パナソニックの衣類スチーマー・アイロンの機能|「浸透スチーム」「当社史上」は何をどう比べた数字か

衣類スチーマー

本記事はアフィリエイト広告(楽天・Amazon)を含みます。

「パワフルスチーム」「浸透スチーム」「当社史上最軽量」——パナソニックの衣類スチーマー・アイロンのページには、聞き慣れない機能名と強気な表現が並びます。この記事はパナソニックの看板機能を1つずつ「何をする機能か」から説明する回です。当サイトは2026年9月18日にパナソニック公式サイトの商品一覧・比較表・各機種の概要ページを開き直し、衣類スチーマー5機種と、アイロン10機種(発売済み9機種+発売予定1機種=NI-QL301、毛玉クリーナーを除く)の仕様を確認しました。

先に3行で

  • 公式の比較表に載っているのは衣類スチーマー5機種・アイロン10機種(2026年9月18日、公式の比較表で確認。アイロンのうちNI-QL301は「発売予定:2026年10月1日」でまだ買えません=発売済み9機種+発売予定1機種。毛玉クリーナー1機種は本記事の対象外)
  • 「浸透スチーム」は繊維の奥のニオイ・菌を取りのぞく機能で、NI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40Cの3機種だけに付いています。「パワフルスチーム」を使った除菌試験の結果は「99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)」
  • 「当社史上最軽量」「当社史上No.1」は、他社との比較ではなく自社の過去モデルとの比較です(それぞれ「当社発売衣類スチーマーにおいて」という注記つき)

このシリーズ(衣類スチーマー・アイロン・全7回)の目次

衣類スチーマー・アイロンの記事は7本で1組。これは2本目です。

  1. 衣類スチーマー・アイロンの選び方|パナソニック・ティファール・東芝・ツインバード・ブルーノ・アイリスオーヤマ 6社を比較する
  2. パナソニックの衣類スチーマー・アイロンの機能(この記事)
  3. ティファールの衣類スチーマー・アイロンの機能
  4. 衣類スチーマーとアイロン、結局どっち?
  5. 衣類スチーマーの数字の読み方|タンク容量・スチーム量・重さ・コード(準備中)
  6. 段ごとに、第1の1台を言い切る(結論編)
  7. 発売前・発売直後の新製品(新着情報)(準備中)

1本目「衣類スチーマー・アイロンの選び方」では、パナソニックを「ハンガーのままとプレスの両方をこなす2way機が中心」の1社として、NI-FS70C・NI-FS40C・NI-GS420の3機種だけを紹介しました。この記事では、1本目が扱わなかったNI-FS60C・NI-GS200と、公式の比較表に載っているアイロン10機種(NI-QL301は発売予定)と、「当社史上No.1」の中身、脱臭・除菌の試験条件を深く掘り下げます。

まず1枚:パナソニックの看板機能と、何をする機能か

衣類スチーマー5機種(NI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40C・NI-GS420・NI-GS200)の浸透スチーム・脱臭・除菌・アレル物質抑制の有無とスチーム量(平均)の一覧表。GS420・GS200のアレル物質抑制はダニ87%以上・花粉85%以上(1cmの距離から3秒間)。
出典:パナソニック公式サイト(panasonic.jp・2026年9月18日確認)
公式の呼び名 何をする機能か(公式の説明より) 付いている機種
浸透スチーム 「繊維の奥からやさしくニオイや菌を取りのぞきます」 NI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40C
スチーム噴射角度 アイロン面からスチームが出る範囲。360°=全方向、角度が狭いほど一方向に集中 360°=FS70C・FS60C/220°=FS40C/180°=GS420/90°=GS200
脱臭 生乾き臭・ペット臭・加齢臭などにスチームを当てて臭気強度を下げる試験(当社調べ) 5機種すべて(試験条件は機種で異なる)
除菌 菌付着布にスチームを当てる試験(試験依頼先は(一財)日本食品分析センター・試験は2種類の菌で実施) 5機種すべて(同上)
アレル物質抑制 ダニ(Derf1)・花粉(Cryj1)の抽出液付着布にスチームを当てる不活化試験 5機種すべて(同上)
公式の呼び名(アイロン) 何をする機能か(公式の説明より) 付いている機種
Wヘッド形状/広がるディンプル アイロン面の形状で「すべりの良さ」を追求。蓄熱性も高い NI-WL710・WL610・WL510・WL410
蓄熱ベース アイロン面に熱をためて連続してかけやすくする WL710・WL610・WL510・WL410
ハイパワースチーム 通常よりスチーム量を増やす WL710・610・510・410・U701・U300・S100
パワーショット ボタン操作で瞬間的に大量のスチームを出す A66(ドライアイロン)を除く9機種
ハンガーショット ハンガーにかけたまま使えるショット機能 QL301・QL300・U701・U300・S100
目詰まり防止機能 水あか等によるスチーム穴の目詰まりを防ぐ(U701は+カルキクリーニング機能) WL710・WL610・U701・U300

