別置きの衣類乾燥機(洗濯機とは別に置く、乾燥だけの1台)は、本体を買う前に、台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水の4つを確かめておく必要があります。この4つについて、日立・パナソニック・東芝・リンナイの公式が、取扱説明書・施工説明書・カタログ・公式ページに数字や文で書いています。この記事は、その文言をメーカーごとに並べ、誰に確認すればよいかまでをまとめたものです。置けるかどうか、壁や棚が耐えるかどうかを、当サイトは判定しません。確認日はすべて2026年10月1日です。
先に3行で
- 確かめるのは、台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水の4つです。数字の例は、日立が壁掛金具を使うとき「壁が100kg以上の重量に耐えることを確認する。」、リンナイが造作棚に置くとき「耐荷重60kg 以上」です。
- 工事は資格のある人の仕事です。パナソニックの施工説明書は据え付けを販売店か施工業者に頼むよう書き、日立の取扱説明書はアース工事を電気工事士がするよう書き、リンナイのカタログはガス衣類乾燥機の工事に専門の資格が必要と書いています。
- 当サイトは、置けるとも、耐えられるとも、大丈夫とも判定しません。公式の文言を示し、販売店・施工店・ガス会社・電気工事店への確認につなげます。
先に結論:確かめる4つと、確認する相手
| 確かめること | 公式が書いていること(社名と条件つき) | 確認する相手 |
|---|---|---|
| 1. 台 | 日立=別売りのスタンドまたは壁掛金具/東芝=専用ドライヤースタンド/パナソニック=別売りのユニット台/リンナイ=別売の専用台または造作棚。日立とリンナイは、専用のスタンド・台を鎖で壁などにつなぐと書いています | 販売店、各社の適合確認ページ |
| 2. 壁や棚の強度 | 日立(壁掛金具 DEW-6 を使うとき)=壁が100kg以上の重量に耐えることを確認/リンナイ(造作棚等に設置するとき)=耐荷重60kg 以上 | 施工店、販売店 |
| 3. アース | 日立=アース端子がない場合は電気工事士がD種接地工事/パナソニック=電気工事士がD種接地工事をすると書き、端子がない場合は工事を販売店に依頼/東芝・リンナイもアースの取り付けを求めています | 電気工事店、販売店 |
| 4. 排湿と排水 | リンナイ(ガス式)=排湿のためのダクト工事が必要/日立・パナソニック(除湿形)=排水ホースの行き先が要り、バケツなどに排水する例も書かれています/東芝=本体底部の排気口と排水口をふさがない | ガス会社、販売店、施工店 |
この記事の根拠と、扱わないこと
根拠にしたのは、日立の取扱説明書PDF2本(DE-N60HV・DE-N50HV 共通版と DE-N40HX 版)、パナソニック NH-D605 の施工説明書PDFと製品ページ、東芝の公式Webカタログ(2026-3号のテキスト版 P.20)、リンナイのカタログPDFとQ&A・設置時の注意点・オプション品のページです。「」の中は原文のとおりです。当サイトは別置きの衣類乾燥機の実機を1台も持っておらず、設置して確かめてもいません。
読めていないものがあります。パナソニックと東芝の取扱説明書は、開く前に利用条件への同意が要るため、当サイトは開いていません。この記事の両社の記述は施工説明書・Webカタログ・製品ページまでで、取扱説明書にほかの設置上の注意があるかどうかは、当サイトは確認できませんでした。
扱わないものは、価格(本体・別売部品・工事。電気式の6型番は公式ではオープン価格の表示です)と、この家に置けるかどうかの判定です。工事の中身(ガス・電気・排湿)は、資格のある施工店の仕事です。
確かめる4つ
1. 台:専用のスタンドや台に載せる
洗濯機の上に載せる置き方では、各社が別売りの専用品を案内しています。公式の文言は次のとおりです。
