衣類スチーマー・アイロンの選び方|パナソニック・ティファール・東芝・ツインバード・ブルーノ・アイリスオーヤマ 6社を比較する

衣類スチーマーは6社を比較するという記事の要点と、パナソニック・ティファール他という副題、家電えらびのサイト名を記載したアイキャッチ画像 衣類スチーマー

※本記事にはアフィリエイト広告(楽天・Amazon)を含みます。

クローゼットにかかったシャツを見て、「アイロン台を出すほどでもないけど、このシワは気になる」と思ったことはありませんか。一方で、結婚式用のワイシャツだけは、ハンガーにかけたままではどうしてもパリッとしません。

この2つの悩みは、実は別の道具の話です。衣類スチーマーは各社から出ていますが、ハンガーにかけたまま使う専用機と、アイロン台の上でプレスもできる兼用機では、得意なことが違います。この記事では、2026年8月27日に公式サイト・公式オンラインストアで仕様を確認できた5社と、プレスリリースからのみ確認できたアイリスオーヤマを合わせた6社を横並びにして、あなたがまず見るべき会社と、買う前に知っておきたい落とし穴を整理します。

朝の忙しい時間に1枚だけシワを飛ばしたいのか、休日にまとめて数着かけたいのかによっても、向いている機種は変わります。細かい型番を1つずつ調べる前に、まずはどの会社のどんな考え方の製品が、あなたの使い方に近いのかをつかんでおくと、あとの絞り込みが早くなります。

ハンガーのまま手軽に使いたい・スチーム量を優先したい・コードに縛られず使いたい・プレスの仕上がりまで求める、の4方向それぞれに向く機種を示す分岐図
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)

まず答え:主要6社まるごと1枚表

ここでは、2026年8月27日に公式サイト・公式オンラインストアで仕様を確認できたパナソニック・ティファール・東芝・ツインバード・ブルーノの5社と、プレスリリース分のみ確認できたアイリスオーヤマを合わせた6社を、看板機能・タイプ・給電方式・こんな人向けの4項目で1枚の表にまとめました。スチーム量の数値は、この1枚表には入れていません。各社で単位や測定条件が違うため、数字の大小だけでは比べられないためです(理由は次の章の講義で説明します)。

迷ったら、この3行だけ読んでください。

  • ハンガーのまま手軽に使いたいあなたには → パナソニックの2way機、またはティファールの2way機(スチーム ラフレ)
  • とにかくスチーム量を優先したいあなたには → ティファールの1way専用機、ピュアフォース(平均25g/分・レベル4使用時)
  • コードに縛られず使いたいあなたには → 東芝のコードレス衣類スチーマー(ただしコードレス時は連続約40秒までという制約があります。詳しくは後述します)
衣類スチーマー主要6社の看板機能・タイプ・給電・向いている人(2026年8月27日確認)
メーカー 看板機能 タイプ コードレス こんな人向け
パナソニック ハンガーのままとプレスの両方をこなす2way機を中心に展開 2way中心(今回確認した範囲では1way機も1機種あり) × ハンガーのまま手軽に使いつつ、たまにプレスもしたい人
ティファール 1way専用機と2way兼用機を自社でそろえ、スチーム量の多さを訴求 1way・2wayを選べる × スチーム量を優先したい人
東芝 コードレスでも使える2way機と、瞬間的にスチーム量を増やす機能 2way(コードレス対応機あり) ○(コード付きでも使用可) コードに縛られず使いたい人
ツインバード 連続噴射ではなく、押すたびに一定量を出す単発ショット方式 2way(かけ面あり) × 一瞬のシワ取りで十分な人
ブルーノ デザイン性と、別売の2WAYアイロンミトンによるプレス補助 1way相当(ミトン併用でプレスの当て布・裾つかみに対応) × 置いておく道具としての見た目も重視したい人
アイリスオーヤマ 2枚のプレートでズボンを挟んでプレスする、今回確認した範囲では1社だけの機構 プレス専用機構(スチーム機能と併用可) —(今回の資料では確認できず) ズボンの折り目をきれいに出したい人

