には進入しない仕様」という公式の注記が添えてある。
当サイトが作成した図(8機種の本体の高さ。アイロボット・Anker Japan・SwitchBot各公式サイト・取扱説明書の数値をもとに・2026年9月22日確認)

基地のまわりに空けるスペース

基地(充電ステーション)のまわりに必要な空きは、8機種とも公式が図か文章で数値を示しています。ただし、同じiRobotでも書き方が2通りに分かれます。

  • 文章で明記(0.5m/1.5m):105 Comboの取扱説明書は「両側に0.5メートル」「前方に1.5メートル」と文字で書いています。Anker(Eufy)の3機種とSwitchBot K11+ Proも同じ「左右0.5m・前方1.5m」の指定です。
  • 図の数字だけ(0.46m/1.22m):Roomba Mini・715 Vac・775 Comboの3機種は、取扱説明書の図に0.46m・1.22mという数字(フィート表記との併記)があるだけで、「両側に」「前方に」という文字の説明はありません(矢印の向きから横と前方と読み取れます)。

当サイトが確認した範囲では、上方の空きを数値で明記しているのはSwitchBot K11+ Proだけです。取扱説明書に「両側に0.5m、前方および上方に1.5mのスペースがあることを確認してください」とあります。棚の下に基地を置きたい場合は、この条件が目安になります(他社が上方の空きを不要としているのではなく、確認した範囲では数値を見つけられなかっただけです)。各社の機能解説は「アイロボット(ルンバ)の機能」・「Anker(Eufy)のロボット掃除機の機能」をご覧ください。

基地(ステーション)のまわりに空けるスペースの模式図。基地の左右にそれぞれ0.46m〜0.5m、前方に1.22m〜1.5mの空きが要る。確認した範囲ではSwitchBot K11+ Proだけ上方にも1.5mの空きが要ることを示す矢印が付いている。左右0.46m・前方1.22mは取扱説明書の図の数字(Roomba Mini + AutoEmpty・Max 715 Vac + AutoEmpty・Max 775 Combo + AutoWash)、左右0.5m・前方1.5mは文章での明記(Roomba 105 Combo + AutoEmpty・Auto-Empty C10・Omni C28・Omni E25・K11+ Pro)。
当サイトが作成した図(基地まわりの必要スペース。アイロボット公式・Anker Japan公式・SwitchBot公式の取扱説明書の数値をもとに・2026年9月22日確認)

基地を置ける場所の条件

置き場所の条件も、メーカーごとに公式の表現が少しずつ違います。

  • Anker(Eufy):「ステーションを、平らな床の上に、壁に沿って設置します」。C10・C28の取扱説明書には「カーペットの上には設置しないでください」とあります(E25ではこの一文を確認できていません)。C28・E25は全自動のため「常にコンセントに接続」とも指定。C10の製品ページには床の変色を防ぐ「床面保護シート等をご使用ください」の案内もあります。
  • iRobot:Roomba Mini・Max 715 Vac・Max 775 Comboの取扱説明書は「充電ステーションを硬質で平らな床面に設置します」としていますが、105 Comboの取扱説明書は「充電ステーションを硬質な床面に設置する」(「平ら」の語がありません)。4機種とも、充電ステーションを壁に沿わせる指定は確認できませんでした(「壁」は電源コンセントや壁面センサーの説明にのみ登場します)。また落下防止のため、充電ステーションは階段から105 Comboが1.5メートル以上、Mini・Max 775 Comboが1.22メートル以上離すよう警告しています(Max 715 Vacに同様の警告は確認できませんでした)。
  • SwitchBot:「ゴミ収集ステーションをコンセントの近く、Wi-Fiの受信状態が良好な場所、固く平らな床の壁際に設置します」。

Anker(Eufy)とSwitchBotは「平らな床」「壁に沿って・壁際」という条件を公式に明記していますが、iRobotの取扱説明書に「壁に沿って」という文字の指定は確認できませんでした(ただし設置例の図はいずれも壁際に充電ステーションを描いており、「壁沿いが禁止」という意味ではありません)。iRobotは代わりに、直射日光が当たる場所に置かないこと(注意書き)と、階段からの距離(105 Comboが1.5m以上、Mini・775 Comboが1.22m以上、警告)を明記しています(715 Vacの取扱説明書には同様の階段の警告を確認できませんでした)。Anker(Eufy)は3機種共通で、階段の踊り場など周辺に十分なスペースを確保できない場所にはステーションを設置しないよう注意しています(「本体が落下する恐れがあり、破損やけがの原因となります」という警告つき)。

