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ホームベーカリーを検索すると、真っ先に目に入るのは「オートメニュー43」「20メニュー30種類」「厳選12メニュー」といった、桁の違う数字の羅列です。この数字をそのまま並べて「メニューが多い機種のほうが高機能」と判断すると、実は選び方を間違えます。理由は単純で、各社が「メニュー」として数えているものの中身がそろっていないからです。
この記事では、2026年8月28日に主要メーカーの公式サイトを確認し、いま実際に店頭やオンラインストアで買える現行機だけを対象に、家族の人数(容量)と「食パン以外に何を作りたいか」という2つの軸で選び方を整理しました。メニュー数のカウント基準の違いや、公式サイトで確認できなかった項目(運転音・一部機種のタイマー最大時間など)は、隠さずに「確認できなかった」と書いています。
あらかじめお断りしておくと、この記事では実際に各機種でパンを焼いた食感や仕上がりの評価は行っていません。書けるのは、メーカーが公式に公表している容量・寸法・タイマー時間・機能名だけです。「どのパンがいちばんおいしいか」を知りたい場合は、この記事ではなく実食レビューを扱う情報源を探すことをおすすめします。この記事が答えられるのは、「自分の家族構成と使い方に、どの容量・どの機能の機種が合うか」という選び方の部分です。

まず答え:現行メーカーまるごと1枚表
2026年8月28日時点で公式サイトから現行モデルの仕様を確認できたのは、パナソニック・象印・シロカ・ツインバード・エムケー精工・レコルトの6社です。各社の現行ラインアップと、公式サイトが前面に打ち出している軸を1行にまとめました。メニュー数はこの表に含めていません(理由は後述します)。
結論を先に言うと、容量(家族の人数)で1段階、機能の方向性(食パン中心か多機能か、低糖質特化かどうか)でもう1段階、この2つを絞り込むだけで、6社12機種の候補は3〜4機種程度まで自然に絞られます。以下の表と、続く「選び方の講義」の章を読むことで、その絞り込み方を具体的に説明していきます。
| メーカー | 現行の代表機種 | 容量帯 | 公式サイトが軸にしている点(1行) |
|---|---|---|---|
| パナソニック | SD-MDX4/SD-CB1 | 約0.6斤〜1斤 | 全自動の作り込み(3D匠ねり・Wセンシング発酵)と、コンパクト機の両輪展開 |
| 象印 | BB-ST10/BB-HE10 | 1斤 | 底面加熱ダブルヒーターと、レシピブック120種類という提案の幅 |
| シロカ | SB-1D271/SB-2D271/SHB-812/SB-211 | 1斤〜2斤 | 焼成時間の短さ(超早焼きコース)と、1斤から2斤までのライン幅 |
| ツインバード | BM-EF38 | 1斤・1.5斤(専用ミックスで低糖質パン対応) | 低糖質パンへの一点集中(低糖質食パン用ミックスは2026年6月に販売終了) |
| エムケー精工 | HBK101P/HBK152 | 1斤〜1.5斤 | 「ねり・発酵・焼き」を個別に組めるマニュアル志向。予約タイマーは最長16時間 |
| レコルト | RBK-1 | 1斤 | 厳選12メニューに絞った、コンパクトなデザイン機 |
この6社に絞られた背景には、この数年の各社の動きも関係しています。この記事で確認した範囲では、タイガーは公式カテゴリ一覧の中にホームベーカリーを見つけられず、ツインバードは食パンとその他メニューを幅広くこなす汎用機(PY-E635)を生産終了し、低糖質パンに特化したBM-EF38のみを残しています。エムケー精工も、以前展開していたHBS-100・HBK100・HBK151の3機種を公式サイトで生産終了と明記し、現行はHBK101PとHBK152の2機種に絞られました。つまり、この市場は「パナソニック・象印・シロカ」という総合力で攻める3社と、「ツインバードの低糖質」「エムケー精工のマニュアル志向」「レコルトのコンパクトさ」という一点突破型の個性派メーカーに、実質的に構図が分かれつつあります。「〇〇選」という形式のランキング記事の中には、こうした生産終了機を含んだまま掲載しているものもあり得るため、この記事では現行機だけに絞って紹介しています。
タイガーとアイリスオーヤマについて
タイガーは、この記事の確認時点(2026年8月27日)で、公式サイトの製品カテゴリ一覧の中にホームベーカリーを見つけられませんでした。「生産終了」「撤退」と明言する公式文書は見つかっていないため、この記事では「公式ラインアップに現行製品なし(2026年8月27日時点)」とだけ書きます。
アイリスオーヤマは、公式サイトに実際にアクセスできず(アクセス制限)、確認できたのはPR TIMESの公式リリース(2023年3月31日発売の「コンパクトホームベーカリー」・24種のオートメニュー・タイマー最大13時間)のみで、リリース本文に型番の記載がありませんでした。型番が確認できていないため、この記事では型番を書かずに扱います。
📄 このまま入口版として読み進める場合はこの下へ。
🔍 メニュー数のカウント基準の詳しい内訳、「使わなくなる」不安への詳細な検証、早焼き時間の条件差、夜間運転とタイマーの使い方は、それぞれ深掘りした記事を今後公開する予定です。
この記事の根拠
この記事の数値は、すべてメーカー公式サイト(公式ストアを含む)から2026年8月28日に確認したものです。対象は各社の現行代表機種で、合計6社12機種です。実際に焼いて食感や仕上がりを比較したものではなく、公式サイトに掲載されている仕様・機能名の範囲での比較であることを、あらかじめお断りしておきます。
根拠の要点
- 対象:パナソニック2機種・象印2機種・シロカ4機種・ツインバード1機種・エムケー精工2機種・レコルト1機種の計12機種
- 確認日:2026年8月28日(一次調査は8月27日夜〜28日)。ツインバードの低糖質食パンミックス販売終了・象印BB-HE10の早焼きコース条件・エムケー精工HBK152のメニュー数の3点は2026年9月9日に追加確認
