洗濯機のメーカーはどこがいい? 7社21機種の実数で比較【2026年秋・世代交代期】

洗濯機

洗濯機を買い替えたい。でも家電量販店に行くと、日立・パナソニック・シャープ・東芝・AQUA・アイリスオーヤマ・ハイセンスが横一列に並んでいて、しかもどれも「よく落ちる」「よく乾く」と書いてあります。カタログを見比べても、結局どの会社を選べばいいのか分かりません。

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この記事は、まだメーカーを決めていない人のための「最初の1枚」です。細かい型番の話はあと回しにして、まず7社それぞれの性格をつかみましょう。当サイトは2026年8月25日に7社・21機種の公式ページを開き、容量・消費電力量・水量・寸法・発売状況を1つずつ書き写しました。そこで分かったのは、2026年秋は3社が同時にドラム式の世代交代期を迎えているということでした。

洗濯機7社(シャープ・パナソニック・AQUA・ハイセンス・日立・東芝・アイリスオーヤマ)の代表機種を1枚にまとめた早見図。洗濯〜乾燥消費電力量はシャープES-12X1が590Whで最少、東芝TW-127XP5L/Rが約1,330Whで最多。図中の発売状況は2026年8月25日時点の表記で、日立BD-STX130Pは発売予定、東芝TW-127XP5L/Rは在庫限り。
7社の代表機種を1枚にまとめた図(各社公式ページより当サイトが作成・2026年8月25日確認)。

※図は2026年8月25日時点の表記です。日立BD-STX130Pは2026年9月13日の公式では発売予定の表記がありません(表記は「NEW」)。パナソニックNA-LX129FL/Rは図では「現行」ですが、2026年9月13日の公式製品ページの注記は「2026年10月上旬発売予定」で、まだ発売前です。

発売前・発売直後の洗濯機(パナソニックLX新世代・東芝・シャープ・日立)の公式の発売日と、前の型から変わった点は「洗濯機の新製品【2026年秋】パナソニックLX新世代・東芝・シャープ・日立の発売日と、前の型から変わった点」にまとめています。

この記事で分かること

  • 7社の性格が1枚の表で分かること(代表機種・消費電力量・水の増減・発売状況)
  • 2026年秋は東芝・パナソニック・日立の3社が同時に世代交代期で、「型落ちを狙う」という選択肢が事実として存在すること(日立の新型BD-STX130Pは、2026年9月13日の公式では「NEW」の表記です)
  • 12kg級ドラムの洗濯〜乾燥消費電力量は最大2.3倍差あり、しかも乾燥容量(6kgか7kgか)をそろえないと比較にならないこと
  • 各社の看板機能が「実際に何をしているのか」を、メーカー公式の説明図つきで読めること
  1. まず答え:7社の性格を1枚の表にしました
  2. この記事の根拠
  3. 選び方の講義(3分だけ)
    1. ① ドラム式か縦型か
    2. ② 容量は「洗濯容量」と「乾燥容量」の両方を見る
    3. ③ 乾燥方式の名前は、社ごとにバラバラです
    4. ④ 設置は「本体の幅」だけでなく「防水パン」と「左右開き」も見る
  4. 7社を1社ずつ紹介します
    1. シャープ——電気代をいちばん公開している会社
    2. パナソニック——幅65cm台にフル装備を積む会社
    3. AQUA——設置場所が低くても置ける会社
    4. ハイセンス——ヒートポンプ式ドラムの1台構成
    5. 日立——上位機は13kgの新型、下位機は8kg
    6. 東芝——上位機は在庫限り、後継は10月発売予定
    7. アイリスオーヤマ——分からないことは分からないと書きます
  5. 項目別に比べる
    1. 消費電力量で比べる(乾燥容量をそろえて見る)
    2. 水の増減で分かること
    3. 高さで比べる
    4. 重さ・設置にかかる時間で比べる
  6. 乾燥機能がいらない人には「縦型全自動」もあります
  7. 電気代・水道代の比較
    1. シャープだけが公式に「円」で公表している
    2. 他社は電気代だけを同じ単価で計算しました
    3. タテ型洗濯乾燥機の乾燥は、ドラム式ヒートポンプの2〜5倍の電気を使います
  8. 用途別おすすめ(3択)
  9. よくある質問
  10. 買う前の注意
    1. 防水パンの奥行内寸は社ごとにばらつきます
    2. ドラム式は左開き・右開きで型番が分かれます
  11. まとめ
  12. 注記:数字の細かい条件
  13. 出典(確認日つき)

まず答え:7社の性格を1枚の表にしました

洗濯機のメーカー選びとは、突き詰めると「乾燥の仕組み」「電気代」「発売のタイミング」「置ける高さ」という4つの軸のどこを優先するかを決めることです。まずは7社の代表機種(12kg級ドラム式、アイリスオーヤマのみ8kg級)を1枚の表で見比べます。

メーカー 代表機種 洗濯/乾燥容量 乾燥方式(公式表記) 洗濯〜乾燥
消費電力量
発売状況(2026-08-25時点) こんな人向け
シャープ ES-12X1 12kg/6kg ハイブリッド乾燥NEXT(無排気) ◎ 590Wh 現行 電気代を最優先で抑えたい人
パナソニック NA-LX129FL/R 12kg/6kg ヒートポンプ方式(トップユニット方式) ○ 800Wh ⚠️ 発売前(公式の注記は2026年10月上旬発売予定。2026-09-13確認)。旧LX129EL/Rは在庫僅少 幅65cm台で自動投入までフル装備が欲しい人
AQUA AQW-DXS12A-L/R 12kg/6kg ヒートポンプ乾燥 ○ 950Wh 現行 設置場所の高さに制約がある人
ハイセンス HWF-D120XL-W 12kg/6kg ヒートポンプ式ドラム △ 1,085Wh 現行 価格帯とヒートポンプ乾燥のバランスを取りたい人
日立 BD-STX130P 13kg/7kg らくはや 風アイロン(ヒートポンプ式) △ 約1,150Wh
(乾燥7kg)
NEW(2026-09-13 公式。発売予定の表記は消えた。発売日の記載なし) 大容量と最新技術を早めに知っておきたい人
東芝 TW-127XP5L/R 12kg/7kg ふんわリッチ速乾(ヒートポンプ除湿乾燥) △ 約1,330Wh
(乾燥7kg)
⚠️ 在庫限り(後継TW-137XP6が2026年10月発売予定) 型落ちのタイミングを狙いたい人
アイリスオーヤマ HDK852Z-W 8kg/5kg 不明(方式名の公式表記なし) 不明(公式非公表) 現行 8kgクラスをシンプルに探している人

※消費電力量の◎○△は、この7機種の中での相対評価です。日立・東芝は乾燥容量が7kg、他社は6kgのため、単純な横並びではありません(詳しくは「項目別に比べる」)。

結局どれ? 迷ったらこの3行です。

  • 電気代をいちばん抑えたい → シャープ(590Wh。この帯で最省エネ)
  • 型落ちのタイミングで賢く選びたい → 東芝(在庫限り。後継は10月発売予定)
  • 洗濯機を置く場所が低い・狭い → AQUA(高さ943mm。同じ12kg級の他社より6〜18cm低い)

パナソニック・日立・ハイセンス・アイリスオーヤマが向く人は、このあとの各社紹介で1行ずつ言い切ります。

この記事の根拠

この記事の数字がどこから来ているかを、先に宣言します。

  • 表の数値は、すべて各メーカーの公式ページで確認したものです(確認日:2026年8月25日)。
  • 「不明」「要再確認」と書いた項目は、公式ページに記載がなかったものです。他サイトの数字で埋めたり、推測で書いたりはしていません。
  • 「発売予定」「在庫限り」「在庫僅少」は、いずれもメーカー公式ページの表記をそのまま書いています。当サイトの推測や煽りではありません。
  • 7社21機種の全データは、この記事の後半(項目別の比較・注記)でさらに詳しく紹介しています。

選び方の講義(3分だけ)

洗濯機選びは、乾燥方式・容量・電気代・設置の4つを順番に押さえると迷いにくくなります。

① ドラム式か縦型か

ドラム式は洗濯から乾燥までヒートポンプなどで自動化しやすく、衣類が傷みにくいのが特徴です。縦型は本体価格が抑えやすく、洗浄力重視の設計が多い一方、乾燥機能を使うと電気代が大きく変わります(詳しくは「電気代・水道代の比較」で数字を出します)。同じ12kg級で比べると、通説とは違う結果も出ています。詳しくは「ドラム式と縦型どっちがいい? 同じ12kgで比べたら通説が逆でした」で解説しています。

② 容量は「洗濯容量」と「乾燥容量」の両方を見る

洗濯機のカタログには「12kg/6kg」のように2つの数字が並びます。前が洗濯容量、後ろが乾燥容量です。この記事で紹介する12kg級ドラムでも、乾燥容量は6kgと7kgの2種類が混在しています(日立・東芝が7kg、他社が6kg)。乾燥容量が大きいほど、乾燥にかかる消費電力量も増えやすい傾向があります。何キロを選ぶべきかの計算式は「洗濯機は何キロを選ぶ? 計算式で出る「4人で6kg」は最低ラインでした」にまとめています。

③ 乾燥方式の名前は、社ごとにバラバラです

乾燥方式には大きく分けて「ヒートポンプ式」「ヒーター式(水冷除湿)」「ヒーター式(排気式)」があります。同じ「風アイロン」という名前でも、日立は上位機がヒートポンプ式、下位機が低温ヒート式というように、同じ社内でも名前が同じで中身が違うケースがあります。各社の機能名を1つの表に翻訳し直したものが「洗濯機の機能名、5社でこんなに違う|同じ機能の翻訳表」です。

④ 設置は「本体の幅」だけでなく「防水パン」と「左右開き」も見る

洗濯機は置き場所の防水パン(洗濯機を乗せる受け皿)の奥行内寸と、搬入経路、そしてドアが左開きか右開きかで選べる機種が変わります。詳しくは「買う前の注意」の章と「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所」で解説しています。

ドラム式ヒートポンプ(590〜1,330Wh)とタテ型洗濯乾燥機(2,200〜2,850Wh)の洗濯〜乾燥消費電力量の範囲を比較した図。差は最大で約2〜5倍。
ドラム式ヒートポンプとタテ型の消費電力量の差を示した図(当サイト作成・2026年8月25日確認)。

7社を1社ずつ紹介します

ここからは各社の代表機種と、看板機能が「実際に何をしているのか」を、公式の説明とあわせて紹介します。

シャープ——電気代をいちばん公開している会社

電気代で選ぶなら、まずシャープです。

代表機種ES-12X1(12kg/6kg)の洗濯〜乾燥消費電力量は590Wh。今回調べた12kg級ドラム式の中でいちばん少ない数字です。看板は「ハイブリッド乾燥NEXT」(公式の機能名)で、無排気乾燥方式。マイクロ高圧洗浄や液体洗剤・柔軟剤の自動投入も備えます。

そしてシャープには他社にない武器があります。シャープだけが「1回の洗濯にかかる水道代+電気代」を円で公式に公表しているのです。この話は「電気代・水道代の比較」の章で詳しく扱います。

シャープのハイブリッド乾燥NEXT=ヒートポンプ乾燥と小型サポートヒーターを組み合わせた省エネハイブリッド乾燥の仕組みを示す公式イメージ図
出典:シャープ 公式サイト「ES-12X1 商品特長 乾燥」(確認日 2026-08-25)

気になる点:無排気乾燥は室内の湿気を排出しない仕組みですが、公式ページの説明を超える効果までは確認できていません。運転音は洗濯時32dBで、今回の7機種では最も静かな部類(パナソニック・東芝と同水準)です。

こんな人向け:電気代を数字で確認してから選びたい人。

同じシャープでの他の選択肢:7kg/3.5kgのES-7S2は、乾燥方式がヒーターセンサー乾燥(水冷除湿)に変わり、洗濯〜乾燥消費電力量は1,600Wh。容量を抑えたい人向けの構成です。

パナソニック——幅65cm台にフル装備を積む会社

「幅は抑えたいけど、機能はあきらめたくない」に応えるのがパナソニックです。

代表機種NA-LX129FL/Rは12kg/6kg、ヒートポンプ方式(トップユニット方式)で、洗濯〜乾燥消費電力量は800Wh。トリプル自動投入や、ジェット乾燥「ふんわりジェット」(公式の機能名)を備えます。本体寸法は604×732×1,038mm(本体のみ、ホース含むと639×732×1,060mm)です。

パナソニックのヒートポンプ方式(トップユニット方式)=ヒートポンプを本体上部に配置し、風の通り道を短く太くする構造を示す公式説明図(1加熱器・4冷却器などの番号つき)
出典:パナソニック 公式サイト「LXシリーズ 商品特長 ヒートポンプ乾燥」(確認日 2026-08-25)

気になる点:パナソニックは2026年秋にラインアップを切り替えていて、公式の比較表では新しいLX-F系(このNA-LX129FLなど)が「NEW」、旧LX-E系(NA-LX129EL/Rなど)は「在庫僅少」表記です。ただしNA-LX129FLはまだ発売前で、2026年9月13日の公式製品ページの注記は「2026年10月上旬発売予定」です。旧型のほうが在庫は少なくなっていますが、実売価格は当サイトでは未確認です。

こんな人向け:本体幅を抑えつつ、自動投入までまとめて欲しい人。

同じパナソニックでの他の選択肢:NA-SD10UBL(10kg/5kg)は「低温風パワフル乾燥」というヒーター式(排気式)の乾燥方式です。ここで注意したいのは、ヒーター式なのに洗濯〜乾燥で水量が減る(78L→65L・▼13L)という例外があることです。「水が増えたらヒーター式(水冷除湿)」という見分け方は今回も例外なく成立しましたが、逆(水が減ればヒートポンプ式)は成立しません。この例外の理由は「項目別に比べる」の章で解説します。

※上のカードは、発売前の商品(NA-LX129FL・公式の注記は2026年10月上旬発売予定)の商品ページへのリンクです。

AQUA——設置場所が低くても置ける会社

「洗濯機を置く場所の高さに余裕がない」に答えるのがAQUAです。

代表機種AQW-DXS12A-L/R(12kg/6kg)の高さは943mm。今回調べたドラム式12機種の中で最も低い数値です(他社ドラムは975〜1,120mm)。看板は「まっ直ぐドラム」(公式表記)で、オゾンエアウォッシュやお湯洗いモードも備えます。乾燥方式はヒートポンプ乾燥で、消費電力量は950Wh。

AQUAのまっ直ぐドラムAQW-DXS12Aの本体寸法(幅595mm×奥行667mm×高さ943mm)と、一般的な防水パンに設置できることを示す公式説明図
出典:AQUA 公式サイト「AQW-DXS12A-L/AQW-DXS12A-R 製品ページ」(確認日 2026-08-25)

気になる点:本体幅は595mmとコンパクトですが、洗濯〜乾燥の消費電力量はシャープ・パナソニックよりやや高めです。運転音は洗濯時約34dBと今回の中で標準的な水準です。

こんな人向け:吊り戸棚の下や天井の低い場所に設置したい人。

同じAQUAでの他の選択肢:AQW-D8A-L/R(8kg/4.5kg)は高さ943mmで、こちらは「60cm角の防水パンに置ける薄型8kg」という位置づけです。ただし乾燥方式は「高効率&除菌乾燥」とだけ表記され、ヒートポンプ式かヒーター式かの分類は公式に書かれていません。分からないことは分からないと書きます。

ハイセンス——ヒートポンプ式ドラムの1台構成

今回はハイセンスから、ドラム式洗濯乾燥機を1機種のみ調査しました。

代表機種HWF-D120XL-W(12kg/6kg)は、公式ページで「ヒートポンプ式ドラム」と明記された乾燥方式を採用。洗濯〜乾燥消費電力量は1,085Wh、洗濯のみなら40Wh(消費電力量が公表されている6機種の中で最少)です。自動槽洗浄も備えます。

ハイセンスHWF-D120XL-Wについて、公式サイトで確認できる数字(乾燥方式はヒートポンプ式ドラム、洗濯のみ40Wh、洗濯〜乾燥1,085Wh、外形寸法635×630×1,007mm)と、公式が説明する自動槽洗浄・自動槽乾燥・自動熱交換器洗浄の3つの自動お手入れ機能をまとめた図。公式サイトにヒートポンプ乾燥の構造図・機能説明図は見当たらなかった旨を明記。
ハイセンス公式サイトの記載事項をまとめた図です(ヒートポンプ乾燥の構造図・機能説明図は公式サイトに見当たらなかったため、確認できた事実のみを図解しています。当サイト作成・2026年8月25日確認)。

気になる点:洗濯〜乾燥消費電力量は、シャープ・パナソニック・AQUAより高めです。運転音は約37/約46/約46dB(洗/脱/乾)で、今回の7機種の中では脱水・乾燥時がやや大きめの数値です。

こんな人向け:ヒートポンプ乾燥を1機種でシンプルに選びたい人。

日立——上位機は13kgの新型、下位機は8kg

日立の代表機種は、2026年8月には「発売予定」だった13kgの新型です。

13kg/7kgのBD-STX130Pは、乾燥方式が「らくはや 風アイロン(ヒートポンプ式)」で、洗濯〜乾燥消費電力量は約1,150Wh(標準)・約670Wh(省エネ)。公式ラインアップでは、2026年8月25日時点の「NEW 8月下旬発売予定」から、2026年9月13日には発売予定の表記が消えて「NEW」の表記だけになっています(発売日の記載はありません)。この記事の数字は2026年8月25日に公式ページで確認した公表値で、実売機を当サイトが測った値ではありません。

日立のらくはや風アイロン(ヒートポンプ式)で、ヒートポンプの熱風がドラム内を循環する仕組みを示す公式イメージ図
出典:日立 公式サイト「洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-STX130P 特長:らくはや 風アイロン」(確認日 2026-08-25)

気になる点:日立は同じ「風アイロン」という名前を、上位機(ヒートポンプ式・湿度センサー制御)と下位機(低温ヒート式・水冷除湿)の両方で使っています。名前だけで方式を判断しないよう注意が必要です。

こんな人向け:大容量・最新技術を早めに知っておきたい人。

同じ日立での他の選択肢:8kgで選ぶならBD-CG80P(8kg/4.5kg)です。乾燥方式は「風アイロン(低温ヒート式)」で除湿方式は水冷除湿、洗濯〜乾燥消費電力量は約1,380Wh。液体洗剤・柔軟剤の自動投入は非搭載です。発売日の記載はなく、公式表記は「NEW」のみです。

東芝——上位機は在庫限り、後継は10月発売予定

「型落ちのタイミングを狙いたい」に、いちばん正直に答えられるのが東芝です。

代表機種TW-127XP5L/R(12kg/7kg)は、乾燥方式「ふんわリッチ速乾(ヒートポンプ除湿乾燥)」で、洗濯〜乾燥消費電力量は約1,330Wh(標準)・約670Wh(乾燥節電)。温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄EXも搭載します。この機種を含む東芝の上位ドラム3機種は、公式ラインアップで「在庫限り」と表記され、後継のTW-137XP6(13kg/7kg)が「New 2026年10月発売予定」と明記されています。

東芝のふんわリッチ速乾(ヒートポンプ除湿乾燥)で、湿度センサー・最大内径約54cmの広い槽内・広い乾燥風路・新ヒートポンプユニットを示す公式イメージ図
出典:東芝ライフスタイル 公式サイト「ドラム式洗濯乾燥機 商品特長 乾燥」(確認日 2026-08-25)

気になる点:「在庫限り」は在庫がなくなり次第終売という意味で、値引きされやすい傾向はあるものの、実際の価格は当サイトでは確認していません。乾燥容量は7kgで、6kgの他社より消費電力量が多めに出ますが、乾燥できる量自体は多い計算になります。

こんな人向け:型落ちのタイミングで賢く選びたい人。10月以降の新型(TW-137XP6)を待ちたい人にも選択肢として書いておきます。

同じ東芝での他の選択肢:TW-84GS5L(8kg/4kg)は乾燥方式がヒーター式乾燥(水冷除湿)に変わり、洗濯〜乾燥消費電力量は約1,980Wh。こちらは「在庫限り」の表記はありません。

アイリスオーヤマ——分からないことは分からないと書きます

アイリスオーヤマの代表機種HDK852Z-W(8kg/5kg)は、洗剤自動投入や温水洗浄、ファイブセンシングといった機能を備えています。

乾燥方式・消費電力量・防水パン条件・運転音の4項目について、7社(シャープ・パナソニック・AQUA・ハイセンス・日立・東芝・アイリスオーヤマ)が公式に何を公表しているかの一覧表。アイリスオーヤマのみ4項目とも公式ページに記載がなく非公表。他社は数値・表記とも公式ページで確認できる。
乾燥方式・消費電力量・防水パン条件・運転音の公表状況を7社で並べた一覧です。アイリスオーヤマは4項目とも公式ページに記載がありません(当サイト作成・2026年8月25日確認)。

ただし正直に書くと、この機種は洗濯〜乾燥の消費電力量・水量ともに公式ページに記載がなく、乾燥方式の名前(ヒートポンプ式かヒーター式か)も公式表記がありません。仕様表には「温風用電熱装置消費電力 800W」という記載はありますが、これだけでは実際に1回の乾燥にどれだけ電気を使うかは分かりません。他社のように比較表に並べられないのは、当サイトの手落ちではなく、公式ページにその情報がないためです。運転音・防水パン条件・発売時期も同様に記載がありませんでした。

こんな人向け:8kgクラスをシンプルに探している人。ただし電気代・水量を他社と比較したい人には、この記事の他の6社をおすすめします。

項目別に比べる

各社の紹介で出てきた違いを、こんどは項目の側から見直します。「自分が譲れない条件」から決めたい人はこちらが早いです。

消費電力量で比べる(乾燥容量をそろえて見る)

12kg級ドラムの洗濯〜乾燥消費電力量を安い順に並べると、最大2.3倍の差があります。

12kg級ドラム6機種の洗濯〜乾燥消費電力量ランキング(乾燥容量つき)。1位シャープES-12X1 590Wh(乾燥6kg)〜6位東芝TW-127XP5 約1,330Wh(乾燥7kg)。日立・東芝は乾燥容量7kgで他社より1kg多い。
12kg級ドラム6機種の消費電力量ランキング(乾燥容量を併記。当サイト作成・2026年8月25日確認)。
順位 メーカー・機種 洗濯〜乾燥消費電力量 乾燥容量
1 シャープ ES-12X1 590Wh 6kg
2 パナソニック NA-LX129FL ⚠️発売前 800Wh 6kg
3 AQUA AQW-DXS12A 950Wh 6kg
4 ハイセンス HWF-D120XL-W 1,085Wh 6kg
5 日立 BD-STX130P(NEW) 約1,150Wh(標準) 7kg
6 東芝 TW-127XP5 ⚠️在庫限り 約1,330Wh(標準) 7kg

アイリスオーヤマHDK852Z-Wは公式ページに消費電力量の記載がないため、この表には入れていません。

まとめると:電気代を最優先にするならシャープが頭ひとつ抜けています。ただし日立・東芝は乾燥容量が7kgと1kg多く、単純に「電気を多く使う」とは言い切れません。乾燥容量を確認したうえで比べてください。

水の増減で分かること

洗濯〜乾燥で水量が増えるか減るかは、乾燥方式を見分けるヒントになります。今回の12機種を調べた結果はこうでした。

  • 水が増えた4機種のうち、方式を公表している3機種はすべて公式が「水冷除湿」を明記:日立BD-CG80P(▲5L)・シャープES-7S2(▲23L)・東芝TW-84GS5L(▲12L)(残るAQUA AQW-D8A・▲15Lは方式が公式非公表)。
  • 逆方向には例外がありました:パナソニックNA-SD10UBLは低温風パワフル乾燥(ヒーター/排気式)なのに、洗濯〜乾燥で水量が減ります(78L→65L・▼13L)。排気式は除湿に水を使わないためです。
「水が増えたら水冷除湿ヒーター式」の見分け方を示す図。水が増える4機種は例外なく水冷除湿ヒーター式または方式非公表。水が減る場合はヒートポンプ式とは言えない片方向の関係で、パナソニックNA-SD10UBLが例外として水量が減ることを示す。
水量の増減から乾燥方式を見分ける方法(片方向のみ成立。当サイト作成・2026年8月25日確認)。

まとめると:「洗濯〜乾燥で水が増えたら水冷除湿のヒーター式」は、今回調べた範囲で例外なく成立します。ただし「水が減ればヒートポンプ式」とは言えません。この見分け方は片方向にしか使えないと覚えておいてください。

高さで比べる

ドラム式は縦型より背が高くなりがちですが、社によって差があります。

メーカー・機種 高さ
AQUA AQW-DXS12A/AQW-D8A 943mm
東芝 TW-84GS5L 975mm
パナソニック NA-SD10UBL 960mm
ハイセンス HWF-D120XL-W 1,007mm
パナソニック NA-LX129FL ⚠️発売前 1,038mm
日立 BD-CG80P 1,039mm
シャープ ES-7S2 1,039mm
東芝 TW-127XP5 1,060mm
日立 BD-STX130P(NEW) 1,065mm
シャープ ES-12X1 1,120mm

まとめると:AQUAのドラム式は、同じ12kg級の他社より6〜18cm低く作られています。吊り戸棚や梁がある場所では、この差が「置けるか置けないか」を分けることがあります。

重さ・設置にかかる時間で比べる

洗濯機は本体重量が重いほど床への負荷が増え、搬入時の人手も必要になります。目安時間(洗濯のみ/洗濯〜乾燥)とあわせて見ておきます。

メーカー・機種 質量 目安時間(洗濯のみ) 目安時間(洗濯〜乾燥)
シャープ ES-12X1 約80kg 約35分 約150分
パナソニック NA-LX129FL ⚠️発売前 81kg 32分 98分(省エネ165分)
AQUA AQW-DXS12A 約95kg 約29分 約139分
ハイセンス HWF-D120XL-W 約87kg 約29分 約124分
日立 BD-STX130P(NEW) 約92kg 35分 約93分(省エネ約200分)
東芝 TW-127XP5 ⚠️在庫限り 約89kg 約30分 約87分(乾燥節電約215分)
アイリスオーヤマ HDK852Z-W 約81kg 不明 不明

まとめると:本体重量はどの機種もおおむね80〜95kgの範囲に収まり、メーカー間の差は小さめです。一方で洗濯〜乾燥にかかる時間は87分〜150分と幅があり、日立・東芝は標準コースの時間が短い代わりに、省エネ・節電コースを使うと200分前後まで延びます。

乾燥機能がいらない人には「縦型全自動」もあります

縦型全自動洗濯機とは、乾燥機能を持たず洗濯・すすぎ・脱水だけを行うタイプの洗濯機です。ここまで紹介したドラム式・タテ型洗濯乾燥機より本体が軽く、消費電力量も少なくなります。

メーカー・機種 洗濯容量 消費電力量(洗濯) 標準使用水量 質量 発売状況
日立 BW-X120P 12kg 64Wh 123L 約55kg NEW・取り扱い先限定
日立 BW-V80P 8kg 44Wh 92L 約36kg NEW
パナソニック NA-FA12V6 12kg 70Wh 139L 約51kg NEW(比較表)
パナソニック NA-FA8K6 8kg 47Wh 92L 約43kg NEW(比較表)
シャープ ES-GV8L 8kg 67Wh 83L 約36kg 現行
AQUA AQW-V8B 8kg 52Wh 約90L 約34kg NEW(ラインアップ)
アイリスオーヤマ ITW-80B01-W 約8.0kg 不明
(定格消費電力380/480Wのみ公表)
約99L 約36kg 現行

パナソニックの2機種には「槽・風乾燥」という送風だけの簡易乾燥機能があり(化繊2kgまで)、ヒーターやヒートポンプを使う本格的な乾燥機能とは別物です。シャープES-GV8Lも同様に「風乾燥(穴なし槽)」を備えます。日立・AQUA・アイリスオーヤマの機種には乾燥関連の機能はありません。

まとめると:乾燥は別の方法(部屋干し・乾燥機単体など)で済ませるつもりなら、縦型全自動は本体が軽く消費電力量も少ない選択肢になります。ただしアイリスオーヤマITW-80B01-Wは消費電力量(Wh)の公式記載がなく、他機種と横並びで比較できません。

電気代・水道代の比較

ここでは1回の洗濯〜乾燥にかかる電気代・水道代を、円だけで比べます。

シャープだけが公式に「円」で公表している

今回調べた7社の中で、シャープだけが「1回のお洗濯にかかる水道代+電気代」を円で公式ページに公表しています。単価の出典(水道137円/m³+下水道125円/m³=日本電機工業会調べ、電気31円/kWh=家電公取協)まで明記されているのが特徴です。

シャープが公式に円で公表している1回の洗濯(〜乾燥)にかかる電気代+水道代の比較。ES-12X1が31.1円、ES-7S2が70.6円、ES-PT11Lが91.3円。
シャープが公式公表する洗濯1回あたりの電気代+水道代の比較(当サイト作成・2026年8月25日確認)。
  • ES-12X1(12kg/6kg・ドラム式):31.1円
  • ES-7S2(7kg/3.5kg・ドラム式):70.6円
  • ES-PT11L(11kg/6kg・タテ型洗濯乾燥機):91.3円

同じシャープの中でも、ドラム式の大容量機(ES-12X1)といちばん安く、タテ型洗濯乾燥機(ES-PT11L)は約3倍の水道代・電気代がかかることが、公式の数字から分かります。

他社は電気代だけを同じ単価で計算しました

シャープ以外の6社は、水道代を円に換算する条件が公式に示されていないため、電気代のみを、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(31円/kWh)で計算しました。1日1回・月30回使うと仮定した場合の月額です。

12kg級ドラム6機種の電気代(1回あたり・月30回換算)比較棒グラフ。シャープES-12X1が約18円/回で最安、東芝TW-127XP5が約41円/回で最高。
12kg級ドラム6機種の電気代比較(電気代のみ・31円/kWhで計算。当サイト作成・2026年8月25日確認)。
メーカー・機種 電気代(1回あたり) 電気代(月30回換算)
シャープ ES-12X1 約18円 約540円
パナソニック NA-LX129FL ⚠️発売前 約25円 約750円
AQUA AQW-DXS12A 約29円 約870円
ハイセンス HWF-D120XL-W 約34円 約1,020円
日立 BD-STX130P(NEW) 約36円 約1,080円
東芝 TW-127XP5 ⚠️在庫限り 約41円 約1,230円

※乾燥容量は日立・東芝が7kg、他4社が6kgです。

いちばん安いシャープと、いちばん高い東芝の差は、月30回換算で約690円。年間にすると8,000円ほどの差になります。

タテ型洗濯乾燥機の乾燥は、ドラム式ヒートポンプの2〜5倍の電気を使います

今回、タテ型の洗濯乾燥機も2機種調べました。乾燥にかかる消費電力量は、ドラム式ヒートポンプ勢とは桁が違います。

  • 東芝 AW-12VP4(12kg/6kg・ハイブリッド乾燥):約2,850Wh(目安約210分)
  • シャープ ES-PT11L(11kg/6kg・ヒーターセンサー乾燥):2,200Wh(目安約220分)

電気代に換算すると、東芝AW-12VP4は約88円/回(月30回換算で約2,640円)、シャープES-PT11Lは約68円/回(月30回換算で約2,040円)です。同じ31円/kWhで計算した、ドラム式ヒートポンプ勢の約18〜41円/回(月約540〜1,230円)と比べると、はっきりと差が出ます。

まとめると:毎日乾燥機能を使うなら、タテ型洗濯乾燥機はおすすめしません。洗濯だけタテ型で済ませ、乾燥は別に考える、という使い方であれば選択肢になります。なお、乾燥機能のないタテ型全自動洗濯機(パナソニックNA-FA12V6・12kgなど)は、洗濯のみの消費電力量が70Wh程度と、そもそも乾燥機能つき機種と単純比較できない構成です。

用途別おすすめ(3択)

この記事の比較軸(電気代・発売状況・設置の高さ)で選ぶなら、この3社です。

メーカー・機種 こんな人
第1(総合・電気代重視) シャープ ES-12X1 電気代を最優先で抑えたい・今すぐ現行品を買いたい
第2(型落ち狙い) 東芝 TW-127XP5L/R 在庫限りのタイミングを狙いたい
第3(設置制約) AQUA AQW-DXS12A-L/R 吊り戸棚や梁の下など、高さに制約がある
  1. 第1に(総合):シャープ ES-12X1——洗濯〜乾燥消費電力量590Whは今回の7機種で最少。運転音も洗濯時32dBで、パナソニック・東芝と並ぶ静かな部類です。今すぐ買える現行品です。
  2. 第2に(型落ち狙い):東芝 TW-127XP5L/R——在庫限りの表記が出ている上位機。後継のTW-137XP6は2026年10月発売予定なので、今の在庫を狙うか、新型を待つかを選べます。
  3. 第3に(設置制約):AQUA AQW-DXS12A-L/R——高さ943mmは同じ12kg級の他社より6〜18cm低く、置き場所に制約がある家庭の受け皿になります。

条件が合わない人の逃がし先:

よくある質問

Q. 洗濯機はどこのメーカーがいい?

A. 用途で変わります。電気代重視ならシャープ、型落ちを狙うなら東芝、設置場所の高さに制約があるならAQUAです。冒頭の1枚表で見比べるのが早いです。

Q. ドラム式洗濯乾燥機の電気代は月いくら?

A. この記事で計算した12kg級ドラム6機種では、1日1回・月30回使う想定で月約540〜1,230円(電気代のみ・31円/kWhで計算)です。シャープはこれに水道代を足した公式の数字も公表していて、ES-12X1は1回あたり31.1円です。

Q. 東芝の「在庫限り」の機種や、日立の新型は買っても大丈夫?

A. 東芝TW-127XP5L/Rは在庫限りの表記で、後継TW-137XP6が2026年10月発売予定です。日立BD-STX130Pは、2026年8月25日時点の「8月下旬発売予定」から、2026年9月13日の公式では発売予定の表記が消えて「NEW」の表記になっています(発売日の記載はありません)。今の在庫を選ぶか、新型を待つかは、価格情報を含めて店頭やメーカー公式で最新状況を確認してから判断してください。

Q. 洗濯機は左開き・右開きどちらを選べばいい?

A. 設置場所で決まります。ドラム式は多くの機種がL(左開き)/R(右開き)で型番が分かれ、間違えると使えません。測り方は「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所」で解説しています。

Q. 縦型洗濯乾燥機とドラム式、乾燥はどちらが省エネ?

A. 今回調べた範囲では、ドラム式ヒートポンプの洗濯〜乾燥消費電力量が590〜1,330Whなのに対し、タテ型洗濯乾燥機は2,200〜2,850Wh。2〜5倍の差があります。毎日乾燥機能を使うなら、ドラム式ヒートポンプをおすすめします。詳しくは「ドラム式と縦型どっちがいい?」で解説しています。

Q. 乾燥機能を使わないなら、どのメーカーがいい?

A. 乾燥機能がいらないなら、洗濯のみの縦型全自動という選択肢もあります。今回調べた7機種のうち、消費電力量が公表されている6機種では44〜70Wh(乾燥ありの機種の洗濯のみと同水準)で、本体重量も34〜55kgとドラム式より軽くなります。詳しくは「乾燥機能がいらない人には『縦型全自動』もあります」の章で比較しています。

買う前の注意

洗濯機は「置ければ終わり」ではありません。買ってから困りやすいポイントを2つ紹介します。

防水パンの奥行内寸は社ごとにばらつきます

洗濯機は「防水パン」という受け皿の上に設置するのが一般的です。この奥行内寸は、パナソニック以外の6社が機種別に公表していて、500〜550mmでばらつきます。

各社の防水パン奥行内寸条件の一覧(500〜550mmでばらつく)と、ドラム式の左開き・右開き型番の考え方をまとめた図。
防水パン奥行内寸の一覧と左右開き型番の考え方(当サイト作成・2026年8月25日確認)。
メーカー・機種 防水パン条件(公式の項目名)
日立 BD-STX130P/BD-CG80P 「設置可能な防水パンサイズ(内寸奥行)」540mm以上
シャープ ES-12X1/ES-7S2 「設置可能な防水パン(内寸奥行)」540mm以上
東芝 TW-127XP5 「設置可能防水パン」奥行内寸520mm以上
東芝 TW-84GS5L 同上 奥行内寸500mm以上
AQUA AQW-DXS12A/AQW-D8A 「設置可能防水パン(奥行内寸法)」540mm以上
ハイセンス HWF-D120XL-W 「設置可能防水パン」奥行内寸500mm以上・幅内寸590mm以上
パナソニック 全機種 機種別の記載なし。共通の「ドラム式サイズチェック」ページで判定(公式用語は「防水フロアー」)
アイリスオーヤマ HDK852Z-W 記載なし=不明

パナソニックだけ公式の用語が「防水パン」ではなく「防水フロアー」です。パナソニックの共通チェックページ(2026-08-25に実在を確認)では、防水フロアー幅内寸590mm〜・奥行内寸540mm〜(539mm以下は設置不可)、壁面から防水フロアー前面内壁まで590mm以上、搬入経路(入り口・廊下・階段)710mm〜、建物共用部751mm〜という判定値が示されています。このシミュレーターはドラム式専用で、縦型は対象外です。

ドラム式は左開き・右開きで型番が分かれます

ドラム式は多くの機種で、ドアを開く向き(L=左開き/R=右開き)ごとに型番が分かれます。日立BD-STX130PL/PR、パナソニックNA-LX129FL/FR、東芝TW-127XP5L/R、AQUA AQW-DXS12A-L/Rなどが該当します。これは設置場所(壁や動線がどちら側にあるか)で決まるもので、間違えて注文すると使えません。購入前に、置き場所のどちら側から洗濯物を出し入れしたいかを必ず確認してください。

なお、蛇口(水栓)の高さや形、搬入経路の幅については、今回は当て直していません。正確な情報は「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所」(2026年8月17日確認分)を参照してください。

まとめ

  • 2026年秋は東芝・パナソニック・日立の3社が同時にドラム式の世代交代期(日立の新型は2026年9月13日の公式で「NEW」表記)。「在庫限り」「在庫僅少」「発売予定」は事実として存在する情報で、型落ちを狙うか新型を待つかの判断材料になる。
  • 12kg級ドラムの洗濯〜乾燥消費電力量は最大2.3倍差。ただし日立・東芝は乾燥容量が7kgで他社より1kg多く、単純比較はできない。
  • 「水が増えたら水冷除湿のヒーター式」は成立するが、逆(水が減ればヒートポンプ式)は成立しない(パナソニックNA-SD10UBLが例外)。
  • シャープだけが「1回の洗濯にかかる電気代+水道代」を円で公式公表。ES-12X1は31.1円。
  • タテ型洗濯乾燥機の乾燥は、ドラム式ヒートポンプの2〜5倍の電気を使う。毎日乾燥を使うならドラム式ヒートポンプがおすすめ。

今日やることは1つだけ。洗濯機を置く場所の「防水パンの奥行」と「左右どちらから洗濯物を出し入れしたいか」を確認してください。それだけで、この記事の表から候補が2〜3社に絞れます。

測り方の詳細は、ひとつ上の「買う前の注意」と「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所」にまとめました。

洗濯機以外の入口記事もあわせてどうぞ:「500Lクラスの冷蔵庫、結局どの会社がいい?」「炊飯器のメーカーはどこがいい?

注記:数字の細かい条件

消費電力量の測定コース:各社の測定コースは統一されていません。日立は標準/省エネの2値、東芝は標準/乾燥節電の2値、パナソニックは標準乾燥/省エネ乾燥の2値、シャープ・AQUA・ハイセンスは1値のみを公表しています。この記事では原則として各社の「標準」の値を使っています。

電気代の計算方法:洗濯〜乾燥消費電力量(Wh)を1,000で割ってkWhに直し、31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)を掛けて、円未満を四捨五入しています。「月30回」は1日1回使うと仮定した当サイトの計算上の目安であり、公式の使用回数データではありません。

シャープの円換算(31.1円など):シャープ公式ページの公表値で、水道137円/m³+下水道125円/m³(日本電機工業会調べ)と電気31円/kWh(家電公取協)を合算したものです。他社の「電気代のみ」の数字と単純比較すると、シャープの数字がやや高く見える点に注意してください(水道代を含むため)。

乾燥容量の違い:日立・東芝の代表機種は乾燥容量7kg、他社は6kgです。消費電力量ランキングは、この差を割り引かずに並べた数字である点にご留意ください。

発売状況:日立BD-STX130Pは、2026年8月25日時点では「8月下旬発売予定」の表記でしたが、2026年9月13日の公式ラインアップと製品ページでは発売予定の表記はなく「NEW」の表記です(発売日の記載はありません)。この記事の日立の数値は2026年8月25日に確認した公式の公表値で、実売機で再測定した値ではありません。東芝TW-127XP5L/Rの「在庫限り」、パナソニックNA-LX129EL/Rの「在庫僅少」も、いずれも2026年8月25日時点のメーカー公式表記です。パナソニックNA-LX129FL/Rは、2026年9月13日の公式製品ページの注記が「2026年10月上旬発売予定」で、まだ発売前です(公式の比較表では「NEW」の表記、旧LX129EL/Rは同日も「在庫僅少」)。この記事のNA-LX129FLの数値は発売前の公表値です。

アイリスオーヤマの不明値:HDK852Z-Wの洗濯〜乾燥消費電力量・水量は公式ページに記載がなく、乾燥方式の名前も公式表記がありません。仕様表の「温風用電熱装置消費電力 800W」は定格の消費電力であり、1回あたりの使用電力量(Wh)とは別の指標のため、他機種の数値と並べていません。

蛇口・搬入幅:蛇口(水栓)の高さ・形・搬入経路の幅は、今回のデータ当て直しの対象外です。2026年8月17日確認分の情報は「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所」を参照してください。

出典(確認日つき)

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