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別置きの衣類乾燥機(洗濯機とは別に置く、乾燥だけの1台)は、「排湿のための工事ができる家かどうか」を先に確かめると、ガス式と電気式のどちらを調べればよいかが決まります。この記事では、ガス式のリンナイ「乾太くん」と、電気式の日立・パナソニック・東芝の4社を、各社の公式ページと公式PDFに書かれた仕様で並べました。設置に要るもの、乾燥容量、乾燥時間の目安とその測定条件、寸法と質量までを1本で確かめられます。
先に3行で
- ガス式(リンナイ「乾太くん」)について、リンナイ公式は「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」と書いています。工事ができる家かどうかは、当サイトではなく販売店やガス会社が判断します。
- 電気式(この記事で並べた日立 DE-N60HV・DE-N50HV・DE-N40HX、パナソニック NH-D605、東芝 ED-60A4・ED-45A4 の6型番)は、3社とも公式が15A以上のコンセントとアースを求めています。日立とパナソニックは除湿形で、乾燥で出た水を排水ホースで流す行き先も要ります。東芝も、公式Webカタログの注意書きに「本体底部の排気口および排水口をふさがないようにしてください。」とあり、本体の底に排水口があります。排水の扱いは販売店に確認してください。
- 公式の乾燥時間の目安は、同じ6kgでリンナイ RDT-63 が約60分(LPG・実用衣類・脱水度70%・標準コース)、日立 DE-N60HV が約200分(室温20℃・ヒーター「強」・エアハッチを閉じた場合・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース)です。測定条件が違うので、当サイトは何倍という計算をしていません。パナソニックと東芝の乾燥時間の目安は、当サイトは確認できませんでした。
まず答え:4社を1枚の表で(工事・容量・水の出し方)
4社の違いを、当サイトが公式で確かめられた事実だけで1枚にまとめます。印(◎や△)で優劣は付けていません。
| メーカー(この記事で並べた型番) | 方式 | 乾燥容量 | 設置に要るもの(公式の記載) | 湿気・水の出し方 | 乾燥時間の目安を当サイトが確認できたか |
|---|---|---|---|---|---|
| リンナイ「乾太くん」(家庭用の RDT-93・RDT-63・RDT-80・RDT-54S-SV・RDT-31S の5シリーズ) | ガス式 | 3kg・5kg・6kg・8kg・9kg | 排湿のためのダクト工事、ガス栓、電源(AC100V)とアース | 排湿(湿気を屋外へ出す) | 確認できた(6kg 約60分=RDT-63、9kg 約90分=RDT-93、5kg 約52分=RDT-54S-SV。LPG・実用衣類・脱水度70%・標準コース)。RDT-80 と RDT-31S は確認できませんでした |
| 日立(DE-N60HV・DE-N50HV・DE-N40HX) | 電気式・除湿形 | 6.0kg・5.0kg・4.0kg | 別売りのスタンドまたは壁掛金具、定格15A以上のコンセント(単独)、アース | 排水(排水ホースで水を流す) | 確認できた(6kg 約200分=DE-N60HV。室温20℃・ヒーター「強」・エアハッチを閉じた場合・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース) |
| パナソニック(NH-D605) | 電気式・除湿形 | 6.0kg | 販売店か施工業者による施工、定格15A以上・交流100Vのコンセント(単独)、アース | 排水(排水ホースで水を流す) | 確認できませんでした |
| 東芝(ED-60A4・ED-45A4) | 電気式(製品ページの仕様に方式の欄は見当たりませんでした) | 6.0kg・4.5kg | 専用ドライヤースタンド、15A以上の専用コンセント、アース | 本体の底に排気口と排水口がある(公式Webカタログの注意書き) | 確認できませんでした |
迷ったらこの3行
- 戸建てや改装の計画があり、排湿のためのダクト工事を頼める人は、ガス式(リンナイ)と電気式の両方が候補です。まず販売店かガス会社に工事ができるかを聞きます。
- 排湿のためのダクト工事を頼めない人は、電気式の6型番(日立3・パナソニック1・東芝2)から調べます。コンセントとアースが要り、日立とパナソニックの除湿形は排水ホースの行き先も要ります。東芝も本体の底に排水口があるので(公式Webカタログ)、排水の扱いを販売店に確認してください。
- 1回に乾かす量が4kg前後までなら、電気式では日立 DE-N40HX(4.0kg)と東芝 ED-45A4(4.5kg)、ガス式ではリンナイ RDT-31S(A)(3kg)が、この記事で並べた中の小さい容量です。
このシリーズの結論を書く記事「別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に」でも、同じ4つの軸を使います。(a)工事が要るか、(b)乾燥容量、(c)乾燥時間の目安を公式で確認できたか、(d)扉の向きと寸法、の4つです。
この記事の根拠
根拠にしたのは、リンナイ・日立・パナソニック・東芝の公式の製品ページ、ラインアップページ、仕様ページ、公式PDF(リンナイのカタログ、日立の取扱説明書、パナソニックの施工説明書)、東芝の公式Webカタログです。確認日はすべて2026年10月1日で、「」の中は公式の表記をそのまま写しています。当サイトは別置きの衣類乾燥機の実機を1台も持っておらず、乾燥の速さ・仕上がり・運転音を自分で確かめていません。
読めていないものもあります。パナソニックと東芝の取扱説明書は、開く前に利用条件への同意が要るため、当サイトは開いていません。両社の乾燥時間の目安・保証期間・1回あたりの消費電力量を「当サイトは確認できませんでした」と書いているのはそのためで、公式に書かれていないという意味ではありません。本体・別売部品・工事費の価格は、この記事では扱いません(電気式の6型番は公式ではオープン価格の表示です)。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。
選び方の基本:工事ができるか→容量→置き場所の順
1. 排湿のための工事ができる家か
最初に分かれるのは、ガスか電気かの好みではなく、湿気を屋外へ出す工事ができるかどうかです。リンナイ公式のQ&Aは「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」と書き、方法として、壁に穴をあけて排湿筒を通す場合と、窓パネルを使って排湿ホースを出す場合の2つを挙げています。一方、日立とパナソニックの電気式は「除湿形」で、湿気を水にして排水ホースで流します。日立の取扱説明書は、DE-N60HV について「6.0kgの洗濯物(生地:木綿)を乾燥した場合、排水量は約3.1L(リットル)です。」と書いています。排水口がない場合はバケツなどに排水する、という案内も同じページにあります。
賃貸で壁に穴をあけてよいか、ガス栓を増やせるかは、当サイトには判断できません。貸主・管理会社、販売店、ガス会社に確認してください。
2. 1回に乾かす量(乾燥容量)
乾燥容量は、乾いた状態の洗濯物の重さです。この記事で並べた電気式の6型番は4.0〜6.0kg、リンナイの家庭用5シリーズは3〜9kgです。8kg以上の電気式の別置きは、当サイトは確認できませんでした。
3. 置き場所(台・すき間・コンセント)
別置きの衣類乾燥機は、洗濯機の上にスタンドや専用台で載せる置き方を各社が案内しています。本体の寸法だけでなく、壁や天井からあける距離、スタンドや台の条件、コンセントとアース端子の有無まで確かめる必要があります。くわしくは「買う前の注意」の節にまとめました。
4社を1社ずつ:公式が書いていること
リンナイ「乾太くん」(ガス式)
リンナイの家庭用は、デラックスタイプ(RDT-93シリーズ=9kg、RDT-63シリーズ=6kg)とスタンダードタイプ(RDT-80シリーズ=8kg、RDT-54S-SVシリーズ=5kg、RDT-31Sシリーズ=3kg)の2タイプ5シリーズです。型番の末尾は、U がネジ接続タイプ、T が上部操作パネル仕様、NTU が軒下設置仕様に当たります(公式に読み方の一覧はなく、ラインアップ表の見出しと型式の並びから当サイトが読み取ったものです)。
リンナイ公式は特長の1つめに「洗濯物が、1時間で乾く。」を掲げています。脚注の条件は「実用衣類6kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT- 63・標準コースで算出。」で、ガス種がLPGの場合に約60分です。同じ脚注で、9kg(RDT-93)は約90分、5kg(RDT-54S-SV)は約52分とされ、試験の実施はリンナイです。つまり「1時間」は6kgの RDT-63 の数字で、5シリーズすべてに当てはまるものではありません。
設置については、排湿のためのダクト工事が必要です。ガス栓について、リンナイ公式のQ&Aは「ガス栓は増設可能。工事も約半日で完了します。」と書き、問い合わせ先を「お気軽にお近くの販売店、または最寄りのガス会社(供給業者)にお問い合わせください。」と案内しています。カタログには、条件によっては設置できない場合があるという趣旨の注意書きもあります。
ガス式に商品カードを置いていない理由:ガス式は、排湿のためのダクト工事とガスの接続が前提です。工事の手配がないまま本体だけを通販で買う道を当サイトが案内しても、読者の利益になりません。そのためこの記事では、ガス式には販売ページへのリンクを置かず、販売店かガス会社への相談を案内しています。
日立(電気式・除湿形)DE-N60HV・DE-N50HV・DE-N40HX
日立の公式ラインアップに載っている衣類乾燥機は、DE-N60HV(6.0kg)・DE-N50HV(5.0kg)・DE-N40HX(4.0kg)の3型番です(ページの注記は2026年9月時点の内容)。種類は取扱説明書の表記で「除湿形回転ドラム式電気衣類乾燥機」、3型番とも幅630mm・高さ670mmで、奥行だけが違います。
DE-N60HV の製品ページは、看板の機能を「衣類に合わせて乾燥方式が選べます。ヒーター&風乾燥の2way乾燥。」と説明しています。ヒーターを使わない「風乾燥」には「※風乾燥は、化繊混紡1kg以下。」という条件が付いています。DE-N40HX の製品ページには、当サイトが確認した範囲で、この2way乾燥の説明は見当たりませんでした。
乾燥時間の目安は、取扱説明書に衣類の量ごとの表があります。DE-N60HV は約6kgで約200分、約3kgで約120分、約1.6kgで約75分。DE-N50HV は約5kgで約165分、DE-N40HX は約4kgで約145分です。条件は、日立の全自動洗濯機で洗濯したものを「標準」コースで乾燥したとき(室温20℃・ヒーター「強」。DE-N60HV・DE-N50HV はエアハッチを閉じた場合)で、取扱説明書は「乾燥時間は室温が1℃下がるごとに、約1分長くなります。」とも書いています。保証期間は本体1年です(取扱説明書の保証書の表記)。
パナソニック(電気式・除湿形)NH-D605
パナソニックの NH-D605 は乾燥容量6.0kg、乾燥方式は仕様ページの表記で「除湿形回転ドラム式」です。製品ページは「ツイン2温風」について「ヒーターと吹き出し口をそれぞれ2か所に搭載し、大風量の温風を衣類全体に当てることで、ふんわり仕上げます。」と説明しています。コースには「15分ドライ」などがあります。
置き方で先に知っておきたい点が2つあります。1つは扉で、製品ページに「左開きタイプのみ」とあります。もう1つは施工で、製品ページは「※施工は必ずお買い上げの販売店か施工業者にご依頼ください。」と書いています。自分で据え付ける前提の商品ではない、ということです。施工説明書には、下に洗濯機がない場合の排水先として、容量3L以上のバケツか排水口が挙げられています。
乾燥時間の目安、保証期間、運転音は、当サイトは確認できませんでした。
東芝(電気式)ED-60A4・ED-45A4
東芝の公式ラインアップで「衣類乾燥機」の欄に載っているのは、ED-60A4(6.0kg)と ED-45A4(4.5kg)の2型番です。製品ページは、花粉フィルターについて「小さな粒子もとらえる花粉フィルターを標準搭載しているのは東芝だけ。」「衣類についた花粉を90%以上除去※1できます。」と説明しています。これは東芝の表記で、ページの注記は「記載内容は2024年3月現在のものです。」、※1の中身は、試験布に付けた花粉の代わりの物質の除去率を、「ちょっと乾燥」を15分間運転して測った東芝調べの結果(除去率90%以上)です。他社と比べて当サイトが確かめた事実ではなく、体調への効果を示すものでもありません。
衣類のからみをほぐす機能については「からみまセンサーが衣類のからみを検知し、東芝独自※2の反転機能でほぐして乾燥します!」とあり、※2は「国内衣類乾燥機 乾燥容量4kg以上タイプにおいて、ドラムの反転機能を搭載」という範囲つきの表記です。「ターボ乾燥」は「ヒーターのパワーと風量アップで乾燥時間を短縮!」と説明され、注記は「標準コースとの比較において。」です。短縮後の時間の数値は、製品ページには書かれていませんでした。
設置について、東芝の公式Webカタログは「衣類乾燥機は、そのまま床や棚などに置けません。専用ドライヤースタンドをご利用ください。」と書いています。乾燥時間の目安と保証期間は、当サイトは確認できませんでした。
東芝は、工場の火災(2026年6月)の影響でこの2型番の生産と出荷を止めていましたが、2026年10月初旬にED-45A4から出荷を再開し、順に対象を広げる予定と発表しています(2026年10月1日・東芝公式)。お店に在庫が無い場合があります。
項目別に比べる
乾燥容量
| 乾燥容量 | 型番(シリーズ) | 方式 |
|---|---|---|
| 9kg | リンナイ RDT-93シリーズ | ガス式 |
| 8kg | リンナイ RDT-80シリーズ | ガス式 |
| 6kg | リンナイ RDT-63シリーズ/日立 DE-N60HV/パナソニック NH-D605/東芝 ED-60A4 | ガス式1・電気式3 |
| 5kg | リンナイ RDT-54S-SVシリーズ/日立 DE-N50HV | ガス式1・電気式1 |
| 4.5kg | 東芝 ED-45A4 | 電気式 |
| 4kg | 日立 DE-N40HX | 電気式 |
| 3kg | リンナイ RDT-31Sシリーズ | ガス式 |
6kgを超える容量は、この記事で並べた中ではリンナイの RDT-80(8kg)と RDT-93(9kg)だけです(母数はリンナイの家庭用5シリーズと電気式6型番)。
寸法と質量
| 型番 | 幅 | 奥行 | 高さ | 質量 |
|---|---|---|---|---|
| 日立 DE-N60HV | 630mm | 516mm | 670mm | 26kg |
| 日立 DE-N50HV | 630mm | 446mm | 670mm | 25kg |
| 日立 DE-N40HX | 630mm | 439mm | 670mm | 25kg |
| パナソニック NH-D605 | 600mm | 544mm | 697mm | 約31kg |
| 東芝 ED-60A4 | 650mm | 525mm | 650mm | 24kg |
| 東芝 ED-45A4 | 650mm | 468mm | 650mm | 22kg |
| リンナイ RDT-93シリーズ | 653mm | 674mm | 671mm | 42kg |
| リンナイ RDT-63シリーズ | 653mm | 594mm | 671mm | 39kg |
| リンナイ RDT-80シリーズ | 650mm | 641mm | 684mm | 33kg |
| リンナイ RDT-54S-SVシリーズ | 650mm | 561mm | 684mm | 31kg |
| リンナイ RDT-31Sシリーズ | 550mm | 506mm | 609mm | 24.5kg |
公式の寸法の並び順は社によって違います(日立と東芝は幅×奥行×高さ、パナソニックは幅×高さ×奥行、リンナイは高さ×幅×奥行)。上の表は当サイトが幅・奥行・高さの順に並べ直したものです。本体の寸法に、壁や天井からあける距離とスタンド・台の寸法が加わります。
乾燥時間の目安(条件の列つき)
| 型番 | 量 | 公式の目安 | 測定条件(公式の記載) |
|---|---|---|---|
| リンナイ RDT-63 | 6kg | 約60分 | 実用衣類(綿50%、化繊50%)・脱水度70%・標準コース・ガス種LPG。試験実施はリンナイ |
| リンナイ RDT-93 | 9kg | 約90分 | 同上 |
| リンナイ RDT-54S-SV | 5kg | 約52分 | 同上 |
| 日立 DE-N60HV | 約6kg | 約200分 | 日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース・室温20℃・ヒーター「強」・エアハッチを閉じた場合 |
| 日立 DE-N50HV | 約5kg | 約165分 | 同上 |
| 日立 DE-N40HX | 約4kg | 約145分 | 日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース・室温20℃・ヒーター「強」 |
| パナソニック NH-D605 | 当サイトは確認できませんでした | ||
| 東芝 ED-60A4・ED-45A4 | 当サイトは確認できませんでした | ||
| リンナイ RDT-80・RDT-31S | 当サイトは確認できませんでした | ||
リンナイと日立では、衣類の中身・脱水の程度・室温の決め方が違います。同じ6kgの行に約60分と約200分が並びますが、条件をそろえた比較ではないので、当サイトは「何倍速い」とは書きません。当サイトが乾燥時間の目安を確認できたのは日立とリンナイで、パナソニックと東芝が公表していないという意味ではありません。
消費電力(電気式の3社)
| 型番 | 消費電力 | 条件(公式の記載) |
|---|---|---|
| 日立 DE-N60HV・DE-N50HV・DE-N40HX | 1180W | 室温30℃・ヒーター「強」(室温20℃では1200W、5℃では1270W) |
| パナソニック NH-D605 | 1255W | 室温30℃・ヒーター「強」 |
| 東芝 ED-60A4・ED-45A4 | 1,220W | 室温30℃(仕様ページの注記にヒーターの強弱は書かれていません) |
3社とも室温30℃の数値で、ほぼ同じ条件です。ただし東芝は仕様ページの注記にヒーターの強弱が書かれていないため、数十Wの差で優劣は付けられません。3社とも15A以上のコンセントを、ほかの器具と分けて使うよう求めています。
ガス式のリンナイにも消費電力の表記があります(例:RDT-63シリーズは50Hzで250W、60Hzで320W)。これはドラムやファンを動かす電気の分で、衣類を乾かす熱はガスです。電気式の消費電力とは意味が違うので、上の表には入れていません。
扉の向き
- リンナイ:公式Q&Aに「※全シリーズとも、出荷時は左開き仕様になっていますが、「左右 可変ドア」を採用しており、右開きに変更できます。」とあります。
- パナソニック NH-D605:「左開きタイプのみ」(製品ページ)。
- 東芝 ED-60A4・ED-45A4:公式Webカタログに「左開きタイプ」の表記があります。
- 日立の3型番:扉の向きの記載は、当サイトは確認できませんでした。
運転音
当サイトが数値を確認できたのは東芝だけです(母数はこの記事で並べた4社)。ED-60A4・ED-45A4 の機能一覧に「低騒音設計 42dB※3」とあり、※3は「運転音の表示はJIS C9608 回転ドラム式電気衣類乾燥機 騒音試験による」です。ほかの3社は比べる数値を確認できていないので、東芝がいちばん静かとは言えません。
ランニングコストの見方
リンナイのカタログは「1回の乾燥コストは、6kgで96円、9kgで149円と経済的です。」と書いています。これは1回あたりの、リンナイによる試算です。前提は、ガス料金がLPGで5.9円/MJ(石油情報センターの令和4年度のデータの平均)、「電気料金31.0円/kWh、60Hzの場合(基本料金は加算せず)」、6kgは RDT-63、9kgは RDT-93 の標準コース、実用衣類(綿50%、化繊50%)・脱水度70%、リンナイ調べ、です。内訳は6kgがガス料金85円と電気料金11円、9kgがガス料金133円と電気料金16円とされています。
この金額は令和4年度のLPGの単価を前提にしたもので、都市ガスの家や、いまの単価の家にそのまま当てはまるとは限りません。電気式の3社については、1回あたりの消費電力量を当サイトは確認できておらず(日立の取扱説明書の仕様欄は消費電力と質量までで、パナソニックと東芝は取扱説明書を開いていません)、この記事では電気式の1回あたりの電気代を計算していません。消費電力と乾燥時間の目安から概算しても、リンナイの試算とは衣類・脱水の程度・室温などの前提が違います。そのため、ガスと電気のどちらが安いかを、当サイトは断定しません。契約しているガスと電気の単価を手元に用意して、販売店に試算を頼むのが確実です。
用途別:どこから調べるか
毎日たくさん乾かしたい人
1回に6kgを超えて乾かしたいなら、この記事で並べた中ではリンナイの RDT-80(8kg)と RDT-93(9kg)が候補です。どちらもガス式で、排湿のためのダクト工事が必要です。販売店かガス会社に、工事ができる家かを先に確かめます。
工事ができない家の人
排湿のためのダクト工事を頼めないなら、電気式の6型番から調べます。6kgは日立 DE-N60HV・パナソニック NH-D605・東芝 ED-60A4 の3型番です。パナソニックは左開きタイプのみで、施工を販売店か施工業者に頼むよう公式が書いています。3社とも、スタンドや台と手持ちの洗濯機が合うかを、買う前に販売店か公式の適合確認ページで確かめる必要があります。
少量を乾かしたい人
1回の量が4kg前後までなら、日立 DE-N40HX(4.0kg・奥行439mm)と東芝 ED-45A4(4.5kg・奥行468mm)が、この記事で並べた電気式6型番の中の小さい容量です。ガス式ではリンナイ RDT-31S(A)(3kg)がありますが、こちらも排湿のためのダクト工事が必要です。
買う前の注意:台・強度・アース・排湿か排水
ここに挙げるのは公式の注意書きです。読者の家に置けるかどうかを、当サイトは判定しません。
- 台(スタンド・専用台):日立は別売りのスタンドまたは壁掛金具を使う据え付け、東芝は専用ドライヤースタンドの利用を案内しています。スタンドと洗濯機の組み合わせは、日立の「洗濯機・衣類乾燥機・スタンド 組み合わせ検索」、東芝の別売部品のページ、パナソニックの製品ページにある「ユニット台との組み合わせ一覧(適合表)」で確かめるか、販売店に聞いてください。当サイトは適合表を読めていません。
- 壁や棚の強度:日立の取扱説明書は、壁掛金具を使う場合に壁が100kg以上の重量に耐えることを確認するよう書いています。リンナイは設置時の注意点のページで、造作棚に置く場合の条件として耐荷重60kg以上を挙げています(デラックスタイプ・スタンダードタイプの両方のページに同じ数字があります)。壁や棚が耐えるかどうかは、施工店に確認してください。
- すき間:日立は背面・左右の壁・天井から4.5cm以上、下面は10cm以上。東芝は「壁や天井から両側面、背面、上面は5cm以上、下面は15cm以上離して設置してください。」と書いています。パナソニックの施工説明書は、壁面から4.5cm以上離して換気できる場所に設置するよう図で示し、窓や換気扇のない場所には設置しないよう書いています。日立と東芝は、クローゼットのように囲まれた場所に設置しないようにとも書いています。
- コンセントとアース:電気式の3社とも15A以上のコンセント(日立とパナソニックは単独で使う、東芝は専用コンセント)とアースを求めています。アース端子がない場合は工事が要ります。電気工事店か販売店に相談してください。
- 排湿か排水:ガス式は排湿のためのダクト工事、日立とパナソニックの除湿形は排水ホースの行き先が要ります。東芝も本体の底に排水口があるので(公式Webカタログ)、排水の扱いを販売店に確認してください。換気については、日立の取扱説明書が使用中の換気を求め、東芝の公式Webカタログも除湿タイプについて換気を求めています。パナソニックの施工説明書も、換気できる場所への設置を求めています。
公式の文言を1つずつ確かめる記事として、このシリーズに「衣類乾燥機を置く前に確かめる4つ|台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水を公式の文言で確認」を用意しています。洗濯機まわりの寸法の測り方は、公開済みの「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所|「蛇口・防水パン・搬入幅」の3つでは足りません」が参考になります。
デメリットと、買わなくてよい人
別置きの衣類乾燥機には、どの方式にも手間や制約があります。
- ガス式は排湿のためのダクト工事が必要で、条件によっては設置できない場合があるとリンナイのカタログが書いています。本体だけ買えば使える商品ではありません。
- 日立とパナソニックの除湿形は、排水の行き先が要ります。日立の取扱説明書は、使用中に温風で室温が上がり、狭い部屋では湿度が上がることがあると書いています。
- 電気式もスタンドや台が別売りで、15A以上のコンセントをほかの器具と分けて使う必要があります。
- 公式の乾燥時間の目安は、日立 DE-N60HV の約6kgで約200分(室温20℃・ヒーター「強」・エアハッチを閉じた場合・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース)です。その間、コンセントを1つ使い続けます。
次の人は、買わなくてよいと当サイトは考えます。
- いまの洗濯機と部屋干しで困っていない人。置き場所・台・工事の手間に見合いません。
- 乾燥を使うのが週に1〜2回の人。部屋干しを助ける道具で足りる場合があります。除湿機の衣類乾燥の数字の読み方は「除湿機の「衣類乾燥 約54分」は何の条件か? 4社共通の試験(6畳・20℃・70%・2kg)で読み解く19行(21機種)の公式値とモードの違い」にまとめています。
- 排湿の工事も、排水の行き先も用意できない部屋の人。ガス式は排湿のためのダクト工事、日立とパナソニックの除湿形は排水の行き先が要ります。東芝も本体の底に排水口があります(公式Webカタログ)。
洗濯機そのものの買い替えを考えている人は、「洗濯機のメーカーはどこがいい? 7社21機種の実数で比較【2026年秋・世代交代期】」から読むほうが近道です。
よくある質問
Q1. 乾太くんは工事なしで使えますか?
リンナイ公式は「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」と書いています。ガス栓がない部屋については増設できるという案内がありますが、条件によっては設置できない場合があるともカタログに書かれています。販売店かガス会社に確認してください。
Q2. 電気式なら、コンセントに挿すだけで使えますか?
コンセントだけでは足りません。電気式の3社とも15A以上のコンセントとアースを求めており、日立は別売りのスタンドまたは壁掛金具、東芝は専用ドライヤースタンドでの設置を案内しています。パナソニックは施工を販売店か施工業者に頼むよう書いています。日立とパナソニックの除湿形は排水の行き先も要ります。東芝も本体の底に排水口があるので(公式Webカタログ)、排水の扱いを販売店に確認してください。
Q3. ガス式と電気式では、乾燥時間はどれくらい違いますか?
公式の目安は、6kgでリンナイ RDT-63 が約60分(LPG・実用衣類・脱水度70%・標準コース)、日立 DE-N60HV が約200分(室温20℃・ヒーター「強」・エアハッチを閉じた場合・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース)です。測定条件が違うため、当サイトは倍率を計算していません。パナソニックと東芝の目安は、当サイトは確認できませんでした。
Q4. ガスと電気、どちらが安いですか?
当サイトは断定しません。リンナイの試算(6kgで1回96円、9kgで1回149円)は、LPG 5.9円/MJ(令和4年度)・電気31.0円/kWh・60Hz・基本料金は加算せず、というリンナイの前提によるものです。電気式の3社の1回あたりの消費電力量は、当サイトは確認できていません。
Q5. いちばん静かなのはどれですか?
分かりません。当サイトが運転音の数値を確認できたのは東芝の ED-60A4・ED-45A4(42dB・JIS C9608 の騒音試験による表示)だけで、ほかの3社は比べる数値を確認できていません。
まとめ:今日やることは1つ
別置きの衣類乾燥機は、ガス式(リンナイ)なら排湿のためのダクト工事、電気式(日立・パナソニック・東芝)なら15A以上のコンセントとアース、除湿形(日立・パナソニック)なら排水の行き先が要ります。東芝も本体の底に排水口があるので(公式Webカタログ)、排水の扱いを販売店に確認してください。公式の乾燥時間の目安は6kgでリンナイ RDT-63 が約60分、日立 DE-N60HV が約200分ですが、測定条件が違い、パナソニックと東芝の目安は当サイトは確認できていません。置けるかどうかは、販売店・施工店(ガスはガス会社、アースは電気工事店)が判断します。
今日やることは、洗濯機の上の空間の高さ・幅・奥行を測り、近くのコンセントとアース端子の有無を見ることです。その数字とメモを持って販売店に相談すると、工事ができるか、どの型番が候補に残るかが早く分かります。
衣類乾燥機のシリーズ(全7本)
- 別置きの衣類乾燥機の選び方|ガス式(乾太くん)と電気式3社を公式仕様で比較(この記事)
- リンナイ「乾太くん」の機能を公式情報で解説|「1時間で乾く」の条件とデラックス・スタンダードの違い
- 衣類乾燥機を置く前に確かめる4つ|台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水を公式の文言で確認
- 電気の衣類乾燥機3社の機能を公式情報で解説|日立・パナソニック・東芝の6機種
- 衣類乾燥機の「6kg」「消費電力」「1回あたり」の読み方|捨てるときに料金がかかる理由も
- 別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に
- 衣類乾燥機の新製品(2026年9月発売)|リンナイ「温水式乾太くん」RDO-60・RDO-90
注記(測定条件)
- リンナイの乾燥時間:実用衣類(綿50%、化繊50%)・脱水度70%・標準コース・ガス種LPG。9kgは RDT-93、6kgは RDT-63、5kgは RDT-54S-SV で算出。試験実施はリンナイ。
- 日立の乾燥時間:日立の全自動洗濯機で洗濯したものを「標準」コースで乾燥したときの目安。室温20℃・ヒーター「強」(DE-N60HV・DE-N50HV はエアハッチを閉じた場合)。洗濯物の種類・脱水のしかた・気温で変わると取扱説明書に書かれています。
- 消費電力:日立は室温30℃・ヒーター「強」、パナソニックは室温30℃・ヒーター「強」、東芝は室温30℃の数値。
- リンナイの1回あたりの試算:LPG 5.9円/MJ(石油情報センター令和4年度月次データの平均)、電気31.0円/kWh、60Hz、基本料金は加算せず、1日1回使用で算出、リンナイ調べ。
- 東芝の運転音:JIS C9608 回転ドラム式電気衣類乾燥機の騒音試験による表示。
- 東芝の花粉の除去率:試験布に付けた花粉の代わりの物質で、「ちょっと乾燥」を15分間運転したときの東芝調べの結果。
- リンナイのシリーズの数え方:家庭用のデラックスタイプ2シリーズとスタンダードタイプ3シリーズ。業務用と、2026年9月発売の温水式(RDO-60・RDO-90)は、この記事の表に入れていません。
出典(確認日:2026年10月1日)
- リンナイ ガス衣類乾燥機 乾太くん(商品の主な特長と脚注)
- リンナイ ガス衣類乾燥機Q&A
- リンナイ デラックスタイプ ラインアップ
- リンナイ スタンダードタイプ ラインアップ
- リンナイ デラックスタイプ 設置時の注意点
- リンナイ スタンダードタイプ 設置時の注意点
- リンナイ ガス衣類乾燥機カタログ(PDF)
- 日立 洗濯機・衣類乾燥機 ラインアップ
- 日立 DE-N60HV 製品ページ
- 日立 DE-N40HX 製品ページ
- 日立 DE-N60HV・DE-N50HV 取扱説明書(公式サイト掲載・PDF)
- 日立 DE-N40HX 取扱説明書(公式サイト掲載・PDF)
- 日立 洗濯機・衣類乾燥機・スタンド 組み合わせ検索
- パナソニック NH-D605 製品ページ
- パナソニック NH-D605 仕様
- パナソニック NH-D605 施工説明書(PDF)
- パナソニック NH-D605 発売のお知らせ(オープン価格の表示)
- 東芝 洗濯機・衣類乾燥機 ラインアップ
- 東芝 ED-60A4・ED-45A4 製品ページ
- 東芝 ED-60A4・ED-45A4 機能一覧
- 東芝 ED-60A4・ED-45A4 寸法・仕様
- 東芝 公式Webカタログ「洗濯乾燥機/洗濯機/衣類乾燥機 2026-3号」テキスト版 P.20
- 東芝 洗濯機・衣類乾燥機 別売部品
- 東芝 プレスリリース(2026年10月1日・一部製品の生産および出荷再開のお知らせ)(確認日:2026年10月3日)


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