- 確認方法:各社の公式サイト(製品ページ・仕様ページ・公式ストア)を1機種ずつ開き、記載内容をそのまま転記
- タイガーは現行製品を確認できず、アイリスオーヤマは型番未確定のため、比較表の対象外としています
- 実際の焼成・実食による評価は行っていません。公式サイトに書かれた仕様・機能説明のみを扱っています
対象を6社12機種に絞ったのは、公式サイトで仕様を確認できた現行機だけを扱うという方針によるものです。パナソニックの比較表バナーにはSD-MT4・SD-BMT2000(2斤)・SD-SB4といった型番も掲載されていましたが、これらが現行品か生産終了品かをこの記事の調査時点では確定できなかったため、本文では扱っていません。同様に、象印のBB-MM10(ミックス専用の考え方の機種)も、個別の製品ページを確認できなかったため対象から外しています。範囲を広げすぎて未確認の情報を書くよりも、確認できた機種の範囲を正直に示すことを優先しました。
選び方の講義(3分だけ)
ホームベーカリーを選ぶときに最初に決まる軸は、容量(何斤か)と、食パン以外に何を作りたいかの2つです。ここでは細かい機種の話に入る前に、この2軸を先に整理します。
「1斤」とは——家族の人数と容量の早見表
ホームベーカリーの容量は「斤」で表示されます。1斤は市販の食パン1本に近いサイズで、目安として次のように考えられています。この記事で調べた範囲では、0.6斤・1斤・1.5斤・2斤の4段階が現行機に存在します。
| 容量 | だいたいの目安人数 | この記事内の代表機種 |
|---|---|---|
| 約0.6斤 | 1〜2人 | パナソニック SD-CB1 |
| 1斤 | 2〜3人 | パナソニック SD-MDX4、象印 BB-ST10・BB-HE10、シロカ SB-1D271、ツインバード BM-EF38、エムケー精工 HBK101P・HBK152(280g)、レコルト RBK-1 |
| 1.5斤 | 3〜4人 | シロカ SB-2D271、エムケー精工 HBK152(400g)、ツインバード BM-EF38(食パンコース) |
| 2斤 | 4人以上 | シロカ SHB-812・SB-211 |
この記事で確認できた範囲では、2斤対応の現行機はシロカの2機種にとどまります。4人以上の世帯で2斤を検討する場合、選べる機種の幅がそれ以外の容量より狭いことは、あらかじめ知っておくとよい点です。人数と容量がちょうど中間に当たる場合(例えば3人で1斤か1.5斤か迷う場合など)は、パンを毎回食べきる頻度で考える方法もあります。毎回食べきりたいなら小さめの容量、作り置きや冷凍保存も想定するなら大きめの容量、という考え方です。
食パン特化か、多機能か(もち・うどん・ジャム・低糖質)
次に分かれるのが、食パン以外に何を作れるかです。公式サイトで確認できた範囲では、もち・うどん生地・ジャム・甘酒・低糖質パンなどのメニューを持つ機種と、食パンに近いメニューへ絞り込んだ機種に分かれます。

象印のBB-ST10は、食パン以外にもちコース・めん生地・ジャムなど、複数の調理メニューを公式サイトで案内しています(BB-HE10には、もち・めん生地の記載は確認できませんでした)。ツインバードのBM-EF38は低糖質パン・低糖質ブランパンへの対応を前面に出した機種で、レコルトのRBK-1は厳選12メニューに絞ったシンプル機です。「何を作りたいか」がまだ決まっていない場合は、まず食パン中心の機種を選び、もち・めん生地などは追加機能として捉える考え方もできます。
公式サイトで確認できる具体例を挙げると、象印のBB-ST10には「薄力粉コース」「ゴロゴロ具入りパンコース」「ごはん入りパンコース」といったメニュー名があり、食パンの生地だけでなく、具材を大きめに入れたパンや、残りごはんを活用したパンにも対応していることが公式ページからうかがえます。BB-HE10の公式ページで確認できたのは、このうち「ごはん入りパンコース」のみです。ツインバードのBM-EF38は、低糖質食パン・低糖質ブランパンに加えて、米粉パン(1斤)にも対応しています。作りたいものが具体的に決まっている場合は、その名前で各社の公式メニュー一覧を検索してみると、対応の有無がわかりやすくなります。
夜中に焼くなら:予約タイマーと音の話
朝食に間に合わせるために、就寝前に材料をセットして予約タイマーで焼き上げる使い方もよくあります。この記事で確認できた範囲では、予約タイマーの最大時間は機種によって13時間〜16時間まで差があります(詳しくは後述の「項目別に比べる」の章で比較します)。例えば夜22時に材料をセットして翌朝7時に焼き上げたい場合、その差は9時間なので、この記事で確認した機種の予約タイマー最大時間(13〜16時間)であれば、いずれも設定できる範囲に収まります。夕方の時間帯にセットして翌朝以降に焼き上げたい場合など、間隔が長くなるケースでは、機種ごとの最大時間の違いが選択の分かれ目になります。
運転音(デシベル)について、この記事で確認した全社の公式サイトで、数値としての公表を見つけることができませんでした。「静か」「うるさい」という体感は個人差が大きく、公式の実測値がない以上、この記事では運転音の断定的な評価は書きません。夜間にこね工程が動く時間帯が気になる場合は、就寝前ではなく起床前に焼き上がるようタイマーを設定する、あるいは日中にこね工程が終わるよう調整するといった使い方の工夫が考えられます。
この記事で紹介した12機種のうち、予約タイマーの最大時間を公式サイトで具体的な数値として確認できたのは、シロカの4機種・ツインバード・エムケー精工の2機種・レコルトの計8機種です(詳しくは後述の「項目別に比べる」の章で比較します)。材料をセットするタイミングと、焼き上がってほしい時刻を先に決めておき、その差がタイマーの最大時間内に収まるかどうかを確認するのが、購入前の基本的なチェック方法です。
⚠️「メニュー数が多い=高機能」ではない
ここが、この記事でいちばん伝えたい点です。「オートメニュー43」「20メニュー30種類」「レシピブック120種類」「23項目」——これらの数字を1つの表に並べて大小を比較することはできません。理由は、各社が「メニュー」として数えているものの粒度がそろっていないからです。