乗り越えられる段差と、敷けるラグ・カーペットの厚さ

入口記事「ロボット掃除機の選び方」は2026年8月28日時点の確認として、段差乗り越えの具体的な数値を公式に示していたのはRoborockの「AdaptiLift™」だけで、他の12機種は段差の数値を確認できなかった、としています。この12機種には、今回カードを用意したAnker(Eufy)のC10・C28・E25とSwitchBot K11+ Proも含まれています。今回2026年9月22日に、公式の製品ページ・取扱説明書をあらためて確認したところ、この4機種には段差の数値が見つかりました(C10は製品ページの見出しに「高さ約17mmまでの段差乗り越え機能」と明記されています)。iRobotの4機種は、今回も数値を見つけられませんでした。

機種 乗り越えられる段差(公式の表記のまま) 敷物の上限(公式の表記のまま)
Auto-Empty C10 約17mm(製品ページ)/17mm未満(取扱説明書) 18mm以上は使用不可
Omni C28 20mm未満 18mm以上は使用不可
Omni E25 21mm以下 22mm以上は使用不可
K11+ Pro 1.8cm以上の段差は乗り越えられない(取扱説明書「困ったときは」表。原文は「1.8cm以上の部屋がないか」で語が抜けているため、段差の意味と読んだ) 確認できず
Roomba Mini + AutoEmpty 確認できず 確認できず
Roomba 105 Combo + AutoEmpty 確認できず 確認できず
Roomba Max 715 Vac + AutoEmpty 確認できず 確認できず
Roomba Max 775 Combo + AutoWash 確認できず 確認できず

iRobotの4機種は、公式オンラインストアの商品ページ・取扱説明書を「段差」「乗り越え」「敷居」「ラグ」「カーペット」の語で探しましたが、具体的な数値を見つけられませんでした(比較ページは表が読み込めず確認できませんでした)。「乗り越えられない」のではなく「確認できなかった」という意味です。言い方も機種で違い、C10「約17mm/17mm未満」、C28「20mm未満」、E25「21mm以下」、K11+ Pro「1.8cm以上は不可」と語尾がそろっていません。測定条件(段差の形状など)はどの社の資料にも見つけられず、この数値だけで優劣を決めないでください。

乗り越えられる段差を比較した横棒グラフ。公式に数値があるのはAuto-Empty C10(約17mm/17mm未満)・Omni C28(20mm未満)・Omni E25(21mm以下)・K11+ Pro(公式表記は「1.8cm以上は乗り越えられない」)の4機種のみ。iRobotのRoomba Mini + AutoEmpty・105 Combo + AutoEmpty・Max 715 Vac + AutoEmpty・Max 775 Combo + AutoWashの4機種は「確認できず」の灰色の帯で示す(乗り越えられないという意味ではない)。
当サイトが作成した図(乗り越えられる段差。Anker Japan公式・SwitchBot公式の各サイト・取扱説明書の数値をもとに・2026年9月22日確認)

8機種の数値早見表

ここまでの数値を8機種ぶんまとめました。基地の寸法は、iRobotが「奥行き×幅×高さ」の公式表記、Anker(Eufy)は軸名が公式に無いため数字の並びをそのまま載せています(どれが高さかは断定していません)。

機種 メーカー 本体の高さ 基地のサイズ(公式表記のまま) 基地まわり(横/前)
Roomba Mini + AutoEmpty iRobot 9.2cm 17.8×21.2×28.5cm .46m/1.22m(図)
Roomba 105 Combo + AutoEmpty iRobot 10.4cm 17.1×21.3×29.3cm 0.5m/1.5m(文章)
Roomba Max 715 Vac + AutoEmpty iRobot 10.5cm 17.2×21.3×29.0cm .46m/1.22m(図)
Roomba Max 775 Combo + AutoWash iRobot 10.4cm 45.0×42.5×43.2cm .46m/1.22m(図)
Auto-Empty C10 Anker(Eufy) 約7.2cm 約27.5×19.1×21.2cm 0.5m/1.5m
Omni C28 Anker(Eufy) 約11.1cm 約35.3×43.7×43.0cm 0.5m/1.5m
Omni E25 Anker(Eufy) 約11.1cm 約37.0×46.2×43.7cm 0.5m/1.5m
K11+ Pro SwitchBot 92mm 240×180×250mm 0.5m/1.5m+上方1.5m