日立:取扱説明書は、別売りのスタンドまたは壁掛金具を使う据え付けとしています。スタンドの場合は「後方に倒れないように、壁のすぐ前に設置し、スタンドを付属のくさりで壁などにつなぐ。」「本体をスタンドに載せたあと、スタンドに付属しているねじで固定する。」と書いています。別売部品には、洗濯機の背面に直接取り付けるぴったりスタンド DES-P32、のびのびスタンド DES-N76、床置用スタンド DES-Y11、壁掛金具 DEW-6 があります。部品の取り付け工事には専門的な知識や技術が必要で、販売店などに相談するよう案内されています。
東芝:公式Webカタログの設置についてのご注意は「衣類乾燥機は、そのまま床や棚などに置けません。専用ドライヤースタンドをご利用ください。」「湿気の少ない、しっかりした床に専用スタンドで設置してください。」と書いています。別売は、全自動洗濯機用の直付スタンド DS-D1 と自立スタンド DS-75 (WU) です。
パナソニック:NH-D605 の製品ページは「別売りのユニット台と組み合わせてホームランドリーに」と案内し、「※施工は必ずお買い上げの販売店か施工業者にご依頼ください。」と書いています。施工説明書も「据え付けは、必ずお買い上げの販売店または施工業者にご依頼ください。お客様は据え付けしないでください。」と書いています。固定については「ユニット台に載せて使うときは、本体をしっかり固定する(本体の転倒、落下によるけがのおそれ)」とあり、図には「くさり」「柱など」「フック」の表記があります。
リンナイ:設置時の注意点のページは、デラックスタイプもスタンダードタイプも「専用台にのせて使用の際は、壁のすぐ前に設置し、鎖(注)(専用台に付属)で専用台と壁や柱をつなぐ。また、機器は専用台にねじで固定する」と書き、理由を「機器のうしろに壁がなかったり、鎖のつなぎかたや、ねじの固定が不十分であったりした場合、機器が転倒して、けがをすることがあります。」と説明しています。鎖の本数の注は、デラックスタイプのページでは「(注)別売の専用台DS-54HSF、DS-80HSF およびDS-80MSFは、鎖を必ず2 本使用してください。」、スタンダードタイプのページでは「(注)別売の専用台DS-80HSFおよびDS-80MSFは、鎖を必ず2 本使用してください。」と、対象の台が違います。
鎖で壁などにつなぐという趣旨を文で書いているのは、当サイトが読んだ範囲では日立とリンナイで、パナソニックは図に表記があります。東芝のWebカタログのテキスト版には、この趣旨の文は見当たりませんでした(スタンドの組立の説明書は、当サイトは読んでいません)。
スタンド・台と手持ちの洗濯機の組み合わせは、当サイトは判定できません。日立は「洗濯機・衣類乾燥機・スタンド 組み合わせ検索」、東芝は別売部品のページ、パナソニックは製品ページの「ユニット台との組み合わせ一覧(適合表)」で確かめるか、販売店に聞いてください。
2. 壁や棚の強度
日立:壁に取り付ける場合は壁掛金具 DEW-6 を使い、取扱説明書は「壁が100kg以上の重量に耐えることを確認する。」と書いています。確かめ方の詳細は、壁掛金具の取り付け用説明書を見るよう案内されています。
リンナイ:「造作棚等に本体を設置する場合は、以下の注意点を守り設置する」として、「耐荷重60kg 以上」「棚板は本体寸法より大きくしてください。」「落下しないよう安全に配慮し水平に設置してください。」の3点を挙げています。棚板に下から固定するときのねじは、デラックスタイプのページでは「棚板に下部より固定する場合には、M5 ×(棚板厚+(5〜12mm))のねじを現場手配してください。」、スタンダードタイプのページでは「棚板に下部より固定する場合には、M5×(棚板厚+(25~35mm))のねじを現場手配してください。」と、数字が違います。