例えば、パナソニックのSD-CB1は公式サイトで「20メニュー30種類」という二重の数え方をしています。ツインバードのBM-EF38の「23項目」には、こね・発酵・焼きといった工程設定が含まれており、23番目の項目は「焼き(St.音量設定)」で、音量設定は焼き工程の括弧内に書かれた設定です。音量設定そのものが独立した1項目として数えられているわけではありません。象印のBB-ST10は、コース数そのものを公式サイトの前面には出しておらず、代わりに「レシピブック120種類」という表現を使っています。これらを同じ「メニュー数」として横に並べて比較すると、数字だけが独り歩きしてしまいます。
この記事の比較表からメニュー数の列を外しているのは、このためです。「メニューが多いほうが高機能」と判断する前に、まず自分が作りたいものが、そのメニューの中に具体的にあるかどうかを、各社の公式ページで確認することをおすすめします。
同じ機能を、各社が別の名前で呼んでいる
メニュー数だけでなく、機能の呼び名にも会社ごとの違いがあります。これを知っておくと、公式サイトを読み比べるときに惑わされにくくなります。
| 機能の中身 | パナソニックの呼び名 | 象印の呼び名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 材料を自動でタイミングよく投入する仕組み | イースト自動投入・具材自動投入(ドライフルーツ類100gまで・ナッツ類100gまでと量を公表) | イースト自動投入・具入れ自動投入(投入量の公表は確認できず) | 珍しく呼び名自体はほぼ共通しているが、対応範囲の詳しさに差がある |
| 生食パンに近いリッチな食感を目指すコース | 「リッチ パン・ド・ミ」 | 「プレミアムリッチ」 | 別の名前だが、位置づけは近い看板メニュー |
短時間で焼き上げるコースの呼び名も、各社で表現が異なります。シロカは「超早焼きパン」という名前でSB-1D271・SB-2D271を看板づけており、ツインバードBM-EF38には「早焼き食パン」というメニューがありますが、公式サイトに所要時間の記載は見つけられませんでした。パナソニックSD-MDX4の「早焼きコース」は1時間55分、シロカの超早焼きは54分〜60分と、名前は似ていても所要時間の位置づけがかなり異なります。これも、名前だけで横並びにできない例のひとつです。
低糖質という言葉も、前提条件が会社によって異なります。ツインバードBM-EF38は専用の低糖質パンミックスを使う方式、パナソニックとシロカは通常のメニューの1つとして低糖質パンのコースを搭載する方式です。同じ「低糖質」という言葉でも、専用の材料が必要かどうかという前提が違うため、購入前に公式サイトで確認することをおすすめします。
各社がそろって力を入れている方向
個別機能の名前は各社バラバラですが、この記事で確認した公式サイトの打ち出し方を見ると、そろって力を入れている方向性が2つ見えてきます。
コンパクト化
パナソニックはSD-CB1を「業界最小コンパクトベーカリー」として案内し、象印もBB-HE10を「スッキリとおける、コンパクトサイズ」というコンセプトで展開しています。レコルトのRBK-1、アイリスオーヤマの「コンパクトホームベーカリー」(型番未確定)も同じ方向性です。1〜2人世帯や置き場所の制約を意識した機種が、複数のメーカーからそろって出ている状況と言えます。
計量の手間を減らす専用ミックス方式
ツインバードの低糖質パンミックス、象印のBB-MM10(パンくらぶミックス専用・個別ページ未確認)のように、材料を自分で計量する手間を専用ミックスで減らす方向の機種も出てきています。後述の「使わなくなる理由」の1つである計量の手間に対して、各社が用意している回答の1つと言えます。
メーカーを1社ずつ紹介
ここからは、6社の現行機を1社ずつ紹介します。価格は公式サイトに表示があるものだけを記載し、オープン価格(公式の価格表示がない)の機種は「オープン価格」と明記しています。紹介の順番は、冒頭の一覧表と同じくパナソニック・象印・シロカ・ツインバード・エムケー精工・レコルトの順です。特定の順位づけを意図したものではなく、単純に確認した順番に沿って並べています。
パナソニック——「全部自動」の王道とコンパクト機の2本立て
SD-MDX4/容量:1斤(ハーフ食パン対応)/早焼き:1時間55分(早焼きコース)/外形寸法:幅26.3×奥行35.6×高さ35.3cm/質量:約6.0kg/価格:公式サイトに価格表示なし(オープン価格)
SD-MDX4は、パナソニックの現行旗艦機です。公式サイトでは「3D匠ねり」(プロの技法を取り入れた生地ごね)と「Wセンシング発酵」(室温・庫内温度をセンシングして発酵を管理する仕組み)を看板機能として案内しています。イースト自動投入とレーズン・ナッツなどの具材自動投入(ドライフルーツ類100gまで・ナッツ類100gまでと公式に記載)に対応しており、材料を最初にまとめてセットしやすい構成です。
SD-CB1/容量:約0.6斤/早焼き:公式サイトに記載なし/外形寸法:幅18.8×奥行28.5×高さ24.3cm/質量:約4.0kg/価格:公式サイトに価格表示なし(オープン価格)
SD-CB1は、公式サイトが「業界最小コンパクトベーカリー」(幅18.8×奥行28.5×高さ24.3cm。2024年7月3日現在。国内ホームベーカリー市場において、の注記つき)と案内している0.6斤クラスの機種です。イーストの投入は自動ですが、具材の自動投入機能は搭載されておらず、ブザーで知らせるタイミングで自分で具材を入れる仕組みです。1〜2人世帯や、置き場所を優先したい人に向いた設計と言えます。公式サイトでは「20メニュー30種類」という表記が使われており、SD-MDX4の「オートメニュー43」とは数え方の粒度が異なるため、この2機種のメニュー数も横並びで比較していません。
パナソニックは、全自動で作り込んだ旗艦機(SD-MDX4)と、置き場所を優先したコンパクト機(SD-CB1)という2つの方向性を、同時にラインアップしているのが特徴です。多機能さを取るか、省スペースを取るかで、社内でも棲み分けができている形です。