商品ページは下の商品カードから確認できます。段ごとのおすすめは結論編「基地に任せる段ごとに、第1の1台を言い切る」にまとめています。

よくある質問

  • Q1. テレビ台やソファの下に入れたいのですが、何cmあれば入りますか? 「本体の高さ+必要なすきま」を数値で示しているのは8機種の中ではOmni C28だけです(高さ12cm未満の場所には進入しない仕様)。ほかの機種は本体の高さの数値は載っていますが、必要なすきまの数値は見つけられなかったため、余裕を足して実際にメジャーで測ることをおすすめします。
  • Q2. 基地のまわりに家具があっても大丈夫ですか? 8機種とも左右0.46m〜0.5m、前方1.22m〜1.5mの空きが必要です。この範囲に物があると本体が戻れないことがあります。棚の下に置くなら、上方の空き(1.5m)を明記しているSwitchBot K11+ Proの条件が目安になります。
  • Q3. 基地をカーペットや畳の上に置けますか? Auto-Empty C10とOmni C28の取扱説明書は「カーペットの上には設置しないでください」と明記(Omni E25はこの一文を確認できていません)。iRobot(Mini・715 Vac・775 Comboは「硬質で平らな床面」、105 Comboは「硬質な床面」)・SwitchBot(「固く平らな床」)は硬さを条件にしていますが、カーペットの可否を明言した一文は確認できませんでした。畳についての記載は、8機種のどの資料にも確認できませんでした。
  • Q4. 段差はどのくらいまで平気ですか? 公式に段差の数値があったのはAnker(Eufy)の3機種(17mm未満〜21mm以下、言い方は機種ごとに違います)とSwitchBot K11+ Pro(1.8cm以上は不可)です。iRobotの4機種は確認できた範囲では数値を見つけられませんでした。

まとめ

ロボット掃除機を置きたい場所を先に測っておくと、届いてから「入らなかった」「戻れなかった」という失敗を防げます。買う前にもう一度、次の5か所を測ってください。

  1. 置きたい場所(家具の下など)の高さ
  2. 基地の左右の空き(0.46m〜0.5m)
  3. 基地の前方の空き(1.22m〜1.5m)
  4. 棚の下に置くなら上方の空き(確認した範囲では数値があるのはSwitchBotだけ)
  5. 部屋の入り口の段差と、敷いているラグ・カーペットの厚さ

どの機種を選ぶかは結論編、各社の機能解説は「アイロボット(ルンバ)の機能」・「Anker(Eufy)のロボット掃除機の機能」をご覧ください。

注記:数字の条件

  • 対象は商品カードを用意できた8機種(iRobot 4機種・Anker(Eufy) 3機種・SwitchBot 1機種)のみ。ロボロック・ECOVACSなど入口記事に載っている他の機種は含めていません。
  • 段差の数値はAnker(Eufy)の3機種とK11+ Proの計4機種で確認。iRobotの4機種は確認できた範囲(商品ページ・取扱説明書。比較ページは表が読み込めず確認できませんでした)に見つからず、「無い」ではなく「確認できなかった」扱いです。敷物の厚さの上限はAnker(Eufy)の3機種のみ確認できました。
  • Anker(Eufy)のステーションのサイズは公式に軸名(幅・奥行き・高さ)が無いため、数字をそのまま並べています。どれが高さかは断定していません。
  • 基地まわりのスペースは、Roomba Mini + AutoEmpty・715 Vac・775 Comboの3機種が取扱説明書の図の数字(0.46m・1.22m)、残る5機種が文章での明記(0.5m・1.5m)です。
  • 商品カードの価格は販売店の表示で日々変わります。
  • 当サイトは実機を保有しておらず、数値はすべて公式の製品ページ・取扱説明書によるものです。

出典(確認日:2026年9月22日)

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