この6社に加えて、日立は「在庫品限り」の案内のみで現行のラインアップを公式に掲載していません。詳しくは各社紹介の最後で触れます。

この記事の根拠

  • 掲載した仕様・価格は、2026年8月27日にパナソニック・ティファール・東芝・ツインバード・ブルーノの公式サイト(公式オンラインストアを含む)で確認したものです。
  • アイリスオーヤマは公式サイトが開けなかったため、同社発のプレスリリース(PR TIMES掲載分)から確認できた範囲のみ載せています。
  • この記事では、スチーム量の数値を横並びの数値表にしていません。公式表記の単位が「g/分」「g/秒」「g/2秒」「g/回」の4種類に分かれており、修飾語(平均・最大・レベル◯使用時など)も社ごとに違うため、単純な大小比較は読者に誤った判断をさせてしまうためです。
  • 横並びで比較しているのは、単位と条件がそろっているタンク容量(mL)と質量(g)の2項目だけです。
  • 紹介する代表機種は、各社のラインアップの一部です。全機種を網羅したものではありません。

選び方の講義(3分だけ)

ここでは、機種を選ぶ前に知っておきたい3つの基礎知識を説明します。

「パリッと」はプレスの領分――ハンガーのまま派?プレス派?

衣類スチーマーを選ぶ前に、まず決めておきたいことがあります。それは「あなたが取りたいシワは、ハンガーにかけたままで取れるシワか、それともアイロン台でしっかり押さえないと取れないシワか」という違いです。

パナソニックの衣類のお手入れ選びのページでは、形状記憶ではない生地でパリッと仕上げたい服を、アイロン(プレス)の得意分野として挙げています(パナソニック公式「アイロン・衣類スチーマーの選び方」・確認日2026年8月27日)。つまり、綿100%のワイシャツをパリッと仕上げたい場合、ハンガーにかけたまま使う専用機(1way)だけでは満足できない可能性があります。

たとえば、平日の朝に着るカットソーやニットのシワを軽く浮かせたいだけなら、ハンガーにかけたまま数十秒あてる1way専用機が候補になります。一方で、月に数回のスーツやフォーマルなワイシャツのように、折り目やえりの立ち上がりまできっちり出したい服がある場合は、アイロン台の上でプレスできる2way機か、アイロン単体機を持っておいたほうが、後悔しにくいでしょう。「せっかく買ったのに、いちばん着たい服には向いていなかった」という状態を避けるために、まずはあなたのクローゼットにある服の傾向を思い浮かべてみてください。

パリッとさせたいかを起点に、プレス機能のあるアイロンや2way機か、ハンガーのまま使う1way専用機かに分かれる分かれ道図
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)

まとめると、「パリッと」を最優先するならプレス機能のあるアイロンや2way機を、「ハンガーにかけたまま、手軽にシワを浮かせたい」だけなら1way専用機を、というのが最初の分かれ道です。素材別にどこまで仕上がるかの詳しい話は、別記事で扱う予定です。

「スチーム量◯g/分」はそのまま比べられない

各社の公式ページにはスチーム量が数字で書かれていますが、この数字をそのまま並べて「多い順」を作ることはできません。理由は、単位そのものが4種類に分かれているためです。

  • g/分(1分あたり何グラム):パナソニック・ティファール・東芝・ブルーノが採用
  • g/秒(1秒あたり何グラム):東芝の上位機能で使われる表記
  • g/2秒(2秒あたり何グラム):東芝の別機種の機能で使われる表記(g/秒とは別の単位です)
  • g/回(ボタンを1回押すごとに何グラム):ツインバードの単発ショット方式が採用

さらに、同じ「g/分」でも修飾語が違います。パナソニックのNI-FS70Cは「平均 約15g/分(HIGH時/パワフル)」、ティファールのピュアフォースは「平均25g/分(レベル4使用時、使用条件によっても異なる)」、東芝のTAS-MX8(H)は「平均 約11g/分(高・シャワー設定時、本体垂直時)」、ブルーノのBOE076は「最大18g/分(Hi)」と表記しています。「平均」と「最大」が混ざっているため、この記事では単位・条件をそろえられない数値表は作らず、必要な箇所では単位と条件をセットで転記します。

スチーム量の公式表記の単位がg/分・g/秒・g/2秒・g/回の4種類に分かれていることを示す一覧図。東芝のg/秒・g/2秒はプレスリリース(PR TIMES)による表記
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)

まとめると、スチーム量の数字は「大きい=強い」と単純化できません。気になる方は、同じ単位・同じ条件の機種どうしだけで比べるようにしてください。この記事の「6社を1社ずつ紹介」の章と「注記:数字の細かい条件」の章では、各社の数値を単位・条件つきでそのまま載せていますので、細かく見比べたい場合はそちらもあわせてご覧ください。

コードレスの落とし穴(連続スチームの桁)

今回確認した中で、コードレスで使える衣類スチーマーは東芝のTAS-MX8(H)だけでした。コードから解放される手軽さは魅力ですが、確認しておきたい数字があります。

TAS-MX8(H)の連続スチーム時間は、公式ページで「最長 約40秒間(コードレス時)」とされています。一方、コード付きで使う機種の連続スチーム時間は、パナソニックNI-FS70Cが約8分(HIGH時)、ティファールのラフレ(DV8070J0)が14分(中温設定時)です。なお東芝の同じTAS-MX8(H)をコード付き接続にした場合の連続スチーム時間は、公式ページに記載がありません。つまり「コードレス」と「コード付き」では、少なくともコードレス時の40秒に対して、コード付き機種は数分単位と、連続して使える時間の桁そのものが違います。

コード付き機種は数分単位、コードレス機種は約40秒と連続スチーム時間の桁が違うことを示す図
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)

まとめると、コードレスの手軽さと引き換えに、1回あたりに続けてかけられる時間は大きく短くなります。出かける直前に1着だけサッと当てるならコードレスの手軽さが活きますが、家族分をまとめてかけたい休日や、シワの多い服を丁寧に仕上げたいときは、コード付きでの使用も想定しておくと、途中で電源が切れて困るということが起きにくくなります。

6社を1社ずつ紹介

ここからは、6社それぞれの特徴を、公式サイト・公式オンラインストアの情報にもとづいて1社ずつ紹介します。

パナソニック――ハンガーのままとプレス、両方をこなす2way機が中心

パナソニックは、「アイロン面でプレス仕上げもできる」と公式に説明する2way機を主力にラインアップしています。最上位のNI-FS70Cのほか、エントリー向けのNI-FS40C、スチーム量を優先した1way機のNI-GS420があります。

  • 型番:NI-FS70C(2way・最上位)
  • タイプ:2way(アイロン面でプレス仕上げも可能)
  • 給電:コード付き(約2.5m)
  • スチーム量:平均 約15g/分(HIGH時/パワフル)・約9g/分(MED時)
  • 連続スチーム時間:約8分(HIGH時)・約13分(MED時)
  • 立ち上がり:約15秒(製品ページ・仕様ページとも到達温度の注記は見当たりませんでした)
  • タンク容量:約130mL
  • 質量:約630g(スタンド含まず)
  • 価格:公式ページに価格表記なし(オープン価格)

エントリーのNI-FS40Cは平均約11g/分(パワフル)・連続約4分・タンク約50mL・質量約670gです。スチーム量を優先したい人向けの1way機、NI-GS420は平均約18g/分で、パナソニックの製品ページでは同社が発売してきた衣類スチーマーの中でもっとも多いスチーム量(2025年8月時点)と説明されています。ただしNI-GS420にはプレス機能の記載がなく、ハンガーにかけたまま使う専用機です。