象印——底面加熱ダブルヒーターと自動投入
BB-ST10/容量:1斤/コース数:公式ページに記載なし(「レシピブック120種類」を前面に案内)/外形寸法:幅約22.5×奥行31.5×高さ34.5cm/質量:約7.5kg/価格:公式サイトに価格表示なし(オープン価格)
BB-ST10は象印の旗艦機で、「底面加熱ダブルヒーター」(底面にヒーターを追加し、素早い加熱と底面からの高火力を実現する仕組み)を看板機能として案内しています。イースト自動投入と具入れ自動投入の両方に対応していますが、投入量の具体的な数値は公式サイトで確認できませんでした。「薄力粉コース」「ゴロゴロ具入りパンコース」「ごはん入りパンコース」など、食パン以外のメニュー名も公式サイトで確認しています。
BB-HE10/容量:1斤/早焼き:約2時間(早焼きコース。ドライイースト、小麦粉使用時)/外形寸法:幅21.5×奥行28.5×高さ31cm/質量:約5.5kg/価格:公式サイトに価格表示なし(オープン価格)
BB-HE10は、象印のラインアップの中でコンパクトさを打ち出した機種です。公式サイトには「約2時間で焼きあがる「早焼きコース」(ドライイースト、小麦粉使用時)」と明記されています。容量やコースの前提条件が他社と異なるため、この記事では条件つきの参考情報として扱い、他メーカーとの優劣比較には使っていません。旗艦機のBB-ST10より質量が約2kg軽く、設置面でも一回り小さい寸法です。
なお、象印には「パンくらぶミックス専用」という考え方の機種(BB-MM10)も名前が挙がっていますが、個別の製品ページを確認できなかったため、この記事では仕様として扱っていません。象印のラインアップは、多機能な旗艦機(BB-ST10)とコンパクト機(BB-HE10)の2本柱で、パナソニックと似た構成を取っています。両機種とも、公式サイトでコース数を大きな数字として打ち出すのではなく、レシピブックという形で提案の幅を見せているのも共通点です。
シロカ——「54分/60分」の超早焼きとライン幅の広さ
シロカは、この記事で調べた6社の中で唯一、1斤・1.5斤・2斤の3つの容量帯すべてに現行機を持つメーカーです。看板は「超早焼きパン」コースの短さです。
| 型番 | 容量 | 超早焼き所要時間 | 予約タイマー最大 | 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 質量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SB-1D271 | 1斤 | 54分 | 13時間 | 24.2×30.8×25.7cm | 3.8kg(パンケース・パン羽根含む) | 公式に価格表示なし |
| SB-2D271 | 1.5斤 | 60分 | 13時間 | 23.3×29.7×29.4cm | 3.9kg(パンケース・パン羽根含む) | 公式に価格表示なし |
| SHB-812 | 2斤 | 公式サイトに記載なし | 13時間 | 26×36×31cm | 4.15kg(パンケース含む) | 25,300円(税込・公式) |
| SB-211 | 2斤 | 公式サイトに記載なし | 13時間 | 28×32×29.5cm | 3.9kg | 16,500円(税込・公式) |
SB-1D271の「54分」、SB-2D271の「60分」は、いずれも「超早焼きパン」コースを使った場合の所要時間です。容量やコースの条件が異なるため、他メーカーの早焼き機能とそのまま比較することはできません(条件差の詳しい検証は、今後公開予定の詳細記事で扱います)。2斤の2機種は、超早焼きの時間が公式サイトに記載されていませんでした。
同じ2斤クラスでも、SHB-812(4.15kg・25,300円)とSB-211(3.9kg・16,500円)とでは、質量と価格の両方に差があります。2斤を検討する場合は、容量だけでなくこの2機種の違いも比較材料になります。予約タイマーの最大時間は4機種とも13時間で統一されており、この点は横並びで比較しても崩れない数値です。
4機種のうちどれを選ぶかで迷う場合は、まず容量(1斤か、1.5斤か、2斤か)で1機種か2機種に絞り込み、そのうえで超早焼きコースの所要時間を重視するならSB-1D271(54分・1斤)かSB-2D271(60分・1.5斤)、価格を抑えたい2斤ならSB-211(16,500円)、という順番で考えると絞り込みやすくなります。
ツインバード——低糖質パン特化という一点突破
BM-EF38/容量:食パン1.5斤/1斤・低糖質パン/低糖質ブランパン・米粉パン1斤/予約タイマー最大:15時間(焼き上がりまで)/外形寸法:幅約22×奥行32×高さ30cm/質量:約5.0kg(パンケース・羽根含む)/価格:25,800円(税込・公式ストア)
ツインバードは、汎用機のPY-E635が生産終了となり、現行機はBM-EF38の1機種のみです。公式サイトが前面に打ち出しているのは「低糖質パンベーカリー」というコンセプトで、低糖質食パンと低糖質ブランパンの2種類のメニューを搭載しています。ここで購入前に必ず知っておきたい注意点があります。低糖質食パン専用の「低糖質食パンミックス」(PY-PM01PS3)は、公式ストアの製品ページに「お知らせ:低糖質食パンミックス(PY-PM01PS3)は2026年6月に販売終了いたしました。」と告知されており、2026年9月9日の確認時点で在庫なし・購入できません(BM-EF38本体の製品ページにも同じ告知が掲載されています)。ツインバードが公表していた「糖質80%オフ、食物繊維約20倍、たんぱく質約1.7倍」という数値は、この販売終了した食パンミックスの公式な比較値(低糖質食パンミックス100g〈分析値〉と日本食品標準成分表2020年版〈八訂〉の強力粉1等100gとの比較)であり、現時点で新たに購入して同じ数値のパンを作ることはできません。もう一方の「低糖質ブランパン」用ミックス(PY-PM10BR3)は、2026年9月9日時点で公式ストアに在庫ありと表示されており、公表値は「糖質80%オフ、食物繊維約10倍、たんぱく質約3.7倍」です(食パンミックスとは別の値)。かつて展開していた汎用機のPY-E635は食パンからめん生地作りまで幅広くこなす機種でしたが、公式ストアで生産終了と表示されており、現行はこの低糖質特化のBM-EF38のみです。低糖質パンを目的に検討する場合は、購入前に必ず公式サイトでミックスの販売状況を確認することをおすすめします。