リンナイは設置面について、両タイプのページで「水平で安定性のよい丈夫な場所、乾燥機の質量に十分耐え得る場所、騒音や振動が増大しない場所に設置する。水平器を用いて、水平であることを確認する」とも書いています。
参考に、本体の質量です(各社の仕様の表記)。電気式6型番(日立 DE-N60HV 26kg・DE-N50HV 25kg・DE-N40HX 25kg、パナソニック NH-D605 約31kg、東芝 ED-60A4 24kg・ED-45A4 22kg)は22〜約31kg、リンナイの家庭用5シリーズ(RDT-93 42kg・RDT-63 39kg・RDT-80 33kg・RDT-54S-SV 31kg・RDT-31S 24.5kg)は24.5〜42kgです。パナソニックの施工説明書は「運搬は2人で行ってください。」と書いています。当サイトは、この質量と上の強度の数字との関係を計算も解釈もしません。壁や棚がその条件を満たすかどうかは、施工店に確認してください。
3. アースと電源
日立:取扱説明書は、定格15A以上のコンセントを単独で使うよう書き、テーブルタップによるタコ足配線と延長コードの使用も禁じています。アースは「アース端子がない場合」について「アース工事をしてください。電気工事士の有資格者がD種(第3種)接地工事をするよう、法令で定められています。」と書き、ガス管・電話線・避雷針・水栓(蛇口)にはアース線を接続しない(法令などで禁止)としています。
パナソニック:施工説明書は「定格15 A以上・交流100 Vのコンセントを単独で使う」と書きます。アースについては「電気設備技術基準に基づき、電気工事士がD種接地工事をする。」「使用する電源回路に漏電遮断器がない場合は、必ず取り付ける。(法令による規定)」と書き、アース端子がない場合は「工事は販売店に依頼する。」とし、工事費は本体価格に含まれていないと注記しています。
東芝:Webカタログは「必ず15A(アンペア)以上の専用コンセントでご使用ください。」「万一の感電防止のために、必ずアースを付けてください。」と書いています。
リンナイ:カタログは「アース線を確実に取り付けてください。アース線の取り付けに関しては販売店にご相談ください。」と書き、「ガス衣類乾燥機の工事(ガス、電気など)には、専門の資格が必要です。お買上げの販売店、または専門業者にご依頼ください。」と注意しています。
アース端子が部屋にあるかどうか、なければ工事ができるかどうかは、電気工事店か販売店に聞く内容です。
4. 排湿(ガス式)と排水(電気式)
ガス式(リンナイ):Q&Aは「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」と書き、方法を2つ挙げています。壁に穴をあけて、「金属排湿筒を本体の排湿口よりのばし、屋外に面した壁を通して湿気を排出。」する方法と、「乾燥機の近くに窓がある場合は、窓パネルを利用して排湿ホースにより湿気を排出します。」という方法です。窓を使う方法の部材は、窓パネルセット DW-52(適用寸法は高さ600~1,000mm、排湿ホースとセットで使用)と排湿ホース DH-85 で、DH-85 は「口径85mm(延長はできません。なお、パイプフードとの接続もできません。)」と書かれています。カタログは「排湿筒を直接換気扇などに接続しないでください。」とも書いています。
デラックスタイプのページは「防虫網付パイプフードは使用しない」とし、「指定部材ではないパイプフードを使用すると、排湿が阻害され、乾燥性能の低下、機器故障、機器停止、湿気漏れ、カビ、結露の原因になりますので使用しないでください。」と書いています。カタログの設置についてのページにも「防虫網付きパイプフードは使用禁止です。」とあります(この文はタイプを分けずに載っています)。
ガス栓については、Q&Aが「ガス栓は増設可能。工事も約半日で完了します。」と案内し、問い合わせ先を販売店か最寄りのガス会社としています。一方カタログには「条件によっては、設置不可の場合もありますので、詳しくはお買い上げの販売店、または最寄りのガス会社(供給業者)にお問い合わせください。」とあります。排湿のためのダクト工事やガス栓の増設ができるかどうかは、当サイトではなく、ガス会社か販売店に確認する内容です。
電気式の除湿形(日立・パナソニック):湿気を水にして出すため、排水の行き先が要ります。
- 日立:取扱説明書は「排水ホースは乾燥機の底面より低い位置に設置してください。」と書き、途中にたるみがあると排水できず本体から水漏れすることがあるとしています。排水口がない場合は「バケツなどに排水してください。」です。排水量は、木綿の洗濯物を乾燥した場合に、6.0kgで約3.1L(DE-N60HV)、5.0kgで約2.6L(DE-N50HV)、4.0kgで約2.6L(DE-N40HX)と取扱説明書に書かれています。洗濯機に直接排水ホースが接続できるものもあるとして、洗濯機の取扱説明書を見るよう案内しています。
- パナソニック:施工説明書に、排水の例として「下に洗濯機がない場合は、バケツ(容量3 L以上)や排水口に流す」とあります。水漏れの原因になるので、排水ホースの途中を持ち上げない、巻かない、先端を上向きにしたり水につけたりしない、という注意も載っています。
東芝:Webカタログは「本体底部の排気口および排水口をふさがないようにしてください。」と書いています。別売の排水ジョイントセット DJS-1 には「衣類乾燥機とのセット時にお使いください。」とあり、適合表の注1には「衣類乾燥機とセットで使用する際は、別売りの排水ジョイントセット(DJS-1)が必要です。」とあります(注1がどの洗濯機に付くかは、適合表で確かめてください)。東芝の仕様表には乾燥方式の欄が見当たらなかったため、当サイトは東芝を除湿形と書きません。
すき間・換気・置いてはいけない場所
壁や天井からあけるすき間
数字の目的が社ごとに違うため、大小は比べません。
- 日立:取扱説明書は「衣類乾燥機を設置の際は、本体は前面を開放して、背面や左右の壁、天井から4.5cm以上離してください。下面は10cm以上できるだけ大きく離してください。」と書き、同じ項目に、除湿性能が悪くなったり故障の原因になるという理由が添えられています。
- パナソニック:「壁面から離し、換気できる場所に設置する」の図に「4.5 cm以上」が3か所あり、「結露や乾燥時間が長くなるのを防ぐために」と添えられています。収納して設置する場合は「前面を開放し、壁面からの距離は表の寸法以上離す。」「天井には2.5 m3/分の換気扇を付ける」「底面の排気口はふさがない」とあり、表の欄は消防法基準適合(組込形)の可燃物からの離隔距離で、上方4.5cm・後方4.5cm・側方1cm・下方0cmです。
- 東芝:「壁や天井から両側面、背面、上面は5cm以上、下面は15cm以上離して設置してください。」と書いています。
- リンナイ:「防火上必要な離隔距離をとって設置してください。」とし、カタログの数字は、デラックスタイプ(RDT-93・RDT-63)が上方30mm以上・側方30mm以上、スタンダードタイプ(RDT-80・RDT-54S・RDT-31S)が上方45mm以上・側方45mm以上、前方・後方はどちらも0mm以上です。
換気
電気式(日立・パナソニック・東芝)では、換気について次のように書かれています。日立は「使用中は、近くの窓を開けるか、換気扇を回すなどをして換気をよくしてください。」と書き、狭い部屋では湿度が上昇することがあり、温風で室温も上昇するとも書いています。東芝のWebカタログは「除湿タイプは、湿気はあまり出ませんが、室温が上昇しますので、換気をしてください。」と書いています。パナソニックは、窓や換気扇のない場所には設置しないよう書いています。