良い点:2way機なら、ハンガーのまま使う日と、アイロン台でプレスしたい日の両方に1台で対応できます。

気になる点:今回確認した3機種とも公式ページに価格表記がなく(オープン価格)、実売価格は販売店で確認する必要があります。

まとめると、パナソニックはハンガーのままとプレスの両方を1台でこなしたい人に向いていますが、価格はオープン価格のため、購入前に実売価格を確認してください。

ティファール――1way専用機と2way兼用機を自社で使い分けて提供

ティファールは、ハンガーにかけたまま使う1way専用機と、プレスもできる2way兼用機の両方を、明確に分けてラインアップしています。スチーム量を優先したい人向けの1way専用機、ピュアフォースは平均25g/分(レベル4使用時)という数値を公式に掲げています(ただし平均値と最大値は測定条件が異なる指標のため、他社の「最大」表記とは大小を比べられません)。

  • 型番:DT8732J0(ピュアフォース・1way専用・2026年7月21日新発売)
  • タイプ:1way(衣類スチーマー専用タイプ)
  • 給電:コード付き(2.6m)
  • スチーム量:平均25g/分(レベル4使用時・「使用条件等によっても異なります」との注記あり)
  • 連続スチーム時間:12分(スチームレベル1使用時)
  • 立ち上がり:約35秒(条件の記載なし)
  • タンク容量:180mL
  • 質量:約1,150g
  • 価格:15,400円(2026年8月27日確認)

2way兼用機の最上位「スチーム ラフレ」(DV8070J0)は、平均17g/分(使用条件によって異なる)・連続14分(中温設定時)・タンク140mL・質量約680g・価格14,800円です。中位機「スチーム シュプレ」(DV4050J0)は、通常スチーム平均13g/分・ジェットスチーム最大16g/分・連続約9分・タンク120mL・価格9,300円です。

良い点:スチーム量を優先したいか、プレスもしたいかで機種を選び分けられます。ピュアフォースは平均25g/分(レベル4使用時)というスチーム量を公式に掲げています(平均値と最大値は指標が別のため、他社の「最大」表記とは比べられません)。

気になる点:ピュアフォースは質量が約1,150gと、今回確認した1way・2way機の中では重めです。片手で長く持ち続ける場合は、この重さを踏まえて検討してください。

まとめると、ティファールはスチーム量を最優先したい人に向いていますが、ピュアフォースは今回確認した1way・2way機の中でいちばん重い機種です。

東芝――コードレスでも使える2way機と、瞬間的に増やすスチーム機能

東芝は、コード付き・コードレスの両方で使える2way機「La・Coo-S」をラインアップしています。今回仕様を確認した機種の中では、コードレスで使える衣類スチーマーは東芝のTAS-MX8(H)だけでした。

  • 型番:TAS-MX8(H)(コードレス衣類スチーマー)
  • タイプ:2way(アイロンとしても使用可能)
  • 給電:コードレス(コード付きでも使用可能)
  • スチーム量:平均 約11g/分(高・シャワー設定時、本体垂直時)
  • 連続スチーム時間:最長 約40秒間(コードレス時)
  • 立ち上がり:公式ページに記載なし
  • タンク容量:約70mL
  • 質量:約0.68kg(コード付き接続時 約0.83kg)
  • 価格:7,982円(セール価格。定価8,780円・2026年8月27日確認)

コード付き専用の「TAS-V70(N)」は、平均約15g/分(高温設定時)・連続最長約14分20秒(中温設定時、高温時は約8分40秒)・タンク約130mL・質量約0.68kg(収納時約0.76kg)・価格8,982円(セール価格。表示9,880円)です。また東芝はプレスリリースで、通常よりも多いスチームを瞬間的に噴射する「倍増ショット」という機能も説明しています。ただしこの数値は機種によって単位表記(g/秒とg/2秒)が異なり、リリース本文でどの数値がどの型番のものかを1つずつ手作業で照合できていないため、この記事では具体的な数値を載せません。気になる方は東芝の公式ページで型番ごとにご確認ください。なお東芝はプレスリリースで、上位に4wayタイプ(TAS-X80)も案内していましたが、2026年8月27日時点で公式オンラインショップの掲載一覧にはなく、この記事では扱っていません。