エムケー精工——工程を自分で組めるマニュアル志向・タイマー最長16時間
エムケー精工の現行機は、HBK101P(1斤・0.5斤コースあり)とHBK152(1斤/1.5斤)の2機種です。以前展開していたHBS-100・HBK100・HBK151の3機種は、公式サイトで生産終了と明記されています。
| 型番 | 容量 | 予約タイマー最大 | 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 質量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| HBK101P | 1斤(0.5斤コースあり) | 最長16時間 | 23×34.5×29cm | 約5.5kg | 公式に価格表示なし |
| HBK152 | 1斤(280g)/1.5斤(400g) | 最長16時間 | 25×40×30cm | 約6kg | 公式に価格表示なし |
エムケー精工の特徴は、「ねり」「発酵」「焼き」といった工程を個別に選んで組み立てられるマニュアル志向にあります。速度、温度は3段階に調節できる案内があり、全自動コースにおまかせするタイプではなく、焼き上がりを自分で細かく調整したい人に向いた設計です。予約タイマーは最長16時間で、この記事で数値を確認できた8機種の中では最も長い時間です(パナソニック・象印の4機種は予約タイマーの最大時間を公式サイトで確認できていません)。以前展開していたHBS-100・HBK100・HBK151の3機種は、公式サイトで生産終了と明記されており、現行はHBK101PとHBK152の2機種に絞られています。工程を自動でおまかせしたい人よりも、こね・発酵・焼きの加減を自分で管理したい人向けの選択肢です。
レコルト——厳選12メニューのコンパクト機
RBK-1/容量:1斤/厳選12メニュー/予約タイマー最大:13時間00分/外形寸法:幅20.5×奥行31.0×高さ27.0cm/質量:約4.1kg(厚釜パンケース・羽根含む)/価格:19,800円(税込・公式)
RBK-1は、メニュー数を12種類に絞り込み、デザイン性とコンパクトさを前面に出した機種です。公式サイトでは「厚釜パンケース」による均一な加熱を案内しています。多機能さよりも、必要なメニューに絞ってシンプルに使いたい人、キッチンに置いたときの見た目を重視したい人に向いた選択肢です。この記事で確認した12機種のうち、公式価格が19,800円と明記されているのはRBK-1、シロカSHB-812(25,300円)・SB-211(16,500円)、ツインバードBM-EF38(25,800円)の4機種のみです。それ以外はオープン価格のため、実売価格は購入時点で販売店の表示を確認することをおすすめします。
項目別に比べる
ここでは、メーカーをまたいで公式値を横並びにしても意味が崩れない項目(外形寸法・質量・予約タイマー最大時間)だけを比較します。メニュー数と早焼き時間は、前述のとおり条件がそろわないため、この章では扱いません。
置き場所と重さで比べる

| 型番 | 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 質量 |
|---|---|---|
| SD-CB1(パナソニック) | 18.8×28.5×24.3cm | 約4.0kg |
| BB-HE10(象印) | 21.5×28.5×31cm | 約5.5kg |
| RBK-1(レコルト) | 20.5×31.0×27.0cm | 約4.1kg(厚釜パンケース・羽根含む) |
| SB-2D271(シロカ) | 23.3×29.7×29.4cm | 3.9kg(パンケース・パン羽根含む) |
| BM-EF38(ツインバード) | 約22×32×30cm | 約5.0kg(パンケース・羽根含む) |
| BB-ST10(象印) | 約22.5×31.5×34.5cm | 約7.5kg |
| SB-1D271(シロカ) | 24.2×30.8×25.7cm | 3.8kg(パンケース・パン羽根含む) |
| HBK101P(エムケー精工) | 23×34.5×29cm | 約5.5kg |
| SB-211(シロカ) | 28×32×29.5cm | 3.9kg |
| SHB-812(シロカ) | 26×36×31cm | 4.15kg(パンケース含む) |
| SD-MDX4(パナソニック) | 26.3×35.6×35.3cm | 約6.0kg |
| HBK152(エムケー精工) | 25×40×30cm | 約6kg |
この表からわかるのは、同じ1斤クラスの機種でも設置面積と質量に差があるという点です。例えば旗艦機のBB-ST10(約7.5kg)は、同じ1斤のコンパクト機BB-HE10(約5.5kg)より2kg重く、寸法も一回り大きくなっています。容量だけでなく、キッチンに常設するか、使うときだけ出し入れするかによっても、選ぶ機種は変わってきます。使うたびに収納から出し入れする場合は、質量が4kg前後に収まっているSD-CB1・RBK-1・SB-1D271・SB-2D271・SB-211あたりが持ち運びやすい範囲です。キッチンに置きっぱなしにできる場合は、質量よりも幅・奥行が置き場所に収まるかどうかを優先して確認するとよいでしょう。
予約タイマーの最大時間で比べる

| 型番 | 予約タイマー最大時間 |
|---|---|
| シロカ 4機種(SB-1D271・SB-2D271・SHB-812・SB-211) | 13時間 |
| レコルト RBK-1 | 13時間00分 |
| ツインバード BM-EF38 | 15時間(焼き上がりまで) |
| エムケー精工 HBK101P・HBK152 | 最長16時間 |
パナソニックと象印の4機種については、予約タイマーの搭載自体は公式サイトで確認できましたが、最大何時間まで設定できるかという具体的な数値は公式サイトに記載を見つけられませんでした。「タイマーがない」という意味ではなく、あくまで数値が確認できなかったという意味です。夜間の予約タイマー時間を重視する場合は、購入前に公式サイトの取扱説明書などで最新の値を確認することをおすすめします。
この記事で数値を確認できた4社の中では、エムケー精工の最長16時間が最も長く、シロカの4機種とレコルトが13時間で並んでいます。就寝前に材料をセットして翌朝の朝食に焼き上げるという使い方であれば、13時間あれば一般的な就寝から起床までの時間はカバーできる計算になります。16時間という長さは、例えば夕方に材料をセットして翌朝ではなく翌日の夜に焼き上げるといった、より柔軟な使い方を想定していると考えられます。
「結局使わなくなる」が心配な人へ
ホームベーカリーを検討する人が同時に抱えやすいのが、「買っても結局使わなくなるのでは」という不安です。実際に、インターネット上には購入後に使わなくなった経験を書いたブログや体験談が数多く見つかります。この記事はそうした個々の体験談を検証したものではありませんが、各社が公式サイトでどのような機能を用意してこの不安に応えようとしているかを、確認できた範囲で整理することはできます。この記事で確認した範囲では、使わなくなる理由として挙がりやすいのは、大きく3つに整理できます。

不安1:毎回の計量が面倒
各社とも基本の使い方は、小麦粉・水・イースト・砂糖などを自分で計量してセットする方式です。この手間を減らす方向性として、ツインバードは低糖質パン専用のミックスを使う設計を前面に出しており(ただし低糖質食パン専用ミックスは2026年6月に販売終了・在庫なしです。低糖質ブランパン用ミックスの販売状況は購入前に公式サイトで確認してください)、象印にも「パンくらぶミックス専用」という考え方の機種があります(ただしBB-MM10の個別ページは今回確認できていません)。毎回の計量を面倒に感じる自覚がある場合は、ミックス方式が選べる機種を検討する、という選択肢があります。
不安2:置き場所を圧迫する
一般的な炊飯器より設置面積が大きい機種が多いため、置き場所の確保は購入前に検討しておく必要があります。この記事で調べた範囲では、パナソニックSD-CB1(幅18.8×奥行28.5×高さ24.3cm)、象印BB-HE10、レコルトRBK-1が比較的コンパクトな部類です。置き場所の幅・奥行・上のあきを、購入前に採寸しておくことをおすすめします。
不安3:1斤を家族で食べきれない
1斤は2〜3人向けの目安ですが、食べきれずに余らせてしまう場合もあります。この記事で確認した範囲では、パナソニックSD-CB1が約0.6斤という小さめの容量に対応しています。少人数世帯や、まずは試しに使ってみたい人には、容量を抑えた機種から検討する考え方もできます。
反対に、次のような人には向いている可能性があります。焼きたてのパンを定期的に食べる習慣をつけたい人、材料を計量してセットする作業自体を負担に感じない人、そして置き場所をあらかじめ確保できる人です。この記事で紹介した12機種は、容量・機能・設置寸法のいずれかで、こうした条件の違いに応えられるように現行モデルがそろっています。
正直に書くと、次のような人にはホームベーカリーが向かない可能性があります。毎朝コンビニやスーパーのパンで十分満足している人、計量や後片付けの手間を負担に感じやすい人(この場合はミックス専用の機種でも一定の準備は必要です)、そしてキッチンに置き場所を確保できない人です。無理に使いこなそうとするより、自分の生活スタイルに機種の特性が合うかどうかを、購入前に確認しておくことをおすすめします。
用途別おすすめ(3択)
ここまで、容量・機能・寸法・タイマーと、いくつもの軸で12機種を見てきました。最後に、代表的な3つの使い方に絞って、候補となる機種を整理し直します。すべての家庭に当てはまる正解が1つあるわけではなく、あくまで「こういう使い方をする人には、この機種が条件に合いやすい」という組み合わせの目安です。ここに当てはまらない場合は、前半の「選び方の講義」にある早見表から自分の条件に近いものを選び直してください。
| こんな人 | 検討したい機種 | 理由(1行) |
|---|---|---|
| 1〜2人暮らしで、置き場所を優先したい | パナソニック SD-CB1 | 約0.6斤とコンパクトな外形寸法(18.8×28.5×24.3cm) |
| 食パン以外にもち・めん生地など幅広く作りたい | 象印 BB-ST10・パナソニック SD-MDX4 | 公式サイトで「もちコース」「めん生地」「ジャム」など複数の調理メニューを確認できる全自動機。SD-MDX4は公式に「おもちやうどん、甘酒など多彩なメニューが楽しめます」と記載 |
| 朝の時間を短縮したい・短時間で焼きたい | シロカ SB-1D271(54分)・SB-2D271(60分) | 「超早焼きパン」コースの所要時間が公式サイトで確認できる(容量・コース条件つき) |
低糖質パンを目的にしている場合はツインバードBM-EF38が候補になりますが、低糖質食パン専用ミックス(PY-PM01PS3)は2026年6月に販売終了・在庫なしのため、購入前に低糖質ブランパン側のミックスの販売状況を公式サイトで確認してください。4人以上で2斤の大容量を検討している場合はシロカSHB-812・SB-211、メニュー数を絞ってコンパクトに使いたい場合はレコルトRBK-1、予約タイマーの時間を優先したい場合はエムケー精工HBK101P・HBK152が、それぞれの条件に合う候補になります。
どの候補にも当てはまらない、あるいは複数の条件が同時に重なる場合(例えば「置き場所は優先したいが、もち・うどんも作りたい」など)は、無理にどれか1つに絞り込まず、この記事の「メーカーを1社ずつ紹介」の章に戻って気になる機種を2〜3個ピックアップし、公式サイトで最新の仕様を見比べることをおすすめします。容量・設置寸法・タイマー時間は数値で比較できますが、最終的にどのメニューを重視するかは、家庭ごとの食卓の使い方によって変わってくるためです。
