JVCケンウッドのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|子ども向けの音量制限と重低音のXXシリーズ

JVCケンウッドのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|子ども向けの音量制限と重低音のXXシリーズ イヤホン・ヘッドホン

本記事はアフィリエイト広告(楽天)を含みます。

JVCケンウッドの子ども向けヘッドホン HA-KD10W の製品ページには、仕様の「音圧レベル」の欄に「最大85dB※1」と書かれ、注に「EN71-1に基づく。」とあります。この記事は、この2つを含めて、JVC と Victor(JVCケンウッドの2つのブランド)の8機種の公式ページを当サイトが読み、看板の機能が何をする機能なのか、どの機種に付いているのかを整理した回です。看板は、子ども向けの「音量制限機能」と、重低音をうたう XX シリーズ(エックスエックス)の2つです。

先に3行で

  1. JVC公式が「音量制限機能つき。」と書き、音圧レベルを「最大85dB※1」、注に「EN71-1に基づく。」と書いているのは、この記事で読んだ8機種の中で、子ども向けの無線ヘッドホン HA-KD10W だけです。有線の子ども向け HA-KS2 のページには「85dB/1mW」「低音量85dBに設計しています。」とありますが、音圧を「最大」と書いた文、「音量制限」の語、「EN71-1」の規格名は見つけられませんでした(仕様の別の欄にある「最大許容入力」は、音圧の欄ではありません)。
  2. XX シリーズ(この記事で読んだのは HA-XC62T と HA-XC90T の2機種)は、JVC公式が「重低音が特長」と説明するシリーズです。当サイトは実機を聴いていないので、低音の出方は書きません。2機種とも、特長・仕様の説明にノイズキャンセリングは見つけられず、仕様表に「再生周波数帯域」の欄も見つけられませんでした。
  3. 子どもに使わせるときの音量について、当サイトは「何dBまでなら」「何時間までなら」を判断しません。書くのは、メーカーが公表している数値と規格名、総務省の技適マークの案内、NITE(製品評価技術基盤機構)のリチウムイオン電池の3つのポイントまでです。

この記事の根拠と読み方

根拠にしたのは、JVC ブランドの製品ページ6機種と製品一覧・XX シリーズのページ・生産完了商品の一覧、Victor ブランドの製品ページ2機種とニュースリリース、ソニーの WH-CH530・WH-CH730N のページ、総務省の「技適マークのQ&A」、NITE の発表です。確認日はすべて2026年10月1日です。当サイトは8機種の実機を持っておらず、音質・装着感・重低音の効き方は比べていません。「」の中は公式の文をそのまま引いたもので、当サイトの評価は加えていません。価格は扱いません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。

取扱説明書は読んでいません。読んだページに書かれていないことは『見つけられませんでした』と書き、『無い』とは書きません。JVC ブランドの製品一覧には、読んだ6機種のほかにも機種が載っています。この記事は上の8機種だけを扱い、JVCケンウッドの全機種の解説ではありません。シリーズ1本目の「イヤホン・ヘッドホンの選び方|4社の公式仕様で、書いてある欄と書いていない欄を比べた」は4社の仕様表を比べる回で、この記事は JVC と Victor の看板機能の中身を開ける回です。

JVC と Victor:同じ JVCケンウッドの2つのブランド

Victor は、JVCケンウッドのブランドの1つです。HA-NP80T のニュースリリースは「株式会社JVCケンウッドは、Victorブランドより」と書いており、JVC ブランドの製品一覧のページの下には、Victor のイヤホン・ヘッドホンへのリンクがあります。この記事では、耳をふさがない2機種(HA-NP1T・HA-NP80T)が Victor ブランド、残りの6機種が JVC ブランドです。

機種 ブランドと形 公式オンラインストアの購入枠
HA-KD10W JVC・無線のヘッドホン(子ども向け) 製品ページにあり
HA-KS2 JVC・有線のヘッドホン(子ども向け) 製品ページ・製品一覧のどちらにも見当たらず
HA-RZ910 JVC・有線のヘッドホン 製品ページには見当たらず。製品一覧には購入ボタンあり
HA-A5T JVC・完全ワイヤレス 製品ページにあり
HA-XC62T JVC・XXシリーズ・完全ワイヤレス 製品ページにあり
HA-XC90T JVC・XXシリーズ・完全ワイヤレス 製品ページ・製品一覧のどちらにも見当たらず
HA-NP1T Victor・耳をふさがない型(イヤーカフ型)・完全ワイヤレス 製品ページにあり
HA-NP80T Victor・耳をふさがない型(イヤーフック型)・完全ワイヤレス 製品ページにあり

購入の枠が見当たらない HA-KS2 と HA-XC90T は、JVC の生産完了商品の一覧には載っていません(HA-XC90T の製品ページにある「購入する」は、交換用イヤーピースの枠です)。買うときは販売店で在庫と販売の状態を先に確かめてください。

看板①:HA-KD10W の「音量制限機能」には何が書いてあるか

HA-KD10W は、JVC ブランドの子ども向けの無線ヘッドホンです。JVC公式は製品の説明に「子ども向けワイヤレスヘッドホン。」に続けて「音量制限機能つき。」と書いています。この記事で読んだ8機種のうち、「音量制限」の語が製品ページにあるのは HA-KD10W だけです。

公式ページに書いてあること

特長の見出しは「大音量によるダメージから子どもの耳を守る音量制限機能」です。本文は次のとおりです。

「音圧レベルを最大85dB※1の低感度に設計。子どもが誤ってボリュームを上げても耳にダメージを与えにくい子ども専用設計で、健康な耳を守るために音量に配慮をしました。」

注は「※1:EN71-1に基づく。85dBは走行中の電車の車内音程度の音量です。」で、仕様表の欄の名前は「音圧レベル」、値は「最大85dB※1」です。これらは JVC公式の説明で、当サイトは耳の健康への効果を確かめていません。公式ページに書いてあるのは、音圧レベルの「最大85dB※1」、規格名「EN71-1」、85dB の目安(電車の車内音程度)、「低感度に設計」の4点です。

公式ページに書いていないこと

  • EN71-1 がどんな規格で、何を定めているか。公式ページには説明がなく、当サイトも規格の本文を読んでいないので、中身は書きません。
  • 「最大85dB」を、何の条件で測った値か。この注にあるのは、規格名と電車の例です。
  • 「低感度」をどう測るか。
  • 使ってよい時間の目安。
  • 対象年齢。HA-KD10W のページに対象年齢の記載は見つけられませんでした。

7段階調整と、そのほかの公式の説明

製品ページの「7段階調整」は、公式の文ではヘッドバンドの長さの調節です。公式は「スライダー部に設置した7段階の番号表示により、ヘッドバンドの長さを子どもの頭の成長に合わせて簡単に調節することができます。」と書いています。仕様表には、電池持続時間「約16時間※3」(注は「※3:使用条件により変わります。」)、質量「約110g」、対応コーデック「SBC」があります。ノイズキャンセリング・防水の等級・マルチポイントの記載は、読んだページには見つけられませんでした。

ほかの会社には同じ機能があるか

音量を制限する機能そのものは、JVC だけではありません。ソニーの WH-CH530 の特長ページに、ソニー公式は「最大音量を制限できる音量設定機能。アプリ(Sony Sound Connect)から5段階で最大音量を設定可能。音量の上げすぎを防いで使用できます。」と書いています。WH-CH730N の製品ページにも「最大音量制限」の語があります。書き方も違い、JVC公式は HA-KD10W を「低感度に設計」と書き、ソニー公式はアプリで最大音量を5段階に設定する機能として説明しています。当サイトは、2つの優劣を決めません。

当サイトが公式ページを読んだ4社(ソニー・オーディオテクニカ・JVCケンウッド・パナソニック)の範囲で、この記事の執筆時に、上限の数値と規格名の両方を製品ページに書いていたのは HA-KD10W でした。4社の全機種を読んだわけではありません。

HA-KS2:同じ子ども向けでも、書き方が違う

HA-KS2 は、JVC ブランドの子ども向けの有線ヘッドホンで、愛称は「キッズヘッドホン」です。HA-KD10W と並べると、音の欄の書き方が違います。

確かめた項目 HA-KD10W(無線) HA-KS2(有線)
仕様の音の欄の名前と値 「音圧レベル」「最大85dB※1」 「出力音圧レベル」「85dB/1mW」
説明の文 「音圧レベルを最大85dB※1の低感度に設計。」 「低音量85dBに設計しています。」
「音量制限」の語 「音量制限機能つき。」(製品の説明) 見つけられませんでした
規格名「EN71-1」 注に「EN71-1に基づく。」 見つけられませんでした
対象年齢 記載を見つけられませんでした 「※本製品の対象年齢は3才以上です。」

HA-KS2 のページには、「子供の健康な耳を守るために音量にも配慮」という見出しがあり、本文は「子どもが誤ってボリュームを上げても耳にダメージを与えにくい低音量85dBに設計しています。」です。これも JVC公式の説明で、当サイトは耳の健康への効果を確かめていません。

この記事で「最大85dB」「音量制限」「EN71-1」と書くときの主語は、HA-KD10W だけです。HA-KS2 の仕様には別の欄として「最大許容入力」がありますが、音圧の欄ではありません。「対象年齢は3才以上」と書いてあるのは、この記事で読んだ8機種の中で HA-KS2 だけです。同じ「出力音圧レベル」の欄でも、HA-KS2 は「85dB/1mW」、有線の HA-RZ910 は「106dB/1mW」で、欄の名前と条件の表記が機種で違うため、数値の大小で機種を比べることはできません。当サイトは、この数値の大小が子どもの耳への影響の違いを表すかどうかを判断しません。

看板②:XXシリーズ(重低音):公式が説明していること、書いていないこと

JVC公式の XX シリーズのページは、コンセプトを「「重低音&タフ」をコンセプトとしたXXシリーズ」と書き、次のように説明しています。

「XX(エックスエックス)は「XTREME XPLOSIVES(究極の爆発物)」をイメージとした重低音が特長のヘッドホン・イヤホンシリーズです。XXは2011年の発売以来、衝撃に強いタフさと、迫力とキレのある重低音再生を探究しつづけています。」

「重低音」「迫力」「キレ」はメーカーの表現です。当サイトは実機を聴いていないので、どのくらい低い音がどう出るかは書きません。XX シリーズのページの年表には、HA-XC72T と HA-XC91T がノイズキャンセリングを搭載した機種として載っていますが、2機種とも JVC の生産完了商品の一覧にあります。この記事では現行として扱いません。

HA-XC62T

JVC公式は、特長の最初の見出しを「迫力の重低音サウンド」とし、続けて「心にまで響くしっかりとした重低音が楽しめるよう、音響エンジニアが特別チューニング。」と書いています。サウンドモードは「NORMAL」「さらに迫力の重低音を楽しめるBASS」「ボーカルが際立つCLEAR」の3つです。

タフさについて、公式は「XXロゴ部分にラバープロテクターを採用し、イヤホンを衝撃からガードします。」と書き、「耐衝撃に加え、IP55※1相当の防水・防塵を実現した」ものを「TRIPLE PROOF」と呼んでいます。注は「※1: JIS防塵・防水保護等級5級(IP55)相当。イヤホン本体のみ対応。」で、対象はイヤホン本体のみです。電池持続時間は「イヤホン:最大7時間、充電ケース:最大17時間(計:最大24時間)」(注は「※2:使用条件により変わります。」)、対応コーデックは「SBC / AAC」です。

仕様表に再生周波数帯域の欄は見つけられませんでした。ノイズキャンセリングの機能の説明も、特長・仕様のどちらにも見つけられませんでした(受賞の欄に、受賞した部門の名前としてその語が出てきますが、機能の説明ではありません)。

HA-XC90T

製品ページは「重低音&タフボディのXXシリーズ最上位モデル。」と説明し、ドライバーについて「当社の完全ワイヤレスイヤホンでは最大となる大口径12mmのドライバーユニットを採用。」と書いています。この「最大」は、JVC 自社の完全ワイヤレスイヤホンの中での比較です。

仕様表には、対応コーデック「SBC、AAC、Qualcomm® aptX™ audio」、電池持続時間「イヤホン:約15時間、充電ケース:約30時間」があります(特長の説明には「※1:使用条件により変わります。」とあり、仕様表の同じ欄に付いている注の番号は「※2」で、ページ内の番号が食い違っています)。防水の注は「※2:JIS保護等級5級(IP55)相当。イヤホン本体のみ対応。」です。再生周波数帯域の欄と、ノイズキャンセリングの説明は見つけられませんでした。

この記事で読んだページの範囲では、XX の2機種の重低音を、再生周波数帯域の数値で確かめることはできません。コーデックの欄の違いで音が良いか悪いかを言うことも、当サイトにはできません。

テレビの前で使う有線:HA-RZ910 の延長コード

HA-RZ910 は、JVC ブランドの有線のヘッドホンです。公式は特長の1つに「使いやすい片側1.2mコード+大画面視聴にも便利な延長2.3mコード」を挙げています。仕様の「コード」は「OFC 1.2m φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付」で、付属品に「2.3m 延長コード(24金メッキステレオミニジャック/ミニプラグ)」があります。

質量は「350g(コード含まず)」、再生周波数帯域は「7Hz ~ 26,000Hz」(条件の表記なし)、出力音圧レベルは「106dB/1mW」です。ノイズキャンセリングと防水の記載は見つけられませんでした。テレビ側にヘッドホンをつなぐ端子があるか、端子の形が合うかは、テレビの取扱説明書で先に確かめてください。

完全ワイヤレス:HA-A5T は再生周波数帯域の欄がある

HA-A5T は、JVC ブランドの完全ワイヤレスです。仕様に「再生周波数帯域」の欄があり、値は「20Hz – 20,000Hz」で、条件の表記はありません。同じ JVC の完全ワイヤレスでも、XX の HA-XC62T・HA-XC90T の仕様表には、この欄が見つけられませんでした。再生周波数帯域の欄があるかどうかは、形では決まらず、機種で分かれています。

質量は「イヤホン:約3.9g(片耳) × 2個、充電ケース:約27.9g」、電池持続時間は「イヤホン:約5時間※1、充電ケース:約10時間※1」(注は「※1:使用条件により変わります。」)、対応コーデックは「SBC」です。防水の注は「※3:JIS保護等級4級(IPX4)相当。イヤホン本体のみ対応。」です。ノイズキャンセリングの記載は見つけられませんでした。製品ページには、交換用イヤーピース「EP-FX2」の案内があります。

Victor の耳をふさがない型:HA-NP1T と HA-NP80T

HA-NP1T はイヤーカフ型、HA-NP80T はイヤーフック型で、どちらも Victor ブランドの完全ワイヤレスです。公式は2機種とも、種類を「オープンイヤータイプ」と書いています。2機種とも、仕様に再生周波数帯域の欄は見つけられず、ノイズキャンセリングの説明も見つけられませんでした。マルチポイントの記載があるのは、この記事で読んだ8機種の中で、この2機種だけです。

HA-NP1T

製品ページの冒頭に、公式は「耳をふさがないイヤホン。」と書いています。仕様は、ドライバーユニット「口径10mm」、対応コーデック「SBC / AAC」、電池持続時間「イヤホン:最大8時間、充電ケース:最大16時間(計:最大24時間)」(注は「※1:使用条件により変わります。」)、質量「イヤホン(片耳):約4.9g、充電ケース:約30g」です。接続は「2台同時接続マルチポイント対応」と書かれています。防水は IPX4 相当で、対象はイヤホン本体のみです。HA-NP80T のリリースは、HA-NP1T の発売を「2024年11月」と記しています。製品ページに発売日の欄は見つけられませんでした。

HA-NP80T

HA-NP80T は、2026年8月25日付のリリースに「9月上旬より発売します。」と書かれた機種で、確認日の2026年10月1日には、製品ページに公式オンラインストアの購入枠がありました。製品ページに発売日の欄は見つけられませんでした。仕様は、ドライバーユニット「17mm×12mm(楕円形)」、対応コーデック「SBC、AAC」、電池持続時間「イヤホン:最大9.5時間、充電ケース:最大19時間(計:最大28.5時間)」です。サウンドモードは「NORMAL/HIGH/BASS」の3つです。これとは別に書かれている「音漏れ低減モード」について、公式は「外部への音漏れを低減することができます。」と書いています。接続は「マルチポイント対応」です。

防水・防塵は、製品ページに「防水・防塵仕様IP55※」と書かれ、注は「※:JIS保護等級IP55等級(防塵性能が5等級、防水性能が5等級)」です。この注に「イヤホン本体のみ」の語は見つけられず、IP55 が充電ケースにも当てはまるかどうかは、当サイトは確認できませんでした。HA-NP1T と HA-NP80T の製品ページには、自転車を運転するときの使用についての公式の注意書きがあります。当サイトは、自転車で使えるかどうかを判断しません。全文は公式ページで読んでください。

子どもに使わせるときに、当サイトが言えること・言えないこと

言えないこと

  • 何dB までなら大丈夫か。
  • 1日に何時間までなら大丈夫か。
  • 聴力への影響。
  • HA-KD10W を使えば、子どもの耳に問題が起きないかどうか。

この4つについて、当サイトはその判断の根拠になる公的機関の発表を確かめていないので、書きません。子どもの聞こえについて心配なことがあるときは、公式の数値ではなく、医療機関など専門の人に相談してください。

言えること(1):メーカーが公表している数値と規格名

HA-KD10W の製品ページには「最大85dB※1」と「EN71-1に基づく。」が、HA-KS2 の製品ページには「85dB/1mW」と「低音量85dBに設計しています。」が書かれています。この2機種のうち、規格名があるのは HA-KD10W です。

言えること(2):総務省の技適マークの案内

この記事で読んだ8機種のうち、無線(Bluetooth)でつなぐのは6機種(HA-KD10W・HA-A5T・HA-XC62T・HA-XC90T・HA-NP1T・HA-NP80T)で、HA-KS2 と HA-RZ910 は有線です。総務省の「技適マークのQ&A」には、次の回答があります。

「イヤホン、スピーカー、マウス、キーボードなど、様々なBluetooth機器にも技適マークがついています。技適マークの付いてないBluetooth機器の使用は電波法違反となる恐れがあります。なお、充電ケース及び取扱説明書に表示している機器もあります。」

購入について、総務省は「購入しようとする無線機に技適マークが付いているかどうかをご確認下さい。」と案内しています。当サイトは、8機種に技適マークがあるかどうかを確かめておらず、「この商品には技適がある・ない」とは判定しません。

言えること(3):NITE のリチウムイオン電池の3つのポイント

HA-KD10W・HA-A5T・HA-XC62T の仕様の電源欄は「DC3.7V、内蔵リチウムポリマー充電池」で、HA-NP80T の質量の欄には「約9.2g(イヤホン1個)/ 約56g(充電ケース)(内蔵リチウムイオン充電池含む)」とあります(HA-XC90T と HA-NP1T には電源の欄を見つけられませんでした)。NITE(製品評価技術基盤機構)は、2025年6月26日の発表で、「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐ3つのポイントとして、次を挙げています。リチウムポリマー充電池の機種が対象に含まれるかは、当サイトは確かめていません。

  • 正しく購入する:「連絡先が確かなメーカーや販売店から購入する。」「リコール対象ではないことを確認して購入し、購入後も常に最新の情報をチェックする。」
  • 正しく使用する:「高温下に放置するなどして熱を与えない。」「強い衝撃を与えない。」
  • 正しく対処する:「充電・使用時は時々様子を見て、異常を感じたらすぐに充電・使用を中止する。」「万が一発火した場合は大量の水で消火し、可能な限り水没させた状態で、119番通報する。」

発表の事故件数は、2020年から2024年までの5年間に NITE に通知された「リチウムイオン電池搭載製品」の事故で、1860件です。これは「リチウムイオン電池搭載製品」全体の数で、イヤホンやヘッドホンの数ではありません。発表の注には「事故件数の中には、調査中の事故や原因は特定されていないがリチウムイオン電池に起因した可能性があると推定される事故も含みます。」とあります(原文の注番号「(※2)」は省きました)。

デメリット・向いていない人

  • 何dBまで、何時間までなら大丈夫かを知りたい人。この記事は答えを持っていません。HA-KD10W の「最大85dB」も、公式ページには条件や規格の中身の説明がありません。
  • 子どもの年齢で選びたい人。対象年齢が書かれているのは HA-KS2 の「3才以上」で、HA-KD10W のページには記載が見つけられませんでした。HA-KS2 は有線で、公式オンラインストアの購入枠が見当たりません。
  • ノイズキャンセリングが要る人。この記事で読んだ8機種の特長・仕様の説明には、見つけられませんでした。
  • HA-KD10W の対応コーデックの欄は「SBC」です。欄の違いで音が良いか悪いかは言えませんが、ほかのコーデックの欄を重視する人は、HA-XC62T(「SBC / AAC」)などの欄と見比べてください。
  • 雨や汗の場面で使いたい人。防水の等級の記載は、HA-KD10W・HA-KS2・HA-RZ910 の3機種には見つけられませんでした。記載のある HA-A5T・HA-XC62T・HA-XC90T・HA-NP1T の4機種は「イヤホン本体のみ」が対象です。
  • 発売日を知りたい人。8機種とも、製品ページに発売日の欄は見つけられませんでした。

よくある質問

「音量制限機能つき」は JVC だけですか

JVC だけではありません。ソニーの WH-CH530 の特長ページには、アプリから5段階で最大音量を設定する機能が書かれ、WH-CH730N の製品ページにも「最大音量制限」の語があります。当サイトが公式ページを読んだ4社の範囲で、上限の数値と規格名の両方を製品ページに書いていたのは HA-KD10W です。

HA-KD10W と HA-KS2 の「85dB」は同じ意味ですか

同じとは言えません。HA-KD10W は「音圧レベル」の欄に「最大85dB※1」とあり、注に「EN71-1に基づく。」があります。HA-KS2 は「出力音圧レベル」の欄に「85dB/1mW」とあり、説明の文は「低音量85dBに設計しています。」です。HA-KS2 のページに、「音量制限」の語と「EN71-1」は見つけられませんでした。

XXシリーズの機種は、ノイズキャンセリングが付いていますか

この記事で読んだ HA-XC62T と HA-XC90T の特長・仕様の説明には、ノイズキャンセリングは見つけられませんでした。XX シリーズのページの年表で、ノイズキャンセリングを搭載したと書かれている HA-XC72T と HA-XC91T は、JVC の生産完了商品の一覧にあります。

まとめ

  • 「音量制限機能つき。」「最大85dB※1」「EN71-1に基づく。」の3つがそろって書かれているのは、この記事で読んだ8機種の中で HA-KD10W だけです。HA-KS2 は「85dB/1mW」「低音量85dBに設計しています。」で、「音量制限」の語と「EN71-1」は見つけられませんでした。
  • XX シリーズの HA-XC62T・HA-XC90T には、再生周波数帯域の欄とノイズキャンセリングの説明が見つけられませんでした。当サイトは音を聴いていません。
  • 子どもに使わせるときの何dB・何時間までなら大丈夫かは、当サイトは判断しません。

シリーズの結論編「形で選ぶイヤホン・ヘッドホンのおすすめ|完全ワイヤレス・ヘッドホン・有線・耳をふさがない型をメーカー別に」では、子ども向けの第1に HA-KD10W、第2に HA-KS2(買う前に在庫の確認が必要)、有線の第2に HA-RZ910、完全ワイヤレスの第2に HA-A5T、耳をふさがない型の第2に HA-NP1T、第3に HA-NP80T を挙げています。HA-XC62T は、結論編の順位には入っていません。

イヤホン・ヘッドホンのシリーズ(全7本)

  1. イヤホン・ヘッドホンの選び方|4社の公式仕様で、書いてある欄と書いていない欄を比べた
  2. ソニーのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|LDAC・ノイズキャンセリング・「(JEITA)」の意味
  3. オーディオテクニカのヘッドホン・イヤホンの機能を公式情報で解説|ATH-M50xの有線と無線の違い
  4. JVCケンウッドのイヤホン・ヘッドホンの機能を公式情報で解説|子ども向けの音量制限と重低音のXXシリーズ(この記事)
  5. イヤホンの仕様表の読み方|「再生周波数帯域」と「伝送帯域」は別の欄です
  6. 形で選ぶイヤホン・ヘッドホンのおすすめ|完全ワイヤレス・ヘッドホン・有線・耳をふさがない型をメーカー別に
  7. イヤホン・ヘッドホンの新製品(2026年8月〜9月発表)|ソニー・オーディオテクニカ・Victor・Technics

注記:数字の条件

  • 「再生周波数帯域」の数値は、HA-KD10W・HA-A5T が「20Hz – 20,000Hz」、HA-KS2 が「15Hz ~ 23,000Hz」、HA-RZ910 が「7Hz ~ 26,000Hz」です。4機種とも測定条件の表記は付いていません。数値の広さで機種の優劣は言いません。
  • 防水・防塵は、HA-A5T と HA-NP1T が IPX4 相当、HA-XC62T・HA-XC90T・HA-NP80T が IP55 相当です。「イヤホン本体のみ対応」の語があるのは HA-A5T・HA-XC62T・HA-XC90T・HA-NP1T で、HA-NP80T の注には見つけられませんでした。
  • 電池持続時間の表記は、機種で「約」と「最大」が混ざっています(各機種の表記と注は本文のとおりです)。どの機種もノイズキャンセリングの記載がないため、オン・オフの条件は付きません。数字の大きさだけで機種の優劣は言いません。HA-KS2 と HA-RZ910 は有線のため、電池持続時間の欄はありません。

出典(確認日はすべて2026年10月1日)

当サイトは実機を持っていません。使ってみた感想ではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました