オーディオテクニカのヘッドホン・イヤホンの機能を公式情報で解説|ATH-M50xの有線と無線の違い

オーディオテクニカのヘッドホン・イヤホンの機能を公式情報で解説|ATH-M50xの有線と無線の違い イヤホン・ヘッドホン

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有線の ATH-M50x と無線の ATH-M50xBT2 は、公式の仕様表で「再生周波数帯域」(どちらも「15~28,000Hz」)・「インピーダンス」(どちらも「38Ω」)・「出力音圧レベル」(どちらも「99dB/mW」)の数字が同じです。無線版で増えるのは、通信仕様・伝送帯域・対応コーデック・電池・マイクロホン部の欄で、質量は「285g」と「約307g」ですが、欄の注が違います。

この記事は、オーディオテクニカの6機種(ATH-M50x・ATH-M50xBT2・ATH-AL5NC・ATH-CKS50TW2・ATH-TWX9MK2・ATH-AC5TW)の公式の製品ページを、機能ごとに『何をする機能か』から読む回です。当サイトが2026年10月1日に製品ページを開けた機種で、同社の全機種ではありません。

先に3行で

  1. ATH-M50x と ATH-M50xBT2 は、「再生周波数帯域」「インピーダンス」「出力音圧レベル」の数字が同じです。無線版で増えるのは、通信仕様・伝送帯域・対応コーデック・電池・マイクロホン部の欄です。
  2. 完全ワイヤレスの ATH-CKS50TW2(「5~20,000Hz」)と ATH-TWX9MK2(「10~40,000Hz」)にも「再生周波数帯域」の欄があります。6機種のうち欄があるのは5機種(ATH-AC5TW は欄なし)で、5機種とも数値に測定条件の表記はなく、当サイトが開いたソニーの2機種(WH-1000XM6・WH-CH730N)の「(JEITA)」付きの数値とは同じ列に並べられません。
  3. 別売の交換部品が製品ページに書かれているのは6機種のうち5機種(ATH-AC5TW は別売の欄なし)です。ATH-M50x 用の交換用ヘッドバンド HP-HBM50x は、確認日の2026年10月1日にはまだ発売前でした。

この記事の根拠と読み方

根拠は、オーディオテクニカ公式の製品ページ(製品特長とテクニカルデータ)6機種分、交換用ヘッドバンド HP-HBM50x の製品ページ、公式ニュース2件(2026年9月10日と9月30日)です。比較には、ソニーの WH-1000XM6 と WH-CH730N の仕様ページを使いました。確認日はすべて2026年10月1日です。当サイトは6機種の実機を1台も持っておらず、音質・装着感・ノイズキャンセリングの効き目は評価していません。鉤括弧の中は公式の文をそのまま引いたものです。価格は扱いません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。取扱説明書は読んでいないので、読んだページに書かれていないことは『見つけられませんでした』と書き、『無い』とは書きません。

まず地図:10の項目と6機種

『見つけられず』は、読んだ製品ページにその言葉がなかったという意味、『欄なし』はテクニカルデータにその欄がないという意味、『—』は付属品の欄に充電ケースがない機種です。

項目 M50x M50xBT2 AL5NC CKS50TW2 TWX9MK2 AC5TW
ノイズキャンセリング 見つけられず 見つけられず あり あり あり 見つけられず
マルチポイント(2台同時接続) 見つけられず あり あり あり あり あり
対応コーデックの欄に LDAC 欄なし あり あり 見つけられず 見つけられず 見つけられず
専用アプリ(Connect) 見つけられず あり あり あり あり 見つけられず
付属コードでの有線接続 あり(有線) あり あり 見つけられず 見つけられず 見つけられず
防水・防滴・防じんの表記 見つけられず 見つけられず 見つけられず IP55 IPX4 IPX4
ケースのワイヤレス充電 — — — あり あり 見つけられず
磁石で電源が切り替わる機能 見つけられず 見つけられず 見つけられず あり 見つけられず 見つけられず
別売の欄 あり あり あり あり あり 欄なし
「再生周波数帯域」の欄 あり あり あり あり あり 欄なし

