ソニーのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|LDAC・ノイズキャンセリング・「(JEITA)」の意味

ソニーのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|LDAC・ノイズキャンセリング・「(JEITA)」の意味 イヤホン・ヘッドホン

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ソニーの現行6機種(WH-1000XM6・WH-CH730N・WH-CH530・WF-1000XM6・WF-C710N・LinkBuds Clip)の公式ページには、LDAC・ノイズキャンセリング・外音取り込み・マルチポイント・DSEE・最大音量制限・「(JEITA)」という7つの言葉が出てきます。この記事は、その7つが何をする機能や表記なのかを、ソニー公式の説明の文で1つずつ読み、どの機種に付いているかを表にまとめました。同じ名前の機能でも公式の条件の文が機種で違うので、条件は省かずに写しています。

先に3行で

  1. ソニーの6機種のうち、公式に説明があるのは、LDAC が2機種、ノイズキャンセリングと外音取り込みが4機種、マルチポイントが5機種、DSEE が6機種、最大音量制限が2機種です(どの機種かは次の表)。
  2. 同じ名前の機能でも、公式の条件の文は機種で違います。LDAC の「約3倍」は、WH-1000XM6 のページでは「Bluetooth A2DPのSBC(328kbps、44.1kHz時)との比較」、WF-1000XM6 のページでは「SBCなどの従来技術比」と書かれています。
  3. ソニーの6機種のうち、「再生周波数帯域」の欄があるのは WH-1000XM6 と WH-CH730N の2機種で、数値に「(JEITA)」が付いています。完全ワイヤレス3機種(WF-1000XM6・WF-C710N・LinkBuds Clip)と WH-CH530 には欄がなく、仕様表にあるのは「伝送帯域(A2DP)」です。

この記事の根拠と読み方

根拠にしたのは、ソニーの公式の製品トップ・仕様ページ・特長ページとニュースリリースです。他社の項ではオーディオテクニカと Technics の製品ページを、「(JEITA)」の項では JEITA の公式サイトを使いました。確認日はすべて2026年10月1日です。当サイトは6機種の実機を持っておらず、音質・装着感・ノイズキャンセリングの効き方は比べていません。「」の中は公式の文をそのまま引いたもので、当サイトの評価は加えていません。価格は扱いません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。取扱説明書は読んでいないので、読んだページに書かれていないことは『見つけられませんでした』と書き、『無い』とは書きません。

まず地図:7つの言葉と6機種

表の『見つけられず』は、当サイトが読んだ製品トップ・仕様ページ・特長ページにその言葉がなかったという意味です。

機能・表記 WH-1000XM6 WH-CH730N WH-CH530 WF-1000XM6 WF-C710N LinkBuds Clip
LDAC(対応コーデックの欄) あり 見つけられず 見つけられず あり 見つけられず 見つけられず
ノイズキャンセリング あり あり 見つけられず あり あり 見つけられず
外音取り込み あり あり 見つけられず あり あり 見つけられず
マルチポイント あり あり あり あり あり 見つけられず
DSEE DSEE Extreme DSEE DSEE DSEE Extreme DSEE DSEE
最大音量制限 見つけられず あり あり 見つけられず 見つけられず 見つけられず
「再生周波数帯域」の欄 あり(「(JEITA)」付き) あり(「(JEITA)」付き) 欄なし 欄なし 欄なし 欄なし

型番と呼び名の読み方

ソニーの発表では、WH-1000XM6 は「ヘッドバンド型ワイヤレスヘッドホン」、WF-1000XM6 と WF-C710N は「完全ワイヤレスヘッドホン」、LinkBuds Clip(型番 WF-LC900)は「イヤーカフ型の完全ワイヤレスヘッドホン」です。型番の WH と WF が何の略かの説明は、当サイトが読んだページには見つけられませんでした。

型番末尾の N は、WH-CH730N と WF-C710N ではノイズキャンセリングの機種に付いていますが、WH-1000XM6 と WF-1000XM6 は N が付かないのに、公式の品名は「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット」です(WH-CH530 と LinkBuds Clip は「ワイヤレスステレオヘッドセット」)。公式は型番の意味を説明していないので、当サイトは型番から機能を決める読み方を作りません。

位置づけは、ソニー自身の言葉で書かれています。2026年9月8日のリリースは WH-CH730N を「ミドルレンジモデル」、WH-CH530 を「エントリーモデル」と呼び、LinkBuds Clip のリリースは「フラッグシップモデルの完全ワイヤレスヘッドホン1000Xシリーズ」と書いています。WH-1000XM5 と WF-1000XM5 は前機種で(WF-1000XM6 のリリースは「前機種『WF-1000XM5』」と書いています)、この記事では扱いません。

LDAC:音を送る方式の名前

仕様表の「対応コーデック」の欄には、ソニーが「音声圧縮変換方式のこと」と注を付けています。コーデックは、スマートフォンなどからイヤホンへ Bluetooth で音を送るときの、圧縮の方式の名前です。LDAC はその1つで、対応コーデックの欄に LDAC があるのは、WH-1000XM6 と WF-1000XM6(どちらも「SBC, AAC, LDAC, LC3」)の2機種で、ほかの4機種の欄は下の仕様の表のとおりです。

WH-1000XM6 の特長ページは、LDAC をこう説明しています。「LDAC対応機器との接続なら、ハイレゾコンテンツを従来のBluetooth(R)Audioの最大約3倍(*2)の情報量で伝送できるので、ハイレゾコンテンツも原音の細かい表現まで忠実に再現された音質でお楽しみ頂けます。」(「(*2)」は原文のままです)。注は2つで、「*1 LDACは日本オーディオ協会の”Hi-Res Audio Wireless”に認定されたコーデック技術です。ハイレゾコンテンツを転送速度990kbpsで伝送する場合」と「*2 Bluetooth A2DPのSBC(328kbps、44.1kHz時)との比較」です。「約3倍」は、SBC の特定の条件と比べた数字で、ハイレゾコンテンツを990kbpsで送る場合の説明です。

WF-1000XM6 の特長ページは、条件の書き方が違います。「LDACはハイレゾ音源を低いサンプリング周波数・低い量子化ビット数へダウンコンバートすることなく、極めて効率的な符号化やパケット配分の最適化を施すことで、SBCなどの従来技術比で約3倍のデータ量の伝送を実現しています。」とあり、328kbps や44.1kHz の条件は書かれていません。同じ LDAC でも条件の文はページごとに違います。

LDAC には相手の機器の対応という条件もあり、WH-1000XM6 のページは「LDAC対応機器との接続なら」、WF-1000XM6 のページは「LDAC対応機器間では」と書いています。手元の機器の対応は、当サイトは調べていません。当サイトは聴いていないので、LDAC で音が良くなるかどうかは書きません。「忠実に再現された音質」はソニー公式の表現です。仕様表の「伝送帯域(A2DP)」に出る LDAC の条件は、後の表に写しました。

ノイズキャンセリング:公式は「逆位相の音」とマイクの数で説明している

仕組みを、ソニー公式は「逆位相の音」で説明しています。WH-CH730N の特長ページは「左右ハウジングに搭載した計4つのマイク(フィードフォワードマイク×2、フィードバックマイク×2)を最適に制御し、騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を高精度に生成します。」と書いています。WF-C710N の特長ページと WF-1000XM6 のリリースも、「逆位相の音」を使って説明しています。マイクの数え方は機種ごとに違うので、語をそのまま写し、数を足し引きして比べません。処理の名前は、WH-1000XM6 が「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3」、WF-1000XM6 が「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3e」、WH-CH730N と WF-C710N が「デュアルノイズセンサーテクノロジー」です。

機種 公式がマイクについて書いている語
WH-1000XM6 「12個のマイクを使ったマルチノイズセンサーテクノロジー」
WH-CH730N 「計4つのマイク(フィードフォワードマイク×2、フィードバックマイク×2)」
WF-1000XM6 「片耳あたり合計4個、計8個のマイクを搭載」
WF-C710N 「2つのセンサー(マイク)」
WH-CH530・LinkBuds Clip 見つけられず

WH-1000XM6 と WF-1000XM6 のページには「世界最高クラス」という表現があり、注に比べた市場と時点が書かれ、「ソニー調べ」とあります(WH-1000XM6 は「2026年6月1日時点」、WF-1000XM6 は「2025年12月1日時点」)。ソニー自身の比較で、当サイトは確かめていません。

効き目について、当サイトは何も書きません。公式が書く注意もあります。WF-1000XM6 のアプリ機能の説明に「適正なサイズのイヤーピースを使って耳に正しく装着されていないとノイズキャンセリングなどの効果を十分に得られない場合がある」とあります。WH-CH530 と LinkBuds Clip は、読んだページに「ノイズキャンセリング」の語が見つからなかった機種で、この機能の説明はありません。

外音取り込みとボイスフォーカス:周りの音を聞くための機能

外音取り込みは、マイクで周りの音を拾い、再生中の音と一緒に聞こえるようにする機能です。WH-1000XM6 の特長ページは、「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」をこう説明しています。「ヘッドホン外側のマイクで周囲の音を取り込むことで、音楽を楽しみながら周囲の音も聞くことができます。」

調整の書き方は機種で違います。WH-CH730N は「外音取り込み量は環境や好みに合わせて20段階に調整が可能です(*)。」、WF-C710N は「外音の取り込みレベルを20段階で調整可能。」、WF-1000XM6 は「自動外音取り込み設定を有効にすることで、周囲の騒音レベルに合わせて自動で外音取り込みレベルを調整します。」です。「20段階」の語が見つかったのは、WH-CH730N と WF-C710N の2機種でした。

ボイスフォーカスについて、WF-C710N の特長ページは「ボイスフォーカスをONにすることで、周囲の音を取り込みながらもノイズは低減し、人やアナウンス音のみを聞きやすくすることも可能です。」と説明しています。WH-1000XM6・WH-CH730N・WF-1000XM6 のページにも同じ名前の設定があり、WH-CH730N の注は「アプリからON/OFFの切り替えが可能です」と、アプリでの設定を前提にしています。

LinkBuds Clip は、外音取り込みの語が見つからなかった機種で、ソニーのリリースは、耳をふさがない設計で「周囲の音を聞きながら、同時に音楽や動画などのコンテンツを楽しむことができます。」と説明しています。ノイズキャンセリングではなく、タップで切り替える3つのリスニングモード「スタンダード」「ボイスブースト」「音漏れ低減」を備えています。

マルチポイント:2台につなぎっぱなしにする機能

マルチポイントは、2台の機器を同時につないでおく機能です。WH-CH730N と WH-CH530 の特長ページは「スマートフォンやPC等の機器の中から2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できるマルチポイント接続に対応。」と書いています。WH-1000XM6・WF-1000XM6・WF-C710N のページにもほぼ同じ説明があり、6機種のうちマルチポイントが見つかったのは LinkBuds Clip 以外の5機種です。

条件は機種で違います。WF-C710N には「『Sony Sound Connect』アプリから機能を有効にすることでお使いいただけます」という注があり、アプリでの設定が前提です。WF-1000XM6 には「接続は従来規格(Classic Audio)と次世代規格(LE Audio)のクロス接続にも対応しています。」という文が加わっています。

「マルチペアリング」は別の機能です。「8台までの機器とペアリングできるマルチペアリングに対応。」(LinkBuds Clip の特長ページ)は登録できる機器の数の話で、同時に2台つなぐ話ではありません。LinkBuds Clip のページに「マルチポイント」の語は見つからず、複数の Android デバイスで使える「Audio Switch」が「使用中のデバイス間でイヤホンの接続がシームレスに切り替わります。」と説明されています。

DSEE:圧縮された音を補う機能の名前

DSEE について、WH-CH530 の特長ページは「圧縮された音源で失われがちな高音域をCD音質相当までヘッドホン内で補完します。」と説明しています。6機種すべてのページに DSEE の語があり、WH-1000XM6 と WF-1000XM6 は「DSEE Extreme」、ほかの4機種は「DSEE」です。どの機種にも「アプリから機能を有効にすることでお楽しみいただけます」という注があり、アプリでの設定が前提です。

「DSEE Extreme」は、WH-1000XM6 の特長ページが「ストリーミングなどの圧縮音源を、膨大な楽曲データを学習しているAI(人工知能)技術により、リアルタイムに分析。」と説明しています。条件の注は機種で違います。WH-1000XM6 は「DSEE Extreme ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC/AAC/LDACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張(再生機器の仕様によっては圧縮音源をLDACで伝送する場合でもDSEE Extremeが無効になる場合があります。また、有線接続時は無効です。)」、WF-1000XM6 は「DSEE Extreme ON時にMP3などの圧縮音源をSBC/AAC/LDAC/LC3のコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張(再生機器の仕様によっては圧縮音源をLDACで伝送する場合でもDSEE Extremeが無効になる場合があります。)」で、コーデックの並びと有線接続時の記述が違います。

最大音量制限:アプリで上限を決める機能

WH-CH730N と WH-CH530 の特長ページには、同じ文があります。「最大音量を制限できる音量設定機能。アプリ(Sony Sound Connect)から5段階で最大音量を設定可能。音量の上げすぎを防いで使用できます。」6機種のうち見つかったのはこの2機種で、WH-1000XM6・WF-1000XM6・WF-C710N・LinkBuds Clip のページに「最大音量」の語は見つかりませんでした。公式の文にデシベルや時間の数字はなく、どの段階なら耳に問題がないかは、当サイトには判断できません。

「(JEITA)」:数値のうしろに付く条件の表記

ソニーの仕様ページで「(JEITA)」が付いているのは、「再生周波数帯域」の数値です。WH-1000XM6 は「4 Hz – 40,000 Hz (JEITA)」、WH-CH730N は「6 Hz – 20 000 Hz (JEITA)」で、同じ数値が「周波数特性」の欄にも書かれています。完全ワイヤレス3機種と WH-CH530 の仕様表には、どちらの欄もありません。

JEITA は、一般社団法人 電子情報技術産業協会の略称です(JEITA の公式サイトの名称)。同じサイトの「JEITA規格」のページには、カテゴリーに「オーディオ機器関係」と「音響部品関係」があります。ただし、ソニーのページには「(JEITA)」がどの規格のどの測定方法を指すかの説明がなく、当サイトは確認できませんでした。言えるのは、ソニーが数値に測定条件を添えて書いているところまでで、数値の大きさで機種の優劣は決められません。「再生周波数帯域」と「伝送帯域(A2DP)」が別の欄であることは、シリーズの5本目『イヤホンの仕様表の読み方|「再生周波数帯域」と「伝送帯域」は別の欄です』で書きます。

6機種の仕様を横に並べる

「再生周波数帯域」と測定条件の表記は行を分けました。数値は仕様ページの表記のままです。

ヘッドバンド型の3機種

項目 WH-1000XM6 WH-CH730N WH-CH530
「再生周波数帯域」の数値 「4 Hz – 40,000 Hz (JEITA)」 「6 Hz – 20 000 Hz (JEITA)」 欄なし
その数値の測定条件の表記 「(JEITA)」 「(JEITA)」 欄なし
「伝送帯域(A2DP)」 「20 Hz-20,000 Hz(44.1 kHzサンプリング時) 20 Hz-40,000 Hz(LDAC 96 kHz 990 kbpsサンプリング時)」 「20 Hz – 20,000 Hz (44.1KHzサンプリング時)」 「20Hz-20,000Hz(44.1kHz sampling)」
ドライバーユニット 「30 mm」 「ダイナミック, 30 mm」 「30mm」
対応コーデック 「SBC, AAC, LDAC, LC3」 「SBC, AAC, LC3」 「SBC, AAC, LC3」
連続音声再生時間 「最大 30 時間(NC ON時), 最大 40 時間(NC OFF時)」 「最大50時間(NC ON時)、最大75時間(NC OFF時)」 「最大55時間」
質量 「約 254 g」(注「コードは含みません」) 「約 207 g」 「約 150g」

完全ワイヤレスの3機種

項目 WF-1000XM6 WF-C710N LinkBuds Clip
「再生周波数帯域」の数値 欄なし 欄なし 欄なし
「伝送帯域(A2DP)」 「20 Hz – 20,000 Hz (44.1 kHz sampling), 20 Hz – 40,000 Hz (LDAC 96 kHz sampling 990 kbps)」 「20 Hz – 20,000 Hz (44.1 kHz sampling)」 「20 Hz – 20,000 Hz (44.1 kHz sampling)」
ドライバーユニット 「8.4 mm」 「5mm」 「10.0 mm」
対応コーデック 「SBC, AAC, LDAC, LC3」 「SBC, AAC」 「SBC, AAC」
連続音声再生時間 「最大8時間 (NCオン) / 最大12時間 (NCオフ)」 「最大8.5時間 (NCオン) / 最大12時間 (NCオフ)」 「最大9時間」
質量 「約 6.5 g x 2 (イヤーピース(M)含む)」 「約 5.2 g x 2 (イヤーピース(M)含む)」 「約 6.4 g × 2」
充電ケースの質量 欄なし 欄なし 欄なし
充電方法 「USB充電 / ワイヤレス充電 (ケース使用)」 「USB充電 (ケース使用)」 「USB充電 (ケース使用)」

再生時間は、NC のオン・オフで数値が分かれる機種(WH-1000XM6・WH-CH730N・WF-1000XM6・WF-C710N)と、分かれていない機種(WH-CH530・LinkBuds Clip)があります。特長ページの注も機種で違い、WH-CH730N は「コーデックはAAC。DSEE/イコライザーはOFF設定時、またその他機能は全て初期設定時」、WH-CH530 は「ワイヤレス接続時連続音楽再生時間。コーデックはAAC。DSEE/イコライザーの搭載モデルはOFF設定時、またその他機能は全て初期設定時」です。数字の大きさだけで、どれが長いと決めることはできません。

上位機と入門機で、公式の仕様の違う欄

ヘッドバンド型の WH-1000XM6・WH-CH730N・WH-CH530 の3機種で、公式の仕様や特長に出ている違いは次のとおりです。ドライバーユニットは3機種とも30mmと書かれ(「30 mm」「ダイナミック, 30 mm」「30mm」)、径の違いは出ていません。

  • LDAC:対応コーデックの欄に LDAC があるのは、3機種の中で WH-1000XM6 の1機種です。
  • ノイズキャンセリングと外音取り込み:WH-1000XM6 と WH-CH730N にあり、WH-CH530 には見つかりませんでした。
  • 最大音量制限:WH-CH730N と WH-CH530 のページにあり、WH-1000XM6 のページには見つかりませんでした。
  • USB PD 充電:WH-1000XM6 の特長ページに「USB PD充電にも対応」とあり、ほか2機種のページには見つかりませんでした。

完全ワイヤレスの WF-1000XM6 と WF-C710N は、ドライバーユニットが「8.4 mm」と「5mm」で、LDAC と LC3 の対応コーデック、ワイヤレス充電は、WF-1000XM6 にだけ(この2機種の中で)書かれています。通話では、WF-1000XM6 に「骨伝導センサー」の説明があり、WF-C710N のページにはその語がありませんでした。以上は公式の仕様の差で、優劣ではありません。どの機種を選ぶかは、シリーズの6本目『形で選ぶイヤホン・ヘッドホンのおすすめ|完全ワイヤレス・ヘッドホン・有線・耳をふさがない型をメーカー別に』でまとめます。

他社にも同種の機能はあるか

LDAC は、ソニーだけの機能ではありません。オーディオテクニカの ATH-M50xBT2(「LDAC、AAC、SBC」)と ATH-AL5NC(「LDAC、AAC、SBC」)、Technics の EAH-AZ100(「LDAC、SBC、AAC、LC3」)と EAH-AZ40M2(「SBC、AAC、LDAC」)の仕様にも LDAC があります(当サイトが読んだ4機種)。EAH-AZ40M2 のページには「LDAC および LDACロゴは、ソニー株式会社の商標です。」とあります。マルチポイントも、この4機種のページにあります。会社の優劣は判断しません。

デメリット・向いていない人

  • 仕様ページに載っていない項目があります。完全ワイヤレス3機種は充電ケースの質量が、6機種とも保証期間が、仕様表にありません。WF-C710N と LinkBuds Clip のページにはソニーストアの案内として「ソニーストアはメーカー保証内容<3年>付き」とありますが、ほかの4機種のページに同じ文は見つからず、ソニーストア以外で買った場合の保証期間は、当サイトは確認できませんでした。
  • 充電の付属品は、読んだページだけでは決められません。付属品の欄に「USBケーブル」があるのは WH-1000XM6・WF-1000XM6・WF-C710N の3機種で、WH-CH730N・WH-CH530・LinkBuds Clip の付属品の欄には充電用のケーブルが書かれていません。充電端子の形を書いた欄は、6機種とも仕様表には見つかりませんでした。製品トップの付属品の表記は、WH-1000XM6 と WF-C710N が「USB Type-C(R)ケーブル(USB-A – C(R))」、WF-1000XM6 が「USB Type-C(TM)ケーブル」です。
  • アプリが前提の機能が多くあります。DSEE・最大音量制限・WF-C710N のマルチポイントは、アプリ(Sony Sound Connect)での設定が前提です。アプリを入れたくない人には向きません。
  • ノイズキャンセリングが目的なら、WH-CH530 と LinkBuds Clip は候補になりません。読んだページにその語がなく、LinkBuds Clip はマルチポイントも見つかりませんでした。LDAC は、相手の機器の対応も要ります。

買わなくてよい人

いま使っているイヤホンやヘッドホンに不満がない人は、買い替える必要はありません。

よくある質問

ソニーの完全ワイヤレスには「再生周波数帯域」が書かれていないのですか?

完全ワイヤレス3機種(WF-1000XM6・WF-C710N・LinkBuds Clip)の仕様ページには欄がなく、ヘッドバンド型の WH-CH530 にもありません。欄があるのは WH-1000XM6 と WH-CH730N で、数値に「(JEITA)」が付いています。完全ワイヤレス3機種にあるのは、別の欄の「伝送帯域(A2DP)」です。

LDAC は6機種のどれで使えますか?

対応コーデックの欄に LDAC があるのは WH-1000XM6 と WF-1000XM6 の2機種です。公式の説明は「LDAC対応機器との接続なら」と条件を付けているので、スマートフォンなど相手の機器の対応も確かめてください。

「(JEITA)」はどの測定方法のことですか?

ソニーの仕様ページに説明がなく、当サイトは確認できませんでした。JEITA は一般社団法人 電子情報技術産業協会の略称です。

まとめ:条件の文まで読んで、機種を絞る

ソニーの6機種のうち、公式に説明があるのは、LDAC が WH-1000XM6 と WF-1000XM6、ノイズキャンセリングと外音取り込みが4機種、マルチポイントが LinkBuds Clip 以外の5機種、DSEE が6機種、最大音量制限が WH-CH730N と WH-CH530 です。同じ名前の機能でも、LDAC の「約3倍」や DSEE Extreme の注のように、条件の文が機種で違います。「再生周波数帯域」の欄があるのは WH-1000XM6 と WH-CH730N の2機種で、数値に「(JEITA)」が付きます。この記事は実機を使った比較ではなく、公式の説明を当サイトが読んだものです。

イヤホン・ヘッドホンのシリーズ(全7本)

  1. イヤホン・ヘッドホンの選び方|4社の公式仕様で、書いてある欄と書いていない欄を比べた
  2. ソニーのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|LDAC・ノイズキャンセリング・「(JEITA)」の意味(この記事)
  3. オーディオテクニカのヘッドホン・イヤホンの機能を公式情報で解説|ATH-M50xの有線と無線の違い
  4. JVCケンウッドのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|子ども向けの音量制限と重低音のXXシリーズ
  5. イヤホンの仕様表の読み方|「再生周波数帯域」と「伝送帯域」は別の欄です
  6. 形で選ぶイヤホン・ヘッドホンのおすすめ|完全ワイヤレス・ヘッドホン・有線・耳をふさがない型をメーカー別に
  7. イヤホン・ヘッドホンの新製品(2026年8月〜9月発表)|ソニー・オーディオテクニカ・Victor・Technics

注記:数字の細かい条件

  • 「」の中は、2026年10月1日に公式ページにあった表記をそのまま写したものです。全角・半角やスペースも原文のままです。
  • WH-1000XM6・WF-1000XM6 の「伝送帯域(A2DP)」の40,000Hzまでの数値は、LDAC・96kHz・990kbps のときの条件つきです。
  • 『見つけられず』は、当サイトが読んだ製品トップ・仕様ページ・特長ページに、その言葉がなかったという意味です。取扱説明書は読んでいません。

出典

確認日はすべて2026年10月1日です。

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