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温度を選べる電気ケトルは、操作の方法が3つに分かれます。ダイヤルを回す機種、ボタン(プッシュ式)を押す機種、タッチパネルに触れる機種です。刻みの数も、1℃単位から4段階まで、メーカーでばらつきます。この記事は、温度調節が付く電気ケトルを「刻みの数」「設定できる範囲」「保温の有無」「操作方法」の4点で横並びにする回です。当サイトは2026年9月19日に各社の公式ページを開き直し、画面に表示されている文言だけを引用しています。
このシリーズ(電気ケトル・全7回)の目次
電気ケトルの記事は7本で1組です。これは5本目です。
電気ケトルシリーズ
- 電気ケトルのメーカーはどこがいい? 6社14系統の実数で比較
- タイガー電気ケトルの「蒸気レス」「転倒お湯もれ防止」は何をする機能か。看板機能を1つずつ解説
- ティファール電気ケトルの「9段階の温度コントロール」「スムーズ給湯システム」は何をする機能か。看板機能を1つずつ解説
- 「ティファールはすぐ沸く」は本当か。公式の沸とう時間を条件ごとに並べてみた
- この記事:温度調節ケトルの選び方
- 電気ケトルは容量の段ごとにどれがいい? 0.8L以下の第1はタイガー PTV-A080、1.0L以上の第1はタイガー PTV-A120【9機種】
- 電気ケトルの新製品【2026年秋】タイガー PCZ-A080・ラッセルホブス 7107JPほかの発売日と、前の型から変わった点
入口記事「電気ケトルのメーカーはどこがいい? 6社14系統の実数で比較」は、温度調節について「コーヒー・お茶の温度にこだわりたい → ティファール(9段階まで刻める機種あり)か山善(1℃単位)」と1行だけ触れています。この記事は、その1行を、温度調節が付く機種すべてに広げて横並びにします。
まず1枚:温度調節が付く電気ケトルの横並び

| 社・型番 | 刻み | 設定できる温度(逐語) | 保温 | 操作 |
|---|---|---|---|---|
| 山善 EGL-C1281 | 1℃単位 | 「50-100℃」「※1度単位で設定が可能」 | あり(時間は公式に記載なし) | タッチパネル操作対応(薄型操作部) |
| ティファール KO8601J0/KO5T0AJ0/KO8158J0 | 9段階 | 「40/50/60/70/80/85/90/95/100℃」 | 60分 | タッチパネル式(仕様表「タッチパネル操作●」) |
| ティファール KO823AJP/KO9208JP/BJ8158JP | 8段階 | 「40/60/70/80/85/90/95/100℃」(50℃が無い) | 60分(BJ8158JPは5〜60分) | タッチパネル式(仕様表「タッチパネル操作●」) |
| ラッセルホブス 7107JP(9/25発売) | 7段階 | 「50・60・70・80・90・95・100」 | 30分 | タッチ式スイッチ(❶❷❸の手順で操作) |
| タイガー PTV-A080/A120 | 6段階 | 「50~100まで6段階」(目盛50/60/70/80/90/100) | 50〜90設定で5分(100設定は保温に入らない) | ダイヤル |
| ティファール BR3508J0(ヴィテス) | 6段階 | 「70・75・80・85・90・95℃」(最高95℃) | × | タッチパネル式(仕様表「タッチパネル操作●」) |
| デロンギ KBOE1260J | 5段階 | 「5段階の温度設定 (50/60/80/95/100℃)」 | 60分(100℃設定時を除く) | プッシュボタン式 |
| ティファール KO8568JP | 5段階 | 「60/80/90/95/100℃」 | 60分 | ボタン式(ハンドル上。仕様表「タッチパネル操作×」) |
| ニトリ BC2S01 | 4段階 | 「60℃/80℃/90℃/100℃」 | 60分保温可能(60℃/80℃/90℃) | 公式に記載を見つけられませんでした |
⛔ ニトリ BC2S01は、2026年9月19日に当サイトが公式ページを開いた時点で、ページに「販売終了」と表示されていました。表に載せているのは温度調節の刻みの比較材料としてで、今日買えるという意味ではありません。当サイトはこの型番の商品カードを置いていません。
操作方法は3つに分かれます

ダイヤル式はタイガー PTV-A型だけです。取扱説明書の逐語は「ダイヤルをまわして、50~100まで6段階に温度を設定できます。(温度は目安です)」。タッチパネル式は、ティファールの次の7機種(KO8601J0・KO823AJP・KO5T0AJ0・KO8158J0・KO9208JP・BJ8158JP・BR3508J0=仕様表「タッチパネル操作●」)と、山善EGL-C1281(「薄型操作部はタッチパネル操作対応」)、ラッセルホブス7107JPです。ラッセルホブスの製品ページの手順の逐語は「❶ 電源・湯沸しスイッチをタッチ ❷ 設定したい温度のスイッチをタッチ ❸ 電源・湯沸しスイッチをタッチ」(保温を使う場合は❷と❸の間に「保温スイッチをタッチ」が入ります)。ボタン式は、デロンギ(「プッシュボタン式の5段階温度設定」)と、ティファールのKO8568JPだけです。KO8568JPは、ティファールの温度調節つき機種の中で唯一「タッチパネル操作×」(仕様表)で、公式の比較表では「ボタン式(ハンドル上)」と書かれています。ニトリは操作方法の記載を当サイトでは見つけられませんでした。
「刻みが細かい=正確」ではありません
⛔ 刻みの数と、実際の湯温の正確さは別の話です。タイガーの公式ページの但し書き逐語:「ダイヤル式の温度スイッチの数値は目安を示しており、正確な温度を表示しているものではありません。沸きあがり後の湯温は水量や季節による周囲温度等の条件により変動する場合があります。」ティファールのヴィテス(BR3508J0)にも「給湯ボタン押した直後は設定より低い湯温でお湯が出る場合があります」という注記があります。刻みが多い機種のほうが、必ず狙った温度に近いとは限りません。
公式が例に挙げている用途(当サイトは「おいしい」を決めません)
どの温度がお茶やコーヒーに向くかは、当サイトが判定していません。公式ページが用途の例として挙げている温度を、逐語のまま引きます。
- タイガー:「約50度 玉露」「約80度 煎茶」「約90度 コーヒー」(「温度設定と飲み物は一例です。」という注記つき)
- ティファール:「白湯や玉露に最適と言われる50度も選べる。」
- 山善:「従来品の温度設定範囲は60~100℃でしたが、50~100℃に拡大しました。お白湯や野菜等の50℃洗いにも適した温度にも設定できるようになりました。」「●50度設定ができることで白湯や野菜洗いにもご利用できます」
保温はどのくらい続くか

保温時間も機種でそろっていません。いちばん長いのはティファール・ニトリ・デロンギの60分です。ただしデロンギは「100℃設定時を除く」という条件つき、ニトリは公式が60℃/80℃/90℃の3段階だけを挙げる書き方(100℃を除くとは書かれていません)です。次がラッセルホブスの30分、タイガーは50〜90設定時だけ5分です。タイガーの取扱説明書の逐語では、100設定は保温に入らず沸とうすると電源が切れます。山善は保温機能がある旨の記載はありますが、時間は当サイトでは見つけられませんでした。ヴィテス(BR3508J0)は温度調節が6段階ありますが、保温機能は仕様表で「×」です。⛔ 下の象印の「約1時間」は、温度を選ばない保温なので、この60分・30分・5分の並びとは比べられません。
温度調節が無いメーカーもあります:象印
当サイトが確認した範囲では、象印の現行系統に温度を選ぶ機能は付いていません。ただし保温はあります。CK-AX・CK-KAの公式ページの逐語です。
「沸とう後約90℃で保温し、約1時間後に自動で電源が切れます。」(「1時間あったか保温」・選択式)
温度を選ぶ機能ではなく、沸とう後の湯を約90℃で約1時間保つ機能です。⛔ この機能が確認できたのはCK-AXとCK-KAの2系統だけです。CK-DA・CK-LA・CK-SAの公式ページには保温機能の記載がありませんでした(CK-JA・CK-VBのページには、別系統CK-KA10を薦める案内の中にこの言葉が出てきますが、CK-JA・CK-VB自身の機能ではありません)。温度調節をあきらめる代わりに保温を優先したい人には、この機能が候補になります。
買う前に確認すること
この記事は横並びの表であって、当サイトが1台を選ぶ記事ではありません。容量やメーカーごとの総合順位は、結論編「電気ケトルは容量の段ごとにどれがいい? 0.8L以下の第1はタイガー PTV-A080、1.0L以上の第1はタイガー PTV-A120【9機種】」で扱っています。温度調節だけを基準にするなら、この記事の表で刻み・保温・操作方法を見比べたうえで、公式ページの最新の仕様を確かめてください。
※下の商品カードはKO8601J0です。段階式で最多の9段階で、40℃から設定できます。
1.2Lで温度を選びたい人には、KO5T0AJ0(ジャスティン コントロール 1.2L)があります。9段階(40/50/60/70/80/85/90/95/100℃)、60分保温、タッチパネル式で、ティファール公式オンラインストアの表示は11,980円(税込)でした(2026年10月3日確認。表示は変わることがあります)。同じ1.2Lで8段階(50℃は無し)のKO823AJPは、2026年10月3日の同じ公式オンラインストアで「在庫切れ」と表示されていました。⛔ ティファールは2025年9月16日、KO823AJPの一部(4桁の番号「3023~1924」)を含む電気ケトルの電源プレート無償交換を案内しています。お持ちの方・中古で買う方は、公式のお知らせ(https://www.t-fal.co.jp/news/250916-1/)で品番と4桁の番号を確かめてください。
※下の商品カードはEGL-C1281です。この記事で唯一の1℃単位。50〜100℃の範囲をタッチパネルで設定します。
※下の商品カードはPTV-A080です。この記事で唯一のダイヤル式。6段階(50〜100℃)で、保温は50〜90設定時のみ5分です。
商品カードについて(正直に書きます)
この記事に置いている商品カードはKO8601J0・EGL-C1281・PTV-A080の3台です(公式オンラインストアで在庫切れ表示のKO823AJPのカードは、2026年10月3日に外しました)。⛔ KBOE1260JとKO8568JPは、当サイトが商品カードを用意できている型番です(他の記事で使用中)が、この記事では刻み・操作方法の幅ができるだけ広がる型番に絞りました。この記事の表に載せた残りの型番(KO5T0AJ0・KO823AJP・KO9208JP・BJ8158JP・7107JP・BR3508J0・BC2S01)は、当サイトが商品カードを用意できていないか、公式ページで販売終了の表示があるため、カードを置いていません。カードの価格は販売店の表示値です(2026年9月19日時点)。
よくある質問
Q. いちばん細かく温度を選べるのはどれですか?
A. 当サイトが確認した範囲では、山善EGL-C1281の1℃単位です。段階式では、ティファールのKO8601J0・KO5T0AJ0・KO8158J0の9段階がいちばん多い数です。
Q. 温度調節が無いメーカーは選ばないほうがいいですか?
A. 当サイトは判定していません。象印は温度を選ぶ機能はありませんが、CK-AX・CK-KAの2系統には、沸とう後の湯を約90℃で約1時間保つ「1時間あったか保温」があります。温度を選びたいか、保温を優先したいかで選び分けてください。
Q. ダイヤル式とボタン式・タッチ式で、どれが正確ですか?
A. 正確さの比較はしていません。タイガーの公式ページは、ダイヤルの数値について「正確な温度を表示しているものではありません」と注記しています。操作方法の違いは、選びやすさの違いであって、正確さの違いとしては確認できていません。
まとめ
- 刻みの数は1℃単位(山善)から9段階(ティファールKO8601J0など)まで、メーカーでばらつきます。ニトリBC2S01の4段階は、当サイトが確認した中でいちばん少ない段階式です
- 操作方法は3つに分かれます。ダイヤル式はタイガーPTV-A型だけ、タッチパネル式はティファールの7機種(KO8568JPを除く温度調節つき6機種とヴィテスBR3508J0)・山善・ラッセルホブス、ボタン式はデロンギとティファールKO8568JP(仕様表で唯一「タッチパネル操作×」)です
- 刻みの細かさと湯温の正確さは別の話です。タイガーはダイヤルの数値を「目安」と明記しています
- 保温時間もそろっていません。ティファール・ニトリ・デロンギは60分、ラッセルホブスは30分、タイガーは条件つきで5分です
- 象印は温度調節がありませんが、CK-AX・CK-KAの2系統には約90℃で約1時間の保温機能があります
今日やることは1つだけ。刻み・保温・操作方法のうち、自分にとって譲れない1つを決めてから、上の表で当てはまる型番を公式ページで確かめてください。
注記:数字の条件
- ティファールの温度設定・保温時間は各製品ページの仕様欄の表記です。系統によって40℃から選べる機種と50℃からの機種があります
- タイガーPTV-Aの温度はダイヤルの目盛表記で、公式は「目安」と明記しています。保温は50〜90設定時のみで、100設定は対象外です
- デロンギの保温60分は「100℃設定時を除く」という条件つきです。ニトリの保温60分は、公式が60℃/80℃/90℃の3段階だけを挙げる書き方で、100℃を除くとは明記されていません
- 山善EGL-C1281は2023年1月に型番と温度設定範囲が変更されています。公式の逐語:「※2023年1月より型番をEGL-C1280→EGL-C1281に変更しております」「温度調節範囲を60-100度→50-100度に変更しました」
- 「見つけられなかった」は、当サイトが開いたページに記載を見つけられなかったという意味で、その項目が存在しないという意味ではありません。当サイトはこれらの電気ケトルを購入・使用しておらず、実際に沸かして温度を測ってはいません
出典(すべて2026年9月19日に当サイトが確認)
- ティファール「アプレシア ロック コントロール(KO8601J0)」製品ページ
- 同「ジャスティン ロック コントロール(KO823AJP)」製品ページ(在庫の表示は2026年10月3日にも確認)
- 同「ジャスティン コントロール(KO5T0AJ0)」製品ページ(https://www.t-fal.co.jp/kettle/products/justine-control-7211005717/)・2026年10月3日確認
- 同「電源プレート無償交換のお知らせ」(2025年9月16日付)
- 同「ヴィテス(BR3508J0)」製品ページ
- タイガー「PTV-A」製品ページ
- 同PTV-A取扱説明書(PDF)
- 山善「EGL-C1281」商品情報(YAMAZEN BOOK)
- ラッセルホブス「Tケトルプラス(7107JP)」製品ページ
- 同新商品お知らせ(発売日9月25日)
- デロンギ「KBOE1260J-GY」製品ページ
- ニトリ「電気ケトル(BC2S01)」商品ページ
- 象印「CK-AX」製品ページ
- 同「CK-KA」製品ページ
- 入口記事「電気ケトルのメーカーはどこがいい?」
- 結論編「電気ケトルは容量の段ごとにどれがいい?」
引用は原文どおりです。当サイトはこれらの電気ケトルを1台も購入・使用しておらず、実際に沸かして温度を測ってはいません。


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