型番と呼び名の読み方

公式ページが型番について説明しているのは、世代の関係です。ATH-M50xBT2 は「アップグレードモデル“Version2”登場」「第2世代となる ATH-M50xBT2」、ATH-CKS50TW2 は「次世代の重低音モデル ATH-CKS50TW2」、ATH-TWX9MK2 は「前モデル ATH-TWX9 で掲げた“人と心をつなぐ”製品コンセプト」と書かれています。BT・TW・NC・AC が何の略かの説明は、読んだページに見つけられなかったので、当サイトは型番から機能を決める読み方を作りません。

ドライバー:有線と無線で径の数字は同じ φ45mm

ドライバーは、電気の信号を音に変える部品です。ATH-M50x の公式ページは「大口径の強磁力φ45mmCCAWボイスコイルドライバーで情報量豊かな高解像度再生」と説明しています。CCAW が何の略かの説明は見つけられませんでした。ATH-M50xBT2 のページは、見出しに「M50x専用ドライバーで受け継がれる音質」と書きます。仕様表のドライバーの欄は、ATH-M50x が「φ45mm、CCAWボイスコイル」、ATH-M50xBT2 が「φ45mm」で、ATH-M50xBT2 のページに CCAW の語は見つけられませんでした。同じ部品かどうかは、当サイトには判断できません。ほかの4機種は、ATH-AL5NC が「φ53mm」、ATH-CKS50TW2 が「φ9mm」、ATH-TWX9MK2 が「φ5.8mm」、ATH-AC5TW が「17×12mm」です。型の違う機種どうしで径の数字を比べて、音の良し悪しは決められません。

着脱コードと別売の消耗品

ATH-M50x の公式ページは「メンテナンスが手軽に行なえる着脱コード(バヨネット式ロック機構)を採用」「利用シーンに合わせて選べる3本の着脱コードが付属しています。」と説明しています。バヨネット式ロック機構の説明は、見つけられませんでした。付属品の欄は「ポーチ、カールコード(着脱式):片出し1.2m、ストレートコード(着脱式):片出し3.0m、片出し1.2m」です。『別売』の欄は次のとおりです。

機種 別売の欄(原文のまま)
ATH-M50x 「交換イヤパッド HP-M50x(BK/WH)、カールコード(着脱式):片出し1.2m(BK/WH)、ストレートコード(着脱式):片出し3.0m(BK/WH)、片出し1.2m(BK/WH)」
ATH-M50xBT2 「交換イヤパッド HP-M50x、コード」
ATH-AL5NC 「交換イヤパッド HP-AL5NC、マイク内蔵リモコン付きコード」
ATH-CKS50TW2 「イヤピース ER-TW32(XS,S,M,L)」
ATH-TWX9MK2 「交換イヤピース:Short ER-TW31、Standard ER-TW32、Long ER-TW33」
ATH-AC5TW 別売の欄なし

別売の欄があるのは6機種のうち5機種です。交換用ヘッドバンド(確認日には発売前)は別売の欄ではなく、ATH-M50x と ATH-M50xBT2 の特長ページに「別売:交換用ヘッドバンド HP-HBM50x」と書かれています。当サイトは、交換のしやすさや、別売品が他の機種に使えるかどうかを確かめていません(適合表は読んでいません)。品番が同じでも、付け替えられるとは書きません。

交換用ヘッドバンド HP-HBM50x:確認日には発売前

公式は2026年9月30日のニュースで、ATH-M50x 用の交換用ヘッドバンド HP-HBM50x を「10月2日(金)に発売いたします」と案内しました。製品ページの発売日の欄は「2026年10月02日」で、確認日の2026年10月1日には、まだ発売前でした。発売後に買えるか、在庫があるかは確かめていません。

公式の説明は「『HP-HBM50x』は、長年愛用されてきたM50xをこれからも快適な状態で使い続けていただくための純正メンテナンスアクセサリーです。」です。対象機種はニュースに「ATH-M50x、ATH-M50xBT2、ATH-M50xSTS、ATH-M50xSTS-USB」と書かれ、「※限定カラーモデルを含みます。」と注があります。この記事の6機種のうち対象に書かれているのは ATH-M50x と ATH-M50xBT2 の2機種です。製品ページの「<適合機種:2026年9月現在>」には ATH-M50xBT や限定カラーの型番も並び、注は「※限定カラーモデルを含みます、限定ヘッドバンドと異なりますのでご注意ください。」です。内容物は「交換用ヘッドバンド×1、ドライバー×1、ネジ×4、両面テープ×1」です。

無線版(ATH-M50xBT2)で増える欄・変わらない欄

欄 ATH-M50x(有線) ATH-M50xBT2(無線)
型式 「密閉ダイナミック型」 「密閉ダイナミック型」(同じ)
出力音圧レベル 「99dB/mW」 「99dB/mW」(同じ)
再生周波数帯域 「15~28,000Hz」 「15~28,000Hz」(同じ。条件の表記なし)
インピーダンス 「38Ω」 「38Ω」(同じ)
質量 「質量(コード除く)」「285g」 「質量」「約307g」
最大入力 「1,600mW」 欄なし
通信方式・対応コーデック 欄なし 「Bluetooth標準規格Ver.5.0準拠」「LDAC、AAC、SBC」
伝送帯域 欄なし 「20~40,000Hz(LDAC 96kHz サンプリング、990kbps時)」「20~20,000Hz(44.1kHz サンプリング時)」
使用可能時間・充電時間 欄なし 「連続通信(音楽再生時):最大約50時間」「約3.5時間」
マイクロホン部 欄なし 型式「MEMS型」、周波数帯域「85~15,000Hz」

数字がそのまま同じ欄は、「再生周波数帯域」「インピーダンス」「出力音圧レベル」の3つです(ドライバーは径が同じ φ45mm で、欄の書き方が違います)。当サイトは聴いていないので、2機種の音が同じかどうかは判断しません。質量は、ATH-M50x の欄が「コード除く」で、ATH-M50xBT2 の欄にはその注がありません。同じ条件の数字かどうか判断できないので、差を引き算していません。

ATH-M50xBT2 の LDAC について、公式は「ハイレゾ相当の高音質が聴けるLDACコーデックに対応」と書きます(『ハイレゾ相当』は公式の表現で、当サイトは確かめていません)。「伝送帯域」の40,000Hzまでの数字は LDAC・96kHz・990kbps のときの条件つきで、44.1kHz のときは20,000Hzまでです。電池が切れたときは、公式が「1.2mコードを付属し、電池が切れても有線接続で使用できます。」と説明しています。無線版のページにあって有線版のページに見つけられなかった機能には、「2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイントに対応」と「音と映像のずれを抑える低遅延モード(Low Latency Mode)*」(注「*障害物や電波状況により、Bluetooth通信が途切れやすくなる場合があります。」)があります。

同じ仕様表に、音の範囲を示す周波数の欄が2つある

ATH-M50xBT2 のテクニカルデータには、音の範囲を示す周波数の欄が、ヘッドホン部とマイクロホン部の2か所にあります(ほかに通信仕様の「使用周波数帯域」と「伝送帯域」があり、これは通信の欄です)。「ヘッドホン部」の「再生周波数帯域」の「15~28,000Hz」と、「マイクロホン部」の「周波数帯域」の「85~15,000Hz」です。ヘッドホンから出る側と、通話で声を拾うマイクの別の部品の数字なので、どちらが広いかは決められません。

機種 「再生周波数帯域」 マイクロホン部の「周波数帯域」
ATH-M50x 「15~28,000Hz」 マイクロホン部の欄なし
ATH-M50xBT2 「15~28,000Hz」 「85~15,000Hz」
ATH-AL5NC 「20~40,000Hz」 「50~10,000Hz」(ヘッドホン側)、「100~10,000Hz」(コード側)
ATH-CKS50TW2 「5~20,000Hz」 「100~8,000Hz」
ATH-TWX9MK2 「10~40,000Hz」 「20~10,000Hz」
ATH-AC5TW 欄なし 「100~10,000Hz」

ATH-AC5TW の仕様表には、マイクロホン部の「周波数帯域」と、通信仕様の「使用周波数帯域」「伝送帯域」はありますが、聴く側の「再生周波数帯域」の欄はありません。

ATH-AL5NC:開放型にノイズキャンセリングを載せた機種

ATH-AL5NC の型式の欄は「オープンエアーダイナミック型」で、ATH-M50x と ATH-M50xBT2 の「密閉ダイナミック型」とは書き分けられています。発売日の欄は「2026年09月18日」で、確認日には発売日を過ぎていました。公式は仕組みを「開放型ヘッドホンの自然な外の音の聞こえかたはそのままに、エアコン音や走行ノイズなど低〜中音域の不要な雑音だけをアクティブノイズキャンセリングが的確に抑制します。」と説明しています。効き目や不要な雑音の範囲について、当サイトは判断しません。

  • 強度の切り替え(Home と Airplane):「騒音の少ない環境では自然な抑制を、騒音下ではより力強くノイズを低減。」
  • スタンドアローンモード:「ヘッドホン単体でノイズキャンセリング機能のみを作動させる」モードで、「最大約100時間*の長時間使用が可能」、注は「*Homeモードで使用の場合。Airplaneモードは約80時間となります。」です。
  • 音漏れ抑制モード:注は「*完全に音漏れを防ぐものではありません。音量には十分ご注意ください。」です。
  • 有線のとき:「有線接続時でもノイズキャンセリングが使用可能」で、付属品は「1.2mマイク内蔵リモコン付きコード(φ3.5mm金メッキ4極ステレオミニプラグ/L型)」です。

電池は「最大約50時間(Bluetooth、ノイズキャンセリングON時)*」と「最大約75時間(Bluetooth、ノイズキャンセリングOFF時)*」(注「*使用条件により異なります。」)です。「再生周波数帯域」は「20~40,000Hz」で、「伝送帯域」にも「20~40,000Hz(LDAC 96kHz サンプリング、990kbps時)」があります。数字が同じに見えても別の欄です。

充電ケースで持ち歩く3機種:防水の表記・ケースの質量・交換イヤピースの品番

ATH-CKS50TW2 のマグネティックスイッチ。公式は「イヤホンを取り出して左右に離すと電源ON、マグネットでくっつけると電源OFFできる機能を搭載しました。」と説明し、「充電ケースを持ち歩くことなく、イヤホンだけで1日中使うことができます。」と続けます。この記事の6機種の中で、ページにこの機能が書かれているのは ATH-CKS50TW2 だけです。LE Audio の説明には「ファームウェアアップデートにより、本機能に対応しました(2024年10月)。」(本機能は LE Audio を指します)とあり、注に「*LE AudioがONのとき、本製品の一部の機能は使用できません。」があります。

ATH-TWX9MK2 のノイズキャンセリングの調整と除菌。パーソナライズは「両耳にイヤホンを装着時、検査音を出力し、装着の状態で変わる音の特性を内蔵マイクで収音します。」、オプティマイズは「装着時にロングタッチするだけで、イヤホンが周囲環境の騒音レベルを計測。」と説明されています。充電ケースには深紫外線LEDがあり、公式の注に条件が並びます。「*4 大腸菌、バクテリオファージウイルスは99%以上、黄色ブドウ球菌は90%以上の除菌効果がありますが、すべての菌やウイルスに効果があるわけではありません。また、新型コロナウイルスへの効果は検証しておりません。」当サイトは確かめておらず、耳の健康への効果は書きません。「伝送帯域」の「10Hz~47,000Hz(Qualcomm® Snapdragon Sound 96kHz サンプリング時)」は、Snapdragon Sound に対応した端末と接続した場合の条件つきです。

ATH-AC5TW の空気伝導。公式は「耳をふさがない、空気伝導(Air Conduction)による音声伝達」と呼び、操作は「基本操作は再生/停止、着信時の通話応答のみ。」です。この記事の6機種の中で、「再生周波数帯域」の欄とノイズキャンセリングの記載の両方がないのは ATH-AC5TW です。

項目 ATH-CKS50TW2 ATH-TWX9MK2 ATH-AC5TW
防水等級の欄 「IP55(イヤホン本体のみ)」 「IPX4(イヤホン本体のみ)」 「IPX4(イヤホン本体のみ)」
特長ページの防水の文 「JIS保護等級:IP55相当(イヤホンのみ)*。」 「JIS保護等級 IPX4*相当(イヤホンのみ)。」 「JIS保護等級IPX4*を取得。」
充電ケースの質量 「充電ケース:約51.5g」 「充電ケース:約56.7g」 「充電ケース:約61.5g」
ケースのワイヤレス充電 「約7.5時間(ワイヤレス充電時)」 「約5.0時間(ワイヤレス充電時)」 見つけられず
付属のイヤピース 「イヤピース(XS,S,M,L)」 「イヤピース:Short(XS,S,M,L)、Standard(XS,S,M,L)、Long(XS,S,M,L)」 付属品の欄に記載なし
別売のイヤピース 「イヤピース ER-TW32(XS,S,M,L)」 「交換イヤピース:Short ER-TW31、Standard ER-TW32、Long ER-TW33」 別売の欄なし

防水の注は、ATH-CKS50TW2 が「*IP5X相当とは、動作を阻害する粉じんの侵入に対して保護されていることを意味します。IPX5相当とは、噴流に対して保護されていることを意味します。お風呂などの高温多湿の場所では使用できません。完全防水ではありません。イヤホン本体は IP55相当の防水/防じん処理を行っていますが、音が出る部分は防水/防じん仕様ではありません。」と書きます。ATH-TWX9MK2 と ATH-AC5TW の注も「完全防水ではありません。」と書き、等級が対象にするのは『イヤホン本体のみ』で、充電ケースは含まれません。特長ページの文は「相当」と「取得」で表現が分かれますが、当サイトはその違いの意味を判断しません。ATH-M50x・ATH-M50xBT2・ATH-AL5NC の製品ページには、防水の語を見つけられませんでした。「ER-TW32」は ATH-CKS50TW2 と ATH-TWX9MK2 の別売の欄の両方にありますが、付け替えられるとは書きません。

測定条件の表記:周波数帯域にも、電池の時間にも書き方がある

オーディオテクニカの5機種の「再生周波数帯域」には、数値に測定条件を添えた表記がありません。ソニーの仕様ページは、WH-1000XM6 が「4 Hz – 40,000 Hz (JEITA)」、WH-CH730N が「6 Hz – 20 000 Hz (JEITA)」と、数値に「(JEITA)」を添えています。この7機種(オーディオテクニカ5機種、ソニー2機種)の中で「(JEITA)」が付くのはソニーの2機種です。『条件の表記がない』は『条件がない』ではなく、オーディオテクニカのページに測定方法を説明した文は、読んだ範囲に見つけられませんでした。表記の違う数字を同じ列に並べて大小を比べると優劣を決めてしまうので、当サイトは数字の広さで機種を比べません。ソニーの「(JEITA)」の意味は、シリーズの2本目『ソニーのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|LDAC・ノイズキャンセリング・「(JEITA)」の意味』で書きます。

電池の時間は、条件の書き方が違います。ATH-M50x は有線なので電池の欄がありません。

機種 使用可能時間の欄(原文のまま)
ATH-M50xBT2 「連続通信(音楽再生時):最大約50時間」(ノイズキャンセリングの記載なし)
ATH-AL5NC 「最大約50時間(Bluetooth、ノイズキャンセリングON時)*」「最大約75時間(Bluetooth、ノイズキャンセリングOFF時)*」
ATH-CKS50TW2 「連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングOFF時)」で「最大約25時間(イヤホン)」「最大約65時間(充電ケース併用時)」、「連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングON時)」で「最大約15時間(イヤホン)」「最大約40時間(充電ケース併用時)」
ATH-TWX9MK2 「連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングON時)」で「最大約6.0時間(イヤホン)」「最大約18.5時間(充電ケース併用時)」、「連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングOFF時)」で「最大約6.5時間(イヤホン)」「最大約20時間(充電ケース併用時)」
ATH-AC5TW 「連続通信(音楽再生時)」で「最大約13時間*(イヤホン)」「最大約34時間*(充電ケース併用時)」(ノイズキャンセリングの記載なし)

5機種とも、公式は「使用条件により異なります」という注を付けています。ノイズキャンセリングのオンとオフで数字が分かれるのは ATH-AL5NC・ATH-CKS50TW2・ATH-TWX9MK2 の3機種で、型も条件も違うので、数字の大きさだけで長短は決められません。ATH-CKS50TW2 の「最大25時間」について、公式は「1日中使える、業界最高クラス*バッテリー」と書き、注は「* 2024年10月現在、オーディオテクニカ調べ。イヤホン単体、ノイズキャンセリング機能OFF時での使用において。」です。公式自身の調べで、当サイトは確かめていません。

他社にも同種の機能はあるか

ソニーの WH-1000XM6 の仕様ページには、対応コーデックの欄に「SBC, AAC, LDAC, LC3」、品名に「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット」、製品トップには「2台の機器に同時接続できるマルチポイント機能」とあります(今回開いたソニーのページは WH-1000XM6 と WH-CH730N の2機種です)。LDAC・ノイズキャンセリング・マルチポイントは、オーディオテクニカだけの機能ではありません。マグネティックスイッチに同種の機能が他社にあるかは、調べていません。会社や機種の優劣は判断しません。

デメリット・向いていない人

  • ノイズキャンセリングが目的なら、ATH-M50x・ATH-M50xBT2・ATH-AC5TW は候補になりません。この3機種の製品特長とテクニカルデータに、その語を見つけられませんでした。
  • 重さが気になる人は、数字の条件を確かめてください。ヘッドホンは ATH-M50x が「285g」(コード除く)、ATH-M50xBT2 が「約307g」、ATH-AL5NC が「約240g」で、欄の注がそろっていません。
  • 保証期間は、6機種とも製品ページに欄を見つけられませんでした。取扱説明書は読んでいないので、買う店の表示と製品に付く案内で確かめてください。価格は扱っていません。
  • 防水を重視する人は、イヤホン3機種の等級が『イヤホン本体のみ』であることを確かめてください。ヘッドホン3機種には防水の表記を見つけられませんでした。
  • アプリを入れたくない人は、ATH-M50x と ATH-AC5TW です。この2機種のページには、専用アプリ(Connect)の説明が見つかりませんでした。ATH-M50xBT2 の低遅延モードの切り替えは、公式が「アプリで行います」と書いています。
  • 音の範囲を数値で見たい人は、ATH-AC5TW は候補になりません。「再生周波数帯域」の欄がありません。
  • ATH-CKS50TW2 は、LE Audio をオンにすると一部の機能が使えません。どの機能かは、当サイトは読んでいません。

買わなくてよい人

いま使っているヘッドホンやイヤホンに不満がない人は、買い替える必要はありません。

よくある質問

ATH-M50x と ATH-M50xBT2 は、仕様表のどこが同じですか?

「再生周波数帯域」(「15~28,000Hz」)・「インピーダンス」(「38Ω」)・「出力音圧レベル」(「99dB/mW」)が、どちらも同じ数字です。ATH-M50xBT2 には、通信仕様・伝送帯域・対応コーデック・電池・マイクロホン部の欄が増えます。

オーディオテクニカの完全ワイヤレスには「再生周波数帯域」の欄がありますか?

ATH-CKS50TW2 は「5~20,000Hz」、ATH-TWX9MK2 は「10~40,000Hz」の欄があります。耳をふさがない型の ATH-AC5TW には欄がありません(この記事で読んだ6機種の中で)。数値に測定条件の表記は付いていません。

交換用ヘッドバンド HP-HBM50x は、どの機種用で、いつ発売ですか?

公式ニュースが挙げる対象機種は ATH-M50x・ATH-M50xBT2・ATH-M50xSTS・ATH-M50xSTS-USB です。製品ページの適合機種には ATH-M50xBT や限定カラーの型番も並び、注は「※限定カラーモデルを含みます、限定ヘッドバンドと異なりますのでご注意ください。」です。公式は「10月2日(金)に発売いたします」と案内していて、確認日の2026年10月1日には発売前でした。

ATH-AL5NC のノイズキャンセリングは、有線でも使えますか?

公式は「有線接続時でもノイズキャンセリングが使用可能」と書いています。当サイトは試していません。

まとめ:欄の名前と条件を確かめて、6機種を読む

ATH-M50x(有線)と ATH-M50xBT2(無線)は、「再生周波数帯域」「インピーダンス」「出力音圧レベル」の数字が同じで、無線版で増えるのは通信仕様・伝送帯域・対応コーデック・電池・マイクロホン部の欄です。完全ワイヤレスの ATH-CKS50TW2 と ATH-TWX9MK2 にも「再生周波数帯域」の欄があり、6機種のうち欄がないのは ATH-AC5TW だけです。5機種とも数値に測定条件の表記はなく、「(JEITA)」が付く、当サイトが開いたソニーの2機種とは同じ列に並べられません。別売の交換部品の記載があるのは6機種のうち5機種で、HP-HBM50x は確認日には発売前でした。保証期間と価格は確認できていません。どの機種を選ぶかは、シリーズの6本目『形で選ぶイヤホン・ヘッドホンのおすすめ|完全ワイヤレス・ヘッドホン・有線・耳をふさがない型をメーカー別に』でまとめます。

イヤホン・ヘッドホンのシリーズ(全7本)

  1. イヤホン・ヘッドホンの選び方|4社の公式仕様で、書いてある欄と書いていない欄を比べた
  2. ソニーのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|LDAC・ノイズキャンセリング・「(JEITA)」の意味
  3. オーディオテクニカのヘッドホン・イヤホンの機能を公式情報で解説|ATH-M50xの有線と無線の違い(この記事)
  4. JVCケンウッドのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|子ども向けの音量制限と重低音のXXシリーズ
  5. イヤホンの仕様表の読み方|「再生周波数帯域」と「伝送帯域」は別の欄です
  6. 形で選ぶイヤホン・ヘッドホンのおすすめ|完全ワイヤレス・ヘッドホン・有線・耳をふさがない型をメーカー別に
  7. イヤホン・ヘッドホンの新製品(2026年8月〜9月発表)|ソニー・オーディオテクニカ・Victor・Technics

注記:数字の細かい条件

  • 鉤括弧の中は、2026年10月1日に公式ページにあった表記のままです。全角・半角やスペース、注の記号も原文のままです。
  • ATH-M50xBT2 と ATH-AL5NC の「伝送帯域」の40,000Hzまでの数値は、LDAC・96kHz・990kbps のときの条件つきです。ATH-TWX9MK2 の47,000Hzまでの数値は、Snapdragon Sound の96kHzサンプリング時の条件つきです。
  • 『見つけられず』は、当サイトが読んだ製品ページ(製品特長・テクニカルデータ)にその言葉がなかったという意味で、取扱説明書は読んでいません。

出典

確認日はすべて2026年10月1日です。

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