※「楽カール」は比較表に項目名だけ確認でき、WL710だけに○が付いていますが、当サイトは公式ページ本文でこの名称の説明文を見つけられませんでした(公式に説明なし)。「Wヘッド」はWL710を含む4機種すべてのページで説明されている別の機能のため、楽カールと同じものだとは当サイトは判断していません。

前提:公式の比較表に載っているのは、衣類スチーマー5機種・アイロン10機種です

2026年9月18日時点で、パナソニックの公式ラインアップページ(比較表)には衣類スチーマー「絞り込み結果5件」、アイロン「絞り込み結果10件」と表示されていました。当サイトが2026年8月27日に作った機種表は4機種(NI-FS70C・NI-FS40C・NI-GS420・NI-U701)しか扱っておらず、NI-FS60C・NI-GS200と、アイロン9機種(NI-WL710・WL610・WL510・WL410・QL301・QL300・U300・S100・A66)が抜けていました。この記事では公式の比較表を正として、抜けていた機種も含めて書き出します。アイロン10機種のうちNI-QL301だけは、公式の購入ページに「発売予定:2026年10月1日」とあり、今日時点では買えません。数える際は「発売済み9機種+発売予定1機種」と分けます。公式の商品一覧にはこのほかNI-WL609(発売日:2025年3月・プレミアムモデル)も載っていますが、比較表の10件には入っていないため、この記事の対象外としました(2026年9月18日確認)。

衣類スチーマー5機種を「2way(プレスもできる)」のNI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40Cと「スチーム専用」のNI-GS420・NI-GS200の2グループに分け、タンク容量・質量・スチーム量を並べた図。価格は含まない。
出典:パナソニック公式サイト(panasonic.jp・2026年9月18日確認)

衣類スチーマー5機種(浸透スチーム・360°の有無で2グループ)

型番 色展開 スチーム噴射角度 浸透スチーム スチーム量 連続使用 タンク容量 質量(本体)
NI-FS70C カームブラック/クレイベージュ 360°全方向噴射 ○ 平均約15g/分(HIGH)・約9g/分(MED) 約8分(HIGH)・約13分(MED) 約130mL 約630g
NI-FS60C モカグレージュ/クレイブルー 360°全方向噴射 ○ 平均約15g/分(HIGH)・約9g/分(MED) 約7分(HIGH)・約11分30秒(MED) 約115mL 約690g
NI-FS40C ホワイト 220°スチーム噴射 ○ 平均約11g/分 約4分 約50mL 約670g
NI-GS420 ミッドナイトブラック 180°スチーム噴射 ― 平均約18g/分 約8分 約160mL(カセット式) 約950g
NI-GS200 ホワイト 90°スチーム噴射 ― 平均約15g/分 約4分 約70mL 約640g

アイロン10機種(発売済み9機種+発売予定1機種。コードレス・コード付き・ドライの3グループ)

型番 分類(公式) スチーム量 注水量 質量
NI-WL710 コードレス スチームアイロン【コンパクト】 最大約15g/分(平均約13g/分) 約160mL(カセット式) 約1.1kg
NI-WL610 同上 最大約15g/分(平均約13g/分) 約160mL(カセット式) 約1.1kg
NI-WL510 同上 最大約15g/分(平均約13g/分) 約160mL(カセット式) 約1.1kg
NI-WL410 同上 平均約9.5g/分 約120mL(カセット式) 約1.0kg
NI-QL301
(発売予定:2026年10月1日)
同上 平均約5g/分 約80mL(一体型) 約750g
NI-QL300 同上 平均約5g/分 約80mL(一体型) 約750g
NI-U701 コード付き スチームアイロン【大型】 最大約25g/分(平均約20g/分) 約300mL(一体型) 約1.5kg
NI-U300 コード付き スチームアイロン【スタンダード】 最大約22g/分(平均約18g/分) 約300mL(一体型) 約1.1kg
NI-S100 コード付き スチームアイロン【ベーシック】 最大約14g/分(平均約10g/分) 約210mL(一体型) 約0.77kg
NI-A66 自動アイロン(ドライアイロン・スチームなし) ― ― 約800g

NI-U701は、この記事の対象10機種の中でスチーム量がいちばん多いアイロンです(最大約25g/分・平均約20g/分。当サイトが比較表の数値を並べ直して確認)。NI-A66だけはスチームが出ません。公式の分類名は「自動アイロン(ドライアイロン)」です。

型番の読み方(当サイトが確認できた範囲)

  • NI-:パナソニックのアイロン・衣類スチーマーに共通する記号
  • FS:2way(プレスもできる)衣類スチーマー。数字が大きいほど上位(70>60>40)
  • GS:スチーム専用(1way)の衣類スチーマー
  • WL・QL:コードレス スチームアイロン【コンパクト】。WLのほうがQLより蓄熱ベース・スチーム持続時間などで上位
  • U・S:コード付きスチームアイロン(公式の分類名はNI-U701が【大型】、NI-U300が【スタンダード】、NI-S100が【ベーシック】)
  • A:自動アイロン(ドライアイロン)
  • 末尾のアルファベット・数字(301と300、710〜410の差)が何を基準にした型番なのか、公式な説明を当サイトは見つけられませんでした。比較表の項目差から読み取れる範囲を次の章で扱います

機能① 浸透スチーム:繊維の奥のニオイ・菌を取りのぞく

公式の説明は逐語で「浸透スチームが、繊維の奥からやさしくニオイや菌を取りのぞきます」(NI-FS70C概要ページ)。付いているのはNI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40Cの3機種で、スチーム専用のNI-GS420・NI-GS200には付いていません。比較表では360°全方向噴射(FS70C・FS60C)・220°スチーム噴射(FS40C)という「スチーム噴射角度」の項目とセットになっており、角度が広いほど生地の広い範囲にスチームが回り込む設計と見られます。

脱臭・除菌・アレル物質抑制の試験条件(NI-FS70Cで確認できた範囲)

NI-FS70Cの概要ページには、次の試験結果が逐語で記載されています。

脱臭効果(当社調べ)【試験対象】生乾き臭・ペット臭・加齢臭(ノネナール)・汗臭・タバコ臭・飲食臭(焼肉・焼き魚)【試験方法】ニオイをつけたウールの生地に約10秒間パワフルスチームをあて、脱臭効果を6段階臭気強度法にて評価【試験結果】対象臭気それぞれにおいて、有意な臭気抑制効果を確認

除菌試験内容【試験依頼先】(一財)日本食品分析センター(中略)【試験方法】菌付着布にアイロン面を押しあてて1秒間パワフルスチームをあてた場合とアイロン面を1cm浮かせて5秒間パワフルスチームをあてた場合の除菌確認【試験結果】99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)

(中略部分は試験成績書発行番号の記載)

ダニ由来アレル物質試験内容(中略)【試験方法】アイロン面を押しあててパワフルスチームをあてたダニ(Derf1)抽出液付着布の不活化試験【試験結果】1秒間の処理で90%以上の不活化率、3秒間の処理で97%以上の不活化率

花粉アレル物質試験内容(中略)【試験方法】アイロン面を押しあててパワフルスチームをあてた花粉(Cryj1)抽出液付着布の不活化試験【試験結果】1秒間の処理で96%以上の不活化率、3秒間の処理で98%以上の不活化率

(中略部分はいずれも試験依頼先・試験報告書番号の記載)

NI-FS40Cの概要ページにも「約10秒間パワフルスチームをあて」た脱臭試験(同じ文言)と、「アイロン面を押しあててパワフルスチームをあてた菌付着布の除菌確認【試験結果】99%の除菌効果」という除菌試験の記載を確認しました。ただしFS40Cの除菌試験の文言には、NI-FS70Cにあった「1秒間」「アイロン面を1cm浮かせて5秒間」という条件の記載がありません。比較表でもFS70C・FS60Cの除菌は「※4」、FS40Cの除菌は「※7」と異なる注記番号が振られており、数字(99%)は同じでも、試験の条件が完全に同じとは言い切れません。

NI-GS420・NI-GS200は、パワフルスチームを使うFS系とは別の条件で試験されています。GS420の概要ページには逐語で次の記載がありました。

除菌試験内容(中略)【試験方法】1cmの距離からスチームをあてた、菌付着布の除菌確認【試験結果】99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)

(中略部分は試験依頼先・試験成績書発行番号の記載)

比較表の注記(GS420=※8※9、GS200=※13※14)には、ダニ由来アレル物質「1cmの距離からスチームをあてた、ダニ(Derf1)抽出液付着布の不活化試験【試験結果】3秒間で87%以上の不活化率」、花粉アレル物質「1cmの距離からスチームをあてた、花粉(Cryj1)抽出液付着布の不活化試験【試験結果】3秒間で85%以上の不活化率」の記載もあります。「1cmの距離から」という条件は、FS系の「アイロン面を押しあてて」とは違います。GS420・GS200はパワフルスチームという機能名自体を持たず、除菌とアレル物質抑制は両機種とも「1cmの距離から」ですが、脱臭は機種で違います。GS420の脱臭は「1cmの距離から10秒間」、GS200の脱臭は「約10秒間」(1cmの記載なし)と、当サイトが両機種のページを開き比べて確認しました。

脱臭・除菌をうたう衣類スチーマーはパナソニックだけのものではありません。試験条件・数値は会社ごとに違うため、この記事では他社と直接比較しません。

機能② アイロンのWヘッド形状と蓄熱ベース:すべりの良さと連続がけ

NI-WL710の概要ページには、公式サイトで逐語こうあります。

前後左右にかけやすく、すべりが良いWヘッドなら、簡単に使えて美しく仕上がる。(中略)Wヘッド形状で、すべり心地のよさを追求。すべりのよさはもちろん、蓄熱性が高く、一度にたくさんアイロンがけができます。

この文言はNI-WL710のページだけのものです。コードレス「コンパクト」の他の機種は、アイロン面の素材の説明が別で、比較表ではNI-WL610が「グラファイトセラミックコート」、NI-WL510が「セラミックコート」となっています。「蓄熱ベース」自体はWL710・WL610・WL510・WL410の4機種に共通して付いており、アイロン面に熱をためて連続してかけやすくする部品と読み取れます。

この4機種のスチーム持続時間は、比較表ではいずれも「最長約3分」で同じです。違うのはスチーム量で、NI-WL710・WL610・WL510は最大約15g/分・平均約13g/分ですが、NI-WL410だけは平均約9.5g/分と少なく、自動ヒーターオフの表示もありません。同じ「コンパクト」の中でも、WL410は一段下の仕様です。

コードレスアイロン「コンパクト」4機種(NI-WL710・WL610・WL510・WL410)のスチーム量比較。WL710・WL610・WL510は最大約15g/分・平均約13g/分、WL410は平均約9.5g/分。スチーム持続時間は4機種とも最長約3分で同じ。
出典:パナソニック公式サイト(panasonic.jp・2026年9月18日確認)

機能③ ハンガーショット・パワーショット・目詰まり防止

「パワーショット」は、ボタン操作で瞬間的に大量のスチームを出す機能で、ドライアイロン専用のNI-A66を除く9機種に付いています。「ハンガーショット」はハンガーにかけたまま使うショット機能で、QL301・QL300・U701・U300・S100の5機種に付いており、コードレス「コンパクト」上位のWL710・WL610・WL510だけでなく、WL410にも比較表上の記載がありません。「上位機がすべてを含むわけではない」という点は、この2つの機能で当サイトが確認できました。

「脱臭」「除菌」の表示は、ドライアイロンのNI-A66を除く9機種のうち、脱臭がNI-S100を除く8機種、除菌が9機種すべてに付いています。NI-QL301の概要ページにある条件の逐語は次のとおりです。

タバコ臭・飲食臭について(当社調べ)【試験方法】ニオイをつけた(タバコ臭:約30Lの試験容器内で、タバコ臭を約16分間付着/飲食臭:約90Lの試験容器内で、魚、肉を焼いたニオイを約10分間付着)綿の生地に約10秒間スチームをあて、脱臭効果を6段階臭気強度法にて評価(実製品での検証結果ではありません)【試験対象】衣類に付着したタバコ臭・調理臭【試験結果】タバコ臭:臭気強度1.2以上低下/飲食臭:臭気強度1.5以上低下(脱臭はショット使用時のみ)

除菌試験内容(中略)【試験方法】アイロン面温度約120℃、スチーム量毎分約5gのモデル試験機による除菌確認(実製品での検証結果ではありません)【試験結果】3秒間の処理で、99%以上の生菌数の減少を確認(試験は2種類の菌で実施)

(中略部分は試験依頼先・試験成績書発行番号・発行日の記載)

アイロンの脱臭は「ショット使用時のみ」、除菌は「モデル試験機による確認で、実製品での検証結果ではない」という条件が付きます。衣類スチーマーの脱臭・除菌(機能①)とは試験の作り方が違うため、同じ「脱臭」「除菌」の表示でも中身を混同しないでください。

「目詰まり防止機能」はスチーム穴の水あか等による詰まりを防ぐ機能で、WL710・WL610・U701・U300の4機種に付き、コード付き大型のNI-U701はさらに「カルキクリーニング」機能を併せ持ちます。「抗菌ハンドル」もNI-U701だけの機能で、公式の試験内容は逐語で「抗菌試験内容(中略)【試験方法】フィルム密着法 JIS Z 2801【抗菌対象】ハンドルを構成する上下2部品(中略)【試験結果】2部品とも、抗菌活性値2.0以上を確認」です(中略部分は試験依頼先・試験成績書発行番号・抗菌方法の記載)。

アイロン10機種のうち1機種だけが持つ機能。NI-WL710だけの「楽カール」(公式ページ本文に説明なし)、NI-U701だけの「抗菌ハンドル」と「目詰まり防止機能+カルキクリーニング機能」を○×で示す図。
出典:パナソニック公式サイト(panasonic.jp・2026年9月18日確認)

「当社史上最軽量」「当社史上No.1」の中身

NI-FS70Cの概要ページには「当社史上最軽量」「当社史上最速★約15秒で立ち上がるからすぐに使えます」という表現があります。注記は逐語で「★当社発売衣類スチーマーにおいて(2026年1月現在)」。NI-GS420の「当社史上No.1」も同様に「※当社発売衣類スチーマーにおいて(2025年8月現在)」という注記が付いています。いずれも他社との比較ではなく、パナソニックが自社で過去に発売した衣類スチーマーどうしの比較です。他社の最軽量・最速・最大スチーム量と直接比べられる数字ではありません。

パナソニックが向いていない人

次に当てはまる人は、パナソニックを第1候補にしなくてよいと当サイトは考えます。

  • 保証の年数で選びたい人。今回当サイトが確認した範囲では、日立の炊飯器のような複数年の延長保証(内釜6年保証のような制度)はアイロン・衣類スチーマーの公式ページに見当たりませんでした
  • メーカー希望小売価格で比べたい人。今回確認した15機種はすべて「メーカー希望小売価格:オープン価格」でした。ただしパナソニックの公式通販サイト(Panasonic Store Plus)には「オンラインストア価格」の表示があります(例:NI-FS70C 14,850円・NI-GS420 10,900円・NI-U701 14,300円、いずれも税込・2026年9月18日確認)。当サイトが確認した範囲ではNI-QL300だけこの価格表示がありませんでした
  • コードレスで長く連続使用したい人。アイロンのコードレス機はWL系で最長約3分、QL系で最長約1分30秒。コード付き(U701・U300・S100)のような連続使用時間の上限がない使い方には向きません
  • 脱臭・除菌の数値を機種ごとに厳密に比べたい人。試験条件(アイロン面を押しあてるか1cmの距離からか、ショット使用時のみか、モデル試験機によるものか)が機種で違い、数値をそのまま横に並べて比べることはできません

保証について(確認できたこと)

NI-WL710のサポートページには「パナソニックの修理サービス」の案内があり、逐語で「延長保証を利用される場合は、ご利用サービスの窓口へご依頼ください」とありました。これは家電量販店等が提供する延長保証サービスの窓口案内であって、パナソニック自身が公表する「◯年保証」という数字ではありません。「補修用性能部品の保有期間」のページへのリンクもありましたが、今回は開いておらず、年数は確認できていません。

パナソニックの洗濯まわりの家電をまとめて検討しているなら、当サイトの「洗濯機のメーカーはどこがいい? 7社21機種の実数で比較【2026年秋・世代交代期】」でもパナソニックの現行ラインアップを扱っています。

結論編との接続

このシリーズの結論編「衣類スチーマー・アイロンはタイプごとにどれがいい?」では、NI-GS420を「ハンガーのまま専用(1way)」の段の第2に、NI-FS70Cを「プレスもできる兼用(2way・コード付き)」の段の第2に挙げています。結論編の本文は、NI-GS420について「本体の質量は約950gで、DT8732J0の約1,150gより約200g軽い」、NI-FS70Cについて「コードの長さは約2.5mとDV8070J0の2mより約50cm長く、本体質量は約630g(スタンド含まず)と、DV8070J0の約680g(付属品を除く本体のみ)より表記の上で約50g軽い型番です」と書いています。どちらも第1ではなく第2で、パナソニックの機種は総合1位ではなく、条件つきの推薦という位置づけです。

商品カードについて(正直に書きます)

今回確認した15機種のうち、当サイトが用意できている商品カードはNI-FS70C・NI-GS420・NI-FS60C・NI-GS200・NI-WL710の5台です。NI-FS40Cのカードは販売元の商品ページが「新品」「未開封新品ですが、パッケージにキズや汚れ、凹みなどのダメージがある場合がございます」という表示のため、当サイトはこの記事にカードを置いていません。他の9機種(アイロンの残り9機種)は、今回の調査時点で当サイトにカードの用意がありません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。


数値一覧表(本文の裏づけ)

項目 NI-FS70C NI-GS420 NI-U701
脱臭・除菌の試験方法 約10秒パワフルスチーム/1秒・5秒パワフルスチーム 1cmの距離からスチーム(パワフルスチームではない) 本記事では試験内容を扱っていません
アレル物質抑制(ダニ/花粉) 1秒90%・3秒97%/1秒96%・3秒98% 3秒87%以上/3秒85%以上 本記事では扱っていません
スチーム量 平均約15g/分(HIGH) 平均約18g/分 最大約25g/分(平均約20g/分)
自社比表現 当社史上最軽量・当社史上最速(2026年1月現在) 当社史上No.1(2025年8月現在) 確認できず

よくある質問

Q. パナソニックの衣類スチーマーは全部で何機種ありますか?
A. 2026年9月18日に当サイトが確認した範囲では5機種(NI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40C・NI-GS420・NI-GS200)です。2026年8月27日時点の当サイトの調査では4機種しか把握できておらず、NI-FS60C・NI-GS200の2機種が抜けていました。

Q. 「浸透スチーム」はどの機種にも付いていますか?
A. 付いていません。NI-FS70C・NI-FS60C・NI-FS40Cの2way(プレス兼用)3機種だけで、スチーム専用のNI-GS420・NI-GS200には付いていません。

Q. NI-GS420の「当社史上No.1」は他社より優れているという意味ですか?
A. 違います。公式の注記は「当社発売衣類スチーマーにおいて(2025年8月現在)」で、パナソニックが自社で発売してきた製品どうしの比較です。他社の機種との比較ではありません。

Q. アイロンで除菌・脱臭効果があるのはどの機種ですか?
A. 比較表では除菌がドライアイロンのNI-A66を除く9機種、脱臭がそこからさらにNI-S100を除く8機種に表示があります。NI-QL301の概要ページの条件は「除菌はモデル試験機による確認で実製品での検証結果ではない」「脱臭はショット使用時のみ」です。衣類スチーマー(機能①)とは条件が違います。

まとめ

  • 公式の比較表に載っているのは衣類スチーマー5機種・アイロン10機種(2026年9月18日確認・毛玉クリーナー除く。うちNI-QL301は2026年10月1日発売予定)。当サイトの8月27日時点の機種表は4機種しか把握できていませんでした
  • 「浸透スチーム」はNI-FS70C・FS60C・FS40Cの3機種だけ。除菌試験は「99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)」(NI-FS70C・NI-FS40Cで文言を確認)
  • 「当社史上最軽量」「当社史上No.1」はいずれも自社の過去モデルとの比較で、他社比ではありません
  • 複数年の延長保証は今回見当たりませんでした。「補修用性能部品の保有期間」ページは存在しますが、当サイトは年数を確認していません

今日やることは1つだけ。あなたが探しているのが「プレスもできる2way」か「ハンガーのまま用のスチーム専用」かを、まず自分の中で決めてください。パナソニックでは、この2つで浸透スチーム・噴射角度・タンク容量が全部変わります。

注記:数字の条件

  • 脱臭・除菌・アレル物質抑制の数値は、機種ごとに試験対象・試験方法の注記番号が異なります。脱臭は「当社調べ」(パナソニックの社内試験)、除菌は(一財)日本食品分析センターへの依頼試験です。NI-FS70C・NI-FS40Cはパワフルスチームを使った条件、NI-GS420・NI-GS200の除菌・アレル物質抑制は「1cmの距離から」当てた条件です。脱臭だけはGS420・GS200でも書き方が違い(GS420=「1cmの距離から10秒間」・GS200=「約10秒間」)、同じ「脱臭」「除菌」でも試験の作り方は機種ごとに異なります
  • 「当社史上」表現はいずれも自社の過去モデルとの比較で、比較対象・確認時点(2026年1月/2025年8月)が公式に注記されています
  • 保証年数は確認できなかったため書いていません。「見当たらない」は「制度が存在しない」という意味ではありません
  • 「確認できず」は、当サイトが開いたページに記載を見つけられなかったという意味で、その項目が存在しないという意味ではありません。当サイトはこれらの機種を1台も購入・使用しておらず、仕上がりやかけ心地の評価は行っていません。本文で挙げた価格はパナソニック公式通販サイトのオンラインストア価格(2026年9月18日確認の一時点)で、他社の実売価格との比較はしていません

出典(すべて2026年9月18日に当サイトが確認)

引用は原文どおりです。試験条件・注記の逐語は各機種の概要ページから当サイトが書き写しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました