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加湿器を「寝室用にもう1台」買い足すとき、リビング用とは見るところが変わります。昼間は気にならない音でも、寝るときは別です。この記事は6畳の寝室に置く前提で、まず「木造かプレハブ洋室かで変わる適用床面積」で候補を絞り、そのうえで「静音運転にしたときの加湿量」と「運転音」の2つを見ます。2026年9月21日に象印・ダイニチ・シャープ・コロナの公式ページを開き直し、数値を確認しました。
先に3行で
- まず自宅が木造和室かプレハブ洋室かを確かめてください。同じ「6畳」でも、木造和室とプレハブ洋室では機種に必要な加湿量が変わります
- 木造の6畳に届く最小クラスは、当サイトが比べた6機種の中では象印EE-DG35です(木造〜6畳・プレハブ〜10畳・フィルターなしのスチーム式)。結論編で当サイトが小部屋向けの第1に挙げた象印と同じ構造です
- 静音にしても加湿量の多さを保ちたい人向けの別案は、ダイニチHD-RXT526(木造〜8.5畳・静音時でも400mL/h)。結論編の小部屋向けの段にはダイニチを入れていませんが、「静音時の加湿量」という軸で見ると候補になるため、この記事だけの推薦として理由つきで挙げます
加湿器シリーズ(全7本)/この記事は5本目です
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この記事の材料
「6畳」に必要な加湿量の目安は、なんとなくの感覚ではなく業界規格JEM1426にもとづいて計算されています。各社が製品ページで示す「適用床面積(何畳まで)」も、この考え方が土台です。当サイトは象印2機種・ダイニチ2機種・シャープ1機種・コロナ1機種、計6機種の公式仕様ページを2026年9月21日に開き直し、適用床面積・加湿量・運転音・連続加湿時間を書き出しました。推薦はこの公式数値の範囲だけで判断します。実機は持たないため「使ってみた」「静かだった」という体感は書きません。
商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。価格の比較はしていません。
6畳の寝室に要る加湿量は、木造かプレハブかで変わる
適用床面積の注記は、象印・シャープの仕様ページには「日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき、プレハブ住宅洋室の場合を最大適用床面積とし、木造和室の場合を最小適用床面積としたもの」とあります(ダイニチ・コロナの仕様ページには規格名の記載が見当たりませんでした)。同じ機種でも木造和室のほうが小さい畳数、プレハブ洋室のほうが大きい畳数として表示されます。壁・床の材質や部屋の構造によっても実際の適用面積は変わるため、自分の部屋がどちらに近いか迷うときは販売店に相談してください(象印・シャープの注記どおり)。
象印EE-DG35は木造〜6畳(10㎡)・プレハブ〜10畳(16㎡)。木造の6畳ちょうどが適用の上限で、寝室が木造なら過不足のないクラスです。
一方でダイニチHD-RX326は木造〜5畳(8㎡)・プレハブ〜8畳(14㎡)。木造6畳の寝室には、公式の適用床面積が1畳分足りません。プレハブ洋室の6畳なら候補ですが、木造の6畳では小さすぎる可能性があります。
象印EE-MC20は木造〜3畳(6㎡)・プレハブ〜6畳(9㎡)で、公式も「寝室や子ども部屋など、各個室にぴったりなコンパクトタイプ」と説明します。木造6畳には原則足りず、プレハブ洋室の6畳か、木造なら3畳程度の子ども部屋向けです。

静音にすると加湿量はどれだけ落ちるか
寝室では静音モードを使う前提になるため、「強・標準」ではなく「静音」の加湿量がどれだけ出るかを見る必要があります。公式仕様表に静音時の加湿量を分けて載せているのはダイニチ・シャープで、象印・コロナは定格値(標準運転の数値)のみで静音時の内訳を公表していません。
| 型番 | 方式 | 標準(強)の加湿量 | 静音の加湿量 | 静音は標準の何%か(当サイト計算) |
|---|---|---|---|---|
| ダイニチ HD-RXT526 | ハイブリッド | 500mL/h | 400mL/h | 約80% |
| ダイニチ HD-RX326 | ハイブリッド | 300mL/h | 250mL/h | 約83% |
| シャープ HV-T55 | ハイブリッド | 550mL/h | 200mL/h | 約36% |
| 象印 EE-DG35 | スチーム | 350mL/h | 記載なし | ― |
| コロナ UF-H5026R | ハイブリッド | 500mL/h | 記載なし | ― |
シャープHV-T55は、静音にすると加湿量が標準の約36%まで下がります(200÷550=当サイト計算)。ダイニチの2機種は静音でも標準の8割前後を保ちます。「静かにできるか」だけでなく「静かにしたとき、まだ足りているか」を確認してください。
象印EE-DG35は運転を強・中・弱の3段階から選べます。連続加湿時間は強約8時間(室温20℃・満水時に強モードで運転した場合)、中約16時間、弱約32時間です。段ごとの加湿量(mL/h)は公式ページに記載が見当たりませんでした。

運転音は「社ごとの測り方」が違う
dBの数字は、社をまたいで大小を比べていません。測定条件の書き方が社ごとに違うためです。ダイニチは「標準:最大〜最小」という幅で表記し、シャープは「強」「静音」の1点の数値、象印は「加湿中の運転音」と「湯沸かし時」を分けて表記します。同じ社・同じ機種の中で、強と静音の差を見るのが確実です。
- ダイニチHD-RXT526:標準は最大〜最小30〜13dB、静音は最大〜最小23〜13dB。「おやすみ快適」モードは最初の1時間は最小運転音(13dB)、その後は静音運転モードに切り替わります(RXT2026・LX2026ページ共通)
- ダイニチHD-RX326:標準23〜13dB・静音17〜13dB
- シャープHV-T55:強37dB、静音23dB(いずれも50/60Hzのときの1点の数値)
- 象印EE-DG35:加湿中の運転音は約30dB、湯沸かし時は約39dB(湯沸かし音セーブモードを使うと、1か月使用後のサンプルでの試験値で約31dBに下がりますが、湯沸かし時間が約10分〈満水時〉延びます)
- コロナUF-H5026R:運転音39dB(静音モード時23dB)
数字だけを比べると象印EE-DG35の「約30dB」とダイニチHD-RXT526の静音「23〜13dB」は近く見えますが、測定条件(沸とう時を除くか、幅表記か1点表記か)が違うため、この2つを「どちらが静か」と当サイトは断定しません。
6畳の寝室向け・機種の例
第1に:象印EE-DG35。木造の6畳にちょうど届く適用床面積、フィルターという部品がなく手入れが少ない構造、加湿中約30dBという公式数値がそろいます。定格350mL/h、タンク3.0L、連続加湿は強8時間・中16時間・弱32時間、質量約2.7kg。2026年09月発売で、公式が「在庫限定品」と表示しているEE-DE35と仕様表の数字は1つも違いません(当サイトが2つの公式ページを並べて確認)。
静音にしても加湿量の多さを保ちたい人の別案:ダイニチHD-RXT526。結論編「加湿器は加湿量の段ごとにどこがいい?」は中〜広い部屋向けの段の第1にダイニチを挙げていますが、根拠はタンク6.3L(HD-RXT725。後継のHD-RXT726も6.3L)で、小部屋向けの段にダイニチは入っていません。本記事でHD-RXT526を寝室向けの別案として出すのは、結論編にない「静音時の加湿量」の軸を足したためです。木造〜8.5畳・プレハブ〜14畳で6畳の寝室には余裕があり、静音にしても加湿量400mL/h(標準500mL/hの80%)を保てる点、「おやすみ快適」モード(ボタンを押して最初の1時間は最小運転音13dB、その後は静音運転に切り替わる機能)があることが根拠です。加湿量500mL/h(標準。静音400mL/h)、タンク5.0L、質量約4.6kg。eco運転時の電気代は公式値で1か月約89円(1日8時間×30日・31円/kWh・50Hzの条件)。
プレハブ洋室の6畳、または条件つきの候補:ダイニチHD-RX326、シャープHV-T55、コロナUF-H5026R。HD-RX326は木造〜5畳・プレハブ〜8畳、公式のキャッチコピーは「おやすみ快適で寝室にぴったりのコンパクトクラス」ですが、木造6畳には公式の適用床面積が届きません。標準300mL/h・静音250mL/h、運転音は標準23〜13dB・静音17〜13dB、タンク3.2L、質量約3.3kg。HV-T55とUF-H5026Rは木造8.5〜9畳向けで、木造6畳には余裕のあるクラスです。加湿量に余裕を持たせたい場合の選択肢になります。
商品カードについて(正直に書きます)
用意できている商品カードはEE-DG35・HD-RXT526・HD-RX326・HV-T55・UF-H5026Rの5台です。象印EE-MC20は本記事の時点でカードを用意できていません(公式で確認・入口記事「加湿器はどの方式を選べばいい?」へ戻ってください)。カードの価格は販売店の表示値で、日々変わります。
この人には要らない・向いていない
- 日中リビングで使う1台を、夜だけ寝室に運べば足りる人。ダイニチは「昼間はリビングに、夜は寝室に移動するなど」持ち運びハンドルを前提にした使い方を公式が案内しています。寝室専用機を買う前に、移動運用で足りるか考えてください
- 窓を開けて寝る人。当サイトの考えでは、換気で加湿した空気が入れ替わり、6畳向けの小型機でも設定湿度に届きにくくなります
- 毎日給水できない人。タンク容量がそのまま連続加湿時間の上限です。象印EE-DG35はタンク3.0Lで弱運転32時間・強運転8時間、ダイニチHD-RX326はタンク3.2Lで標準運転10.7時間。就寝中ずっと強運転なら毎日の給水が前提になります
- 蒸気の熱さが心配な人。象印のスチーム式は「蒸気吹出口に触ったり、手や顔を近づけないでください」という公式の注意書きがあります。子どもの手や顔が蒸気吹出口に届く場所にしか置けない人は避けてください
- 「◯dBなら眠れる」という基準を知りたい人。当サイトはこの基準を持ちません。公式が参考として示す「音の大きさ目安」(20dB:木の葉の触れ合う音、30dB:ささやき音など)は象印の説明としての引用で、当サイトの保証ではありません
よくある質問
Q. 6畳の寝室なら、どの機種でも問題なく使えますか?
A. いいえ。木造和室かプレハブ洋室かで変わります。ダイニチHD-RX326は木造〜5畳までの適用のため、木造6畳の寝室には公式の適用床面積が届きません。プレハブ洋室の6畳なら候補です。
Q. 静音モードにすると、どれくらい加湿量が落ちますか?
A. 公式に静音時の加湿量を公表している機種だけで比べると、シャープHV-T55は標準550mL/hが静音200mL/hまで下がります(約36%・当サイト計算)。ダイニチの2機種は静音でも標準の8割前後を保ちます。象印・コロナは静音時の加湿量を公式に見つけられませんでした。
Q. 結論編「加湿器は加湿量の段ごとにどこがいい?」はダイニチを中〜広い部屋向けの第1にしています。この記事でダイニチを寝室向けに勧めるのは矛盾しませんか?
A. 矛盾ではありません。結論編は加湿量の段ごとに第1を決めており、中〜広い部屋向けの段のダイニチはタンク6.3L(HD-RXT725。後継のHD-RXT726も6.3L)、小部屋向けの段の象印はフィルターが無い構造と安全機構3つが根拠です。本記事は「静音時の加湿量」という別の軸で、HD-RXT526が木造〜8.5畳で6畳の寝室に余裕があり、静音でも加湿量400mL/hを保てることが根拠です。軸が違えば、同じメーカーでも段によって推薦が変わります。
Q. 象印とダイニチ、結局どちらが静かですか?
A. 当サイトはこの質問には答えられません。「加湿中約30dB」と「静音23〜13dB」は測定条件(1点表記か幅表記か、沸とう時を除くかどうか)が違うため、社をまたいだ比較はしていません。
まとめ
- まず木造和室かプレハブ洋室かを確かめ、6畳の「木造」に届く最小クラスを選ぶ。当サイトが比べた6機種の中で木造6畳に届く最小は象印EE-DG35(木造〜6畳)で、ダイニチHD-RX326(木造〜5畳)は届きません
- 静音モードの加湿量を確認する。公式が静音時の数値を出すダイニチ2機種・シャープHV-T55のうち、シャープは静音で加湿量が約36%まで下がります
- 運転音は社をまたいで比較しない。同じ社・同じ機種の中の「強と静音の差」で判断する
- 静音にしても加湿量の多さを保ちたいならダイニチHD-RXT526(木造〜8.5畳・静音でも400mL/h)。結論編の小部屋向けの段にはない、この記事だけの別案です
- タンク容量=連続加湿時間の上限。毎日給水できるかを先に決めてから機種を選ぶ
注記:数字の条件
- 適用床面積は、象印・シャープの仕様ページでは日本電機工業会規格(JEM1426)にもとづき、プレハブ住宅洋室を最大適用床面積、木造和室を最小適用床面積としたものです(ダイニチ・コロナの仕様ページには規格名の記載が見当たりませんでした)。壁・床の材質、部屋の構造、暖房器具などにより実際の適用面積は変わります
- 「静音は標準の何%か」の数値は、公式が静音時の加湿量(mL/h)を公表している機種だけの当サイト計算です(静音÷標準×100)。象印・コロナは静音時の加湿量の公式記載が見当たらず計算していません
- 運転音(dB)は社ごとに測定条件が異なり、社をまたいだ大小の比較はしていません。シャープ・ダイニチはどちらも運転音の数値に「50/60Hz」という条件が付いています
- eco運転時の電気代(HD-RXT526で約89円/月)は公式値で、1日8時間×30日運転・電力料金目安単価31円/kWh(税込・2022年7月改定・全国家庭電気製品公正取引協議会)・50Hzの場合という条件つきです。60Hz地域や運転時間が違えば金額も変わります
- 「確認できず」は当サイトが開いたページに記載を見つけられなかった意味で、存在しないという意味ではありません。これらの加湿器を購入・使用しておらず、体感・使用感の評価も価格の比較もしていません
出典(すべて2026年9月21日に当サイトが確認)
- 象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-DG」商品ページ
- 同「スチーム式加湿器 EE-MC」商品ページ
- 同「スチーム式加湿器 EE-DE」商品ページ(EE-DE35の仕様比較)
- ダイニチ工業「RXT・RXC 2026年度モデル」
- 同「LX 2026年度モデル」(「おやすみ快適」の説明文の共通確認)
- 同「RX 2026年度モデル」(HD-RX326仕様・キャッチコピー)
- シャープ「HV-T55 仕様/寸法」
- コロナ「UF-Hシリーズ ラインアップ」(UF-H5026R仕様)
- 日本電機工業会「加湿器の種類・選び方」(JEM1426・適用床面積の考え方)
- 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」(電力料金目安単価31円/kWh・2022年7月22日改定)
- 当サイト「加湿器はどの方式を選べばいい?」/「加湿器は加湿量の段ごとにどこがいい?」


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