良い点:コードレスでも使える手軽さと、コード付きでの使用を1台で両立できます。

気になる点:コードレス時の連続スチーム時間は約40秒と短く、1着をまとめてかけたい場合はコード付きでの使用も想定しておく必要があります。

まとめると、東芝はコードに縛られず使いたい人に向いていますが、コードレス時は連続約40秒という制約があることを踏まえて使い方を考えてください。

ツインバード――あえて連続をやめた単発ショットスチーム

ツインバードは、連続してスチームを出し続けるのではなく、ボタンを押すたびに一定量を噴出する「単発ショットスチーム」方式を採用しています。

  • 型番:SA-4099(ハンディーアイロン&スチーマー)
  • タイプ:2way(かけ面あり・60×130mm・セラミック加工)
  • 給電:コード付き(約2.5m)
  • スチーム量:噴出量0.4g/回(単発ショットスチーム)
  • 連続時間:単発方式のため記載なし
  • 立ち上がり:約40秒(条件の記載なし)
  • 注水量:約75mL
  • 質量:630g(製品のみ。付属品含む740g)
  • 価格:5,500円(公式ストアでは「販路一部限定」と表記され、公式ストアでの販売はしていません)

単発ショット方式については、公式ページに連続スチーム時間の記載はありません。一度に大量のスチームを出し続けるのではなく、必要な場所にピンポイントでショットを当てる使い方になります。

なお、同社の旧モデル「SA-4096」は公式ストアで「生産終了」「在庫なし」と表示されています(2026年8月27日確認)。現行機として紹介できるのはSA-4099です。

良い点:連続時間の記載がない単発方式で、必要な箇所だけをピンポイントでケアできます。

気になる点:SA-4099は公式ストアでは扱っておらず、「販路一部限定」の表記があるため、購入できる販売店を確認してから検討してください。

まとめると、ツインバードは一瞬のシワ取りで十分な人に向いていますが、公式ストアでは買えない点に注意してください。

ブルーノ――デザインと、別売のアイロンミトンによるプレス補助

ブルーノは、公式サイトで見た目のデザインを打ち出した衣類スチーマーを展開しています。別売の「2WAYアイロンミトン」を組み合わせると、当て布や裾つかみに使えます。

  • 型番:BOE076(スタイリングハンディスチーマー)
  • タイプ:1way相当(本体にプレスかけ面の記載なし。別売ミトンで補助)
  • 給電:コード付き(約3m)
  • スチーム量:最大18g/分(Hi設定時)。Loモードの数値は特集ページで確認できませんでした
  • 連続スチーム時間:Lo設定 約8分・Hi設定 約7分
  • 予熱時間:約25秒
  • タンク容量:約130mL
  • 質量:750g
  • 価格:公式特集ページに金額の記載なし

良い点:別売のアイロンミトンを使えば、本体だけでは難しい当て布やプレスの補助ができます。

気になる点:Loモードのスチーム量は公式ページで確認できませんでした。価格も特集ページに記載がなく、購入前に販売店で確認する必要があります。

まとめると、ブルーノは見た目やデザインも重視したい人に向いていますが、Loモードの詳しい数値や価格は公式ページだけでは分からない点を踏まえておいてください。

アイリスオーヤマ――1社だけのズボンプレッサー機能

アイリスオーヤマの公式サイトは今回403エラーで開けなかったため、同社発のプレスリリース(PR TIMES掲載分)から確認できた範囲で紹介します。

製品名は「プレススチーマー」で、2022年2月18日発売とされています(型番はリリースに記載がありませんでした)。ヘッド部分の2枚のプレートでズボンを挟んでプレスする、ズボンプレッサー機能を備えています。ハンガーにかけたままセンタープレスができ、シャツやジャケットの袖や襟にもプレスを使えるとされ、スチーム機能と併用もできます。今回確認した範囲では、この2枚のプレートで挟んでプレスする機構は、アイリスオーヤマだけでした。

