ダイニチの加湿器は何ができる?「カンタン取替えトレイカバー」「4つの抗菌加工」「おやすみ快適」を公式の説明で1つずつ解説

加湿器

本記事はアフィリエイト広告(楽天)を含みます。

結論編でダイニチを「中〜広い部屋向けの第1」として紹介しましたが、ダイニチの加湿器を型番だけ見ても、何が優れているのかは分かりにくいと思います。この記事はダイニチの看板機能を1つずつ「何をする機能か」から説明する回です。当サイトは2026年9月18日にダイニチ工業の公式ページを開き、2026年度モデルの製品ページ・特長ページ・ニュースリリースを読み直しました。

先に3行で

  • ダイニチの加湿器は全機種が「ハイブリッド式」です。公式は「送風の「気化式」とヒーターで加湿をアシストする「温風気化式」を組み合わせた方式」と説明しています(「ダイニチ工業の加湿器はすべてこの加湿方式」)
  • 看板は手入れを減らす部品です。「カンタン取替えトレイカバー」(LX・LXC・RXT・RXC・PN・PCタイプに搭載)と「かんたんフィルタークリーナー」(LX・LXCタイプのみ)の2つで、トレイの洗浄やフィルター掃除の手間を減らす仕組みです
  • 本体3年保証(公式「本体3年保証を実施」)。2026年度モデルは8月27日に全25機種を発売しています

このシリーズ(加湿器・全7回)の目次

加湿器の記事は7本で1組。これは2本目です。

  1. 加湿器はどの方式を選べばいい?スチーム・気化・超音波・ハイブリッドを公式数値だけで比較(公開ずみ)
  2. ダイニチの加湿器の機能(この記事)
  3. 象印のスチーム式加湿器は何が違う?フィルター不要・トリプル安心設計・湯沸かし音セーブモードを公式の説明で解説
  4. スチーム式加湿器の電気代は高い?象印の「加湿時410W」を1か月・1シーズンの金額にして他の方式と並べた
  5. 6畳の寝室に置く加湿器の選び方|「静音運転の加湿量」と「運転音」で小型機を見る
  6. 加湿器は加湿量の段ごとにどこがいい? 小部屋向けは象印、中〜広い部屋向けはダイニチ【12型番実数】(公開ずみ)
  7. 加湿器の2026年新製品|ダイニチ・象印・パナソニックの発売時期と前の型との違い【公式情報のみ】

1本目「加湿器はどの方式を選べばいい?」では、ダイニチ・シャープ・コロナをまとめて「ハイブリッド式」の1節で紹介しました。本記事はその中のダイニチ1社だけを深く掘る回です。電気代の月額・シーズン額の細かい比較は4本目「スチーム式加湿器の電気代は高い?」に譲ります。

まず1枚:ダイニチの看板機能と、何をする機能か

ダイニチの加湿器の看板機能(ハイブリッド式・カンタン取替えトレイカバー・かんたんフィルタークリーナー・4つの抗菌加工・カンタン取替えフィルター・おやすみ快適)と付いているタイプの表
公式の呼び名 何をする機能か(公式の説明より) 付いているタイプ
ハイブリッド式(気化式×温風気化式) 送風の気化式と、ヒーターで加湿をアシストする温風気化式を組み合わせた方式 全機種
eco運転 気化式のみで運転し、消費電力を抑える 全機種
カンタン取替えトレイカバー 半透明の使い捨てカバーでトレイの洗浄を不要にする LX・LXC・RXT・RXC・PN・PC
かんたんフィルタークリーナー 左右にスライドして背面のエアフィルターのほこりを落とす LX・LXCのみ
キレイにうるおう4つの抗菌加工 部品ごとに菌・カビの増殖を抑える加工を施す 機種により内訳が異なる(下記)
カンタン取替えフィルター(別売部品) 水洗い・クエン酸洗浄なしで、汚れたら交換するだけのフィルター 全機種に対応(リリース)
おやすみ快適 1時間は最小運転音、その後は静音運転モードで自動調整 RXT2026・LX2026・RX2026ページに同じ文で記載(仕様表の消費電力・加湿量欄は空欄)

※本表は2026年度モデル(HD-RXT726・HD-RXT526・HD-LX1226・HD-LX1026)を中心に確認しました。当サイトはこれらを1台も購入しておらず、使用もしていません。体感・使用感の評価は行わず、公式の説明と測定条件だけを扱います。

前提:ダイニチの加湿器は、2026年度モデルで全25機種です

ダイニチ2026年度モデルの型番と加湿量(mL/h)のクラス帯グラフ。RXT526=500、RXT726=700、RXT926=860、LX1026=960、LX1226=1200

ダイニチ工業は2026年8月27日、「ハイブリッド式加湿器2026年度モデル全25機種を発売します」とニュースリリースで発表しました。販売店は「全国の家電量販店やホームセンター等」です。当サイトが公式ラインアップページで確認できたタイプはLX・LXC/RXT・RXC/RX/N/C/PN・PCの系統で、公式は「型名は販売ルートによって異なります」と説明しています(家電量販店向けとホームセンター・Web限定向けで型番の末尾記号が変わる、という意味です)。

型番の読み方(当サイトが確認できた範囲)

  • HD-:ダイニチの加湿器に共通する記号
  • アルファベット部分(RXT/LX/RX/N など):タイプ(シリーズ)を表す記号
  • 数字部分:加湿量のクラスと対応しています。RXT526=500mL/h、RXT726=700mL/h、RXT926=860mL/h、LX1026=960mL/h、LX1226=1,200mL/h(RXT・LX の2026年度モデルの公式ページで確認した組み合わせ)
  • 末尾の「26」:⛔ 年度モデルを表す記号だと当サイトは読みましたが、公式の説明は見つけられませんでした。2025年度モデルの型番末尾は「25」でした(前年度ページの表示より)

機能① ハイブリッド式:気化式と温風気化式を組み合わせる仕組み

ハイブリッド式の仕組み図。湿度が高いときは気化式のみ、湿度が低いときは気化式に温風気化式を組み合わせて運転する2パターン

ダイニチの加湿方式は「ハイブリッド式」の1種類だけで、公式は「ダイニチ工業の加湿器はすべてこの加湿方式」と明記しています。仕組みの説明は逐語で次のとおりです。

送風の「気化式」とヒーターで加湿をアシストする「温風気化式」を組み合わせた方式。湿度が低いときは「温風気化式」でパワフルにすばやく加湿します。

つまり湿度が高いときは気化式(送風だけ)で静かに、湿度が低いときはヒーターの力も借りて素早くという2段構えです。公式は見た目についても明記しています。「スチーム式や超音波式のように湯気や霧は見えません」「吹き出す風は暖かくありません」(RXT2026ページ)。象印のスチーム式のような「見える蒸気」を期待していると、ダイニチでは肩透かしになります。

⚠️ ハイブリッド式(気化式×温風気化式)はダイニチだけのものではありません。1本目「加湿器はどの方式を選べばいい?」で触れたとおり、シャープ・コロナも同じ系統の方式を採用しています。ただし部品名や仕組みの呼び方は社ごとに異なり、当サイトは他社との優劣を断定しません。

消費電力を抑える運転が「eco運転」です。公式の説明は「気化式で運転を行ない、消費電力を抑えます」。リリースでも「全機種『eco運転モード』を標準搭載」と明記されており、25機種全部に付いています。

機能② カンタン取替えトレイカバーとかんたんフィルタークリーナー:手入れを減らす2つの部品

カンタン取替えトレイカバー(LX・LXC・RXT・RXC・PN・PC搭載)とかんたんフィルタークリーナー(LX・LXCのみ搭載)の説明図

ダイニチの看板は手入れの手間を減らす部品です。公式の製品ページ(RXT2026・LX2026など)の説明は逐語で次のとおりです。

半透明の使い捨てカバーをセットすることで、トレイの洗浄が不要となります。

これが「カンタン取替えトレイカバー」で、LX・LXC・RXT・RXC・PN・PCタイプに搭載されています。ただし使い捨てなので買い足しが必要です。公式の交換めやすは「1シーズンをめやすに新しいもの(別売部品)と交換してください(1シーズンを6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)にて使用した場合)」。使用時間や水道水の硬度が違えば、この目安も変わります。

もう1つが「かんたんフィルタークリーナー」で、こちらはLX・LXCタイプのみの搭載です(「*LX・LXCタイプに搭載」)。公式の説明は「左右にスライドすることで、かんたんに背面のエアフィルターをお掃除※1できます」「溜まったほこりは、1カ月に1回まとめて捨てるだけ」。ただし※1「使用環境や使用状況により、ほこりが取れにくい場合があります」という条件が付きます。

機能③ キレイにうるおう4つの抗菌加工:菌・カビを抑える部品ごとの加工

4つの抗菌加工(Ag+抗菌アタッチメントEX・抗菌フラットトレイ・抗菌気化フィルター・抗菌エアフィルター)の試験機関・規格・結果の表(RXT・RXCタイプ)

公式が「キレイにうるおう4つの抗菌加工」と呼ぶ部品ごとの加工です。抑えているのは部品の上の菌・カビであって、空気清浄や体調への効果を公式は説明していません。試験機関・規格・条件は部品ごと、さらにタイプごとにも違うため、当サイトは1つずつ逐語で書きます。次の4項目はRXT・RXCタイプのページの注記です。

  • Ag+抗菌アタッチメントEX:試験機関は一般財団法人日本食品分析センター。「一般社団法人日本電機工業会 自主基準(HD-133)に準拠(試験対象:水中の2種類の菌)」で、「6時間で99%以上の抑制を確認」(この項目はLX・LXCタイプも同じ試験番号です)
  • 抗菌フラットトレイ:試験機関は一般財団法人ボーケン品質評価機構。JIS Z 2801に準拠し、「PS-HI材料用99%以上の抑制を確認」(RXT・RXCタイプの場合)
  • 抗菌気化フィルター:同機構。JIS L 1902(抗菌)・JIS Z 2911(防カビ)に準拠し、「99%以上の抑制を確認」「抑制を確認」(この項目もLX・LXCタイプと同じ試験番号です)
  • 抗菌エアフィルター:東亞合成株式会社製品研究所。JIS L 1902・JIS Z 2911・サンドイッチELISA法(抗アレル物質〈スギ花粉・ダニの死骸〉)で試験(RXT・RXCタイプの場合)

⛔ LX・LXCタイプでは、4項目のうち2つの中身が違います。抗菌フラットトレイの試験結果は「ABS材料用99%以上の抑制を確認」で、RXT・RXCタイプの「PS-HI材料用」とは異なる樹脂での試験です。4つ目は見出しが「抗菌エアフィルター」ではなく「かんたんフィルタークリーナー(抗菌仕様)」で、公式の注記に書かれた試験対象部分の名称は同じ「抗菌エアフィルター」です。試験の中身はRXT・RXCタイプと違い、試験機関は一般財団法人ボーケン品質評価機構、JIS L 1902(抗菌)のみで「99%以上の抑制を確認」。RXT・RXCタイプの4つ目(東亞合成株式会社製品研究所による抗菌・防カビ・抗アレル物質の3試験)より試験項目が少ないという違いです。

⛔ RXタイプとHD-N326だけ、4つ目の名前が「除菌フィルター」です。リリースは「*RXタイプ・HD-N326は除菌フィルター、それ以外は抗菌エアフィルター。」と明記しており、RXCタイプはRXTと同じ「抗菌エアフィルター」です。Nタイプは1つ目の名前も「抗菌アタッチメント」(EXが付かない)、2つ目も「抗菌トレイ」という名前でした。本記事の対象はRXT・LXタイプのため、RX・Nタイプの詳しい解説は扱いません。

機能④ カンタン取替えフィルター:別売の交換用フィルター

標準搭載の抗菌気化フィルター(水洗い・クエン酸洗浄が必要)と別売のカンタン取替えフィルター(交換のみ)の手入れ比較表

標準で付属する抗菌気化フィルターは「1カ月に1回のクエン酸洗浄(2週間に1回程度、水洗いも必要)で5シーズン※2使用可能」という手入れが要ります。これを不要にする別売部品が「カンタン取替えフィルター」です。公式の説明は「水洗いもクエン酸洗浄も不要。3カ月※1に1回汚れたフィルターを捨てて、新しいフィルターに取り換えるだけ」。※の中身は、ダイニチ公式の加湿器のフィルターのページに「※1:1日8時間運転、水道水の硬度50㎎/L(全国平均値)の場合。」「※2:1シーズンを6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)、月に1回クエン酸洗浄した場合。」と書かれています。リリースには「『カンタン取替えフィルター』は全機種に対応」とあり、25機種すべてで別売として使えるという位置づけです。水洗い・クエン酸洗浄をしたくない人向けの選択肢で、標準搭載ではありません。価格は当サイトで確認していません。

機能⑤ おやすみ快適・湿度設定5%刻み・ターボ・チャイルドロック

おやすみ快適モードの時間経過図。最初の1時間は最小運転音13dB、その後は静音運転モードで自動調整(RXT2026・LX2026共通)

おやすみ快適は、公式の説明で「ボタンを押して1時間は最小運転音(13dB)でとことん静かに、その後は『静音』運転モードで設定した湿度に自動でコントロール」という夜間向けのモードです。⛔ この説明文はRXT2026ページとLX2026ページのどちらにも同じ文で載っており、RXT726だけの機能ではありません。

湿度設定5%刻みは、「50%、55%、60%、65%、70%から湿度を選んで加湿できます」という機能で、リリースは「2024年度モデルより、5つのタイプに…搭載(その他は10%刻みです。)」と説明しています。リリースPDF「ハイブリッド式加湿器2026年度モデルラインナップ」の凡例(青丸=「湿度設定5%刻み」搭載)で当サイトが確認したところ、対象はLX・LXC・RXT・RX・RXCの5タイプで、N・C・PN・PCタイプには付いていません。本記事の対象であるRXT・LXタイプはどちらも該当します。

ターボは「設定湿度に達するまで、加湿量を約15%※アップ」させる機能で、「約1時間運転、または設定湿度に到達後、設定運転モードに切り換え」という時間の条件が付きます。チャイルドロックは「小さなお子さまのいたずらや運転誤操作を防止したいときにお使いください」という説明どおりの機能です。

電気代:公式が出している数字

eco運転時の1カ月の電気代棒グラフ。HD-RXT526で約89円/月、HD-RXT726で約133円/月(1日8時間×30日・31円/kWh・50Hzの場合)

ダイニチはeco運転時の電気代を円で公表しています。公式の逐語は次のとおりです。

「『eco』運転時の1カ月の電気代は、HD-RXT526、HD-RXC500C(加湿量500mL/hクラス)で約89円」「HD-RXT726…約133円」(※1日8時間×30日運転、電力料金目安単価:31円/kWh(税込)(2022年7月改定/公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会)、50Hzの場合)

(原文は「さらに、『eco』運転時の1カ月の電気代は、HD-RXT526、HD-RXC500C(加湿量500mL/hクラス)で約89円。」で、書き出しの「さらに、」を省き、引用全体を囲む「」と区別するため文中の「」を『』に置き換えました。「HD-RXT726…約133円」は同じページの機種別電気代の一覧から当サイトが組み立てています。)

リリースでは、湿度設定による差も条件つきで示されています。「加湿量700mL/hの機種で設定湿度60%の場合は6,896円に対し、55%の場合は5,516円」(※HD-RXT726を標準モードで1日8時間×6カ月・プレハブ住宅14畳(天井高さ2.4m)・室温20℃湿度30%・外気4.7℃湿度53%・31円/kWhの試算)。この差はこの条件での試算であって、どんな部屋でも同じ割合で減るわけではありません。

⛔ 「加熱時985W」の電気代は当サイトでは計算していません。立ち上げ時だけの数値で、その時間の長さが公式に書かれていないためです。eco運転より上の「標準」モードで運転する時間が長い場合、電気代はeco運転の公式値より高くなります(HD-RXT726の標準290Wなら1時間あたり約9.0円・当サイト計算)。

上位機と下位機の差(HD-LX1226とHD-RXT726)

HD-RXT726とHD-LX1226の外形寸法・質量比較表(高さ375mm・375mm/幅375mm・390mm/奥行210mm・289mm/質量約5.1kg・約6.3kg)

中〜広い部屋向けの主力であるHD-LX1226とHD-RXT726を比べると、次の差があります。

  • LX1226だけにあるもの:かんたんフィルタークリーナー・加湿量1,200mL/h(RXT726は700mL/h)・タンク7.0L(RXT726は6.3L)・過熱防止装置(安全装置欄)
  • RXT726だけが小さい:本体外形寸法(高さ×幅×奥行)375×375×210mm・約5.1kg(LX1226は405×390×289mm・約6.3kg)

RXT726・LX1226のどちらも「おやすみ快適」の消費電力・加湿量・運転音の欄は空欄で、13dBという数字は仕様表ではなく特長ページの説明文にあり、その文はRXT2026ページとLX2026ページのどちらにも同じ形で載っています。連続加湿時間だけは両機種とも「おやすみ快適」の欄に10.0hという数字があり、ここも差はありませんでした。当サイトは今回、RXT726とLX1226のあいだで「下位だけが持つ表記」を見つけられませんでした。

保証:本体3年

ダイニチの「選ばれる理由」ページには「本体3年保証を実施」と明記されています。⛔ 補修用性能部品の保有期間、部位ごとの保証年数の内訳は、当サイトが開いたページには見つけられませんでした。「無い」という意味ではなく、確認できていないという意味です。

ダイニチが向いていない人

次に当てはまる人は、ダイニチを第1候補にしなくてよいと当サイトは考えます。

  • 電気代を最優先する人。ヒーターを使う「標準」モードは消費電力が上がります(HD-RXT726の標準290Wで1時間約9.0円・当サイト計算)。電気代を優先するなら、eco運転か気化式単体の機種を選んでください
  • 手入れの手間そのものをゼロにしたい人。トレイカバーは1シーズンをめやすに交換が要り、別売部品の購入が続きます(価格は当サイト未確認)
  • 加湿している様子を目で見たい人。ダイニチは「湯気や霧は見えません」(公式)
  • 置き場所が狭い人。LX1226の本体外形寸法は高さ×幅×奥行で405×390×289mm。置き場所として見るなら幅390mm×奥行289mmで、RXT726(幅375mm×奥行210mm)より奥行が必要です
  • いま使っている加湿器に不満が無い人。

当サイトが中〜広い部屋向けの段でダイニチを第1に挙げた理由

結論編で、当サイトは中〜広い部屋向け(加湿量550〜750mL/h)の第1にダイニチを挙げています。理由はタンク容量6.3Lが、順位をつけた4機種の中で唯一4Lを超えていたためです。HD-RXT726も同じタンク6.3Lで、消費電力・運転音・連続加湿時間・外形寸法・質量(約5.1kg)まで、前年度モデルのHD-RXT725と1つも変わっていません(当サイトが2つの公式ページを並べて確認)。

⛔ ただしHD-LX1226とHD-LX1225は「同じ」とは書けません。当サイトが2つの公式ページを並べて確認したところ、eco運転時の消費電力はLX1226が20/22W・LX1225が23/28W、質量はLX1226が約6.3kg・LX1225が約6.5kg、eco運転時の1カ月の電気代はLX1226が約148円・LX1225が約171円で、それぞれ数字が違いました。公式は「後継機」と説明しているわけではありません。

商品カードについて(正直に書きます)

用意できている商品カードは2026年度モデルのHD-RXT726・HD-LX1226・HD-RXT526の3台です。結論編「加湿器は加湿量の段ごとにどこがいい?」で紹介しているカードは前年度モデルのHD-RXT725・HD-LX1225のままで、公式ページはどちらも「この製品は生産終了しております」と表示しています。本記事では現行の2026年度モデルに切り替えて置いています。カードの価格は販売店の表示値で、日々変わります。

ダイニチの数値一覧

本表はHD-RXT726・HD-RXT526・HD-LX1226・HD-LX1026の4機種に絞っています。RXT926は本記事の「まず1枚」表・電気代の比較・結論編との接続のどこでも扱わなかったため、この数値一覧にも入れていません。

ダイニチ4機種(HD-RXT726・HD-RXT526・HD-LX1226・HD-LX1026)の加湿量・消費電力・運転音・連続加湿時間・タンク容量・適用床面積・質量の数値一覧表
項目 HD-RXT726 HD-RXT526 HD-LX1226 HD-LX1026
加湿量(最大)標準/静音/eco 700/600/460 500/400/370 1,200/800/600 960/800/600
消費電力(最大)標準/静音/eco(50/60Hz) 290/290・283/283・18/20 163/163・161/161・12/12 665/675・415/425・20/22 420/430・415/425・20/22
運転音(dB)標準:最大〜最小/静音 32〜13/27〜13 30〜13/23〜13 34〜13/27〜13 34〜13/27〜13
連続加湿時間(標準) 9.0h 10.0h 5.8h 7.3h
タンク容量 6.3L 5.0L 7.0L 7.0L
適用床面積 木造和室/プレハブ洋室 12畳(20㎡)/19畳(32㎡) 8.5畳(14㎡)/14畳(23㎡) 20畳(34㎡)/33畳(55㎡) 16畳(27㎡)/27畳(44㎡)
質量(約) 5.1kg 4.6kg 6.3kg 6.3kg

※適用床面積の注記(逐語)「加湿量は室温20℃、湿度30%の場合。室内の湿度や温度条件により加湿量は変わります」。JEM1426という規格名は、当サイトが開いた仕様表には記載がありませんでした。

よくある質問

Q. HD-RXT726とHD-LX1226は何が違いますか?
A. 加湿量が700と1,200mL/hで違い、タンクも6.3Lと7.0Lで違います。LX1226にはかんたんフィルタークリーナーと過熱防止装置が付き、本体はRXT726より一回り大きくなります(本体外形寸法・高さ×幅×奥行で405×390×289mm・約6.3kg)。

Q. トレイカバーはどのくらいで交換しますか?
A. 公式の目安は「1シーズンをめやすに」です。ただしこれは「1シーズンを6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)にて使用した場合」という条件つきの数字で、使い方によって変わります。

Q. eco運転にすると電気代はどれくらい下がりますか?
A. 公式が円で出しているのはeco運転時の月額だけです。HD-RXT526(500mL/hクラス)で約89円/月、HD-RXT726(700mL/hクラス)で約133円/月(いずれも1日8時間×30日・31円/kWh・50Hzの条件)。標準モードの月額は公式に記載がなく、当サイトも計算していません。

Q. 抗菌加工が付いていれば風邪予防になりますか?
A. 公式はそう説明していません。「キレイにうるおう4つの抗菌加工」は、トレイやフィルターなど部品の上の菌・カビの増殖を、試験機関の条件下で抑えたという説明にとどまります。

まとめ

  • ダイニチの加湿器は全機種がハイブリッド式(気化式×温風気化式)。湿度が低いときだけ温風気化式が加勢し、「吹き出す風は暖かくありません」(公式)
  • 看板は手入れを減らす部品です。カンタン取替えトレイカバー(LX・LXC・RXT・RXC・PN・PC)とかんたんフィルタークリーナー(LX・LXCのみ)。トレイカバーは使い捨てで、1シーズンめやすの買い足しが要ります
  • 4つの抗菌加工(RXT・RXCタイプ)は、部品ごとに試験機関・規格が異なります。LX・LXCタイプはトレイの試験材料(ABS)と4つ目(かんたんフィルタークリーナー〈抗菌仕様〉)が違い、RX・Nタイプは名前がさらに違います。空気清浄や体調への効果を公式は説明していません
  • 電気代は「eco」運転の月額しか公式に円の記載がありません(HD-RXT726で約133円/月)。標準モードは消費電力が上がります
  • 本体3年保証。結論編で第1に挙げた根拠のタンク6.3Lは、HD-RXT726でも変わっていません

今日やることは1つだけ。手入れの手間をどこまで減らしたいかで、LX・LXC系(かんたんフィルタークリーナーあり)かRXT系かを決めてください。ダイニチではここが実質的な分かれ目です。

注記:数字の条件

  • 電気代は「eco」運転時の月額として公式が公表した値で、1日8時間×30日運転・電力料金目安単価31円/kWh(税込・2022年7月改定・全国家庭電気製品公正取引協議会)・50Hzという条件が付きます。60Hz地域や運転時間が異なれば金額も変わります。標準モードの1時間約9.0円は当サイトの計算(290W×31円/kWh÷1000)です
  • 4つの抗菌加工の「99%以上の抑制」等は、いずれも各試験機関が公表した条件(規格・対象菌・試験時間)の範囲内の数値です。実使用環境での効果を示すものではありません
  • トレイカバーの交換めやすは「1シーズンを6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)にて使用した場合」の条件つきです
  • 型番末尾の「26」を年度モデルと読んだのは当サイトの推測で、公式の説明は見つけられていません。湿度設定5%刻みの対象はリリースPDFのラインナップ表(凡例の青丸)でLX・LXC・RXT・RX・RXCの5タイプと確認しました
  • 「確認できず」は、当サイトが開いたページに記載を見つけられなかったという意味で、その項目が存在しないという意味ではありません。当サイトはこれらの加湿器を購入・使用しておらず、体感・使用感の評価は行っていません。価格の比較もしていません

出典(すべて2026年9月18日に当サイトが確認)

引用は原文どおりです。方式・電気代の他社比較に使った数値は、結論編「加湿器は加湿量の段ごとにどこがいい?」と1本目「加湿器はどの方式を選べばいい?」で確認したものと同じです。

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