ガス式では、リンナイが一酸化炭素の注意を書いています。デラックスタイプのページは「ガスの完全燃焼には多量の空気が必要です。」とし、「換気をしないと、不完全燃焼による一酸化炭素中毒のおそれがあります。」と続けます。Q&Aは「運転時には、窓を開けるか換気扇を回すなどして換気してください。」と書いています。
置いてはいけない場所
- 日立:浴室や風雨にさらされる場所など湿気の多い場所には据え付けないとし、「直射日光が当たる場所、40℃以上になる場所、発熱器具のそばには据え付けないでください。」「有機溶剤(ベンジン、シンナーなど)を扱う場所では使用しないでください。」「クローゼット(密閉した収納庫など)では使用しないでください。」
- パナソニック:施工説明書の「次の場所に設置しない」は、凍結のおそれがある場所、直射日光が当たる場所、窓や換気扇のない場所、すべりやすい不安定な場所(ブロックや角材、レンガの上、キャスター付きの台など)です。「水をかけない・水場や湿気の多い場所に置かない」とも書いています。
- 東芝:「クローゼット(収納庫など)のように周囲が囲まれた場所には設置しないでください。乾燥性能が悪くなり故障の原因になります。」
- リンナイ(デラックスタイプのページ):「浴室など高温・多湿の場所には設置しない」「屋内設置専用品は、屋外に設置しない」。ベランダなどは「軒下設置仕様をお選びください。」とし、「冬期凍結の恐れのある場所(-10℃未満)には設置しないでください。」とあります。
- リンナイ(スタンダードタイプのページ):「浴室など高温・多湿の場所や風雨にさらされる場所(ベランダ設置を除く)には設置しない」「ベランダや軒下など屋外で使用する場合は、機器の上方に必ずひさしのような屋根を設け、別売の排湿トップ(DT-54NF)を取り付ける」。このページには凍結の文は見当たりませんでしたが、カタログの設置についての注意書きも、冬期凍結の恐れのある場所(−10℃未満)には設置しないよう書いています。
- リンナイ(両タイプのページ共通):「棚の下など落下物などのおそれのある場所には設置しない」「綿ぼこりの多い場所には設置しない」「ベンジン・シンナー・ガソリンなどの揮発性引火物を使用する場所には設置しない」。ベランダや軒下など屋外で使う場合、機器が雨線内(軒先から45°の範囲内)に収まらないときは、本体保護カバーを必ず取り付けるよう書いています。
隣家への配慮(ガス式)
リンナイのデラックスタイプのページは「パイプフードからの多量の水蒸気や音などが、隣家の迷惑になるような場所では使用しない」とし、「騒音・におい(柔軟剤や洗剤など)・結露の原因になりますので、隣家・寝室などに配慮した設置場所を選定してください。」と書いています。スタンダードタイプのページも、カッコ内の例示(柔軟剤や洗剤など)がない以外は同じ文です。
洗濯機の上に載せるとき
洗濯機の上に載せたい人が確かめる点を、公式の文言で並べます。洗濯機と台の組み合わせは、当サイトは判定しません。洗濯機そのものの置き場所(防水パンの内寸・上方の高さ・奥行など)の測り方は、公開済みの「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所|「蛇口・防水パン・搬入幅」の3つでは足りません」にまとめています。
- リンナイ:別売の専用台のオプションのページに「縦型洗濯機の一部の機種は設置できない場合があります。蓋を開けた時の寸法をご確認の上、設置してください。」とあります。専用台 DS-54HSF は、デラックスタイプのページでは「RDT-63シリーズに対応。RDT-93シリーズを設置する場合はDS-80HSFをお選びください。」、スタンダードタイプのページでは「RDT-54シリーズ、RDT-31Sシリーズに対応。RDT-80シリーズを設置する場合はDS-80HSFをお選びください。」と書かれています。カタログには「専用台(高・中)を使用する場合は、専用台の後方に補強用筋交いがあるため、専用台の下に設置する洗濯機や収納ラック等の位置にご注意ください。」「専用台の設置する場所に洗濯機パン等がある場合は、専用台の脚の大きさと洗濯機パン等の大きさや位置にご注意ください。」という注意もあります。
- 東芝:Webカタログの別売部品の欄に「AW-12VP4・10VP4・10GM3、2槽式(本体幅766mm以上)には対応しておりません。」とあります。また「全自動洗濯機AW-7GM4・6GA4・5GA4・45GA4には、ED-60A4をドライヤースタンド直付タイプで取り付けないでください。」(原文の先頭の印「★」は省きました)とあります。防水パンについては「防水パンに洗濯機を設置する場合は、スタンドも防水パン内に設置してください。スタンドを防水パン外に設置する場合、防水パンの種類によっては設置できないことがあります。」(注2)、「防水パン内にスタンドを設置する場合は、防水パンの幅(内寸)は650mm以上必要です。」(注5)と書かれ(注3・注4は、特定の洗濯機の防水パン使用時や脚幅についての数字です)、「ドライヤースタンドと全自動洗濯機、2槽式洗濯機は水平な同じ床面に置いてください。」ともあります。東芝の適合表の○と使用不可の対応は、当サイトは読めていません。
- 日立:スタンド・ユニット台に載せる場合の注意として、取扱説明書は「スタンド(ユニット台)に載せて使用の際は、壁のすぐ前に設置し、くさり(スタンドに付属)にて壁や柱につないで、乾燥機本体はスタンド(ユニット台)にねじで固定する」と書いています。洗濯機との組み合わせは、公式の組み合わせ検索で確かめます。
- パナソニック:図に「ふたを開けたときに、ユニット台に当たらないようにする」とあります。組み合わせは製品ページの適合表で確かめます(当サイトは適合表を読めておらず、ユニット台の型番は書きません)。
デメリットと、買わなくてよい人
- ガス式は排湿のためのダクト工事が必要です。ガス栓の増設についても、リンナイのカタログは条件によっては設置不可の場合もあると書いています。
- 電気式は、日立がアース端子がない場合のD種接地工事を、パナソニックが電気工事士によるD種接地工事を書いています。除湿形は排水の行き先も要ります。
- 日立はスタンドか壁掛金具、東芝は専用ドライヤースタンド、パナソニックはユニット台、リンナイは専用台を、いずれも別売りと案内しています。壁や棚の強度の確認は施工店に頼む内容です。
次のどれかに当てはまる人は、買わなくてよいと当サイトは考えます。公式の文言からすると、工事か追加の用意が前提になるためです。
- アース端子がなく、アース工事も頼めない部屋の人。日立・パナソニックはアース工事を電気工事士が行うと書いています。
- 排湿も排水も用意できない部屋の人。ガス式は排湿のためのダクト工事、日立・パナソニックの除湿形は排水ホースの行き先が要ります。
- 隣家の窓がすぐ近くにあり、ガス式のパイプフードの音や水蒸気を避けられない人。リンナイ自身が、隣家に迷惑になる場所では使用しないよう書いています。
- いまの洗濯機と部屋干しで困っていない人。置き場所・台・工事の手間に見合いません。
よくある質問
Q1. 洗濯機の上に載せられますか?
当サイトは判定しません。洗濯機との組み合わせは、日立の組み合わせ検索、東芝の別売部品のページ、パナソニックの適合表で確かめるか、販売店に聞いてください。
Q2. 壁や棚は何kgに耐えれば足りますか?
公式の数字は条件つきで2つあります。日立は壁掛金具 DEW-6 を使う場合に「壁が100kg以上の重量に耐えることを確認する。」と書き、リンナイは造作棚等に設置する場合に「耐荷重60kg 以上」を挙げています。当サイトは本体の質量との計算をしません。施工店に確認してください。
Q3. アース端子がないときはどうなりますか?
日立は電気工事士の有資格者がD種(第3種)接地工事をするよう法令で定められていると書き、パナソニックは工事を販売店に依頼するよう書いています。電気工事店か販売店に相談します。
Q4. 排湿や排水は、工事なしでできますか?
ガス式のリンナイは「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」と書いています。日立とパナソニックの除湿形は排水ホースの行き先が要り、東芝は本体底部の排気口と排水口をふさがないよう書いています。ガス会社か販売店、施工店に確認してください。
まとめ:確かめる4つは、公式が書いています
別置きの衣類乾燥機を置く前に確かめるのは、台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水の4つです。数字は、日立が壁掛金具を使うとき壁が100kg以上の重量に耐えることの確認、リンナイが造作棚に置くとき耐荷重60kg 以上で、東芝は専用ドライヤースタンドを使うよう書いています。ガス式のリンナイは排湿のためのダクト工事が必要で、日立・パナソニックの除湿形は排水ホースの行き先が要ります。置けるかどうか、壁や棚が耐えるかどうかは、当サイトは判定しません。販売店・施工店(ガスはガス会社、アースは電気工事店)に確認してください。
確認には、置きたい場所の高さ・幅・奥行、近くのコンセントとアース端子の有無、窓や排水口の位置のメモが役に立ちます。選び方の全体は、このシリーズの「別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に」と「別置きの衣類乾燥機の選び方|ガス式(乾太くん)と電気式3社を公式仕様で比較」で扱います。
衣類乾燥機のシリーズ(全7本)
- 別置きの衣類乾燥機の選び方|ガス式(乾太くん)と電気式3社を公式仕様で比較
- リンナイ「乾太くん」の機能を公式情報で解説|「1時間で乾く」の条件とデラックス・スタンダードの違い
- 衣類乾燥機を置く前に確かめる4つ|台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水を公式の文言で確認(この記事)
- 電気の衣類乾燥機3社の機能を公式情報で解説|日立・パナソニック・東芝の6機種
- 衣類乾燥機の「6kg」「消費電力」「1回あたり」の読み方|捨てるときに料金がかかる理由も
- 別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に
- 衣類乾燥機の新製品(2026年9月発売)|リンナイ「温水式乾太くん」RDO-60・RDO-90
注記(測定条件)
- 壁の強度:日立の「壁が100kg以上の重量に耐えることを確認する。」は、壁掛金具 DEW-6 を使って壁に取り付ける場合の取扱説明書の文です(DE-N60HV・DE-N50HV 版は P.36、DE-N40HX 版は P.30)。
- 棚の強度:リンナイの「耐荷重60kg 以上」は、造作棚等に本体を設置する場合の注意点で、デラックスタイプ・スタンダードタイプの両方のページにあります。
- 質量:各社公式の仕様の表記です(パナソニックは「約31kg」)。
- 日立の排水量:木綿の洗濯物を乾燥した場合の取扱説明書の表記です。DE-N40HX の約2.6Lは表記のままで、DE-N50HV と同じ数字です。
- すき間:日立は本体の前面を開放した場合の距離、パナソニックは図の寸法と、収納して設置する場合の消防法基準適合(組込形)の可燃物からの離隔距離、東芝は設置についてのご注意の距離、リンナイは防火上必要な離隔距離(カタログ)です。目的が違うため、大小の比較はしていません。
- リンナイの型:デラックスタイプは RDT-93・RDT-63 シリーズ、スタンダードタイプは RDT-80・RDT-54S-SV・RDT-31S シリーズです。設置条件の文はタイプごとに違うため、引用のたびにタイプを書きました。
- 引用:行頭の「●」「■」などの記号とPDFの改行は省いています。
出典(確認日:2026年10月1日)
- 日立 DE-N60HV・DE-N50HV 取扱説明書(公式サイト掲載・PDF)
- 日立 DE-N40HX 取扱説明書(公式サイト掲載・PDF)
- 日立 洗濯機・衣類乾燥機・スタンド 組み合わせ検索
- パナソニック NH-D605 製品ページ
- パナソニック NH-D605 施工説明書(PDF)
- 東芝 公式Webカタログ「洗濯乾燥機/洗濯機/衣類乾燥機 2026-3号」テキスト版 P.20
- 東芝 洗濯機・衣類乾燥機 別売部品
- リンナイ ガス衣類乾燥機Q&A
- リンナイ デラックスタイプ 設置時の注意点
- リンナイ スタンダードタイプ 設置時の注意点
- リンナイ デラックスタイプ オプション品
- リンナイ スタンダードタイプ オプション品
- リンナイ ガス衣類乾燥機カタログ(PDF)


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