よくある質問
ここまでの内容と一部重なりますが、購入前に特に迷いやすい点をQ&A形式でまとめました。
Q. 1斤・1.5斤・2斤は、それぞれ何人分の目安ですか?
A. この記事で確認した目安では、0.6斤が1〜2人、1斤が2〜3人、1.5斤が3〜4人、2斤が4人以上です。ただし、パンをどのくらいの頻度で食べるかによって体感は変わるため、あくまで目安として捉えてください。
Q. メニュー数が多い機種を選べば失敗しませんか?
A. この記事で確認した範囲では、メニュー数の数え方はメーカーごとに基準が異なり、単純な大小比較はできません。まず自分が作りたいメニュー(食パン、もち、うどん、低糖質パンなど)が、各社の公式サイトに具体的に記載されているかを確認することをおすすめします。
Q. タイガーやアイリスオーヤマの機種は選べませんか?
A. タイガーは、この記事の確認時点(2026年8月27日)で、公式サイトの製品カテゴリ一覧にホームベーカリーを見つけられませんでした。アイリスオーヤマは、公式サイトに直接アクセスできず、公式リリースに型番の記載がなかったため、この記事では型番を書かずに扱っています。どちらも将来的に状況が変わる可能性があるため、購入を検討する場合は最新の公式情報を確認してください。
Q. 電気代はどのくらいかかりますか?
A. この記事で確認した全社の公式サイトで、ホームベーカリーの年間消費電力量や1回あたりの電気代を具体的に公表している情報を見つけることができませんでした。数値が確認できていないため、この記事では電気代の試算は行っていません。
Q. 夜中にタイマーで焼いても近所迷惑になりませんか?
A. 運転音の公式な数値(デシベル)は、この記事で確認した全社の公式サイトで見つけることができませんでした。心配な場合は、こね工程が就寝時間と重ならないよう、起床時刻に焼き上がるようタイマーを設定するなど、使う時間帯を調整する方法が考えられます。
Q. 価格はどのくらいが目安ですか?
A. この記事で確認した12機種のうち、公式サイトに価格が明記されていたのはレコルトRBK-1(19,800円)、シロカSB-211(16,500円)・SHB-812(25,300円)、ツインバードBM-EF38(25,800円)の4機種で、税込1万円台後半から2万円台後半のレンジでした。それ以外の機種はオープン価格のため、公式サイトに具体的な金額の記載がありません。実売価格は、購入を検討する時点で販売店の表示を確認してください。
Q. 生産終了になった機種を、この記事で紹介していますか?
A. いいえ。この記事は、2026年8月28日時点で公式サイトに現行品として掲載されている機種だけを対象にしています。ツインバードのPY-E635、エムケー精工のHBS-100・HBK100・HBK151は、いずれも公式サイトで生産終了と明記されていたため、比較の対象から外しています。
Q. 0.6斤や2斤以外の中間的な容量の機種はありますか?
A. この記事で確認できた範囲では、現行機の容量は約0.6斤・1斤・1.5斤・2斤の4段階です。この4段階の中間にあたる容量の現行機は見つけられませんでした。パナソニックの比較表バナーにはSD-MT4・SD-BMT2000(いずれも2斤クラス)といった型番も見えましたが、現行品か生産終了品かをこの記事の調査時点では確定できなかったため、比較の対象には含めていません。
買う前の注意
ここまでの内容を、実際に購入する直前に確認するチェックリストの形に落とし込みました。容量・機能・タイマーの検討が終わった段階で、最後に目を通してください。
買う前チェックリスト
- 設置する場所の幅・奥行を、実際にメジャーで測っておく(この記事の比較表の外形寸法と照らし合わせる)。上のあきの測り方は設置に必要な上のあきを公式で数えた記事も参考になります
- 本体の上に十分なあきがあるか(ふたを開ける動作に必要なスペースのため)
- コンセントの位置と、電源コードの長さ
- タイガー・アイリスオーヤマを検討している場合は、購入直前に必ず公式サイトの最新情報を確認する(この記事の情報は2026年8月時点のもの)
- 低糖質パンを目的にする場合、専用ミックスの販売状況を公式サイトで確認する(ツインバードの低糖質食パンミックス〈PY-PM01PS3〉は2026年6月に販売終了・在庫なし)
- 比較検討に使っている情報が「現行機」かどうかを確認する(生産終了機を含んだ比較記事も存在し得るため)
- 保証書と取扱説明書は、購入後すぐに保管場所を決めておく(初期不良の連絡先やメニューの詳しい使い方が記載されているため)
この記事で繰り返し触れてきたとおり、ホームベーカリー市場は生産終了・撤退の動きが比較的活発なジャンルです。タイガーの現行ラインアップ不在、ツインバードの汎用機終了、エムケー精工の3機種終了は、いずれもこの記事の確認時点(2026年8月)で確認できた状態です。半年後・1年後には、この記事に載っている機種の一部が生産終了になっている可能性もあります。購入の直前には、この記事の内容を鵜呑みにせず、各社の公式サイトで「現行品」として掲載されているかを再確認することをおすすめします。
ホームベーカリーに限らず、キッチン家電は置き場所を先に決めておくと選択肢を絞り込みやすくなります。置き場所の測り方の考え方は、冷蔵庫の選び方7ステップの記事でも共通する部分があるので、あわせて参考にしてください。また、ホームベーカリーと一緒にキッチン家電の入れ替えを検討している場合は、炊飯器のメーカーはどこがいい?8社94シリーズの記事も、メーカーごとの軸の違いを整理する考え方の参考になります。
まとめ——今日やることは1つだけ
この記事で伝えたかったことを4つにまとめます。
- 容量(0.6斤〜2斤)は家族の人数の目安から、まず絞り込む
- 「メニュー数」は各社の数え方がそろっていないため、数字だけで比較しない。作りたいものが具体的にメニューにあるかで判断する
- 寸法・質量・予約タイマー最大時間は公式値で横並びに比較してよいが、早焼き時間は条件が異なるため裸で比較しない
- タイガーは現行製品を確認できず、アイリスオーヤマは型番未確定。この記事で扱えるのは6社12機種の範囲であることを踏まえて検討する
今日やることが1つだけあるとすれば、置き場所の幅・奥行をメジャーで測っておくことです。容量と作りたいものが決まっていても、置き場所が合わなければ選択肢から外れてしまいます。採寸を済ませたうえで、この記事の機種紹介の章に戻り、候補を2〜3機種に絞り込んでください。そのうえで、絞り込んだ機種の公式サイトを開き、この記事に書かれていない最新情報(在庫状況・価格・付属レシピの内容など)を確認してから購入を決めることをおすすめします。
冒頭で触れたとおり、この記事のきっかけは「メニュー数の桁が会社ごとに違いすぎて、比較のしようがない」という素朴な疑問でした。調べてわかったのは、メニュー数という指標そのものが、そもそも横並びで比較できるようには作られていないという事実です。数字の大小に振り回されるより、自分の家族の人数・作りたいもの・置き場所という3つの条件から逆算して機種を絞り込むほうが、この市場では確実な選び方だと考えています。
注記:数字の細かい条件
メニュー数のカウント基準について
パナソニックSD-CB1は「20メニュー30種類」という二重の表記を公式サイトで使っています。ツインバードBM-EF38の「23項目」には、こね・発酵・成形発酵・焼きといった工程設定が含まれており、23番目の項目は「焼き(St.音量設定)」で、音量設定は焼き工程の括弧内の設定です(独立した1項目ではありません)。象印BB-ST10は、コース数を公式ページの前面に出さず「レシピブック120種類」という表現を使っています。これらはいずれも公式サイトの表記をそのまま転記したもので、この記事では大小の比較には使っていません。
早焼き時間の条件差について
シロカSB-1D271の「54分」、SB-2D271の「60分」は、いずれも「超早焼きパン」コースを使った場合の所要時間です。容量やコースの前提条件が機種によって異なるため、他メーカーの早焼き機能とそのまま比較することはできません。パナソニックSD-MDX4の早焼きコース(1時間55分)は、シロカの超早焼きコースとは異なる前提条件で計測されている可能性があるため、この記事では両者を優劣として並べていません。
低糖質の数値について
ツインバードが公表していた「糖質80%オフ、食物繊維約20倍、たんぱく質約1.7倍※」(※低糖質食パンミックス100g〈分析値〉と日本食品標準成分表2020年版〈八訂〉における強力粉1等100gの成分と比較)は、低糖質食パン専用ミックス(PY-PM01PS3)を使用した場合の公表値です。この食パンミックスは公式ストアで「2026年6月に販売終了いたしました」と告知されており、2026年9月9日時点で在庫なし・購入できません。一般的な小麦粉で焼く食パン全般に当てはまる数値でもありません。現行のBM-EF38で低糖質パンを検討する場合は、低糖質ブランパン側のミックスの販売状況を購入前に公式サイトで確認してください。
質量の表記条件について
この記事の質量は、公式サイトの仕様表に記載された数値をそのまま転記していますが、付属品を含むかどうかの注記は機種ごとに異なります。シロカSB-1D271・SB-2D271は「パンケース、パン羽根含む」、シロカSHB-812は「パンケース含む」(羽根の記載なし)、シロカSB-211は付属品に関する注記なしです。レコルトRBK-1は「厚釜パンケース・羽根含む」、ツインバードBM-EF38は「パンケース・羽根含む」と明記されています。パナソニック・象印・エムケー精工の質量表記に、同様の付属品を含むかどうかの明記があるかは、各社の仕様表で確認できませんでした。持ち運びやすさを厳密に比較したい場合は、購入前に公式サイトの仕様表で条件を確認することをおすすめします。
出典(確認日つき)
この記事の数値は、以下の公式ページから2026年8月28日に確認しました(一次調査は2026年8月27日夜〜28日。ツインバードの低糖質食パンミックス販売終了・象印BB-HE10の早焼きコース条件・エムケー精工HBK152のメニュー数の3点は2026年9月9日に追加確認)。容量・寸法・質量・予約タイマー最大時間は、各ページの製品仕様欄をそのまま転記しています。価格は、公式サイトに税込価格の表示があるものだけを記載し、オープン価格の機種は本文中に「オープン価格」と明記しています。リンク先の内容は今後変更される可能性があるため、購入を検討する際は必ず最新のページを確認してください。
- パナソニック SD-MDX4:仕様ページ/機能ページ
- パナソニック SD-CB1:仕様ページ/機能ページ
- 象印 BB-ST10:製品ページ
- 象印 BB-HE10:製品ページ
- シロカ SB-2D271:製品ページ
- シロカ SB-1D271:製品ページ
- シロカ SHB-812・SB-211:製品ページ
- ツインバード BM-EF38:公式ストア製品ページ/低糖質食パンミックス(販売終了の確認):公式ストア商品ページ(確認日2026年9月9日)/PY-E635(生産終了の確認):公式ストア商品ページ
- エムケー精工 HBK101P:製品ページ/製品一覧(生産終了品の確認)
- エムケー精工 HBK152:製品ページ(32メニュー・確認日2026年9月9日)/製品一覧(生産終了品の確認)
- レコルト RBK-1:製品ページ
- タイガー(現行ラインアップの確認):製品カテゴリ一覧(確認日2026年8月27日)
- アイリスオーヤマ(代替の一次情報):PR TIMES公式リリース(型番の記載なし)


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