別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に

別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に 衣類乾燥機

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別置きの衣類乾燥機は、容量の前に「排湿のためのダクト工事ができる家か」を決めると、候補が2つに分かれます。工事ができない家の候補は電気式(日立・パナソニック・東芝の6型番)で、工事ができる家はそこにガス式のリンナイ「乾太くん」が加わります。この記事はシリーズの結論編として、乾燥容量3kgから9kgまでを5つの段に分け、段ごとの候補の型番と、その中での選び分けに使える公式の数字を並べます。

当サイトは衣類乾燥機の実機を1台も持っていません。使ったのは、各社の公式サイトの製品ページ・仕様・取扱説明書・カタログ・発表の表記です(確認日は2026年10月1日)。そのため、段の中で「この1台」と順位を付けることはしていません。言い切るのは、段ごとの候補の型番までです。

先に3行で

  1. 最初に決めるのは容量ではなく、排湿のためのダクト工事ができる家かどうかです。できるかどうかを判断するのは販売店・ガス会社で、当サイトは判定しません。
  2. 工事ができない家の候補は電気式です。5〜6kgは日立 DE-N60HV・DE-N50HV、パナソニック NH-D605、東芝 ED-60A4 の4型番、4〜4.5kgは日立 DE-N40HX と東芝 ED-45A4 の2型番です。電気式でも、別売のスタンドや台・アース・排水の確認は要ります。
  3. 工事ができる家は、ガス式のリンナイ「乾太くん」も候補になります。5〜6kgは RDT-63シリーズと RDT-54S(A)-SV、8〜9kgは RDT-93シリーズと RDT-80(A)、3kgは RDT-31S(A) です。リンナイ公式は「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」と書いています。

まず答え:工事ができるかと容量で分けた1枚表

下の表は、この記事で並べた電気式6型番(日立 DE-N60HV・DE-N50HV・DE-N40HX、パナソニック NH-D605、東芝 ED-60A4・ED-45A4)と、リンナイ「乾太くん」の5シリーズ(RDT-93・RDT-63・RDT-80・RDT-54S・RDT-31S。5シリーズは当サイトの数え方です)を、段ごとに置いたものです。「第1」から「第5」は段の番号で、順位ではありません。

段 排湿のためのダクト工事 乾燥容量 候補の型番
第1 できない家(電気式) 5〜6kg 日立 DE-N60HV(6.0kg)・DE-N50HV(5.0kg)/パナソニック NH-D605(6.0kg)/東芝 ED-60A4(6.0kg)
第2 できない家(電気式) 4〜4.5kg 日立 DE-N40HX(4.0kg)/東芝 ED-45A4(4.5kg)
第3 できる家(ガス式) 5〜6kg リンナイ RDT-63シリーズ(6kg)/RDT-54S(A)-SV(5kg)
第4 できる家(ガス式) 8〜9kg リンナイ RDT-93シリーズ(9kg)/RDT-80(A)(8kg)
第5 できる家(ガス式) 3kg リンナイ RDT-31S(A)(3kg)

工事ができる家では、第1・第2の電気式も候補に残ります。乾燥時間の目安は、測定条件と一緒にそれぞれの段に書きました。

東芝は、工場の火災(2026年6月)の影響で衣類乾燥機(ED-60A4・ED-45A4)の生産と出荷を止めていましたが、2026年10月初旬にED-45A4から出荷を再開し、順に対象を広げる予定と発表しています(2026年10月1日・東芝公式)。お店に在庫が無い場合があります。

この結論の材料と決め方

候補を分けるのに使った軸は、シリーズ1本目「別置きの衣類乾燥機の選び方|ガス式(乾太くん)と電気式3社を公式仕様で比較」と同じ4つです。

  1. 排湿のためのダクト工事が要るか
  2. 乾燥容量(kg)
  3. 乾燥時間の目安を、当サイトが公式で確認できたか
  4. 扉の向きと外形寸法

段の切り方は、メーカーや公的な区分ではありません。当サイトが、上の電気式6型番とリンナイ5シリーズの乾燥容量(3kg・4kg・4.5kg・5kg・6kg・8kg・9kg)を並べて、3kg/4〜4.5kg/5〜6kg/8〜9kg に切りました。

段の中の順位を付けていない理由は2つあります。1つ目は、当サイトが実機を持っておらず、乾き具合や音を自分で確かめていないことです。2つ目は、乾燥時間や運転音の数字が、メーカーごとに測定条件が違うか、一部の会社の数値しか当サイトが確認できていないことです。そのため、選び分けに使える事実を表で並べるところまでにしています。

本体の価格、別売部品の価格、工事費は、この記事では1つも書いていません。記事の中の商品カードに出る価格は販売店の表示で、日々変わります。

「工事ができるか」は誰に確かめるか

この記事でいう「工事」は、ガス式の衣類乾燥機が出す湿気を屋外へ出すためのダクト工事のことです。リンナイ公式の質問と回答のページは、次のように書いています。

「ガス衣類乾燥機の設置には排湿のためのダクト工事が必要です。」(リンナイ公式)

置きたい場所にガス栓がない場合について、リンナイ公式は「ガス栓は増設可能。工事も約半日で完了します。」と書き、相談先を「お気軽にお近くの販売店、または最寄りのガス会社(供給業者)にお問い合わせください。」と案内しています。リンナイのカタログには、条件によっては設置できない場合もあるという注意書きもあります。

当サイトは「この家なら設置できる」とは判定しません。ガス式を候補に入れたい人は、型番を決める前に、販売店か最寄りのガス会社に設置場所を見てもらってください。賃貸の人は、壁に穴をあけてよいかを先に貸主・管理会社に確かめることになります。

電気式も「置くだけ」ではありません

排湿のためのダクト工事が要らない電気式でも、買う前に確かめることが3つあります。台、アース、排水です。

  • 台:日立の取扱説明書は据え付けかたの欄に「別売りのスタンドまたは壁掛金具を使用します」と書いています。東芝のカタログは「衣類乾燥機は、そのまま床や棚などに置けません。専用ドライヤースタンドをご利用ください。」としています。パナソニックの製品ページは別売りのユニット台との組み合わせを案内し、「施工は必ずお買い上げの販売店か施工業者にご依頼ください。」と書いています(原文の頭の「※」は省きました)。
  • アース:東芝のカタログは「万一の感電防止のために、必ずアースを付けてください。」、日立の取扱説明書はアース端子がない場合について「アース工事をしてください。」と書いています。
  • 排水:公式の仕様で、日立は種類を「除湿形回転ドラム式電気衣類乾燥機」、パナソニックは乾燥方式を「除湿形回転ドラム式」と書いており、乾燥で出た水を排水ホースで流します。日立の取扱説明書は、排水口がない場合について「バケツなどに排水してください。」と書いています。東芝のカタログの設置の注意には「本体底部の排気口および排水口をふさがないようにしてください。」とあります。

別売のスタンドや台が、今の洗濯機と組み合わせられるかは、当サイトでは確認できていません。各社の公式で確かめてください(日立は「洗濯機・衣類乾燥機・スタンド 組み合わせ検索」、東芝は別売部品のページ、パナソニックは NH-D605 の製品ページにある「ユニット台との組み合わせ一覧(適合表)」)。台・壁の強度・アース・排水の文言は、シリーズ3本目「衣類乾燥機を置く前に確かめる4つ|台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水を公式の文言で確認」でまとめます。洗濯機まわりの寸法の測り方は、公開済みの「ドラム式洗濯機を置けるか測る6か所|「蛇口・防水パン・搬入幅」の3つでは足りません」が使えます。

第1の段:工事ができない家の5〜6kg(電気式4型番)

排湿のためのダクト工事ができない家で、5〜6kgを乾かしたい人の候補は、日立 DE-N60HV(6.0kg)・DE-N50HV(5.0kg)、パナソニック NH-D605(6.0kg)、東芝 ED-60A4(6.0kg)の4型番です。4型番とも各社の公式サイトに掲載中であることを、2026年10月1日に確認しました。

項目 日立 DE-N60HV 日立 DE-N50HV パナソニック NH-D605 東芝 ED-60A4
乾燥容量 6.0kg 5.0kg 6.0kg 6.0kg
幅 630mm 630mm 600mm 650mm
奥行 516mm 446mm 544mm 525mm
高さ 670mm 670mm 697mm 650mm
質量 26kg 25kg 約31kg 24kg
乾燥時間の目安 約6kgで約200分(室温20℃・ヒーター「強」・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース・エアハッチを閉じた場合) 約5kgで約165分(条件は左と同じ) 当サイトは確認できませんでした 当サイトは確認できませんでした
扉の向き 当サイトは確認できませんでした 当サイトは確認できませんでした 「左開きのみ」 「左開きタイプ」
運転音の数値 当サイトが読んだ取扱説明書と製品ページに数値はありません 同左 当サイトは確認できませんでした 「42dB」(JIS C9608 の騒音試験による表示)

選び分けに使える事実を順に並べます。どれを重く見るかは、置き場所と洗濯の量で変わります。

乾燥時間の目安を確認できたのは日立

この段の4型番の中で、当サイトが乾燥時間の目安を公式で確認できたのは日立の2型番です。日立の取扱説明書の目安の表から当サイトが読み取った数字は、DE-N60HV が約6kgで約200分、DE-N50HV が約5kgで約165分でした。条件について日立は「上の表は、日立全自動電気洗濯機で洗濯したものを「標準」コースで乾燥したときの目安です。」「(室温20℃、ヒーター「強」、エアハッチを閉じた場合)」と書いています。取扱説明書によると、室温が下がると乾燥時間は長くなります。パナソニック NH-D605 と東芝 ED-60A4 の乾燥時間の数値は、当サイトは確認できませんでした(両社の取扱説明書を当サイトは読んでいません)。

扉はパナソニックと東芝が左開き、幅は600〜650mm

パナソニックの仕様ページは NH-D605 のドア開閉方向を「左開きのみ」、東芝のカタログは ED-60A4 を「左開きタイプ」と書いています。日立の2型番の扉の向きは、当サイトは確認できませんでした。日立を選ぶ人は、販売店で扉の向きを確かめてください。幅は、パナソニック NH-D605 が600mm、日立の2型番が630mm、東芝 ED-60A4 が650mmです。実際に要る場所には、壁からの離隔と、スタンドや台の寸法が加わります。

運転音の数値があるのは東芝

東芝の機能一覧は「低騒音設計 42dB※3」と書き、注で「運転音の表示はJIS C9608 回転ドラム式電気衣類乾燥機 騒音試験による」としています。この段の4型番の中で、当サイトが運転音の数値を確認できたのは東芝 ED-60A4 の1型番です(日立は当サイトが読んだ取扱説明書と製品ページに数値がなく、パナソニックは確認できていません)。比べる相手の数値が無いので、東芝がほかの3型番より音が小さいとは言えません。

風乾燥は日立、花粉フィルターは東芝

日立 DE-N60HV・DE-N50HV には、ヒーターを使わない「風乾燥」があります。日立公式は「ふだんの衣類はヒーター乾燥で。熱を加えてはいけない衣類は、ヒーターを使わない「風乾燥」で。2つの乾燥方式が選べます。」と説明しており、風乾燥の量は化繊混紡1kg以下という注記が付いています。

東芝 ED-60A4 には花粉フィルターが付いています。東芝公式は「小さな粒子もとらえる花粉フィルターを標準搭載しているのは東芝だけ。」と書いています。これは東芝の製品ページ(「記載内容は2024年3月現在のものです。」の注記つき)の表現で、当サイトが他社と比べて確かめたものではありません。

この4型番に当てはまらない人

6kgを超える量を1回で乾かしたい人は、この段に候補がありません。工事ができるなら第4の段を見てください。



第2の段:工事ができない家の4〜4.5kg(電気式2型番)

洗濯の量が少なめの人の候補は、日立 DE-N40HX(4.0kg)と東芝 ED-45A4(4.5kg)の2型番です。

項目 日立 DE-N40HX 東芝 ED-45A4
乾燥容量 4.0kg 4.5kg
幅 630mm 650mm
奥行 439mm 468mm
高さ 670mm 650mm
質量 25kg 22kg
乾燥時間の目安 約4kgで約145分(室温20℃・ヒーター「強」・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース) 当サイトは確認できませんでした
扉の向き 当サイトは確認できませんでした 「左開きタイプ」
運転音の数値 当サイトが読んだ取扱説明書と製品ページに数値はありません 「42dB」(JIS C9608 の騒音試験による表示)

奥行は日立 DE-N40HX が439mm、東芝 ED-45A4 が468mmです。第1の段の6kgの3型番(516〜544mm)より短い数字です。なお、第1の段の日立 DE-N50HV(5.0kg)は奥行446mmで、東芝 ED-45A4 より短く、日立 DE-N40HX より長い数字です。奥行で選ぶ人は、この3型番を見比べてください。日立 DE-N40HX の乾燥時間の目安は、取扱説明書の表から当サイトが読み取った数字で、条件は日立が「(室温20℃、ヒーター「強」の場合)」と書いています。

第1の段との違いで1つ注意があります。日立の「風乾燥」は DE-N60HV・DE-N50HV の製品ページにある説明で、DE-N40HX の製品ページには載っていません。熱を加えたくない衣類を風だけで乾かしたい人は、第1の段の日立2型番のほうを見てください。東芝の花粉フィルターと運転音の表記は、ED-60A4 と ED-45A4 に共通の製品ページ・機能一覧のものです。

第3の段:工事ができる家の5〜6kg(ガス式・リンナイ)

販売店かガス会社に見てもらい、排湿のためのダクト工事ができると分かった家では、リンナイ「乾太くん」の RDT-63シリーズ(6kg・デラックスタイプ)と RDT-54S(A)-SV(5kg・スタンダードタイプ)が候補に加わります。第1の段の電気式4型番も、そのまま候補に残ります。

項目 RDT-63シリーズ(デラックスタイプ) RDT-54S(A)-SV(スタンダードタイプ)
乾燥容量 6kg 5kg
外形寸法 「高さ671×幅653×奥行594mm」 「高さ684×幅650×奥行561mm」
質量 39kg 31kg
乾燥時間の目安と条件 約60分(LPG・実用衣類6kg・脱水度70%・標準コース) 約52分(LPG・実用衣類5kg・脱水度70%・標準コース)

乾燥時間の条件は、リンナイのトップページの注によるものです。6kgについては「実用衣類6kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT- 63・標準コースで算出。 ガス種:LPGの場合で約60分」と書かれており、5kgの約52分も同じ書き方で、注の型番の表記は「RDT- 54S-SV」です。どちらもリンナイが行った試験の数字で、都市ガスの家での時間は、この注には書かれていません。

RDT-63シリーズは、ラインアップページに5つの型式(RDT-63・RDT-63T・RDT-63U・RDT-63TU・RDT-63NTU)が並んでいます。どの型式にするかは、設置場所を見た販売店・ガス会社と決めてください。型式とタイプの違いは、シリーズ2本目「リンナイ「乾太くん」の機能を公式情報で解説|「1時間で乾く」の条件とデラックス・スタンダードの違い」でまとめます。

扉について、リンナイ公式は「全シリーズとも、出荷時は左開き仕様になっていますが、「左右 可変ドア」を採用しており、右開きに変更できます。」と書いています(原文の頭の「※」は省きました)。

この段の2つは、どちらも排湿のためのダクト工事が必要です。工事の見積もりは販売店かガス会社に頼んでください。

第4の段:8〜9kg(ガス式・リンナイ)

1回に8kg以上を乾かしたい人の候補は、リンナイ RDT-93シリーズ(9kg・デラックスタイプ)と RDT-80(A)(8kg・スタンダードタイプ)です。どちらも排湿のためのダクト工事が必要です。電気の別置きで8kg以上の機種は、当サイトは確認できませんでした(電気式で並べた6型番は4〜6kgです)。

項目 RDT-93シリーズ(デラックスタイプ) RDT-80(A)(スタンダードタイプ)
乾燥容量 9kg 8kg
外形寸法 「高さ671×幅653×奥行674mm」 「高さ684×幅650×奥行641mm」
質量 42kg 33kg
乾燥時間の目安と条件 約90分(LPG・実用衣類9kg・脱水度70%・標準コース) リンナイのトップページとスタンダードタイプのラインアップページに載っていません

9kgの約90分は、第3の段と同じリンナイのトップページの注にある数字で、衣類は実用衣類(綿50%、化繊50%)、リンナイが行った試験です。RDT-80(A) の時間の目安を知りたい人は、販売店かリンナイに確かめてください。質量が33〜42kgあるので、台や棚の強さの確認が要ります。当サイトは「この壁や棚なら載せられる」とは判定しません。

第5の段:3kg(ガス式・リンナイ)

乾燥容量3kgの候補は、リンナイ RDT-31S(A)(スタンダードタイプ)です。この記事で並べた電気式6型番とリンナイ5シリーズの中で、3kgの機種はこの RDT-31S(A) のシリーズ1つです。外形寸法は「高さ609×幅550×奥行506mm」、質量は24.5kgで、並べた機種の中では幅がいちばん短い550mmです(電気式6型番は600〜650mm、リンナイのほかの4シリーズは650〜653mm)。

小さい機種ですが、ガス式なので排湿のためのダクト工事が必要です。3kgの乾燥時間の目安は、リンナイのトップページとスタンダードタイプのラインアップページに載っていません。工事ができない家で少ない量を乾かしたい人は、第2の段(4〜4.5kgの電気式)が候補になります。

ガス式に商品リンクを置かない理由

この記事では、リンナイ「乾太くん」に商品カードや購入リンクを置いていません。ガス式は、排湿のためのダクト工事と、場所によってはガス栓の増設がそろって初めて使える機械です。設置できるかどうかを販売店やガス会社に見てもらう前に本体だけを通販で買うと、届いたあとで「置けない」と分かるおそれがあり、読者の利益になりません。

参考:2026年秋の新製品(候補の段には入れていません)

リンナイの2026年9月14日の発表によると、温水式の「温水式乾太くん」RDO-60(6kg)・RDO-90(9kg)の発売日は2026年9月28日です。同じ発表によると、導入には排湿管と温水配管の接続が要ります。当サイトは工事が前提の機種と読みました。製品ページと設置条件を確認できていないので、候補の段には入れていません。

パナソニックは、屋外排気式の電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」NH-EN12A1(乾燥容量6kg)を2026年11月上旬に発売予定です(2026年10月1日時点で発売前)。パナソニックの発表によると、設置には排湿管工事と200V電源の引き込み工事が必要です。発売予定の機種なので、候補の段には入れていません。温水式はシリーズ7本目で扱い、Solaire も発売前の機種として触れます。7本目は「衣類乾燥機の新製品(2026年9月発売)|リンナイ「温水式乾太くん」RDO-60・RDO-90」です。

置き場所や予算が合わないときに見る場所

別置きの乾燥機は、洗濯機とは別に1台ぶんの場所と費用が要ります。段のどれにも当てはまらなかった人には、次の記事が役に立ちます。

別置きの衣類乾燥機のデメリットと、買わなくてよい人

デメリット・向いていない人

  • 場所を取ります。電気式6型番は幅600〜650mm・高さ650〜697mmで、スタンドや台と、壁からの離隔が加わります。洗濯機の上や横にこの空間が取れない家には向いていません。
  • 電気式(除湿形)は水が出ます。日立の取扱説明書によると、DE-N60HV で6.0kgの木綿の洗濯物を乾かした場合の排水量は約3.1Lです。排水口かバケツなどへ流す場所が要ります。
  • 当サイトが確認できた日立の目安は約200分です。日立 DE-N60HV の約6kgの目安で、条件は(室温20℃・ヒーター「強」・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース・エアハッチを閉じた場合)です。パナソニックと東芝の数値は、当サイトは確認できませんでした。1日に何回も回したい家には合わないことがあります。
  • ガス式は排湿のためのダクト工事が前提です。できるかどうかは販売店・ガス会社の判断です。
  • 部屋の換気が要ります。東芝のカタログは「除湿タイプは、湿気はあまり出ませんが、室温が上昇しますので、換気をしてください。」と書いています。

買わなくてよい人

  • 今の洗濯機と部屋干しで困っていない人。乾かない日が年に数回なら、別置きの乾燥機を足す理由は小さいです。
  • 乾燥機を使うのが週に1〜2回の人。場所と台と排水の手間に見合うかを、先に考えてください。部屋干しの補助なら除湿機という選び方もあります。
  • 洗濯機の買い替えが近い人。次の洗濯機を乾燥まで1台でできる機種にするかどうかで、別置きの乾燥機が要るかが変わります。先に洗濯機を決めるほうが、選び直しになりません。

買ったあとにかかるもの

本体のほかに要るものを、項目だけ挙げます。金額は販売店で確かめてください。

  • 別売のスタンド・台・壁掛金具:日立と東芝は別売のスタンドなどを使う前提で書いており、パナソニックは別売のユニット台との組み合わせを案内しています。リンナイにも別売の専用台があります。
  • 工事:ガス式は排湿のためのダクト工事、場所によってはガス栓の増設。電気式はアース端子がない場合のアース工事。
  • フィルターの手入れ:日立の取扱説明書は「ご使用後は毎回お掃除してください。」と書いています。パナソニックと東芝の手入れの頻度は、当サイトは確認できませんでした。
  • 捨てるときの料金:衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。パナソニックの製品ページは「洗濯機及び衣類乾燥機を廃棄する場合は、家電リサイクル法に基づく収集・運搬料金、再商品化等料金(リサイクル料金)が必要となります。」と書いています。日立の取扱説明書とリンナイのカタログにも同じ趣旨の説明があります。金額はこの記事では書いていません。

保証期間は、日立が本体1年(取扱説明書の保証書の欄)で、パナソニック・東芝・リンナイは、当サイトは確認できませんでした。電気代・ガス代の数字の読み方は、シリーズ5本目「衣類乾燥機の「6kg」「消費電力」「1回あたり」の読み方|捨てるときに料金がかかる理由も」でまとめます。

この結論に使わなかった情報

候補を決める材料に入れていないものが4つあります。乾き具合・仕上がり・音の感じ方などの使用感(当サイトは実機を持っていません)、口コミやレビューの評価(書いた人の家の条件が分かりません)、価格(販売店と時期で変わります)、ガスと電気のどちらが安いか(料金は契約で変わるので、当サイトは断定していません)です。

よくある質問

電気式なら工事は何も要りませんか?

排湿のためのダクト工事は要りません。ただし、台・アース・排水の3つは確かめてください。日立と東芝は、別売のスタンドなどを使う前提で書いています。アース端子がないコンセントでは、アース工事が要ります。

ガス式と電気式では、どちらが早く乾きますか?

当サイトが公式で確認できた目安は、日立 DE-N60HV が約6kgで約200分(室温20℃・ヒーター「強」・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コース・エアハッチを閉じた場合)、リンナイ RDT-63 が6kgで約60分(LPG・実用衣類〈綿50%、化繊50%〉・脱水度70%・標準コース)です。洗濯物も脱水の条件も測った会社も違うので、当サイトは「何倍」という計算はしていません。パナソニック NH-D605 と東芝の数値は、当サイトは確認できませんでした。

3kgや8kg以上の電気式はありますか?

この記事で並べた電気式6型番の乾燥容量は4〜6kgで、いちばん小さいのは日立 DE-N40HX の4.0kgです。3kgは、並べた中ではリンナイ RDT-31S(A) のシリーズ1つで、8kg・9kgの候補はリンナイ RDT-80(A) と RDT-93シリーズです。どれもガス式なので排湿のためのダクト工事が必要です。8kg以上の電気の別置き乾燥機は、当サイトは確認できませんでした。

まとめ

  • 別置きの衣類乾燥機は、容量より先に「排湿のためのダクト工事ができる家か」を確かめます。判断するのは販売店・ガス会社で、当サイトは判定しません。
  • 工事ができない家の候補は電気式です。5〜6kgは日立 DE-N60HV・DE-N50HV、パナソニック NH-D605、東芝 ED-60A4。4〜4.5kgは日立 DE-N40HX、東芝 ED-45A4。電気式でも台・アース・排水の確認は要ります。
  • 工事ができる家は、リンナイ「乾太くん」も候補です。5〜6kgは RDT-63シリーズ・RDT-54S(A)-SV、8〜9kgは RDT-93シリーズ・RDT-80(A)、3kgは RDT-31S(A)。どれも排湿のためのダクト工事が必要です。
  • 段の中の順位は付けていません。乾燥時間の目安を当サイトが公式で確認できたのは日立とリンナイで、測定条件が違うため、差を計算して比べていません。
  • 今の洗濯機と部屋干しで困っていない人、乾燥が週1〜2回の人、洗濯機の買い替えが近い人は、急いで買わなくてよい人です。

衣類乾燥機のシリーズ(全7本)

  1. 別置きの衣類乾燥機の選び方|ガス式(乾太くん)と電気式3社を公式仕様で比較
  2. リンナイ「乾太くん」の機能を公式情報で解説|「1時間で乾く」の条件とデラックス・スタンダードの違い
  3. 衣類乾燥機を置く前に確かめる4つ|台・壁や棚の強度・アース・排湿と排水を公式の文言で確認
  4. 電気の衣類乾燥機3社の機能を公式情報で解説|日立・パナソニック・東芝の6機種
  5. 衣類乾燥機の「6kg」「消費電力」「1回あたり」の読み方|捨てるときに料金がかかる理由も
  6. 別置きの衣類乾燥機は「工事ができるか」と容量で選ぶ|3kg〜9kgをメーカー別に(この記事)
  7. 衣類乾燥機の新製品(2026年9月発売)|リンナイ「温水式乾太くん」RDO-60・RDO-90

注記:数字の条件

  • 日立の乾燥時間:取扱説明書の「衣類の量と乾燥時間の目安」の表から当サイトが読み取った数字です。室温20℃・ヒーター「強」・日立の全自動洗濯機で洗濯したもの・「標準」コースの目安で、DE-N60HV・DE-N50HV はエアハッチを閉じた場合です。日立は「乾燥時間は洗濯物の種類、脱水のしかた、気温などで変わります。」とも書いています。
  • リンナイの乾燥時間:リンナイのトップページの注にある、リンナイが行った試験の数字です。ガス種はLPG、衣類は実用衣類(綿50%、化繊50%)、脱水度70%、標準コース。載っているのは9kg・6kg・5kgの3つで、注の型番の表記は「RDT- 93」「RDT- 63」「RDT- 54S-SV」です。
  • パナソニック・東芝の乾燥時間:当サイトは両社の取扱説明書を読んでおらず、数値を確認できませんでした。数値が存在しないという意味ではありません。

出典(確認日:2026年10月1日)

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