アイロボット(ルンバ)の機能|AutoEmptyとAutoWashは何が違う?

ロボット掃除機

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「AutoEmpty」「AutoWash」「Dirt Detect」——アイロボットの製品ページにはカタカナの機能名がたくさん出てきて、結局どれが何をしてくれる機能なのか分かりにくいと思います。この記事はアイロボット(ルンバ)の看板機能を1つずつ「何をする機能か」から説明する回です。当サイトは2026年9月18日にアイロボット公式サイト(www.irobot-jp.com)と公式オンラインストア(store.irobot-jp.com)を開き直し、現行ラインアップの特長ページと製品仕様を読み直しました。

先に3行で

  • アイロボットは吸引力をPa(パスカル)の数値で公表していません。「最大◯倍」という表現だけを使いますが、比較対象が機種で違います。Mini・105 Comboなど4機種は「Roomba 600シリーズ比」、Max 715 Vac・Max 775 Combo・Plus 515 Comboの3機種は「105 Combo比」で、「70倍」と「4倍」を並べて強さを比べることはできません
  • 「AutoEmpty」はゴミの自動収集だけ、「AutoWash」はゴミ収集に加えてモップの洗浄・乾燥まで行う機能です。同じAutoWashでも、温水洗浄・温風乾燥と温度を公式が明記している機種(Plus 515 Combo・Max 775 Combo)と、仕様表の乾燥が「送風乾燥」で温度の記載が無い機種(Plus 405 Combo)があります
  • 現行ラインアップは「Roomba」「Roomba Plus」「Roomba Max」の3系列7機種。このうちPlus 515 Combo・Max 715 Vac・Max 775 Comboの3機種だけに、メーカー保証が計3年になる「ルンバプレミアム特典」(公式ストア・認定販売店での購入とユーザー登録が条件)が付きます(Plus 405 Comboには付きません)

このシリーズ(ロボット掃除機・全7回)の目次

ロボット掃除機の記事は7本で1組。これは2本目です。

  1. ロボット掃除機の選び方|アイロボット・ロボロック・エコバックス・Eufy・SwitchBot 5社13機種を比較する
  2. アイロボット(ルンバ)の機能(この記事)
  3. Anker(Eufy)のロボット掃除機の機能
  4. ロボット掃除機が通れる高さと、基地を置く場所
  5. ロボット掃除機の維持費|純正品の価格・交換目安を3機種で確認
  6. 基地に任せる段ごとに、第1の1台を言い切る(結論編)
  7. 発売前・発売直後の新製品(新着情報)(準備中)

1本目「ロボット掃除機の選び方」では、アイロボットを「Paを書かない、価格は隠さない」の1行で紹介し、AutoEmpty・AutoWashという言葉の意味には深く触れませんでした。この記事はその中身を開ける回です。

まず1枚:アイロボットの看板機能と、何をする機能か

AutoEmpty・AutoWash・Dirt Detect・水拭き方式・ゴミ捨て日数の5機能と、Mini Slim・Mini+AutoEmpty・105 Combo・Plus 405 Combo・Plus 515 Combo・Max 715 Vac・Max 775 Comboの7機種を対応させた表
公式の呼び名 何をする機能か(公式の説明より) 付いている機種
AutoEmpty™ 充電ステーションがゴミだけを自動で吸い上げて収集する。モップは洗わない Mini+AutoEmpty・105 Combo+AutoEmpty・Max 715 Vac+AutoEmpty
AutoWash™ ゴミの自動収集に加えて、モップパッド/ローラーモップの洗浄・乾燥まで行う Plus 405 Combo・Plus 515 Combo・Max 775 Combo
SlimCharge 充電だけの薄型スタンド。ゴミの自動収集はしない Mini Slim
Dirt Detect™ テクノロジー 汚れが多い場所を見つけて、その場所だけ走行回数を自動的に増やす Max 715 Vac・Max 775 Combo(他は「―」または確認できず)
水拭き(モップパッド) 本体から水を送って拭く。機種によりスマートスクラブ(ごしごし拭き)対応 105 Combo・Plus 405 Combo・Plus 515 Combo
水拭き(ローラーモップ) 回転モップで拭きながら自動洗浄 Max 775 Combo
水拭き(使い捨てお掃除シート) 専用シート、または市販の床拭きシートを付けて拭く Mini+AutoEmpty・Mini Slim
ClearView™ LiDAR/PrecisionVision™ AI 部屋をマッピングし、障害物を認識して避けながら走行する 全機種(Max 2機種のみPro+AIカメラの上位版)

※当サイトはこれらの機種を1台も購入しておらず、稼働させてもいません。吸い残しや拭き上がりの評価は行わず、公式の説明と製品仕様だけを扱います。

前提:アイロボットの現行ラインアップは、いま3系列7機種です

Roomba・Roomba Plus・Roomba Maxの3系列7機種の公式オンラインストア価格を横棒グラフで示した図

2026年9月18日、アイロボット公式サイトの「製品一覧」ページ(www.irobot-jp.com/roomba/)を確認したところ、ナビゲーションのタブは「Roomba」「Roomba Plus」「Roomba Max」の3系列に分かれていました。系列ごとに公式オンラインストアの製品ページを1件ずつ開いた結果は次のとおりです。

系列 製品名 品番 公式ストア価格(税込・9/18確認) 吸引/水拭き 基地
Roomba Roomba Mini Slim + SlimCharge 充電スタンド F115260 34,800円(通常39,800円) 吸引+使い捨てシート SlimCharge(ゴミ収集なし)
Roomba Mini + AutoEmpty 充電ステーション F155260 49,800円 吸引+使い捨てシート AutoEmpty
Roomba 105 Combo + AutoEmpty 充電ステーション Y351260 59,200円 吸引+モップパッド AutoEmpty
Roomba Plus Roomba Plus 405 Combo + AutoWash 充電ステーション G185060 98,800円 吸引+モップパッド AutoWash
Roomba Plus 515 Combo + AutoWash 充電ステーション N285060 99,800円(通常129,800円) 吸引+モップパッド AutoWash
Roomba Max Roomba Max 715 Vac + AutoEmpty 充電ステーション W255060 79,800円(通常99,800円) 吸引のみ AutoEmpty
Roomba Max 775 Combo + AutoWash 充電ステーション X285060 179,800円(通常199,800円) 吸引+ローラーモップ AutoWash

当サイトが公式オンラインストアの個別製品ページで価格・仕様を確認できたのは、この7機種です。製品一覧ページのトップ画像は「新しいRoomba Maxで、極上の床へ」という見出しでしたが、これは表のMax 715 Vac・Max 775 Comboの2機種を指す案内で(画像ファイル名も「715_775_top.jpg」)、別の新機種の告知ではありませんでした。

型番の読み方(当サイトが確認できた範囲)

  • 先頭のアルファベット(F/Y/G/N/W/X):型ごとの記号とみられますが、同じRoomba系列でもMini(F)と105 Combo(Y)で文字が違います。公式に体系だった説明は見つけられませんでした
  • 末尾3桁:色を表す管理コードとみられます。Mini+AutoEmptyは4色展開(白・黒・桜・若葉)で、公式オンラインストアのカラー選択のリンク先はF155260=白、F155060=黒、F155660=桜、F155460=若葉です
  • 「Vac」「Combo」の違い:Max 715 Vacの仕様表では水拭きの欄が「―」(吸引のみ)、Max 775 Comboの仕様表では「ローラーモップ」が明記されています。この2機種を比べる限り、「Vac」は吸引のみ、「Combo」は吸引+水拭きに対応する機種を指すとみられます

機能① AutoEmpty:ゴミだけを自動で収集する基本形

ロボットが掃除してゴミを集め、AutoEmpty充電ステーションに自動で排出し、紙パックが一杯になったら交換する3ステップの図。105 Combo最大75日分・Mini最大90日分・Max 715 Vac最大3か月間の目安日数つき

公式の説明は105 Comboのページで逐語で「集めたゴミは自動的にAutoEmpty™ 充電ステーションに排出。紙パックは0.7ミクロンのアレルゲンを99%取り除きます。だからダスト容器のゴミを捨てる際に、ゴミが散乱することもありません。紙パックがゴミで一杯になったら新しい紙パックを充電ステーションに取り付けるだけ。簡単、清潔に交換できます。」とあります。AutoEmptyはゴミを吸い上げるだけの機能で、モップを洗う機能は付いていません。105 Comboの仕様表でも「自動給水/モップパッドの自動洗浄/自動乾燥」の欄は「―」です。

ゴミ捨ての目安は機種で違い、105 Comboが「最大75日分」、Miniが「最大90日分」、Max 715 Vacが「最大3か月間」と仕様表に書かれています。どの機種にも同じ形の但し書きが付き、105 Comboのページでは「全ての家庭環境において、期間を保証するものではありません。」、Max 715 Vacのページでは「すべての家庭環境において、期間を保証するものではありません。」と、送り仮名だけ違う形で明記されています。

機能② AutoWash:モップの洗浄・乾燥まで、ただし温度の書き方は機種で違う

AutoEmpty(ゴミの自動収集のみ)とAutoWash(ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥)の機能差の対比図。洗浄・乾燥の温度はPlus 515 Comboが75℃の温水洗浄・45℃の温風乾燥、Max 775 Comboが75℃の温水モップ洗浄・50℃の温風乾燥で、Plus 405 Comboは当サイトが開いた製品ページには温度の記載を見つけられませんでした

AutoWashはAutoEmptyにモップの手入れを足した機能です。いちばん詳しく書かれているMax 775 Comboの説明は逐語で「AutoWash™ 充電ステーションは最大3か月間の ゴミ自動収集、75℃の温水モップ洗浄、50℃の温風乾燥、そして洗剤の自動投入まで対応。日々のメンテナンスの手間を大幅に減らし、ルンバをいつでも掃除ができる万全の状態に保ちます。」です。仕様表の該当欄も「◯(温水洗浄/温風乾燥/専用洗剤の自動投入)」と数値つきで明記されています。

同じAutoWashでも、温度の公表のしかたは機種で違います。3機種の仕様表を並べ直すと次のとおりです。

機種 モップ洗浄・乾燥(仕様表の記載) 製品詳細ページの説明
Plus 405 Combo ◯(送風乾燥) 「75日間のゴミの自動排出、4週間の水拭き掃除とモップパッド洗浄、モップパッドの清潔維持、モップパッド乾燥」(「4週間」は「週に1回の拭き掃除を基準とした数値」という注記つき)。洗浄の水温は公式ページに記載を見つけられませんでした
Plus 515 Combo ◯(温水洗浄/温風乾燥) 「75℃の温水でモップパッドを自動洗浄し、45℃の温風で乾燥」
Max 775 Combo ◯(温水洗浄/温風乾燥/専用洗剤の自動投入) 「75℃の温水モップ洗浄、50℃の温風乾燥、そして洗剤の自動投入」

Plus 405 Comboだけ、水温の数字が当サイトが開いた製品ページには見当たりませんでした(乾燥は、仕様表でも製品一覧ページでも「送風乾燥」と書かれています)。「見つけられなかった」であって「温水を使っていない」という意味ではありませんが、3機種とも同じ「AutoWash」の名前で呼ばれていても、公表されている中身の詳しさが違う点は押さえておいてください。

機能③ Dirt Detect™ テクノロジー:汚れの多い場所だけ多めに掃除する

Dirt Detectが仕様表に◯とあるMax 715 Vac・Max 775 Combo、仕様表に「―」とあるMini Slim・Mini+AE・105 Combo・Plus 405 Combo、確認できずのPlus 515 Combo(製品詳細に「汚れが多い場所の重点清掃にも対応します。」の文あり)を分けた図

仕様表にDirt Detectの行がある6機種では、説明はどれも「汚れを見つけて、走行回数を自動的に増やして清掃」です。Max 715 Vacの製品詳細ページには、もう少し具体的に「Dirt Detect™ テクノロジーが、特にひどい汚れを自動で検知。玄関やキッチン、ペットが立ち入るエリアなど、汚れが蓄積しやすい場所は複数回往復して念入りに掃除し、徹底的にキレイに仕上げます。」とあります。

「Dirt Detect™」の名前で仕様表に「◯」と書かれているのはMax 715 VacとMax 775 Comboの2機種だけです。Mini・Mini Slim・105 Combo・Plus 405 Comboの仕様表では「―」、Plus 515 Comboの仕様表にはDirt Detectの行そのものが見当たらず、確認できませんでした(「―」と書かれているわけではなく、項目自体が無い表になっています)。ただしPlus 515 Comboの製品詳細ページには、Dirt Detectという名前を使わずに「4段階の吸引力調整や、汚れが多い場所の重点清掃にも対応します。」という記載があり、似た働きをうたう文が別の場所にあります。

機能④ 水拭き:モップパッドと使い捨てお掃除シート、2つの方式

本体から水を送るモップパッド方式(105 Combo・Plus 405 Combo・Plus 515 Combo・Max 775 Combo〈ローラーモップ〉。マイクロポンプで水量を制御するのは105 Comboの説明)と、使い捨てお掃除シート方式(Mini+AutoEmpty・Mini Slim)の対比図

アイロボットの水拭きには2つの方式があります。本体から水を送るモップパッド方式(105 Combo・Plus 405/515 Combo・Max 775 Combo〈ローラーモップ〉)と、専用の使い捨てお掃除シートを付ける方式(Mini・Mini Slim)です。

モップパッド方式の説明は105 Comboのページで逐語で「内蔵の水拭き機能がマイクロポンプで水の流れを制御し、清掃中にモップパッドを均一に湿らせるため、床をキレイに掃除できます。水または対応する洗剤を使用して、スマートスクラブを選択し、2倍にパワーアップした拭き取り力で清掃できます。」とあります。「2倍」の比較対象は注記で「コーヒーのしみやこびりついた汚れに対する標準的な掃除機がけ&拭き掃除モードとの比較。」と明記されています。

使い捨てシート方式は、Miniのページで逐語で「専用設計の床拭きシートで、手軽に確かな清掃力。花王クイックルワイパー 立体吸着ウェットシートなど市販の床拭きシートも使用可能。」と書かれています(「クイックルは花王の登録商標です。」という注記つき)。市販シートが使えるのはMiniとMini Slimだけで、モップパッド方式の4機種には無い言い方です。

Max 715 Vacには水拭き機能そのものがありません。仕様表の「水拭き:モップパッド」の欄は「―」で、名前の「Vac」のとおり吸引専用機です。

機能⑤ 「最大◯倍」の吸引力表示:比較対象が機種でバラバラです

最大70倍(Roomba 600シリーズ比・Mini Slim・Mini+AutoEmpty・105 Combo+AutoEmpty・Plus 405 Combo)、最大4倍(105 Combo比・Max 715 Vac・Max 775 Combo)、従来比3倍(Plus 515 Combo)の対応図

入口記事でも触れたとおり、アイロボットは吸引力をPa(パスカル)の数値で公表していません。代わりに「最大◯倍」という表現を使いますが、当サイトが7機種の仕様表と注記を1つずつ確認したところ、比較の基準となる機種が2グループに分かれていました。

倍率 機種 注記(趣旨・機種ごとの言葉づかいの違いを含む)
最大70倍 Mini Slim 「国内累計出荷台数トップのRoomba 600シリーズとの比較」の趣旨(句読点・「Roomba」の®表記・「時点/現在」の言葉づかいは機種ごとにわずかに違います。105 Comboの表記は「国内累計出荷台数トップのRoomba 600シリーズとの比較。(2025年2月時点)」)
Mini + AutoEmpty
105 Combo + AutoEmpty
Plus 405 Combo
最大4倍 Max 715 Vac 「Roomba® 105 Combo ロボットとの比較。」
Max 775 Combo
従来比3倍 Plus 515 Combo 「Roomba® 105 ロボットとの比較。」(仕様表の注だけ「Combo」が無い)

「70倍」と「4倍」を並べて、Mini(70倍)のほうがMax 715 Vac(4倍)より吸引力が強い、とは読めません。比較の土台になっている機種がそもそも違う(一方は「Roomba 600シリーズ」、もう一方は「105 Combo」)ためです。当サイトはこの倍率表記を強さの順位には使いません。

機能⑥ ClearView™ LiDAR/PrecisionVision™ AI:部屋の地図と障害物の避け方

全機種搭載のClearView LiDAR(基本)と、Max 715 Vac・Max 775 Comboだけの上位版ClearView Pro LiDAR+PrecisionVision AIの対比図

基本の機能は全機種共通で、105 Comboのページの逐語は「ClearView™ LiDARがお部屋のマップをすばやく作成し、暗い場所でも、障害物を避けながら無駄のない動きで清掃します。」で、注記は「使用状況により精度が異なる場合があります。あらゆる環境での回避を保証するものではありません。」です。

Max 2機種(715 Vac・775 Combo)は上位版の「ClearView™ Pro LiDAR」と「PrecisionVision™ AIテクノロジー(LiDAR+カメラ+LEDライト)」を搭載し、説明も具体的になります。Max 775 Comboのページの逐語は「コードや靴、ペットの排泄物などを認識して回避するため、障害物の周りもスムーズかつ確実に掃除します。」で、ペットの排泄物については「犬または猫の固形の糞のみ(毛玉や吐しゃ物、液体は対象外になります)。」という限定がついています。この回避機能自体にも「アイロボット専用のアプリに接続し、ご使用いただく必要があります。使用状況により精度が異なる場合があります。あらゆる環境での回避を保証するものではありません。」という注記が重ねて付いています。

上位機と下位機の機能差:ゴミ収集の「有無」で分かれます

Mini Slim(34,800円・充電のみ)→Mini+AutoEmpty(49,800円・ゴミ自動収集)→105 Combo+AutoEmpty(59,200円・ゴミ自動収集+モップパッド)の3段階の階段図

Roomba系列の3機種(Mini Slim・Mini+AutoEmpty・105 Combo+AutoEmpty)を並べると、違いは吸引力の強さではなく「基地に何をさせるか」です。Mini Slimは充電スタンドのみでゴミの自動収集そのものが無く、仕様表の注記も「充電スタンドでの自動ゴミ収集なし」とそのまま書かれています。Mini+AutoEmptyはゴミの自動収集が付き、105 Combo+AutoEmptyはさらに水拭きが本体から水を送るモップパッド方式になります。本体サイズはMini Slim・Miniが24.5×24.5×9.2cmで同じ、105 Comboは33.6×33.5×10.4cmとひとまわり大きくなります。

下位機だけが持つ機能もあります。Mini・Mini Slimは市販の床拭きシートが使えます。Wi-Fi接続について、105 Comboの製品ページには逐語で「セットアップと操作には、2.4GHz帯のネットワークが必要です。」とあります。Miniの製品ページには「お掃除はボタンを押すだけ。Wi-Fiは必要なく、いつでも簡単清掃。」とあります。ただし同じMiniのページの「よくあるご質問」ではセットアップを「Roomba® Home アプリをダウンロードし、指示に従うことで、ロボットの準備は数分で整います。」と説明し、注意書きには「本商品(ロボット及び充電ステーション)の全機能をご利用いただくためには、iRobot専用アプリのご使用と、Wi-Fi 接続による本商品のバージョンアップが必要となります。」とあります。ボタンで掃除を始めるだけならWi-Fiは要りませんが、全機能を使うにはアプリとWi-Fi接続が必要です。

保証:ルンバプレミアム特典と、公式ストア共通の保証プログラムは別物です

2つの保証制度を混同しないでください。1つは公式オンラインストアで買うと付く「無料2年保証(メーカー保証1年+延長保証1年)」と、有料で選べる「有料5年保証(メーカー保証1年+延長保証4年)」です(価格は今回確認していません)。ただしプレミアム特典の付く3機種(Plus 515 Combo・Max 715 Vac・Max 775 Combo)の製品ページでは、「公式オンラインストアで購入する理由。」欄の無料保証が「無料3年保証(ルンバプレミアム特典)メーカー保証1年+延長保証2年」の表示になっています。

もう1つは「ルンバプレミアム特典」です。特典ページ(roomba_premium.html)の「付帯モデル」欄にはPlus 515 Combo・Max 775 Combo・Max 715 Vacの3機種だけが並び、各機種の製品詳細ページにも逐語で「メーカー保証を2年延長し、計3年保証、優先サポート専用ダイヤル、交換用アクセサリー付属の3つのルンバプレミアム特典がついて購入後も安心です。」とありました。105 Combo・Plus 405 Combo・Mini・Mini Slimの4機種は付帯モデル一覧に無く、特典は付きません(4機種とも「購入する理由」欄は「無料2年保証」までで、この特典の記載は見つけられませんでした)。特典は「公式オンラインストア・認定販売店での購入」と「ユーザー登録」が条件で、特典ページには逐語で「※ルンバプレミアム特典は下記の認定販売店、アイロボット公式オンラインストアでの購入に限り付与されます。」「ユーザー登録を行うことにより3年間のメーカー保証特典が付与されます。」とあります。

アイロボットが向いていない人

次に当てはまる人は、アイロボットを第1候補にしなくてよいと当サイトは考えます。

  • 吸引力をPaの数値で他社と比べたい人。アイロボットは7機種とも公式にPa値を公表していません
  • いちばん安い機種を探している人。アイロボットの最安(Mini Slim・34,800円)より安いロボット掃除機は他社にあります(入口記事参照)
  • モップの洗浄・乾燥まで基地に任せたいのに、いちばん安く買いたい人。AutoWash付きの最安はPlus 405 Comboの98,800円で、AutoEmpty止まりの機種(105 Combo・59,200円など)はモップを人が洗う必要があります
  • Wi-Fiルーターが無い、あるいはアプリを使う気がない人。105 Comboの製品ページには「セットアップと操作には、2.4GHz帯のネットワークが必要です。」とあります。Mini・Mini Slimは掃除の開始自体はボタン操作でできますが、製品ページの注意書きには「全機能をご利用いただくためには、iRobot専用アプリのご使用と、Wi-Fi 接続による本商品のバージョンアップが必要となります。」とあります
  • 「Dirt Detect™」という名前の機能で選びたい人。仕様表にその名前で「◯」とあるのはMax 715 VacとMax 775 Comboの2機種だけです(Plus 515 Comboには仕様表の該当行が無く、製品詳細に似た内容の文が別にあります)

当サイトが「拭き掃除+ゴミ収集」の段で105 ComboとMiniを挙げた理由

「ロボット掃除機は基地の段ごとにどれがいい?」(結論編)で、当サイトは「拭き掃除+ゴミ収集」の段の第1にRoomba 105 Combo+AutoEmpty、第2にRoomba Mini+AutoEmptyを挙げています。理由は①105 Comboは本体から水を送るモップパッド方式で、掃除機がけと水拭きを同じ運転で選べると公式に明記されている点、②Miniは本体24.5cm角・使い捨てシート方式で、価格(49,800円)と本体の幅が、商品カードを用意できた3機種(105 Combo・Mini・SwitchBot K11+ Pro)の中で最小という点です。この段にはカードの無いECOVACS DEEBOT N30 PLUS(9月18日は34,800円、2026年10月3日の公式ストアの表示は69,800円)もあります。吸引力の倍率は判断材料に使っていません(前述のとおり比較対象が機種で違うため)。

結論編でこの段の第1・第2に挙げたのはこの2機種です。カードが無い機種は、この記事でも順位や推薦には使っていません。

この記事の執筆後、Max 715 Vac・Max 775 Comboの商品カードも用意できました。結論編の「吸引のみ+ゴミ収集」段の第1・「全自動」段の第1(カードのある1台)はいずれもAnker(Eufy)で、この2機種はそれを置き換えるものではありません。仕様を確認できたこの2機種のカードを参考として置きます。カードの販売店(楽天市場)が「ルンバプレミアム特典」の対象かどうかは、当サイトは確認していません。

商品カードについて(正直に書きます)

用意できている商品カードはRoomba 105 Combo+AutoEmpty(黒・Y351060)・Roomba Mini+AutoEmpty(黒・F155060)・Roomba Max 715 Vac+AutoEmpty(黒・W255060)・Roomba Max 775 Combo+AutoWash(黒・X285060)の4台です。カードの価格は販売店(楽天市場)の表示で、日々変わります。本文中の価格はすべて公式オンラインストアの表示(2026年9月18日確認)です。

7機種の数値一覧

項目 Mini Slim Mini+AE 105 Combo Plus 405 Combo Plus 515 Combo Max 715 Vac Max 775 Combo
品番 F115260 F155260 Y351260 G185060 N285060 W255060 X285060
公式ストア価格(税込) 34,800円 49,800円 59,200円 98,800円 99,800円 79,800円 179,800円
本体サイズ(奥行×幅×高cm) 24.5×24.5×9.2 24.5×24.5×9.2 33.6×33.5×10.4 35.7×35.1×10.6 30.3×29.8×8.4 35.0×34.5×10.5 37.3×36.6×10.4
本体重量(約) 2kg 2kg 2.92kg 4.1kg 2.9kg 3.4kg 5.8kg
吸引力表記 最大70倍
(対600シリーズ)
最大70倍
(対600シリーズ)
最大70倍
(対600シリーズ)
最大70倍
(対600シリーズ)
従来比3倍
(対105Combo)
最大4倍
(対105Combo)
最大4倍
(対105Combo)
ゴミ収集の目安 収集なし 最大90日分 最大75日分 最大75日分 最大3か月分 最大3か月間 最大3か月間
Dirt Detect™ ― ― ― ― 確認できず ◯ ◯
ルンバプレミアム特典 ×(付帯モデル外) ×(付帯モデル外) ×(付帯モデル外) ×(付帯モデル外) ◯(計3年保証) ◯(計3年保証) ◯(計3年保証)

※ルンバプレミアム特典は「公式オンラインストア・認定販売店での購入」と「ユーザー登録」が条件です。

よくある質問

Q. AutoEmptyとAutoWashは、あとから買い足せますか?
A. 105 Combo用のAutoEmpty充電ステーションは、公式オンラインストアで単品(4851020・21,000円)が売られています。対象機種は「Roomba® 105 Combo ロボット」と「Roomba® 105 Combo ロボット + AutoEmpty™充電ステーション」で、ロボット単体の105 Comboで使う場合はダスト容器(4851477 または 4851478)との併用が必要と書かれています。ほかの機種の充電ステーション(AutoWashを含む)が単品で売られているかは、当サイトは確認していません。

Q. アイロボットの吸引力は結局強いのですか?
A. Paの数値が無いため、他社と直接比べられません。アイロボット社内の「◯倍」という表現も、Roomba 600シリーズ比とRoomba 105 Combo比の2種類が混在しているため、機種をまたいで単純に並べることもできません。

Q. Wi-Fiが無くても使えますか?
A. 105 Comboの製品ページには「セットアップと操作には、2.4GHz帯のネットワークが必要です。」とあります。Miniの製品ページには「お掃除はボタンを押すだけ。Wi-Fiは必要なく、いつでも簡単清掃。」とあります。ただし同じページの注意書きには「全機能をご利用いただくためには、iRobot専用アプリのご使用と、Wi-Fi 接続による本商品のバージョンアップが必要となります。」とあり、セットアップの説明もアプリを使う手順です。

Q. Dirt Detectが無い機種は、汚れの多い場所を掃除してくれませんか?
A. 「Dirt Detect™」の名前で「走行回数を自動的に増やす」と説明されているのはMax 715 VacとMax 775 Comboだけです。Plus 515 Comboには同じ名前は無いものの「汚れが多い場所の重点清掃にも対応します。」という文が製品詳細にあり、Mini・Mini Slim・105 Combo・Plus 405 Comboの仕様表では「―」(非搭載)と明記されています。

まとめ

  • AutoEmptyはゴミの自動収集だけ、AutoWashはゴミ収集+モップの洗浄・乾燥まで。同じAutoWashでも、洗浄温度を公表している機種(Plus 515 Combo・Max 775 Combo)と、していない機種(Plus 405 Combo)があります
  • 吸引力の「最大◯倍」は、比較対象がRoomba 600シリーズと105 Comboの2グループに分かれます。倍率だけを見て機種の強さを順位付けしないでください
  • 「Dirt Detect™」の名前が仕様表に付くのはMax 715 VacとMax 775 Comboだけで、ルンバプレミアム特典(計3年保証)が付くのはPlus 515 Combo・Max 715 Vac・Max 775 Comboの3機種だけです(Plus 405 Comboには付きません。特典は公式オンラインストア・認定販売店での購入とユーザー登録が条件)

今日やることは1つだけ。「AutoEmpty」と「AutoWash」、どちらの手間を省きたいかを決めてください。モップを自分で洗う手間をかけられるならAutoEmpty止まりの機種で足り、価格を抑えられます。

注記:数字の条件

  • 「最大◯倍」の吸引力は、Mini・Mini Slim・105 Combo・Plus 405 Comboの4機種が「国内累計出荷台数トップのRoomba 600シリーズとの比較」の趣旨(言葉づかいは機種で少し違います)、Plus 515 Combo・Max 715 Vac・Max 775 Comboの3機種が「Roomba® 105 Comboロボットとの比較。」の趣旨(515は仕様表の注だけ「Combo」が無い)で、比較対象が異なります
  • ゴミ捨ての目安日数(最大75日分・最大90日分・最大3か月間など)には、ゴミ収集のある6機種とも「(すべて/全ての)家庭環境において、期間を保証するものではありません。」という趣旨の注記が付きます
  • 価格はすべて2026年9月18日の公式オンラインストア表示(税込)で、期間限定の値下げ表示を含みます。「公式オンラインストア価格。価格は時期によって変動します。」という注記が各ページに付いています
  • 「確認できず」は、当サイトが開いた公式ページに記載を見つけられなかったという意味で、その機能・保証が存在しないという意味ではありません。当サイトはこれらの機種を1台も購入・使用しておらず、掃除の仕上がりの評価は行っていません

出典(すべて2026年9月18日に当サイトが確認)

引用は原文どおりです。吸引力の比較倍率と他社との対比に使った数値は、2026年8月28日〜9月18日に当サイトが各社公式ページから作成した機種表と、入口記事「ロボット掃除機の選び方」によります。

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