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この記事では、家庭用精米機を作っている象印マホービン・タイガー魔法瓶・アイリスオーヤマの3社を、各社の現行機(象印BR-WB10・タイガーRSF-A100・アイリスオーヤマRCI-C5-C)で比べます。数値はすべて各社の公式サイト・取扱説明書によるもので、当社は3機種とも実機を持っていません(確認日はすべて2026年9月26日)。
精米機が担当するのは、炊飯器で炊く前に「玄米をどれだけ磨くか」という工程です。ご飯そのものの炊き方を比べたい方は、「炊飯器のメーカーはどこがいい? 8社の違いを94シリーズの実数で比較」をご覧ください。
まず答え:3社まるごと1枚表

| 象印 BR-WB10 |
タイガー RSF-A100 |
アイリスオーヤマ RCI-C5-C |
|
|---|---|---|---|
| 方式(公式の呼び方) | 圧力式 | 変速かくはん式精米(3段階) | かくはん式 |
| 精米できる量 | 1合〜1升(10合) 玄米170〜1700g |
玄米165〜825g (付属カップ1〜5杯) |
0.18L(1合)〜0.9L(5合) |
| 消費電力(定格) | 255/285W | 300W | 250W |
| 連続運転の上限 | 合わせて30分まで | 10分以内・くり返す時は1時間あける | 10分以上連続させない |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 21×43.5×40cm | 22.7×30.1×23.6cm | 21.0×30.8×22.6cm (公式は幅210×奥行308×高さ226mm) |
| 質量 | 約11kg | 約3.6kg | 3.6kg |
| 精米度の段数(物差しが違う) | 15段階 (3分づき〜上白米) |
3段階 (3分・5分・7分) |
3段階 (3・5・7ぶづき) |
| 保証・部品保有 | 1年間 製造打ち切り後6年間 |
1年間(消耗品除く) 製造打ち切り後5年間 |
1年間(消耗品除く) 製造打ち切り後5年間 |
| 生産国 | 中国 | 日本 | 公式で確認できず |
| 価格 | オープン価格 公式¥52,580(税込) |
オープン価格 公式¥31,900(税込) |
公式¥21,800(税込) |
迷ったらこの3行
- 1升(10合)までまとめて精米したい → 象印BR-WB10(この記事で比べた3機種のうち、1升まで対応するのはこの1台)
- 日本で生産された機種を選びたい → タイガーRSF-A100(この記事で比べた3機種の中では唯一、製品ページの仕様に「生産国 日本」と表示。象印は取扱説明書一覧に「生産国 中国」の表示があります)
- 普段の銘柄に合わせて精米したい → アイリスオーヤマRCI-C5-C(41銘柄を検証したという公式の説明あり)
この記事の根拠
表の数値は、象印・タイガー・アイリスオーヤマ3社の公式サイトと取扱説明書PDFで確認したものです(確認日:2026年9月26日)。電気代は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×31円/kWh」で当社が計算したもので、実測値ではありません。当社はこの3機種を含め、精米機の実機を1台も持っていません。
表の項目は、寸法・質量・保証年数など、公式の資料にそのまま書かれている数字だけを使っています。当社が独自に採点した項目はありません。
保証期間はいずれも1年間ですが、タイガーとアイリスオーヤマの取扱説明書は消耗品を保証の対象外と明記しています。象印も保証書に、保証期間内でも有料になる場合として「消耗品などの交換」を挙げています。
精米機を作っているのはこの3社だけではありません。山本電気・ツインバード・エムケー精工にも現行機があります(このあとの「ほかの会社にも精米機があります」で触れます)。
選び方の講義(3分だけ)

そもそも精米とは
象印の取扱説明書は「玄米から『ぬか層』と『胚芽』を取り除いたものが白米です。」と説明しています。精米機は、この「ぬか層」と「胚芽」を削り取る家電です。どれだけ削るかを選べるのが「分づき」の段数で、削らないほど玄米に近く、削るほど白米に近くなります。
方式の名前は各社ばらばら
精米の方式の呼び方は、各社の公式表記のままだと統一されていません。象印は「お米屋さんの本格精米『圧力式』」、タイガーは「変速かくはん式精米」、アイリスオーヤマは公式ストアの仕様欄で「かくはん式」と表記しています。当社はこの3つの方式のどれが優れているかを判定しません。
量の単位も「合」「g」「L」でばらばら
精米できる量の単位も、社によって違います。象印は「合」と「g」の両方(1合〜1升(10合)/玄米170〜1700g)で表記し、タイガーは「g」だけ(玄米165〜825g)で表記しています。アイリスオーヤマは、取扱説明書と公式ストアでは精米容量の表記で合を先に書き(0.18〜0.9Lを括弧で添える)、製品ページではLを先に書いています(1合〜5合を括弧で添える)。単位が違う数値を横に並べるときは、この違いを踏まえてください。
タイガーの1〜5カップという表記は付属の計量カップの単位で、公式仕様には「165-825g」という重さもあわせて示されています。参考までに、象印の取扱説明書には1合〜10合の換算表があり、白米1合150g・10合1500g(玄米1合170g・10合1700g)と書かれています。
1升機と5合機では、重さと奥行がこれだけ違う
公式の数値を並べると、1升(10合)まで精米できる象印BR-WB10は約11kg。5合までのタイガーRSF-A100とアイリスオーヤマRCI-C5-Cは、それぞれ約3.6kgです。11kg÷3.6kg=約3倍で、1升機は5合機のおよそ3倍の重さになります。奥行も象印43.5cmに対し、タイガー30.1cm・アイリスオーヤマ30.8cmで、象印はタイガーより13.4cm、アイリスオーヤマより12.7cm長くなります。なお消費電力は象印255/285W・タイガー300W・アイリスオーヤマ250Wで、250〜300Wの範囲にほぼ収まっています。
精米時間は、条件が違うので並べて比べない
精米にかかる時間は、社によって計測の条件が違うため、単純に順位をつけることができません。象印の公式仕様は「1700g の玄米を精米する場合」で約10〜11分(50/60Hz)、タイガーの製品ページにある「165秒」は取扱説明書の目安表で白米コースの5合のときの数字、アイリスオーヤマの製品ページは「1合〜5合」の幅で示しています。玄米か白米か、量、コースの種類がそれぞれ違うため、この3つの数字は同じ土俵で比べられません。
同じ社の中でも、コースによって時間は変わります。象印はコース別に(50/60Hz)、白米約11/約10分(1700gの玄米を白米に精米した場合の目安)、7分づき約11/約10分、5分づき約10/約9分、3分づき約10/約9分、上白米約11/約10分、胚芽約10/約9分、白米フレッシュ約8/約7分(1500gの白米)です。
タイガーはコース別に(1合/5合)、白米:2分00秒/2分45秒、胚芽:2分30秒/3分10秒、7分:1分20秒/2分00秒、5分:1分00秒/1分30秒、3分:40秒/1分10秒、もち米:1分45秒/2分15秒、古米みがき:30秒/1分00秒、やわらか玄米:30秒/30秒、白米強め:2分30秒/3分10秒、無洗米(白米から):4分00秒/4分00秒、無洗米(玄米から):6分25秒/6分55秒です。
アイリスオーヤマは1合〜5合の幅で、白米(標準)約2分〜5分30秒、無洗米約3分30秒〜7分、白米みがき約15秒〜45秒、胚芽米約1分〜2分、3ぶづき約30秒〜1分30秒、5ぶづき約45秒〜2分、7ぶづき約1分〜3分、純白米約2分30秒〜6分です。
ぬかの後始末と連続運転の制限
象印の取扱説明書には、米ぬかを放置しないこと(カビや虫の発生を防ぐため)、米ぬかをホッパーに戻さないこと、ホッパーに玄米を放置しないこと、連続で使用する場合は合わせて30分までとすること、強い光の近くで使わないこと(光センサーがあるため)、もみ・麦・発芽玄米は精米できないこと、米の貯蔵用に使わないことが書かれています。なお取扱説明書に出てくる「ホッパー」は、精米前の玄米を入れておく部分のことです。
タイガーの製品ページは「本体内部にぬかを残さないので、虫やカビの発生の心配がありません。」と説明し、精米かごごと取り出せる「一体取出しぬかボックス」を備えています。それでも取扱説明書には「お米や米ぬかは、使用後すぐに別の容器に移し、きれいに取り除く。虫が発生するおそれ。」「連続運転は10 分以内にし、くり返し使うときは1 時間以上、間隔をあける。」と書かれています。
アイリスオーヤマの取扱説明書は「10分以上連続して運転しないでください。」としています。保護装置が働いたときは「電源プラグを抜き、30〜60分ほどお待ちください。」とも説明しています。製品ページには「5合連続精米可能」「(純白米、無洗米コースを除く)」ともあります。
精米したお米の保存
農林水産省は「精米して時間がたつほど味が落ちるので、1か月くらいが目安になります。」と説明しています(令和6年更新)。当社は味を測定していません。
3社を1社ずつ紹介

象印マホービン——精米度を15段階から選べる
象印マホービンの精米機は、精米度を細かく選べることが特徴です。BR-WB10の製品ページには「3分づき~上白米まで、好みに合わせて精米度を15段階から選択できます。」とあります。方式は公式で「お米屋さんの本格精米『圧力式』」と呼ばれています。
圧力式のしくみについて、象印は「お米どうしをこすり合わせながらやさしくぬかを取るため、お米に傷がつきにくく、つやと透明感のある仕上がりになります。」と説明しています。
看板機能のひとつが「胚芽」コースです。製品ページは「ビタミンEとビタミンB1が豊富な胚芽の部分を残して精米します。」と説明し、「※ お米の銘柄、状態によって胚芽の残存率は異なります。」とも注記しています。取扱説明書はさらに「玄米からぬか層と胚芽を約5割取り除き、ぬか層と胚芽を適度に残した米にします。(市販の胚芽米にはなりません。ぬか層も少し残ります。)」と説明しています。もうひとつの「白米フレッシュ」コースについて、象印は「お米は精米された瞬間から酸化が始まり、風味が落ちていきます。市販の白米でもお米の表面を軽く削ることにより、鮮度を取り戻します。」と説明しています。
精米できる量は、公式仕様に玄米170〜1700gと書かれています。白米150〜1500gは取扱説明書の「玄米(170~1700g)・白米(150~1500g)を入れてください。」による数字です。1升(10合)というのは、この玄米1700g・白米1500gに対応する表記です。
気になる点:本体質量は約11kg、置き場所には奥行43.5cmが必要です。この記事で比べた3機種の中ではいちばん重く、奥行もいちばん長くなります。取扱説明書には「製造打ち切り後 6年間」補修用性能部品を保有すると書かれており、ブラシ(部品番号BG499001G-00)について「●損傷した場合は、新しい部品と交換(有料)してください。」ともあります。象印の部品販売サイト(象印パーツダイレクト)では、このブラシ(BG499001G)を264円(税込・2026年9月26日確認)で購入できます。交換の目安となる使用期間は当社では確認できませんでした。象印の取扱説明書一覧には、BR-WB10を含む9機種が並んでおり、過去の型番は8機種(1998〜2017年発売)です。現在、製品情報ページがあるのはBR-WB10だけです。
こんな人向け:1升(10合)までまとめて精米したい人、精米度を細かく調整したい人。
タイガー魔法瓶——かくはんの速さを3段階で変える
タイガーの精米機の特徴は、かくはんの速さを調整できることです。製品ページは「3段階※で回転数を調整するDCモーターにより、お米へのムダな負荷を軽減。」と説明し、「1段階:速度を上げてしっかり精米 2段階:少し速度を落として長めに精米 3段階:ゆっくりした速度でていねいに仕あげ」としています(※白米、胚芽、もち米、白米強めコース時)。方式は公式で「変速かくはん式精米」と呼ばれています。取扱説明書に並ぶコースは、3分/5分/7分/胚芽/白米/無洗米(玄米から)/無洗米(白米から)/白米強め/やわらか玄米/古米みがき/もち米で、製品ページの表記は「全10コース」です。
ぬかの後始末のしやすさも看板のひとつです。製品ページは「本体内部にぬかを残さないので、虫やカビの発生の心配がありません。」と説明しており、精米かごごと取り出せる「一体取出しぬかボックス」を備えています。
気になる点:一度に精米できるのは玄米で約165〜825g(1〜5カップ)までです。象印の1升(10合)とくらべると小さめの容量です。タイガーのニュースリリースによると、2016年9月1日発売の機種です。精米かご(RSF1040・¥3,300)・精米はね(RSE1004・¥990)・ふた(RSF1023・¥550)・ぬかボックス(RSF1011・¥1,320)・計量カップ(RSC1215・¥330、いずれも税込)は、取扱説明書に「消耗品です」とある部品で、公式パーツショップで購入できます。
こんな人向け:1回に5合(825g)くらいまでの量で足りる人、日本で生産された機種を選びたい人(製品ページの仕様に「生産国 日本」と表示)。なお同じタイガーの精米機カテゴリには生産終了品のRSE-A100があります(公式の表示は「生産終了品」)。
アイリスオーヤマ——銘柄に合わせて精米する
アイリスオーヤマの精米機の特徴は、銘柄に合わせて精米度を調整できることです。製品ページは「41銘柄について何度も何度も検証を重ね、それぞれに最適な精米を行うこれまでにない機能を搭載しました。」と説明し、さらに「本体に表示されている銘柄以外にも、32銘柄のお米に合わせた精米が可能です。」「※表にない銘柄は『銘柄選択』を押さずに精米してください。」とあります。公式ストアの仕様欄にも「◆お米の味わいを最大限引き出す41銘柄対応」とあります。方式は公式ストアの仕様欄で「かくはん式」と表記されています。本体の銘柄ボタンを押すたびに、6つの銘柄(こしひかり・あきたこまち・つや姫・ゆめぴりか・ヒノヒカリ・ひとめぼれ)と消灯(標準)が切り替わります。取扱説明書の銘柄選択表は、41銘柄をこの6つのどれで精米するかを示しています。
精米かごにも工夫があります。製品ページは「銘柄純白づきの精米カゴの内側には、これまでの精米機にはない突起がついています。」と説明し、公式ストアは「特許技術ディンプルメッシュ構造(特許第6546119号)」と紹介しています。「5合連続精米可能」「(純白米、無洗米コースを除く)」ともあります。
気になる点:容量は0.18L(1合)〜0.9L(5合)で、タイガーと同じく象印の1升(10合)より小さめです。取扱説明書は「10分以上連続して運転しないでください。」としています。公式ストアには「●2025年7月22日リニューアルしました。・定格消費電力310W→250W ・定格運転時間15分→10分」と書かれています。
こんな人向け:普段炊く銘柄が決まっていて、その銘柄に合わせて精米したい人。なお旧型のRCI-A5は公式ストアで「販売終了もしくは商品未登録」の表示があり、この記事では現行のRCI-C5-Cだけを紹介しています。
ほかの会社にも精米機があります
象印・タイガー・アイリスオーヤマの3社以外にも、家庭用精米機を作っている会社があります。山本電気には5合の「YE-RC52」「MB-RC52」、2合の「YE-RC21A」などがあります。ツインバードには1〜5合の「精米御膳(MR-E751W)」「EMR-EG55W」、1〜4合の「EMR-EE21W」があります。2026年8月21日に発表されたツインバードのリリースには、4合精米機「MR-E522W」について見出しで「2026年9月4日発売予定」と書かれています。エムケー精工には、0.5〜2合の小型機(SM-201・SM-200C・SMH-201Wなど)と、最大5カップの「新鮮風味づき」(SM-500W)があります。当社はこれらの機種の性能を、この記事の3社と比べていません。
東芝と山善については、公式サイトで現行の家庭用精米機を見つけられませんでした(無いとは言い切れません)。また象印・タイガー・アイリスオーヤマの3社の公式サイトでは、2026年に入ってからの精米機の新製品ニュースを見つけられませんでした。2026年の新着情報はシリーズ7本目でまとめます。
置く前に確認したいこと:電源コードの長さ
電源コードの長さも、この記事で比べた3機種で違います。象印は1.5m、タイガーは約1.4m、アイリスオーヤマは約1.0mです。コンセントから離れた場所に置く場合は、延長コードが必要になることがあります。表の寸法とあわせて、置き場所を決める前に確認してください。
電気代(当社試算)

精米1回あたりの電気代は、次の式で計算できます(当社の試算です)。
消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 31円/kWh
単価の31円/kWhは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が「よくある質問 Q&A」で「なお、現在の目安単価は、令和4年7月22日に改定された31円/kWh(税込)です。」と説明している数字です。
各社の定格消費電力とカタログ上の精米時間をこの式に当てはめると、1回あたりの電気代は次のようになります(当社計算・公称値)。
- 象印BR-WB10(50Hz・255W・約11分・1700gの玄米):約1.4円
- 象印BR-WB10(60Hz・285W・約10分・1700gの玄米):約1.5円
- タイガーRSF-A100(300W・165秒・白米コース5合):約0.4円
- アイリスオーヤマRCI-C5-C(250W・5分30秒・白米(標準)の上限):約0.7円
週に3回、1年間(52週)使うと想定すると、年間では象印(50Hz)約226円、タイガー約66円、アイリスオーヤマ約111円になります。これは当社が公称値から計算した試算であり、実際に測定した数値ではありません。
用途別おすすめ(3択)

この記事で比べた3社の中から、目的別に選ぶならこの3台です。
- 1升(10合)までまとめて精米したい人:象印BR-WB10 —— 15段階の精米度調整があり、製品ページは「胚芽」コース・「白米フレッシュ」コースと紹介しています(取扱説明書ではいずれも5分づきと同じダイヤル位置)。
- 1回5合前後で足り、日本で生産された機種を選びたい人:タイガーRSF-A100 —— 変速かくはん3段階と、消耗品が公式パーツショップで購入できる点が特徴です。
- 銘柄に合わせて精米したい人:アイリスオーヤマRCI-C5-C —— 本体の銘柄ボタンで選べる6銘柄と、取扱説明書の銘柄選択表(41銘柄)があります。
条件が合わない人の逃がし先:
- 何合機を選べばいいか迷っている → シリーズ5本目「精米機の「合・g・L」表示を読み解く:容量・連続運転・電気代・保存の比べ方」
- 結局どの会社にするか、結論だけ知りたい → シリーズ6本目「精米機は、この合数ならこの会社? 象印・タイガー・アイリスオーヤマを公式の数字で当サイトが選ぶ結論」(結論編)
買わなくてよい人
精米機を買わなくてよい人もいます。
- スーパーやお米屋さんで、そのつど好みの精米度に仕上げてもらえる人
- 1か月に食べる量が少なく、精米してから時間がたっても気にならない人
- この記事で比べた3機種のどれも置くすきまがない人(3機種の中でいちばん小さい寸法でも、幅は象印・アイリスオーヤマがともに約21cm、奥行はタイガーがいちばん短い約30.1cm、高さはアイリスオーヤマがいちばん低い約22.6cmです)
- 玄米のまま保存・調理することに慣れていて、困っていない人
これらに当てはまる場合は、無理に購入する必要はありません。
精米機シリーズの目次(全7本)
精米機シリーズ(全7本)/この記事は1本目です
結論編(6本目)では、この記事の1枚表をあらためて使います。
よくある質問
Q. 精米機は何合まで精米できますか?
A. この記事で比べた3社では、象印BR-WB10が1合〜1升(10合)、タイガーRSF-A100が玄米約165〜825g(1〜5カップ)、アイリスオーヤマRCI-C5-Cが0.18L(1合)〜0.9L(5合)です。1升(10合)まで対応するのは、この3機種の中では象印BR-WB10だけです。
Q. 精米にかかる時間はどれくらいですか?
A. 条件によって変わるため、単純には比べられません。象印は1700gの玄米を白米コースで精米する場合に約10〜11分、タイガーは白米コース・5合で165秒(2分45秒)、アイリスオーヤマは1合〜5合の白米(標準)で約2分〜5分30秒です。
Q. 精米機の電気代はいくらですか?
A. 定格消費電力とカタログ上の精米時間から当社が計算すると、1回あたり象印約1.4〜1.5円、タイガー約0.4円、アイリスオーヤマ約0.7円です(公称値からの試算で、実測値ではありません)。
Q. 精米したお米はどれくらい保存できますか?
A. 農林水産省は「精米して時間がたつほど味が落ちるので、1か月くらいが目安になります。」と説明しています。当社は味を測定していません。
Q. 象印・タイガー・アイリスオーヤマ以外にも精米機はありますか?
A. あります。山本電気・ツインバード・エムケー精工にも家庭用精米機があります。当社はこの3社の性能を、記事の3機種と比べていません。
まとめ
- 1升(10合)までまとめて精米したいなら、この記事で比べた3機種の中では象印BR-WB10だけが対応しています。
- 1回5合前後で足りるなら、タイガーRSF-A100(日本生産)かアイリスオーヤマRCI-C5-C(銘柄選択)が候補になります。
- 精米時間は社によって条件が違うため、単純に比べられません。
- 電気代は1回あたり約0.4〜1.5円(当社計算・条件は機種ごとに異なります)で、いずれも1回2円未満です。
- 象印・タイガー・アイリスオーヤマ以外にも、山本電気・ツインバード・エムケー精工に精米機があります。
まず、置き場所の幅と奥行を測ってください。象印BR-WB10は幅21×奥行43.5×高さ40cmで、この記事で比べた3機種の中でいちばん奥行が長い機種です。幅だけで見ると、タイガーRSF-A100が22.7cmでいちばん広くなります。寸法を測ってから、この記事の1枚表と見比べてください。
注記:数字の細かい条件
- 精米時間は、象印が「1700g の玄米を精米する場合」、タイガーが白米コース5合のとき、アイリスオーヤマが1合〜5合の幅の数字です。測定条件が違うため、3社の数値を1本の順位表にしていません。
- タイガーの精米コースは、取扱説明書に11個のコース名が並んでいますが、製品ページの表記は「全10コース」です。数え方の違いは公式で確認できませんでした。
- アイリスオーヤマRCI-C5-Cの寸法は、公式表記(幅210×奥行308×高さ226mm)をセンチメートルに換算した数値(21.0×30.8×22.6cm)です。
- 電気代の試算は、各社が公表する定格消費電力とカタログ上の精米時間を使った当社計算で、実測値ではありません。単価は31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会・令和4年7月22日改定)です。
- アイリスオーヤマRCI-C5-Cの発売時期は、公式で見つけられませんでした(公式ストアには「2025年7月22日にリニューアルした」という表記があります)。
- アイリスオーヤマRCI-C5-Cの色名は、この記事では書いていません。公式サポートページと公式ストアで色名とJANコードの対応が食い違っているためです。
- 当社は3機種とも実機を持っていません。すべて各社公式ページ・取扱説明書による情報です(確認日2026年9月26日)。
- 確認できなかったこともあります。象印のブラシ(BG499001G-00)の交換の目安となる使用期間(価格は象印パーツダイレクトで264円・税込を確認)、アイリスオーヤマの生産国です(象印は「中国」、タイガーは「日本」と公式に表記があります)。「見つけられなかった」であり、「無い」という意味ではありません。
出典
- 象印マホービン「BR-WB10 製品ページ」(確認日 2026年9月26日)
- 象印マホービン「BR-WB10 取扱説明書」(確認日 2026年9月26日)
- 象印マホービン「家庭用精米機の取扱説明書一覧」(確認日 2026年9月26日)
- 象印ダイレクト「BR-WB10」価格ページ(確認日 2026年9月26日)
- 象印パーツダイレクト「ブラシ(BG499001G)」価格ページ(確認日 2026年9月26日)
- タイガー魔法瓶「RSF-A100 製品ページ」(オンラインストア価格表示を含む)(確認日 2026年9月26日)
- タイガー魔法瓶「RSF-A100 取扱説明書」(確認日 2026年9月26日)
- タイガー魔法瓶「RSF-A100 ニュースリリース」(確認日 2026年9月26日)
- タイガー魔法瓶 公式パーツショップ「RSF-A100用消耗品」(確認日 2026年9月26日)
- アイリスオーヤマ「銘柄純白づき精米機 製品ページ」(確認日 2026年9月26日)
- アイリスオーヤマ「RCI-C5-C 取扱説明書」(確認日 2026年9月26日)
- アイリスオーヤマ公式ストア「米屋の旨み 銘柄純白づき」(確認日 2026年9月26日)
- 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問 Q&A」(確認日 2026年9月26日)
- 農林水産省「お米はどのくらい保存できるのか教えてください。」(確認日 2026年9月26日)
- ツインバード「4合精米器(MR-E522W)」ニュースリリース(確認日 2026年9月26日)
- 「炊飯器のメーカーはどこがいい? 8社の違いを94シリーズの実数で比較」(確認日 2026年9月26日)
当社はこの記事で紹介した象印BR-WB10・タイガーRSF-A100・アイリスオーヤマRCI-C5-Cを含め、精米機の実機を1台も持っていません。すべて各社公式サイト・取扱説明書の確認にもとづいています。


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