タンク容量は約100mL、連続使用は約10分間、スチーム調節は弱・強の2段階です。スチーム量については、アイリスオーヤマの公式リリースでは過去に発売した衣類スチーマーの中で最大と説明されているだけで、具体的な数値は公表されていません。質量・立ち上がり時間・価格の記載も見当たりませんでした。

良い点:ズボンの折り目をきれいに出したい人にとって、2枚のプレートで挟むプレス機構は今回確認した他社の機種にはない選択肢です。

気になる点:型番・質量・価格が公式リリースからは分からないため、購入前にアイリスプラザなどの販売ページで最新情報を確認する必要があります。

まとめると、アイリスオーヤマはズボンのプレスを重視する人に向いていますが、今回の調査範囲では型番や価格が確認できていない点にご注意ください。

(コラム)日立は「在庫品限り」

日立の公式ページには、次のように書かれています。

「長らくご愛顧いただきました日立アイロンは、在庫品限りの販売となります。」(日立公式「アイロン」ページ・確認日2026年8月27日)

このページには、現行ラインアップや仕様の掲載はなく、販売終了の案内とサポート情報へのリンクのみが置かれています。日立を含めて機種を比較検討している場合は、公式ページで最新の販売状況を確認してから検討してください。

項目別に比べる:タンク容量と重さ

スチーム量とは違い、タンク容量(mL)と質量(g)は、単位と条件がそろっている数少ない項目です。ここでは今回確認した機種のうち、現行モデルだけを並べます。

現行10機種のタンク容量(約50mLから約180mL)と質量(約630gから約1,150g)を2段で比較する図
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)
タンク容量・質量の一覧(現行モデルのみ・2026年8月27日確認)
メーカー 型番 タンク容量 質量
パナソニック NI-FS70C 約130mL 約630g(スタンド含まず)
パナソニック NI-FS40C 約50mL 約670g(スタンド含まず)
パナソニック NI-GS420 約160mL 約950g
ティファール DV8070J0 140mL 約680g(付属品を除く)
ティファール DV4050J0 120mL 約0.69kg
ティファール DT8732J0 180mL 約1,150g
東芝 TAS-MX8(H) 約70mL 約0.68kg(コード付き時 約0.83kg)
東芝 TAS-V70(N) 約130mL 約0.68kg(収納時 約0.76kg)
ツインバード SA-4099 約75mL 630g(製品のみ。付属品含む740g)
ブルーノ BOE076 約130mL 750g

今回確認した現行モデルの範囲では、タンク容量は約50mLから約180mL、質量は約630gから約1,150gの開きがあります。質量は「本体のみ」「スタンド含まず」「付属品含む」など測定条件の書き方が社によって違うため、比べるときは条件の注記もあわせて見てください。

価格帯の比較(公式価格だけ)

ここでは、公式ページ・公式オンラインストアに価格の記載があった機種だけを比べます。

公式価格が確認できた7機種(アイロン単体機1機種を含む)を5,500円から18,000円まで並べた価格比較図
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)
公式価格の一覧(2026年8月27日確認)
メーカー 型番 価格(税込)
ツインバード SA-4099 5,500円(販路一部限定)
東芝 TAS-MX8(H) 7,982円(セール価格。定価8,780円)
東芝 TAS-V70(N) 8,982円(セール価格。表示9,880円)
ティファール DV4050J0 9,300円
ティファール DV8070J0 14,800円
ティファール DT8732J0 15,400円
ティファール(参考・アイロン単体) FV6828J0 18,000円

確認できた公式価格だけを並べると、5,500円から18,000円(参考として挙げたアイロン単体機を含む)までの開きがあります。今回確認したパナソニックの3機種とブルーノのBOE076は公式ページに価格表記がなく(オープン価格)、この帯には入れていません。実売価格は、楽天市場などの販売店で確認してください。

用途別おすすめ(3択)

ここまでの内容をもとに、目的別に3つのモデルを挙げます。あなたの目的に近いものを選んでください。

用途別おすすめ3択
目的 おすすめ 理由
ハンガーのまま手軽に使いたい パナソニック NI-FS70C 2way機で、ハンガーのままとプレスの両方に対応
スチーム量を最優先したい ティファール ピュアフォース(DT8732J0) 平均25g/分(レベル4使用時)という数値を公式に掲げる1way専用機
コードに縛られず使いたい 東芝 TAS-MX8(H) コードレスでも使え、コード付きでの使用にも切り替えられる

この3択に当てはまらず、「パリッとした仕上がり」を最優先したい場合は、プレス機能を持つ2way機やアイロン単体機を検討してください。素材別にどこまで仕上がるかの詳しい比較は、別記事で扱う予定です。

よくある質問

Q. ワイシャツはパリッと仕上がりますか?

A. 生地によります。パナソニック公式は、形状記憶ではない生地でパリッと仕上げたい服を、アイロン(プレス)の得意分野としています。ハンガーにかけたまま使う1way専用機だけでは、綿100%のワイシャツなどは十分にパリッとしない場合があります。プレス機能のある2way機やアイロン単体機の使用を検討してください。

Q. 「スチーム量18g/分」のような数字は、大きいほど良いのですか?

A. 単純にそうとは言えません。単位が「g/分」「g/秒」「g/2秒」「g/回」の4種類に分かれているうえ、「平均」「最大」といった条件も社ごとに違うためです。同じ単位・同じ条件の機種どうしだけで比べてください。

Q. アイロンと衣類スチーマー、どちらを買えばいいですか?

A. 目的によります。パリッとした仕上がりを重視するならアイロン(またはプレス機能のある2way機)、ハンガーにかけたまま手軽にシワを浮かせたいだけなら1way専用機が向いています。この2つの違いをさらに詳しく知りたい方には、素材別の詳細を扱う別記事もあわせて用意する予定です。

Q. コードレスの衣類スチーマーはありますか?

A. あります。今回確認した中では東芝のTAS-MX8(H)です。ただしコードレス時の連続スチーム時間は最長約40秒と短いため、1着をまとめてかけたい場合はコード付きでの使用も想定しておいてください。

Q. 日立の衣類スチーマー・アイロンはもう買えませんか?

A. 日立の公式ページには「長らくご愛顧いただきました日立アイロンは、在庫品限りの販売となります。」と案内されています(2026年8月27日確認)。現行ラインアップの掲載はなく、在庫がなくなり次第、販売終了となる可能性があります。

Q. スチーム量が多いほど、シワは取れやすいのですか?

A. 一概には言えません。スチーム量は公式が公表している数値ですが、シワの取れやすさは生地の素材やあて方によっても変わります。この記事は実際に使い比べて効果を検証したものではないため、公式ページの説明の範囲でご参考にしてください。

Q. 電源(コード)の長さはどれくらいですか?

A. 機種によって違います。今回確認した中では、パナソニックとツインバードが約2.5m、ティファールのピュアフォースが2.6m、スチーム ラフレが2m、ブルーノが約3mでした。東芝のTAS-MX8(H)はコードレスが基本ですが、コード付き接続にも切り替えられます。コンセントから使う場所までの距離が気になる方は、購入前に公式ページで確認してください。

買う前の注意

衣類スチーマーを買う前に確認する6項目のチェックリスト
各社公式サイトの記載をもとに当サイトが作成した図解(2026年8月27日確認)
  • ハンガーのまま派か、プレス派かを先に決めてください。「選び方の講義」の章にある分かれ道が判断の起点になります。
  • 東芝TAS-MX8(H)はコードレス時の連続スチーム時間が最長約40秒であるため、その点を踏まえたうえで検討してください。
  • 生産終了が進んでいる機種があります(ツインバードSA-4096など)。購入前に公式サイトで現行機かどうかを確認してください。
  • 販路が限定されている機種もあります(ツインバードSA-4099は公式ストアでは非販売)。購入できる販売店を事前に確認してください。
  • 質量の測定条件(本体のみ・スタンド含まず・付属品含むなど)は社によって表記が違います。カタログの数字だけで軽さを比べないようにしてください。
  • 価格がオープン価格の機種(パナソニック各機種・ブルーノBOE076)は、実売価格が販売店ごとに違います。購入直前に楽天市場などの販売ページで最新の価格を確認してください。

まとめ――今日やることは1つだけ

  • 公式サイト・公式オンラインストアで仕様を確認できたのは、パナソニック・ティファール・東芝・ツインバード・ブルーノの5社と、プレスリリース分のみのアイリスオーヤマです。
  • スチーム量の数字は単位が4種類あり、そのまま大小比較はできません。
  • 今回仕様を確認した機種の中では、コードレスで使える衣類スチーマーは東芝TAS-MX8(H)だけで、コードレス時の連続時間は約40秒です。
  • 横並びで比べられるのはタンク容量(約50〜180mL)と質量(約630〜1,150g)です。
  • 日立の衣類スチーマー・アイロンは「在庫品限り」の案内が出ています。

今日やることは1つだけです。クローゼットにある「シワを取りたい服」を手に取り、それが形状記憶の生地か、パリッとさせたい生地かを確認してください。そこが、ハンガーのまま派とプレス派を分ける最初の入力になります。洗濯機やドラム式など、衣類のお手入れに関わる他の家電の比較記事もあわせてご覧ください(洗濯機はメーカーで何が違う?ドラム式と縦型、どちらを選ぶ?)。

注記:数字の細かい条件

ここには、本文で扱いきれなかった数字の条件をまとめておきます。

スチーム量の公式表記と条件(確認日2026年8月27日)
メーカー・型番 公式表記 条件
パナソニック NI-FS70C 平均 約15g/分 HIGH時/パワフル。MED時は約9g/分
パナソニック NI-FS40C 平均 約11g/分 パワフル
パナソニック NI-GS420 平均 約18g/分 公式は、同社が発売してきた衣類スチーマーの中で最大の値と説明(2025年8月時点)
ティファール DV8070J0 平均17g/分 「使用条件によっても異なります」
ティファール DV4050J0 通常13g/分・ジェット最大16g/分 通常/ジェットで2値
ティファール DT8732J0 平均25g/分 レベル4使用時。「使用条件等によっても異なります」
東芝 TAS-MX8(H) 平均 約11g/分 高・シャワー設定時。本体垂直時
東芝 TAS-V70(N) 平均 約15g/分 高温設定時
ツインバード SA-4099 0.4g/回 単発ショットスチーム(連続値ではない)
ブルーノ BOE076 最大18g/分 Hi設定時。Loモードの数値は公式ページで確認できず

立ち上がり時間の定義について:パナソニックNI-FS70C(約15秒)・NI-FS40C(約30秒)・NI-GS420(約30秒)は、いずれも製品ページ・仕様ページに到達温度の注記が見当たりませんでした。ティファールDV8070J0(約19秒)・DV4050J0(約40秒)は高温設定時、DT8732J0(約35秒)は条件の記載がありません。東芝TAS-MX8(H)は公式ページに立ち上がり時間の記載がなく、TAS-V70(N)(約17秒)も条件の記載がありません。ツインバードSA-4099(約40秒)、ブルーノBOE076(予熱約25秒)も、それぞれ条件の記載はありませんでした。

質量の測定条件:パナソニックNI-FS70C・NI-FS40C(スタンド含まず)、ティファールDV8070J0(付属品を除く本体のみ)、東芝TAS-MX8(H)(コード付き接続時は約0.83kgに増える)・TAS-V70(N)(収納時は約0.76kgに増える)、ツインバードSA-4099(製品のみ630g。付属品を含めると740g)。

確認日:本記事の価格・仕様は、特に注記のない限りすべて2026年8月27日に確認したものです。

出典(確認日つき)

洗濯物の量や干し方に関わる、洗濯機の容量選びの記事もあわせてご覧ください(洗濯機は何キロを選べばいい?)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました